JPS6136188Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鍋、フライパン等にハンドルを簡単
に脱着する鍋、フライパン等のハンドル脱着装置
に係るものである。

在来、鍋、フライパン等のハンドル脱着装置に
はいろいろな構造のものがあるが、比較的に複雑
なものが多く、脱着が厄介であつたり、耐久性が
悪く、また製作上の量産面にも問題があつた。

本考案は、かかる欠点を解決したつまみ操作で
簡単にハンドルの脱着が出来る鍋、フライパン等
のハンドル脱着装置であつて、その構成を添付図
面を参照に詳述すると次の通りである。

器体１の外周一部に天上壁２、傾斜壁３、両側
壁４、この傾斜壁３の先端縁に立上がり係止縁５
を形成したハンドル取付金具ａを設ける。

図面のハンドル取付金具ａは取付片６をスポツ
ト溶着した場合を図示している。

一方、ハンドルｂの先端部にハンドル取付金具
ａ内に嵌合される嵌合板７を突設し、この嵌合板
７の先端部に天上壁２の裏面に当接する当接部
８、基部寄り下側に立上がり係止縁５の内側に係
止する係止突部９を形成する。

この嵌合板７の基部７ａ上が位置するハンドル
ｂ内にガイド孔１０を長さ方向に形成し、このガ
イド孔１０内にハンドル取付金具ａ内にスプリン
グ１１に押されて嵌入し、天上壁２裏面を圧接す
る圧接板１２をスライド自在に設け、この圧接板
１２と一体となつて圧接板１２を操作するつまみ
１３をハンドルｂの先端上に設ける。

図面の圧接板１２は断面型にして、その先端
上縁にテーパー圧接縁１２ａを形成している。

図中１４は止ビス、１５はガイド溝である。

本考案は、上述の様に構成したからつまみ１３
操作によつて圧接板１２をスプリング１１に抗し
て戻した状態でハンドル取付金具ａ内即ち嵌合部
１６に嵌合板７を挿入し、嵌合すると、先端の当
接部８が天上壁２の裏面に当接し、基部寄り下側
の係止突部９が立上がり係止縁５に係止すること
になる。

そして、つまみ１３を放すとスプリング１１作
用によつて圧接板１２が元の位置まで突出してそ
の先端部がハンドル取付金具ａ内の嵌合部１６に
嵌入してその先端部で天上壁２の裏面を圧接す
る。

従つて、嵌合板７は隙間なくハンドル取付金具
ａ内に抜け止め状態で嵌合されるから器体１にハ
ンドルｂを固定することが出来る。

逆に、つまみ１３をスプリング１１に抗して引
動すると圧接板１２の先端部が天上壁２裏面より
離れロツク状態が解除されるからそのまま、ハン
ドルｂを後方に引動することによりハンドル取付
金具ａ内より嵌合板７が外れハンドルｂを取り外
すことが出来る。

かように、本考案は、つまみ操作により片手で
簡単にして、ハンドルの脱着が出来る秀れた実用
上の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の分解斜面図、第２図は要部の
正断面図である。 ａ……ハンドル取付金具、ｂ……ハンドル、１
……器体、２……天上壁、３……傾斜壁、４……
両側壁、５……立上がり係止縁、７……嵌合板、
７ａ……基部、８……当接部、９……係止突部、
１０……ガイド孔、１１……スプリング、１２…
…圧接板、１３……つまみ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 器体の外周一部に天上壁、傾斜壁、両側壁、こ
   の傾斜壁の先端縁に立上がり係止縁を形成したハ
   ンドル取付金具を設け、一方、ハンドルの先端部
   にハンドル取付金具内に嵌合される嵌合板を突設
   し、この嵌合板の先端部に天上壁の裏面に当接す
   る当接部、基部寄り下側に立上がり係止縁の内側
   に係止する係止突部を形成し、この嵌合板の基部
   上が位置するハンドル内にガイド孔を長さ方向に
   形成し、このガイド孔内にハンドル取付金具内に
   スプリングに押されて嵌入し、天上壁裏面を圧接
   する圧接板をスライド自在に設け、この圧接板と
   一体となつて圧接板を操作するつまみをハンドル
   の先端上に設け、このハンドルを器体のハンドル
   取付金具に着脱自在に設けた事を特徴とする鍋、
   フライパン等のハンドル脱着装置。