JPS6136370B2 - - Google Patents
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- JPS6136370B2 JPS6136370B2 JP10290177A JP10290177A JPS6136370B2 JP S6136370 B2 JPS6136370 B2 JP S6136370B2 JP 10290177 A JP10290177 A JP 10290177A JP 10290177 A JP10290177 A JP 10290177A JP S6136370 B2 JPS6136370 B2 JP S6136370B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は気相成長層を有する半導体装置の製
造方法に係り、製品歩留りの向上と製造工程の短
縮とを図るための気相成長法の改良に関するもの
である。
造方法に係り、製品歩留りの向上と製造工程の短
縮とを図るための気相成長法の改良に関するもの
である。
以下、pn+npn構造逆導通サイリスタの作成方
法を例にとり、その従来の各作成段階を第1図a
〜eに示す断面図で説明する。
法を例にとり、その従来の各作成段階を第1図a
〜eに示す断面図で説明する。
先ず、第1図aに示すように、n形シリコン基
板1の両主面部にそれぞれ例えばガリウムもしく
はアルミニウムなどのp形不純物の拡散により表
面不純物濃度が約1018/cm3程度であるp形の拡散
層2を形成する。
板1の両主面部にそれぞれ例えばガリウムもしく
はアルミニウムなどのp形不純物の拡散により表
面不純物濃度が約1018/cm3程度であるp形の拡散
層2を形成する。
次に、第1図bに示すように、n形シリコン基
板1の両主面部に形成されたp形の拡散層2のい
ずれか一方をラツピング加工により研削除去して
p形ベース層2aを形成し、p形ベース層2a以
外のn形シリコン基板1の厚さが所定厚さになる
ように鏡面研磨してn形ベース層1aを形成す
る。
板1の両主面部に形成されたp形の拡散層2のい
ずれか一方をラツピング加工により研削除去して
p形ベース層2aを形成し、p形ベース層2a以
外のn形シリコン基板1の厚さが所定厚さになる
ように鏡面研磨してn形ベース層1aを形成す
る。
次に、第1図cに示すように、鏡面研磨された
n形ベース層1aの主面上に、4塩化ケイ素と水
素との還元反応(Sicl4+H2Si+Hcl)を用いる
気相成長法により、n形不純物濃度が1017/cm3程
度である低抵抗のn+形成長層3を形成する。こ
のとき形成されるn+形成長層3の比抵抗とその
厚さは逆導通サイリスタの電気的特性を決定する
重要な因子である。
n形ベース層1aの主面上に、4塩化ケイ素と水
素との還元反応(Sicl4+H2Si+Hcl)を用いる
気相成長法により、n形不純物濃度が1017/cm3程
度である低抵抗のn+形成長層3を形成する。こ
のとき形成されるn+形成長層3の比抵抗とその
厚さは逆導通サイリスタの電気的特性を決定する
重要な因子である。
次に、第1図dに示すように、n+形成長層3
の主面部の一部の層内にp形エミツタ層4とこの
p形エミツタ層4を除くn+形成長層3の主面部
にn++形の低抵抗層5とを拡散形成する。次い
で、p形エミツタ層4に対向するp形ベース層2
aの主面部にn形不純物の拡散により環状のn形
エミツタ層6を形成する。かくして、p形エミツ
タ層4とn+形成長層3とn形ベース層1aとp
形ベース層2aとn形エミツタ層6とで構成され
たpn+npn構造サイリスタ構成体7およびn++形の
低抵抗層5とn+形成長層3とn形ベース層1a
とp形ベース層2aとで構成されたn++n+np構造
ダイオード構成体8が形成される。
の主面部の一部の層内にp形エミツタ層4とこの
p形エミツタ層4を除くn+形成長層3の主面部
にn++形の低抵抗層5とを拡散形成する。次い
で、p形エミツタ層4に対向するp形ベース層2
aの主面部にn形不純物の拡散により環状のn形
エミツタ層6を形成する。かくして、p形エミツ
タ層4とn+形成長層3とn形ベース層1aとp
形ベース層2aとn形エミツタ層6とで構成され
たpn+npn構造サイリスタ構成体7およびn++形の
低抵抗層5とn+形成長層3とn形ベース層1a
とp形ベース層2aとで構成されたn++n+np構造
ダイオード構成体8が形成される。
最後に、第1図eに示すように、p形エミツタ
層4の主面上およびn++形の低抵抗層5の主面上
に第1の主電極9を形成し、環状のn形エミツタ
層6に取り囲まれたp形ベース層2aを除き環状
のn形エミツタ層6の主面上およびp形ベース層
2aの主面上に第2の主電極10を形成し、環状
のn形エミツタ層6に取り囲まれたp形ベース層
2a上の一部にゲート電極11を形成して
pn+npn構造サイリスタ構成体7とn++n+np構造
ダイオード構成体8とが電気的に接続された逆導
通サイリスタが得られる。
層4の主面上およびn++形の低抵抗層5の主面上
に第1の主電極9を形成し、環状のn形エミツタ
層6に取り囲まれたp形ベース層2aを除き環状
のn形エミツタ層6の主面上およびp形ベース層
2aの主面上に第2の主電極10を形成し、環状
のn形エミツタ層6に取り囲まれたp形ベース層
2a上の一部にゲート電極11を形成して
pn+npn構造サイリスタ構成体7とn++n+np構造
ダイオード構成体8とが電気的に接続された逆導
通サイリスタが得られる。
ところで、このような逆導通サイリスタの作成
方法では、第1図cに示したn+形成長層3の気
相成長の段階において次のような問題点があつ
た。すなわち、n+形成長層3の不純物濃度(約
1017/cm3程度)がp形ベース層2aの表面不純物
濃度(約1018/cm3程度)よりも小さいので、n+形
成長層3の不純物濃度が、p形ベース層2aから
アウトデイフユージヨン(Out Diffusion)する
p形不純物によつて影響されるとともに、上述の
気相成長時の還元反応により生ずる塩化水素
(Hcl)によりp形ベース層2aがエツチングさ
れて生成するp形不純物によつても影響される。
よつて、n+形成長層3の不純物濃度を精度よく
制御することが困難であつた。また、p形ベース
層2aの表面にもn+形成長層3と同時にn形の
成長層が形成され、このn形の成長層がダイオー
ド構成体8の第2の主電極10のオーミツク接触
を阻害するので、このn形の成長層をエツチング
除去するための裏面エツチング段階を追加する
か、もしくはこのn形の成長層をp形の高不純物
濃度層に変換するための拡散段階を追加する必要
があつた。また、例えばクラフアイト材もしくは
炭化ケイ素(Sic)が被覆されたクラフアイト材
からなる保持台から放出される酸素などの放出ガ
スによりp形ベース層2aの表面が酸化されて白
濁することがあるので、p形ベース層2aの表面
を清浄にするための裏面エツチング段階を追加す
る必要もあつた。
方法では、第1図cに示したn+形成長層3の気
相成長の段階において次のような問題点があつ
た。すなわち、n+形成長層3の不純物濃度(約
1017/cm3程度)がp形ベース層2aの表面不純物
濃度(約1018/cm3程度)よりも小さいので、n+形
成長層3の不純物濃度が、p形ベース層2aから
アウトデイフユージヨン(Out Diffusion)する
p形不純物によつて影響されるとともに、上述の
気相成長時の還元反応により生ずる塩化水素
(Hcl)によりp形ベース層2aがエツチングさ
れて生成するp形不純物によつても影響される。
よつて、n+形成長層3の不純物濃度を精度よく
制御することが困難であつた。また、p形ベース
層2aの表面にもn+形成長層3と同時にn形の
成長層が形成され、このn形の成長層がダイオー
ド構成体8の第2の主電極10のオーミツク接触
を阻害するので、このn形の成長層をエツチング
除去するための裏面エツチング段階を追加する
か、もしくはこのn形の成長層をp形の高不純物
濃度層に変換するための拡散段階を追加する必要
があつた。また、例えばクラフアイト材もしくは
炭化ケイ素(Sic)が被覆されたクラフアイト材
からなる保持台から放出される酸素などの放出ガ
スによりp形ベース層2aの表面が酸化されて白
濁することがあるので、p形ベース層2aの表面
を清浄にするための裏面エツチング段階を追加す
る必要もあつた。
このように、p形ベース層2aの主面部をエツ
チングするとき、このエツチングが上記p形ベー
ス層2aの主面部全面に亘り均一に行なわれなか
つた場合には、p形ベース層2aの不純物濃度分
布がその深さ方向およびその主面に沿う方向に大
きく変動する。この不純物濃度分布の変動が、第
1図dに示す作成段階においてp形ベース層2a
の主面部に形成されるn形エミツタ層6とp形ベ
ース層2aとの間に形成されるpn接合面におけ
る不純物濃度分布の変動となる。このpn接合面
における不純物濃度分布が、サイリスタ構成体7
のゲート感度および臨界順電圧上昇率(dv/
dt)に大きな影響を与えるために、この不純物濃
度分布の変動が上記ゲート感度および臨界順電圧
上昇率(dv/dt)の変動をもたらす。よつて、
特に大口径のシリコンウエハを用いる場合には、
p形ベース層2aの主面部をエツチングすること
により、サイリスタ構成体7のゲート感度、臨界
順電圧上昇率(dv/dt)、遅れ時間などが大きく
変動し、この変動にもとづく欠陥により製品歩留
りの向上を図ることができなかつた。
チングするとき、このエツチングが上記p形ベー
ス層2aの主面部全面に亘り均一に行なわれなか
つた場合には、p形ベース層2aの不純物濃度分
布がその深さ方向およびその主面に沿う方向に大
きく変動する。この不純物濃度分布の変動が、第
1図dに示す作成段階においてp形ベース層2a
の主面部に形成されるn形エミツタ層6とp形ベ
ース層2aとの間に形成されるpn接合面におけ
る不純物濃度分布の変動となる。このpn接合面
における不純物濃度分布が、サイリスタ構成体7
のゲート感度および臨界順電圧上昇率(dv/
dt)に大きな影響を与えるために、この不純物濃
度分布の変動が上記ゲート感度および臨界順電圧
上昇率(dv/dt)の変動をもたらす。よつて、
特に大口径のシリコンウエハを用いる場合には、
p形ベース層2aの主面部をエツチングすること
により、サイリスタ構成体7のゲート感度、臨界
順電圧上昇率(dv/dt)、遅れ時間などが大きく
変動し、この変動にもとづく欠陥により製品歩留
りの向上を図ることができなかつた。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、第1導電形の半導体基板の両主面部にそれ
ぞれ第2導電形の層を形成し、これらの第2導電
形の層の主面上に絶縁膜を形成し、次いで上記半
導体基板の一方の主面部に形成された上記第2導
電形の層およびその主面上の上記絶縁膜を除去
し、しかる後上記半導体基板の上記第2導電形の
層が除去された露出主面上に上記半導体基板の不
純物濃度と異なる不純物濃度を有する第1導電形
の層を形成することによつて、上記第1導電形の
層の形成時にこの第1導電形の層と上記第2導電
形の層との相互間の影響または保持台からの上記
第2導電形の層への影響を上記絶縁膜により防止
し、裏面エツチングなどを不要にして製造工程の
短縮を図るとともに、上記第2導電形の層の状態
をそのまゝ維持するようにして製品歩留りの向上
を図ることを目的とする。
ので、第1導電形の半導体基板の両主面部にそれ
ぞれ第2導電形の層を形成し、これらの第2導電
形の層の主面上に絶縁膜を形成し、次いで上記半
導体基板の一方の主面部に形成された上記第2導
電形の層およびその主面上の上記絶縁膜を除去
し、しかる後上記半導体基板の上記第2導電形の
層が除去された露出主面上に上記半導体基板の不
純物濃度と異なる不純物濃度を有する第1導電形
の層を形成することによつて、上記第1導電形の
層の形成時にこの第1導電形の層と上記第2導電
形の層との相互間の影響または保持台からの上記
第2導電形の層への影響を上記絶縁膜により防止
し、裏面エツチングなどを不要にして製造工程の
短縮を図るとともに、上記第2導電形の層の状態
をそのまゝ維持するようにして製品歩留りの向上
を図ることを目的とする。
以下、この発明による方法の一実施例として、
pn+npn構造逆導通サイリスタの作成方法につい
てその各作成段階を第2図a〜dに示す断面図で
説明する。
pn+npn構造逆導通サイリスタの作成方法につい
てその各作成段階を第2図a〜dに示す断面図で
説明する。
先ず、第2図aに示すように、n形シリコン基
板1の両主面部にそれぞれ第1図aに示したと同
様に形成されたp形の拡散層2の主面上に例えば
酸化シリコン膜もしくは窒化シリコン膜などから
なる絶縁膜12を形成する。
板1の両主面部にそれぞれ第1図aに示したと同
様に形成されたp形の拡散層2の主面上に例えば
酸化シリコン膜もしくは窒化シリコン膜などから
なる絶縁膜12を形成する。
次に、第2図bに示すように、n形シリコン基
板1の主面部に形成されたいずれか一方のp形の
拡散層2および絶縁膜12をラツピング加工によ
り研削除去してp形ベース層2aを形成し、p形
ベース層2a以外のn形シリコン基板1の厚さが
所定厚さになるように鏡面研磨してn形ベース層
1aを形成する。
板1の主面部に形成されたいずれか一方のp形の
拡散層2および絶縁膜12をラツピング加工によ
り研削除去してp形ベース層2aを形成し、p形
ベース層2a以外のn形シリコン基板1の厚さが
所定厚さになるように鏡面研磨してn形ベース層
1aを形成する。
次に第2図cに示すように、鏡面研磨されたn
形ベース層1aの主面上に、第1図cに示したと
同様に、n+形成長層3を形成する。なお、絶縁
膜12が、n+形成長層3の形成前のその成長面
をあらかじめ清浄にするために施される約10分間
程度のHclガスのエツチングによつて除去される
ことなく、これに続く気相成長時の還元反応によ
り生ずるHclガスのエツチングによつても除去さ
れることなく、p形ベース層2aの全表面を被覆
して残存するように、絶縁膜12の膜厚が設定さ
れているものとする。例えばn+形成長層3の厚
さが約50μm程度である場合には、絶縁膜12の
膜厚が約1μm程度であれば十分である。
形ベース層1aの主面上に、第1図cに示したと
同様に、n+形成長層3を形成する。なお、絶縁
膜12が、n+形成長層3の形成前のその成長面
をあらかじめ清浄にするために施される約10分間
程度のHclガスのエツチングによつて除去される
ことなく、これに続く気相成長時の還元反応によ
り生ずるHclガスのエツチングによつても除去さ
れることなく、p形ベース層2aの全表面を被覆
して残存するように、絶縁膜12の膜厚が設定さ
れているものとする。例えばn+形成長層3の厚
さが約50μm程度である場合には、絶縁膜12の
膜厚が約1μm程度であれば十分である。
次に、第2図dに示すように、例えばフツ化水
素酸水溶液もしくは熱リン酸液などのエツチング
液に浸して絶縁膜12をp形ベース層2aの全表
面から除去する。このとき、n+形成長層3の形
成時に絶縁膜12上に多結晶シリコン粒が形成さ
れているが、この多結晶シリコン粒は上記エツチ
ング液に浸すことによつて絶縁膜12とともに簡
単に除去することができる。
素酸水溶液もしくは熱リン酸液などのエツチング
液に浸して絶縁膜12をp形ベース層2aの全表
面から除去する。このとき、n+形成長層3の形
成時に絶縁膜12上に多結晶シリコン粒が形成さ
れているが、この多結晶シリコン粒は上記エツチ
ング液に浸すことによつて絶縁膜12とともに簡
単に除去することができる。
これから以後の作成段階は第1図dおよびeと
全く同様であるので、ここではその図示と説明と
を省略する。
全く同様であるので、ここではその図示と説明と
を省略する。
このような逆導通サイリスタの作成方法では、
第2図cに示すn+形成長層3の作成段階におい
て、n+形成長層3とp形ベース層2aとの相互
間の影響がなく、またp形ベース層2aの表面
に、第1図cに示した作成段階のようなn形の成
長層が形成されることもなく、更に保持台からの
放出酸素ガスによる酸化膜が形成されることもな
く、拡散形成時の状態をほぼそのまゝ維持してい
るので、第1図に示した従来例のように、裏面エ
ツチング段階もしくはp形不純物の拡散段階を追
加する必要がなく、製造工程の短縮を図ることが
できるとともに、p形ベース層2aの不純物濃度
分布がその深さ方向およびその主面に沿う方向に
ほとんど変動しないので、これを用いて第1図d
に示したようなサイリスタ構成体7を作つたと
き、ゲート感度、臨界順電圧上昇率(dv/dt)、
遅れ時間などの変動が小さく、製品歩留りの向上
を図ることができる。
第2図cに示すn+形成長層3の作成段階におい
て、n+形成長層3とp形ベース層2aとの相互
間の影響がなく、またp形ベース層2aの表面
に、第1図cに示した作成段階のようなn形の成
長層が形成されることもなく、更に保持台からの
放出酸素ガスによる酸化膜が形成されることもな
く、拡散形成時の状態をほぼそのまゝ維持してい
るので、第1図に示した従来例のように、裏面エ
ツチング段階もしくはp形不純物の拡散段階を追
加する必要がなく、製造工程の短縮を図ることが
できるとともに、p形ベース層2aの不純物濃度
分布がその深さ方向およびその主面に沿う方向に
ほとんど変動しないので、これを用いて第1図d
に示したようなサイリスタ構成体7を作つたと
き、ゲート感度、臨界順電圧上昇率(dv/dt)、
遅れ時間などの変動が小さく、製品歩留りの向上
を図ることができる。
上記実施例では、逆導通サイリスタの作成方法
を例にとり説明したが、この発明による方法はこ
れに限らず、一方の主面上に第1導電形の層が形
成され他方の主面部に第2導電形の層が形成され
第1導電形の層の不純物濃度と異なる不純物濃度
を有する第1導電形の半導体基板を備えた半導体
装置の製造方法一般に適用することができる。
を例にとり説明したが、この発明による方法はこ
れに限らず、一方の主面上に第1導電形の層が形
成され他方の主面部に第2導電形の層が形成され
第1導電形の層の不純物濃度と異なる不純物濃度
を有する第1導電形の半導体基板を備えた半導体
装置の製造方法一般に適用することができる。
以上、説明したように、この発明による方法に
よれば、第1導電形の半導体基板の両主面部にそ
れぞれ第2導電形の層を形成し、これらの第2導
電形の層の主面上に絶縁膜を形成し、次いで上記
半導体基板の一方の主面部に形成された上記第2
導電形の層およびその主面上の上記絶縁膜を除去
し、しかる後上記半導体基板の上記第2導電形の
層が除去された露出主面上に上記半導体基板の不
純物濃度と異なる不純物濃度を有する第1導電形
の層を形成する。工程を備えているので、上記第
1導電形の層形成時に上記第1導電形の層と上記
第2導電形の層との相互間の影響もしくは保持台
からの上記第2導電形の層への影響を防止するこ
とができる。よつて、この発明による方法では、
従来例の方法のように、裏面エツチングなどを必
要とすることなく、製造工程の短縮を図ることが
できるとともに、上記第2導電形の層の状態をそ
のまま維持することができるので、製品歩留りの
向上を図ることができる。
よれば、第1導電形の半導体基板の両主面部にそ
れぞれ第2導電形の層を形成し、これらの第2導
電形の層の主面上に絶縁膜を形成し、次いで上記
半導体基板の一方の主面部に形成された上記第2
導電形の層およびその主面上の上記絶縁膜を除去
し、しかる後上記半導体基板の上記第2導電形の
層が除去された露出主面上に上記半導体基板の不
純物濃度と異なる不純物濃度を有する第1導電形
の層を形成する。工程を備えているので、上記第
1導電形の層形成時に上記第1導電形の層と上記
第2導電形の層との相互間の影響もしくは保持台
からの上記第2導電形の層への影響を防止するこ
とができる。よつて、この発明による方法では、
従来例の方法のように、裏面エツチングなどを必
要とすることなく、製造工程の短縮を図ることが
できるとともに、上記第2導電形の層の状態をそ
のまま維持することができるので、製品歩留りの
向上を図ることができる。
第1図a〜eはpn+npn構造逆導通サイリスタ
の作成方法を例にとり、その従来の各作成段階を
説明するための断面図、第2図a〜dはこの発明
による方法の一実施例としてpn+npn構造逆導通
サイリスタの作成方法についてその各作成段階を
説明するための断面図である。 図において、1はn形シリコン基板、1aはn
形ベース層、2はp形の拡散層、2aはp形ベー
ス層、3はn+形成長層、4はp形エミツタ層、
5はn++形の低抵抗層、6はn形エミツタ層、7
はpn+npn構造サイリスタ、8はn++n+np構造ダ
イオード、9は第1の主電極、10は第2の主電
極、11はゲート電極、12は絶縁膜を示す。な
お、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示
す。
の作成方法を例にとり、その従来の各作成段階を
説明するための断面図、第2図a〜dはこの発明
による方法の一実施例としてpn+npn構造逆導通
サイリスタの作成方法についてその各作成段階を
説明するための断面図である。 図において、1はn形シリコン基板、1aはn
形ベース層、2はp形の拡散層、2aはp形ベー
ス層、3はn+形成長層、4はp形エミツタ層、
5はn++形の低抵抗層、6はn形エミツタ層、7
はpn+npn構造サイリスタ、8はn++n+np構造ダ
イオード、9は第1の主電極、10は第2の主電
極、11はゲート電極、12は絶縁膜を示す。な
お、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1導電形の半導体基板の両主面部にそれぞ
れ第2導電形の層を形成する第1の工程、上記第
2導電形の層の主面上に絶縁膜を形成する第2の
工程、上記半導体基板の一方の主面部に形成され
た上記第2導電形の層およびその主面上に形成さ
れた上記絶縁膜を除去する第3の工程、上記半導
体基板の上記第2導電形の層が除去された露出主
面上に上記半導体基板の不純物濃度と異なる不純
物濃度を有する第1導電形の層を形成する第4の
工程、並びに上記半導体基板の他方の主面部に形
成された上記第2導電形の層の主面上の上記絶縁
膜を除去する工程を備えたことを特徴とする半導
体装置の製造方法。 2 第1導電形の層が第1導電形の気相成長層で
あり、第2導電形の層が第2導電形の拡散層であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
半導体装置の製造方法。 3 絶縁膜を気相成長層の気相成長終了時にも残
存するような膜厚にすることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の半導体装置の製造方法。 4 絶縁膜の膜厚を少なくとも1μmにすること
を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項
のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290177A JPS5436192A (en) | 1977-08-26 | 1977-08-26 | Manufacture for semiconductor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10290177A JPS5436192A (en) | 1977-08-26 | 1977-08-26 | Manufacture for semiconductor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5436192A JPS5436192A (en) | 1979-03-16 |
JPS6136370B2 true JPS6136370B2 (ja) | 1986-08-18 |
Family
ID=14339754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10290177A Granted JPS5436192A (en) | 1977-08-26 | 1977-08-26 | Manufacture for semiconductor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5436192A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3531631A1 (de) * | 1985-09-05 | 1987-03-05 | Licentia Gmbh | Asymmetrischer thyristor und verfahren zu seiner herstellung |
-
1977
- 1977-08-26 JP JP10290177A patent/JPS5436192A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5436192A (en) | 1979-03-16 |
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