JPS6136869Y2 - - Google Patents

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JPS6136869Y2
JPS6136869Y2 JP1982160764U JP16076482U JPS6136869Y2 JP S6136869 Y2 JPS6136869 Y2 JP S6136869Y2 JP 1982160764 U JP1982160764 U JP 1982160764U JP 16076482 U JP16076482 U JP 16076482U JP S6136869 Y2 JPS6136869 Y2 JP S6136869Y2
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JP
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valve
oil
flexible valve
variable orifice
flow path
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JP1982160764U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野の説明) 本考案はアクチユエータ等の空気圧機器に潤滑
油を噴霧給油する給油器に関し、特に空気圧機器
に供給する空気流量が最小流量から最大流量まで
の範囲で安定した給油を行うためにオリフイスを
可変にした構造の給油器に関する。
(従来技術の説明) 空気圧機器、特にアクチユエータには潤滑油を
連続的に噴霧給油する給油器が不可欠である。給
油器の原理は、本体の空気流路にオリフイスを設
けて空気を流すと絞られた前後に差圧が発出する
ことを利用し、通路の差圧で油溜ボール中の潤滑
油を給油管を介して吸い上げ滴下ノズルから滴下
することにより霧化した潤滑油を空気流に乗せて
空気圧機器に送ると言うものである。
この場合、給油器を通過する流量が少ないとき
には差圧の発生が少なく潤滑油が充分に給油され
ないので、オリフイスを可変にしている。可変オ
リフイスの例としてUSP2,921,649に、オリフ
イス内の流路に弾性体を配設した構成のものが開
示されているが、この構成では、組付けが面倒で
あつたり、流量が最大になつたときに弾性体が振
動してしまい、破損しやすいという欠点があつ
た。
このような問題を解決するために、本件出願人
は実公昭53−6794号「給油器」において、弾性体
で作られた複数枚の板状弁をその屈曲により互い
に接触するような狭い間隔で重合した多重可撓弁
を流路に直角に配設した構造の給油器をすでに開
示している。この構成によれば、流量が多い場合
から少ない場合まで可撓弁が容易に屈曲し、適度
の差圧を生じさせる。しかも、弁が多重になつて
いるため、1枚ごとの特性が異なり共振現象によ
る高周波振動が生ずることを防止でき振動のため
の騒音あるいは弁の破損は無くなつた。
しかし、この多重可撓弁は構造が複雑であるた
め、製造上あるいはコスト面から小形で簡易な構
造の可撓弁の開発が要請されている。ところが、
小形化を図ろうとするときに、微小差圧に対して
流路断面が充分にとれないという問題があつた。
滴下に必要な差圧が発生すれば、以後オリフイス
は大きい方が良い。圧力降下が少ないからであ
る。また、圧縮空気が空気圧機器から逆流した場
合や給油器を切換弁とシリンダの間に接続したよ
うな場合には、可変オリフイス部に逆方向の空気
が流れ、正方向では振動を起こさなかつた弁が振
動を起こしてしまうという問題も発生している。
(考案の目的) そこで、本考案の目的は、小形かつ簡易な構成
の可変オリフイスであつて、正逆両方向への大流
量の流れに対しても可撓弁に振動を発生すること
なく、可変オリフイスが小形であつても流路断面
を充分大きくとれる可変オリフイスを有する給油
器を提供することにある。
(考案の構成と作用) 前記目的を達成するために本考案による空気圧
機器の給油器は、本体の流路中に設けられた可変
オリフイスの上流と下流の差圧により油溜ボール
に貯えられている潤滑油を滴下ノズルを介して流
路に滴下して空気圧機器に潤滑油を噴霧給油する
給油器において、前記可変オリフイスは上辺と下
辺の長さが異なり高さが前記両辺よりも充分長い
台形開口部と、前記台形開口部に密着可能に略等
しい状に成形された一方の斜辺に取り付けビード
を有する可撓弁と、前記可撓弁のビードを前記台
形開口部の一方の斜辺に密着固定するとともに前
記可撓弁が撓んだときの案内面を形成するサポー
トと、前記台形開口部の上流および下流に設けら
れた前記可撓弁に平行な半円筒状溝とから構成さ
れている。
前記構成によれば、可撓弁の形状を台形にして
いるため上辺と下辺の振動特性が異なるので振動
を吸収でき、半円筒状溝を設けているため流路断
面が充分にとれるので小形化が図れ、本考案の目
的は完全に達成できる。
(実施例の説明) 第1図は、本考案による空気圧機器の給油器の
実施例を示す断面図であり、同図Aは中心部分を
第1図DのA−A面で破断した側断面図、同図B
はB−B断面図、同図CはC−C断面図、同図D
はD−D面図である。
本体1には流入ポート11および流出ポート1
2が設けられており、それぞれ図示しない空気圧
源、空気圧機器に接続されている。流入ポート1
1と流出ポート12を結ぶ空気通路13には可変
オリフイス部14が設けられており、可変オリフ
イス部14の開口14aは台形形状をしており、
開口14aは上辺と下辺の長さを異ならせ、高さ
は前記両辺よりも充分に長くとつてある(第1図
B)。可変オリフイス部14の開口14aの前後
には半円筒形の溝14b〜14eが設けられてい
る。
可撓弁2は可変オリフイス部14の開口14a
と同一の形状をしており、サポート3で開口14
aの一方の壁面に圧接固定され、開口14aの他
の壁面とは摺接している(第1図B)。可撓弁2
の一方の斜辺にはサポート3に挟持されるビード
部21が設けられている(第1図C)。
サポート3はバルブケース5とともに本体1に
ねじ35,35でガスケツト36を介して固定さ
れている。サポート3は可撓弁2のビード部21
を挟持する溝部31と、可変オリフイス部14の
半円筒溝14b,14cに嵌合可能な円筒部3
2,33と、底板部34を有し、円筒部32,3
3の中心部には孔32a、穴33aが設けられて
おり、半円筒形の溝14dの位置には第1図Dの
空間5aに連通する貫通孔34aが設けられてい
る。サポート3の円筒部32,33には可撓弁2
が屈曲する付け根に緩やかにカーブする案内面3
2b,33bが設けられている(第1図C)。サ
ポート3の上部には滴下室6bの通路6cに対応
する位置にノズル部33cが設けられており、こ
こから通路13に潤滑油を噴霧する(第1図
A)。
ボール4は本体1の下方にOリング43を介し
て気密に嵌合固定されている。ボール4の内部に
は潤滑油41が注入されており、外側はボールガ
ード42で保護されている。
バルブケース5はサポート3の凹凸部59で着
脱可能に嵌合固定されており、潤滑油41の逆止
バルブ部51と給油バルブ部56とから構成され
ている。本実施例では全量式の給油器の例が示さ
れている。逆止バルブ部51はOリング52を介
して鋼球53が挿入されておりチエツキ弁を構成
している。逆止バルブ部51とサポート3の貫通
孔32aとの間にはフイルタ55が挿入されてい
る。逆止バルブ部51の先端には給油管54が取
付られており、給油管54の先端は潤滑油41に
浸されている。給油バルブ部56には弁体57が
挿入されており、ばね58で上方に付勢されてい
る。弁体57は合成ゴム等の弾性体で構成されて
いるため給油プラグを外すことで空間5aからの
空気の流入を遮断し、加圧時でも油を補給するこ
とができる。
滴下窓6はOリングを介して本体1の上方に取
付けられている。滴下窓6と逆止バルブ部51間
にはばね16により上方に付勢されている絞り弁
18が設けられており、絞り弁18はハンドル1
9によつて調節されている。滴下窓6の内側には
インナーキヤツプ61が設けられており、インナ
ーキヤツプ61の上方には滴下ノズル61aが形
成され、インナーキヤツプ61の内側が滴下室6
bになつている。滴下室6bは通路6cを介して
サポート3のノズル部33cから可変オリフイス
部14の下流に連通している(第1図A)。
つぎに、本考案による空気圧機器の給油器の動
作を説明する。
流入ポート11より流入した圧縮空気は可変オ
リフイス部14により必要な差圧を発生させ、流
出ポート12へ流出する。圧縮空気は、第1図C
の貫通孔34aを通り第1図Dのバルブケース5
の空間5aに流入する。
このとき、初期においては、ボール4内には空
気は入つていないため、貫通孔34aからの圧縮
空気は空間5aを介してバルブケース5内にある
弁体57をばね58に抗して押し下げて弁を閉じ
させる。一方、流入した空気の一部は小孔5b
(第1図D)よりボール4内に流れ込んでいく。
ボール4内の圧力が流入圧力に等しくなつたとき
に、弁体57がばね58により押し上げられ、以
後流入ポート11からの圧縮空気は弁体57の側
面の間隙を通りボール4内に流入する。
ボール4内に圧縮空気が流入すると、潤滑油4
1は給油管54、逆止バルブ51、絞り弁18の
オリフイス18a、滴下窓6とインナーキヤツプ
61の間隙6aを通り、滴下室6bに滴下し、流
路6cとノズル部33cを介して流出ポート12
へ霧化した潤滑油を送り込む。
空気流が無い状態では、可撓弁2のほぼ全周は
可変オリフイス部14の溝部14aに当たつてい
るため、流量が少ない状態ぜも一定の差圧が発生
し、ボール4内の潤滑油41を流出ポートへ送り
出す。流入空気量が増大すれば、可撓弁2は第1
図Cにおいて破線で示すように変形し、必要なオ
リフイスを形成する。流量がさらに増大すれば、
可撓弁2はさらにサポート6の案内面33bに沿
つて密着するようになり、可撓弁2の先端形状は
台形形状からさらに上辺または下辺に対する高さ
の比が大きくなる。
また、このとき可変オリフイス部14の半円筒
溝14eに空気流が流れ込んでから流出ポート1
2へ流出するため、可撓弁2が小形であつても、
通路断面が大きく取れ、大流量を得ることができ
る。
第2図はバルブケースの他の実施例を示す断面
図である。
本実施例では選択式の給油器の場合が示されて
いる。選択式のフオグを使用する場合は第2図A
に示すように、弁体57の代わりにノズル71が
組み込まれ滴下室6b内に滴下した油をフオグ化
して、ボール4内に流入させる。
このとき、大きな粒子の油滴はボール4内に落
ち2μ以下のフオグだけが流出孔5b(第2図
C)より通路13へ流出し、流出ポート12へ流
出する。
このように、ねじ35,35を取り外し、バル
ブケース5の交換のみで本体1の追加の加工等を
する必要がなく、配管された状態のままで全量式
と選択式の切換が可能となる。
(効果の説明) 以上詳しく説明したように本考案によれば、可
撓弁を台形形状にしてあるため上辺と下辺の振動
に対する特性が異なるので振動を吸収することが
でき、オリフイス部が対称であるため逆方向の空
気流に対しても振動を防止することができる。ま
た、半円筒溝を設けこことで小形にしても流路断
面を充分大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空気圧機器の給油器の実
施例を示す断面図であつて、同図Aは中心部分を
第1図DのA−A面で破断した側断面図、同図B
はB−B断面図、同図CはC−C断面図、同図D
はD−D断面図である。第2図はバルブケースの
他の実施例を示す断面図である。 1……本体、11……流入ポート、12……流
出ポート、13……流路、14……可変オリフイ
ス部、14a……開口部、14b〜14e……半
円筒溝、2……可撓弁、21……ビード部、3…
…サポート、31……溝部、32,33……円筒
部、32a,33a……穴、32b,33b……
案内面、34……底板、34a……貫通孔、35
……ねじ、36……ガスケツト、4……油溜ボー
ル、41……潤滑油、42……ボールガード、4
3……Oリング、5……バルブケース、51……
逆止バルブ、52……Oリング、53……鋼球、
54……給油管、55……フイルタ、56……給
油バルブ、57……弁体、58……ばね、6……
滴下窓、61……インナーキヤツプ、6a……間
隙、6b……滴下室、6c……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体の流路中の設けられた可変オリフイスの上
    流と下流の差圧により油溜ボールに貯えられてい
    る潤滑油を滴下ノズルを介して流路に滴下して空
    気圧機器に潤滑油を噴霧給油する給油器におい
    て、前記可変オリフイスは上辺と下辺の長さが異
    なり高さが前記両辺よりも充分長い台形開口部
    と、前記台形開口部に密着可能に略等しい形状に
    成形され一方の斜辺に取り付けビードを有する可
    撓弁と、前記可撓弁のビードを前記台形開口部の
    一方の斜辺に密着固定するとともに前記可撓弁が
    撓んだときの案内面を形成するサポートと、前記
    台形開口部の上流および下流に設けられた前記可
    撓弁に平行な半円筒状溝とから構成したことを特
    徴とする空気圧機器の給油器。
JP16076482U 1982-10-22 1982-10-22 空気圧機器の給油器 Granted JPS5963292U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16076482U JPS5963292U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 空気圧機器の給油器

Applications Claiming Priority (1)

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JP16076482U JPS5963292U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 空気圧機器の給油器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5963292U JPS5963292U (ja) 1984-04-25
JPS6136869Y2 true JPS6136869Y2 (ja) 1986-10-25

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ID=30353503

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JP16076482U Granted JPS5963292U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 空気圧機器の給油器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214862U (ja) * 1975-07-16 1977-02-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5214862U (ja) * 1975-07-16 1977-02-02

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JPS5963292U (ja) 1984-04-25

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