JPS6134292B2 - - Google Patents

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JPS6134292B2
JPS6134292B2 JP53006083A JP608378A JPS6134292B2 JP S6134292 B2 JPS6134292 B2 JP S6134292B2 JP 53006083 A JP53006083 A JP 53006083A JP 608378 A JP608378 A JP 608378A JP S6134292 B2 JPS6134292 B2 JP S6134292B2
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JP
Japan
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circuit
line
input
lines
output
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JP53006083A
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English (en)
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JPS5393753A (en
Inventor
Betsuru Heruman
Kyuunemunto Furiidoritsuhi
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPS5393753A publication Critical patent/JPS5393753A/ja
Publication of JPS6134292B2 publication Critical patent/JPS6134292B2/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H15/00Transversal filters
    • H03H15/02Transversal filters using analogue shift registers

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続する4端子分波回路の縦続接続
構成を有しており、前記分波回路が、各各閉ルー
プ線路を有しており、該閉ループ線路は各々、閉
ループ線路に入力信号を供給するための入力結合
部と閉ループ線路から出力信号を導出するための
出力結合部とを有しており、前記縦続接続構成の
連続する、4端子分波回路の間にさらに設けられ
ており、各中間結合ループはさらに、先行する4
端子分波回路の隣接する出力結合部の一部と後続
の4端子分波回路の隣接する入力結合部の一部と
共に別の閉ループ線路を形成している、CTD線
路から成るフイルタ回路に関する。
ドイツ連邦共和国特許第2453669号明細書か
ら、殊に、単方向性伝送特性を有する閉ループ線
路を用いて構成することのできる電気フイルタ回
路が公知である。
この公知のドイツ連邦共和国特許明細書の特許
請求の範囲第1項には、 閉ループ線路の異なる位置に、各々少なくとも
1つの電気信号入力供給線路と電気信号出力取出
しのための少なくとも1つの線路とが接続されて
おり、閉ループ線路がフイルタ回路の、周波数に
依存する伝送特性を決定する電気フイルタ回路に
おいて、フイルタ回路を集積回路技術で実現する
ために結合部が各々方向性を有しない結合部とし
て構成されており、個々の閉ループ線路が単方向
性伝送特性を有し且つその波動インピーダンスが
電気信号供給線路および取出し線路の波動インピ
ーダンスと異なることを特徴とする電気フイルタ
回路が記載されている。
つまりこの公知の明細書の例えば特許請求の範
囲第1項には、フイルタ回路を集積回路技術で構
成するために、閉ループ線路に方向性を有しない
結合部としての結合部を施すことが記載されてい
る。これに対比するマイクロ波技術によるフイル
タ回路の例として、雑誌「NTZ」1963年、第6
巻、297〜302頁が挙げられている。このようなフ
イルタを集積回路技術で構成することは、例えば
所謂CTD技術を用いることにより可能である。
CTD技術とは、公知のように所謂「電荷転送技
術(Charge―Transfer―Technik)」のことであ
る。このような線路は、所謂バケツトチエーン回
路または所謂CCD(電荷結合装置)として公知
である。
バケツトチエーン回路はアナログ信号の電気蓄
積装置であり、伝送速度または換言すれば入力側
から出力側までの信号走行時間がバケツトチエー
ン回路のスイツチングクロツクにより定められ
る。このような装置自体は例えば“IEEEソリツ
ド・ステート回路”第4巻(1969年6月)、第3
冊、第131〜136頁から公知である。このようなバ
ケツトチエーン回路の代わりに所謂CCDを用い
ることもでき、このCCDは例えば“BSTJ”第49
巻(1970年)第589〜593頁に記載のように電荷結
合原理に従つて動作する。ここでも所謂クロツク
発生器が、CCDチエーン回路入力側に供給され
て出力側から取出される信号の走行時間を決定す
るために用いられる。
このようなCCDまたはバケツトチエーン回路
は、その入力側を出力側に結合することによりリ
ングに接続することができる。このような線路リ
ングの電気長はクロツク周波数FとCTD素子の
数nとによつて決定される。ループないしリング
に形成されたCTD回路の電気長は、通過させる
べき電波に対して、線路ループの循環位相m・2
πにより決められる。
(m=1,2,3,…整数) 電子線路に対する位相定数については次のこと
が言える。即ち電子線路のクロツク周波数F=1/T が伝送すべき信号の周波数より十分高いと
き、波動伝搬速度vを式v=Fで表わすことがで
きる。
波長を表わす線路要素の数λは周波数のと
き次式で表わせる。
λ=v/=F/ ひいては位相2πの線路が生じる。
先ず第9図を用いて公知の、導波管技術で構成
された、例えば雑誌「ハナリヒテンテヒニーク
(Nachrichtben technik))」1963年、第293ff頁に
ヤウマン博士によつて発表されているリングフイ
ルタにつき説明する。線路1,2を介して、その
周波数をフイルタで処理される信号が供給ないし
取出される。方向性結合器RKを介して第1のリ
ング共振器R1が線路1,2に接続されており、
このリング共振器R1には別の方向性結合器RK
を介して第2のリング共振器R2が接続されてお
り、この第2のリング共振器R2はさらに別の方
向性結合器RKを介して線路3,4に接続されて
いる。個々の線路ないし共振器において矢印によ
つて伝播方向が示されており、この方向は方向性
結合器と信号入力供給方向とにより決定される。
線路1に供給される電波は、個々の線路共振器の
電気長が各々相応の電波の波長の整数倍のときに
出力側3に現われる。第1図の公知のフイルタ構
造では動作確実性のための各結合部に設けられる
方向性結合器が必須である。
第10図は前記特許第2453669号明細書により
構成されるフイルタを、第9図のそれ自体は公知
のフイルタ回路と比較して示している。線路1,
2の閉ループ線路R1への方向性入力結合部が意
図的に取除かれ、代わりに結合機構を介してR1
と1,2との方向性を有しない(無方向性)結合
が行なわれている。同様に閉ループ線路R1とR
2との間ならびにR2と線路3,4との間にも無
方向性結合部が設けられている。これらの結合部
はk1,k2,k3で示されており、フイルタの要求に
応じて同じにまたは異なるように選定することが
できる。この出願のフイルタにとつては本質的な
ことはさらに、公知の第9図の実施例とは異な
り、閉ループ線路ないしリングR1,R2が単方
向性伝送特性を有するように構成されている点で
ある。この場合単方向性とは、図示の矢印で示す
方向とは逆の伝送方向には事実上全くエネルギー
伝播が行なわれず、他方矢印の方向と同じ伝播方
向においては、結合部k1ないしk2を介して供給さ
れたエネルギーが可及的に減衰されずに伝送され
るということを意味する。またこのような閉ルー
プ線路Rv、例えばR2からのエネルギーの出力
結合もやはり無方向性であることも重要な点であ
る。
第1図は単方向性線路から成るフイルタ回路の
回路網理論上の原理図を示す。端子1,2ないし
3,4の間にはわかり易くするためにたんに1つ
の線路素子しか示さなかつた。
第1図において入力供給、出力取出線路1,2
および3,4には1つの線路素子(ループ)が共
通に設けられるかまたは、複数の異なる線路のう
ち少なくとも1つの線路素子(ループ)が互いに
導電的に(もしくは直接的に)接続されている。
ここで両線路1,2および3,4の流動インピー
ダンスは互いに異なる。R43のR12に対する比は、
マイクロ波技術においてmで示される電圧定在波
比(VSWR)にならつて結合係数mで示されてい
る。
第1図では結合点の下に所属の動作縦続(チエ
ーン)マトリツクスBが示されている。というの
はこのマトリツクスはここに示された原理を一般
化して用いるために、電流や電圧の代わりに特性
量を用いて計算することが、先ず容易に理解でき
るからである、e行に示すように動作チエーンマ
トリツクスは公知のように回路の入力側の特性量
を出力側の特性量と結び付ける。その際入力量と
して結合点に流入する特性量Z1と結合点から流出
する特性量W2とが示されている。
添付の第11図において、このようなCTD回
路の実施例が示されており、この実施例は、ドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第253431,9号におい
て提案されており、第11図はこの公知の公開公
報の第1図に相当する。
第2図は第11図のCTDフイルタ回路のルー
プ線路のための、入力または出力結合回路部分
を、本発明を説明し易いように本発明の明細書に
おいて使用されている記号および番号を用いて略
示したものである。この回路は、増幅器k1″,
k2″,k3″,k4″を有する。
個々のCTD線路の電荷転送容量もしくは充放
電容量は、C1,C2およびO3で示されている。
個々の線路区間の位相定数も示されており、かつ
水平に延びた線路は位相定数bを、また対角線方
向に延びた線路区間は位相定数b/2を有する。
回路トポロジーにより入力端子1から出力端子2
および4への信号路、および入力端子3から出力
端子2および4への信号路が提供される。なおこ
こで回路トポロジーとは回路構造のことを意味す
る。
第11図の回路では、供給される信号が既に標
本化されたアナログ信号であることが前提とされ
ている。このためアナログ信号は所謂標本化回路
を介して供給され、この標本化回路は等間隔の時
点で、アナログ信号から次の処理に適した振幅標
本値を取出す。このとき公知の標本化思想を満た
すために、標本化周波数が伝送すべき最高周波数
の少なくとも2倍になるようにする。しかし多く
の場合、この標本化周波数をより高く、例えばF
=4に選定すると有利である。なぜなら線路
ループにおけるステツプ周波数つまりCTD回路
のクロツク周波数も、標本化周波数と同じにする
ように考慮すべきだからである。
第11図に示す実施例は、共振性ループ線路5
と接続された入出力結合回路であり、これらが全
体で1つの共振回路6を構成している。個々の線
路部分は、電荷転送原理に従つて動作する電子的
線路、つまり電荷転送デバイスまたはCTDとも
称される線路から成る。回路中の個々の線路とし
て示されている部分はこれら電子回路の等価回路
とみなされ、実際に製造する降は単方向性CTD
線路を用いなければならない。中央の線路部分は
1つの閉リング、即ち参照番号5で示されている
ループ線路から成る。個々の単方向性線路部分の
伝送方向が矢印で示されており、また個々の線路
部分には位相定数(例えばb,π/
2b,π+b)も示されている。その結果図から
直ちに、第11図の実施例においてすべてのルー
プ線路5の位相定数が共振周波数のとき位相定数
4πを有すること、つまり位相定数2πの偶数倍
になることがわかる。いうまでもなく共振可能な
ときに位相定数が2πないし他の2πの整数倍で
もよい。閉ループ線路5には2つの入力側1およ
び4ならびに2つの出力側2および3が結合され
ている。これらの入出力側は次のように構成され
ている、即ち、閉ループ線路5の共振周波数では
第1の入力側1に供給された特性量が第1の出力
側3にのみ現われ、さらにループ線路5の共振周
波数からの偏差が増大するにつれて、波動エネル
ギーが第2の出力側にも次第に多く現われるよう
になり、遮断領域ではほぼすべての供給信号エネ
ルギーが第2の出力側2に現われるように構成さ
れている。他方波動量を第2の入力側4に供給し
たときも、入出力結合回路は、閉ループ線路5の
共振周波数のとき全エネルギーが第2の出力側2
にのみ現われ、共振周波数からの偏差が増大する
につれ、エネルギーが次第に第1の出力側3にも
現われるようになる。この入出力結合回路の構成
の詳細を以下に説明する。
尚第11図において、Z1,Z4ないしW2,
W3で示されている電気量は波動信号量とみなさ
れ、この実施例では電荷転送上の時間的順序とみ
なされる。つまり電荷量は回路全体のサンプリン
グ過程に従つて供給できない、ないしは回路から
取出すことができる。Zとことに対応する番号は
回路に供給される波動信号量を示し、Wとこれに
対応する番号は回路から取出される波動信号量を
示す。
第11図から、1つの入力結合部、例えば1
と、これに対応する出力結合部、例えば2とが、
複数の短いCTD線路部分から成ることがわか
る。入出力結合部にも個々の線路部分の位相定数
(b,2b,π+b)が示されている。これらの線
路部分は格子形回路網のトポロジーに組み立てら
れており、しかも対角線状に導かれた線路のうち
2つの対角線部分10,11が同時に閉ループ線
路5の構成部分であるように組み立てられてい
る。格子形回路網トポロジーと異なる点は、単
に、対角線状に導かれた線路の交叉点17から別
の短い線路部分12が引出されていることであ
る。この線路部分は吸収体(アブゾーバ)の作用
をするので吸収線路と称する。さらに交叉点17
では対角線状に導かれた線路が1つにまとめられ
て接続されている。第11図の実施例にはさら
に、対角線状に導かれた線路10,10′ないし
11,11′の少なくとも1つに、無電力出力結
合部15,15′,15″および16が挿入されて
いることが示されている。これらの無電力出力結
合部は、それ自体は公知のトランジスタ記号で表
されている。C1,C2,C3は電荷転送量を示す。
このような出力結合部のうちの1つ、つまり出力
結合部16は、位相反転作用をする。さらに対角
線状に導かれた線略部分10,10′および1
1,11′の位相定数は格子形回路位相幾何学を
補完する並列線路13,14の位相定数の2分の
1である。それ以外の点では位相bは任意に選ぶ
ことができるが、出来るだけ僅かなCDT素子で
済むように小さくすると有利である。
第12図に、入力および出力結合回路のためπ
形回路網のように形成された別の実施例が示され
ている。このような回路は、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2608582号に提案されており、第1
2図はこの公知の公開公報の第1図に相当する。
第3図は、第12図のフイルタ回路の入出力結
合回路部分を、本発明の明細書にて使用されてい
る記号および参照番号を用いて略示したものであ
る。
先ず第12図について詳細に説明する。
第12図の実施例は、基本的技術思想は第11
図の実施例の基本的部分と一致し、同じ作用をす
る要素には同じ参照番号がふつてある。Z1,Z4
やはり供給される信号量を表わし、W2,W3が回
路から送出される信号量を表わす。
この回路も、閉ループ5の共振周波数のとき、
入力側1に供給された波動エネルギーがすべて出
力側3に送出され、第2の入力側4に供給された
波動エネルギーはすべて第2の出力側2にのみ現
われる。共振周波数からの偏差がひろがるにつれ
て、次第に、第1の入力側1のエネルギーが第2
の出力側にも現われるようになり、また第2の入
力側4のエネルギーが第1の出力側にも現われる
ようになる。
第12図にはさらに、第11図の回路と異なり
入出力線1〜4の電荷転送容量が値C6を有する
ことが示されている。さらに入力側1には増幅器
30が設けられ、入力側4には増幅器30′が設
けられている。これらの増幅器が各々2つの出力
側を有し、各々2つのCTD入力側即ち直列分岐
22ないし22′ならびに並列分岐20ないし2
0′に給電する。電荷転送上の増幅度はC6とC1
の間(ないしはC6とC5との間)にあることが図
に示されている。つまり各入出力結合部は、個々
の線路部分がπ形回路網のトポロジーに組み立て
られている。増幅器30が所属しているπ形回路
網は線路部分21および22ならびに別の線路部
分20および5′から成り、そのうち線路部分2
1,22がπ形回路網の直列分岐にあり、線路部
分20および5′が並列分岐にある。同様のこと
が増幅器30′の設けられているπ形回路網にも
当てはまる。ここで注目すべき点は、増幅器3
0,30′が各々、後続の直列分岐線22ないし
22′に対して有する方向においては電荷転送上
の増幅度1+Rを有し且つ他方並列分岐線20,
20′に対して有する方向においては電荷転送上
の増幅度―Rを有するということである。その際
マイナス記号によつて、この増幅経路において信
号量が位相反転されることが示されている。さら
に注目すべき点は、π形回路網の並列分岐のうち
の各々1つが同時に閉ループ線路の構成要素とな
つていることである。第12図においてこれら線
路5′および5″が線路5と共に共振性閉ループ線
路を形成している。π形回路網のすべての直列線
路、即ち線路部分21,22ないし21′,2
2′において電荷転送容量は値C5を有する。第1
2図からさらに、π形回路網のすべての分岐線が
同じ位相定数2bを有することがわかる。位相定
数とクロツク周波数と、CTD線路の個々の素子
の数との関係は、冒頭に説明した場合同様であ
る。閉ループはその共振周波数のとき位相定
数2n1πを有し、第12図の実施例の場合は変数
nとして1に等しい値が選ばれている。つまりπ
形回路網の並列分岐線が位相定数2bを有すると
き、これに応じて線路5は位相定数π・/
―2bを有しなければならない。
以上述べたπ形回路網の形のフイルタ回路には
増幅器としていわゆる2重増幅器が使用され、こ
れら増幅器およびその増幅度は、第3図において
k1およびk2で示されており、かつこれらの増幅器
は、C6で示された電荷転送容量を有する線路に
接続された共通の入力端子を有し、またこれら増
幅器の出力端子は、各々接続されたCTD線路の
C1またはC5で示された電荷転送容量に通じてい
る。第3図の回路において、π分路に使われた線
路の位相定数は値bを有する。第3図の回路にお
いて次式が成り立つ、即ち並列分岐への増幅度k1
=―k2(k2=直列分岐への増幅度)=1+2R,R
=C/C(=容量状態), C/C=R/R+1,C6=C5+C1,C2=C3+C10 第4図は、本発明において問題となつている入
力および出力結合回路の別の公知の実施例を示
し、この実施例の動作についてはドイツ連邦共和
国特許出願公開第2608540号公報において詳細に
説明されている。第3図と相違して第4図の回路
において2つの独立な増幅器k3およびk4が使用さ
れ、これらの増幅器は、それぞれ増幅器の入力側
および出力側において同一電荷転送容量(従つて
例えばC1またはC6)を有する信号エネルギー取出
し線路に挿入されている。
第13図は、前記ドイツ連邦共和国特許出願公
開第2608540号公報に記載の多重フイルタ回路を
構成するのに適した非対称な基本構造を呈する一
般的なフイルタ基本構造の実施例を示し、この公
開公報の第1図に相当する。単にリングで略示し
た部分は本来の共振回路7を示す。このリング
に、8で示す矢印によつて単方向性特性を有する
共振回路の伝送方向が示され、C3により個々の
CCD素子の電荷転送容量が値C3を有することが
示されている。共振回路7自体は、点3および4
のところで以下に述べる線路装置に結合されてい
る。結合点3および4の間では、伝搬方向に関し
て、電荷転送容量が値C2を有する。共振回路7
自体は点3において位相の生じないものと考えら
れる結合路を介して2つの、やはりCCD技術で
構成されている供給線路に接続されている。これ
ら両線路は20および21で示されており、矢印
によつてその伝送方向が示されている。従つて線
路20および21に対して、電気的信号エネルギ
ーが入力結合点3に供給されるとみなせる。さら
に図には個々のCCD素子の電荷転送容量の値が
示されており、線路20は電荷転送容量C1/2
を有し、線路21は電荷転送容量C4/2を有す
る。さらに線路部分22および23には各々増幅
器9および10が挿入接続されており、これらの
増幅器は電圧増幅度―2を有する。
第13図にはさらに外部(からないしへの)供
給線路および取出し線路が示されており、各々分
岐点1,1′,2,2′に入り込んでいる。両供給
線路は参照番号20′および21′で示され、両取
出線路は参照番号22′および23′で示されてい
る。外部端子自体は参照番号5および6ないし
5′および6′で示されている。外部線路はすべて
位相定数β/2を有し、線路20′および2
2′は電荷転送容量C1を有し、線路21′および
23′は電荷転送容量C4を有する。取出線路2
2′ないし23′に続いてさらに増幅器11および
12が設けられており、これら増幅器自体はやは
り電圧増幅度―2を有する。第2図ないし第4図
による回路に対する特徴は、ある程度特性インピ
ーダンスの急変をシミユレートするという点にあ
り、この急変の作用は、マイクロ波技術から公知
である。そのため個々の接続線路1,2および
3,4は、例えばC6およびC2のように異つた充
放電容量ないし電荷転送容量を有する。
第5図に、閉ループ線路が入力および出力結合
部と共にいわば4ポート分波回路をどのようにし
て形成するかが示されている。入力および出力結
合部として、第3図にすでに示した回路がそのま
ま使用されている。閉ループ線路は、電荷転送容
量C2を有する2つの線路、および電荷転送容量
C3を有する2つの線路によつて形成される。C2
で示された線路は、位相定数nπη―bを有し、
かつC3で示された線路は、位相定数bを有す
る。従つて第5図からすぐにわかるように、電荷
転送容量C3を有する線路区間は、閉ループ線路
6の一部であると同時に入力または出力結合回路
の一部である。関連する周波数η=/=1
に対して閉ループ線路6は共振し、その際fは動
作周波数変数、は、所望の通過範囲の中心周
波数である。分波回路は次のように動作する。共
振周波数において、入力端子1に供給された
すべてのエネルギは、出力端子2′に現われる。
共振周波数からの偏差が増加するにつれ、出
力端子2にも次第に多くのエネルギが生じる。同
様に共振周波数において入力端子1′に供給され
たすべてのエネルギは出力端子2に現われ、かつ
共振周波数からの偏差が増大するにつれ一層多く
のエネルギが出力端子2′にも生じるようにな
る。この分波機能は、第5図に同時に示された充
放電容量と増幅度との間の関係が維持された時、
厳密に満たされている。このような回路は、無損
失リアクタンス分岐回路として電気的等価回路で
示すことができ、かつそれに応じて、例えば雑誌
「NTZ」1963年、第6巻、297ないし302頁に示さ
れたように設計することができる。
多重フイルタ回路を構成するため、第5図によ
る共振可能な複数の構造物をチエーン状に縦続接
続する必要がある。このような実施例は、第6図
に示されており、この実施例の回路の細部は、前
記の文献に同様に詳細に記載されている。第5図
と同様に共振可能な回路部分は、6および6′で
示されている。第3図によるそれぞれの入力およ
び出力結合回路も示されている。線路ループ6お
よび6′を接続するため、第6図に符号7で示し
た別の閉ループ線路を提供する必要がる。ここで
このループ線路は、中間結合ループと称し、かつ
隣接する入力および出力結合部の部分C5,C5′と
共に形成されている。チエーン回路に使われる線
路即ち接続線路は、充放電容量C6を有し、位相
定数は、(2n―1)π/2η―bである。共振可能な 種々の区間(例えば6および6′のように)に使
われた線路および増幅器を種々に設計できること
をわかり易くするため、第6図の回路において、
回路の左側半分に相当する右側半分の電荷転送容
量または増幅度は、ダツシユを有する。ダツシユ
を付けた値に対して同時に示された符号から、第
5図に対する類似がすぐにわかる。
本発明の基礎とする研究から明らかなように例
えば増幅器k1およびk1′が、製造公差または温度
依存性によつて、計算により得られたものより大
きな増幅度を有する時、前記の回路において中間
結合ループ7の共振周波数の近くで発振振動が生
じる。これら振動は、所望の通過範囲にないが、
入力信号がない際にも生じる発振振動なので妨害
になる。
本発明によればこの妨害は、それぞれの中間結
合ループに設けられた増幅器(k1およびk1′)の
増幅度を、厳密な設計によつてリアクタンス分岐
回路として考慮したものより小さくするが1より
は小さくないようにすることによつて除去され
る。
増幅度とは、ここでは電圧増幅度のことであ
る。最小の場合増幅度k1またはk1′は値1をと
り、このことは、この増幅器が省略できるという
ことと同じ意味である。さらに本発明によれば中
間結合ループに設けられた増幅器の増幅度を、第
5図および第6図による式に示されたものよりほ
ぼ15%まで小さくすると有利である。増幅度k1
よびk1′の意識的な減少によつてフイルタの通過
範囲に、伝送特性の所定のわずかな歪が生じる。
しかし所望の伝送特性は、第6図による例におい
て中間結合ループに設けられないその他の増幅器
の、従つて増幅器k2およびk2′の増幅度も変える
ことによつて再び得られる。付加的に必要な場合
容量状態R,R′を変えることができる。
第7図および第8図に、前記の処置の作用が詳
細に示されている。
その際第7図は、通過中心周波数η=1の付近
における正規化周波数η=/に関して動作
減衰特性aBを示している。例として3重フイル
タが選ばれ、すなわち第5図による3つの回路ユ
ニツトの縦続接続が選ばれている。他方において
第8図は、所望の通過中心周波数の偶数倍(2n
ηo、ηo=1)におけるフイルタの不都合な寄
生通過範囲のそれぞれ上側半分に対して減衰曲線
を示しており、その際△ηは、2nηoからの偏
差を示している。
第7図および第8図において破線で示す曲線
は、理論曲線を示しており、すなわち同時に第5
図および第6図に示された関係が正確に維持され
た時に生じる曲線を示している。その際前に述べ
た発振振動は、第8図の△η≠Oにおいて最小値
の付近にある。実線で示す曲線は、前に述べた中
間結合ループに設けられた増幅器の増幅度k1
k1′の減少、および同時にその他の、中間結合ル
ープに設けられない増幅器の増幅度k2,k2′また
は容量状態R,R′の修正が行われた時の減衰曲
線を示している。減衰最小値は、第8図の例にお
いて10dBまたはそれ以上明らかに上昇してお
り、一方通過減衰度は、第7図によればわずか
(0.02dB)しか増加せず、これは、実際の使用に
対して問題にならない。その際選ばれた例におい
て増幅度k1およびk1′は、第5図および第6図に
おける公称値に対して5%だけ減少しており、
k2,k2′に対する値は、そのままである。第8図
からわかる減衰量によつて、発振振動の危険は完
全に除去される。すなわち製造公差においてかつ
5%のオーダの温度による変化の際に発振振動は
生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は単方向性線路から成るフイルタ回路の
回路網理論上の原理図、第2図は公知の格子形回
路網のトポロジーに構成された、CTDフイルタ
回路の入出力結合部の等価回路図、第3図は公知
のπ形回路網のトポロジーに構成された、CTD
フイルタ回路の入出力結合部の等価回路図、第4
図は公知のπ形回路網のトポロジーに構成され
た、CTDフイルタ回路の入出力結合部の別の実
施例の等価回路図、第5図は、第3図の入力およ
び出力結合回路と閉ループ線路とを用いた4ポー
ト分波器の実施例の図、第6図は多重フイルタ回
路ないしリングフイルタの実施例の図、第7図お
よび第8図は本発明によるフイルタ回路の減衰特
性を示す線図、第9図は公知のマイクロ波技術に
よるリングフイルタの説明に供する図、第10図
は、第9図に対応して示す、集積回路技術による
リングフイルタの説明に供する図、第11図は第
2図の回路に相応する入出力結合部と閉ループ線
路とから成るCTDフイルタの回路図、第12図
は第3図の回路に相応する入出力結合部を用いた
CTDフイルタの回路図、第13図は第4図の回
路に相応する入出力結合部を用いたCTDフイル
タの回路である。 1,3……入力端子、2,4……出力端子、6
……閉ループ線路、7……中間結合ループ、C…
…電荷転送容量、k……増幅器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 4端子分波回路の縦続接続構成体を具備して
    おり、前記分波回路の各々が、閉ループ線路6,
    6′を有しており、該閉ループ線路6,6′の各々
    には、閉ループ線路に入力信号を供給するための
    入力結合部と閉ループ線路から出力信号を導出す
    るための出力結合部とが設けられており、前記縦
    続接続構成体にはさらに縦続接続された4端子分
    波回路6,6′の間に中間結合ループ7が設けら
    れており、各中間結合ループ7はさらに、先行す
    る4端子分波回路6の隣接する出力結合部の一部
    と後続の4端子分波回路6′の隣接する入力結合
    部の一部と共に別の閉ループ線路を形成してお
    り、該別の閉ループ線路は増幅器k1,k1′を有し
    ており、該増幅器の増幅度の値が、リアクタンス
    分岐回路として厳密な設計に応じて与えられたも
    のより15%まで小さいが、1より小さくないよう
    に決められていることを特徴とする、CTD線路
    から成るフイルタ回路。
JP608378A 1977-01-24 1978-01-23 Filter circuit having ctd line teaching device Granted JPS5393753A (en)

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DE2702680A DE2702680C3 (de) 1977-01-24 1977-01-24 Elektrische Filterschaltung bestehend aus CTD-Leitungen

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JPS5393753A JPS5393753A (en) 1978-08-17
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DE (1) DE2702680C3 (ja)
FR (1) FR2378402A1 (ja)
GB (1) GB1600541A (ja)
IT (1) IT1092295B (ja)
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NL7800854A (nl) 1978-07-26
DE2702680A1 (de) 1978-07-27
GB1600541A (en) 1981-10-21
JPS5393753A (en) 1978-08-17
ATA46178A (de) 1984-01-15
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NO780222L (no) 1978-07-25
CH638351A5 (de) 1983-09-15
IT1092295B (it) 1985-07-06
IT7819355A0 (it) 1978-01-18
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FR2378402B1 (ja) 1982-01-15
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SE7800784L (sv) 1978-07-25
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FR2378402A1 (fr) 1978-08-18

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