JPS6134096A - 固形燃料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、粉末コークスを含有する成形固形燃料を提供
するものである。

従来技術 従来、無煙炭系、亜炭及び木炭系の成形固形燃料が知ら
れている。たとえば、特開昭５２−７３９０３号、特公
昭４９−３２７６１号、特公昭４７−１８５３３号、特
公昭４５−２２８１６号、実公昭５９−１０１１９号、
実公昭５９−１０１１８号、実公昭４６−１９８０８号
及び実開昭５３−７７１８０号の各公報に開示されたも
のである。

またこれらの中には、着火部を設は着火を容易にした技
術も開示されている。

発明が解決しよ　と　る問題点 しかしながら、斯かる従来固形燃料は、火力が弱くかつ
、着火時に多量の煙シが出るという欠点があった。

ａ　　　　　るための手 本発明者は、従来の無煙炭、亜炭及び木炭を主燃料とす
る成形固形燃料の有する上記欠点を解決するため、及び
粉末コークスの有効利用を図るため、鋭意実験的研究を
行い、粉末コークスの燃焼に有効な触媒を見い出し本発
明を完成するに至った。

従来、コークスは発熱量が高く、火力が強いこと、揮発
成分がないため燃焼時に煙が出ないことがわかっていな
がら、手軽に＋ヤンづ場等で使用できる固形燃料として
の利用がされていなかった。

これは、着火温度が、木炭が約３６０°Ｃ１無煙炭が約
４００°Ｃであるのに対し、コークスは６００°Ｃ以上
と高くかつ、揮発分を含まないため通常のコンロ等では
燃焼が難しいためであった。

第１発明は粉末コークス及び粉末木炭を主成分とＬ　Ｃ
ａＯ％　Ｔ　’　０２、Ｃｕ２ＯＮ　ＣｕＯ１ＮｉＯ１
Ｋ２０　。

ＢａＯ−、ＳｎＯ、Ｐｂｏ　−、ＣＯ３Ｏ４、ＺｎＯｃ
ｒ）群から選ばれた少なくとも１種の粉末金属酸化物及
び結合剤を少なくとも含み成形したことを特徴とする固
形燃料である。

粉末コークスは５〜８７％（重量比、以下同じ）、粉末
木炭９〜８７％、粉末金属酸化物は粉末コークスと粉末
木炭の合計量の０．２〜ｌＯ％が好ましい０ 粉末コークスの有効利用という本発明の目的から粉末コ
ークスは５％以上好ましくは５０％以上混入することが
望ましい。しかし８７％よシ多く混入すると燃焼が難し
くなる。粉末木炭は燃焼を容易にするためのもので、総
量から粉末コークス、結合剤、粉末金属酸化物及びその
他の介在物を除いた量として規定される。

結合剤としては、無機物であるベントナイト、有機熱硬
化性樹脂、無機硬化性物質、ヅンプン等の有機物を使用
できる。結合剤の混入量は、それが可燃性か不燃性か、
その結合力の程度によってｆＨＰｘ章ｇ変る。たとえば
、ベントナイトの場合２〜１０％、好ましくは３〜５％
でよい。

粉末金Ｎ酸化物は、その種類によって多少のバラッ牛が
あるが、０．２％よ多少ないと燃焼が難しい。前記上限
値１０％はこれに拘束されるものではないが、高価な粉
末金Ｎ酸化物を必要以上に混入するとは経済的でないし
、入れすぎると不燃物なので逆に燃焼しにくくなる。

第２の発明は、第１の発明によシ得られたものを主燃料
部とし、この主燃料部と、粉末木炭を主成分とし、前記
金属酸化物の群から途ばれた少なくとも１種の粉末金属
酸化物及び結合剤を少なくとも含む着火部を一体的に成
形してなることを特徴とする着火部付き固形燃料である
。

着火部中の粉末金属酸化物は望ましい着火性及び燃焼性
を得るために、着火部中の粉末木炭に対し２〜２５％、
好ましくは３〜７％の割合で混入する。２％未満では着
火が難しく、また粉末金属酸化物を必要以上に混入する
ことは、コストアラの主燃料のときと同様、結合剤によ
って変るが、ベントナイトの場合２〜１０％、好ましく
は３〜５％でよい。

第１発明及び第２発明の成形固形燃料の形状は後述の如
く、種々の形態を選ぶことができる。必粉末木炭と混合
したのち他の材料と混合するのが望ましい。

なお、粉末の無煙炭、亜炭等を燃焼性を損わない範曲で
主燃料部及び着火部に混入することは可能である。

作　　　用 第１発明の固形燃料部及び第２発明における主燃料部に
触媒として混入する粉末金ｍ酸化物は、着火温度を下け
る働きをするのではないかと推測されるが確証を得るに
至っていない。しかし、これを入れることによって、燃
焼しゃすくなシ連続燃焼が再現性をもって可能となるこ
とは事実である。

第２発明の着火部は含まれている粉末金属酸化物の働き
によシマフチ１本で着火することができ、着火部が十分
燃焼すると主燃料部が加熱され、主燃料部も燃焼する。

しかし、第１発明の場合、着火部がないため、何らかの
手段、たとえば木片、新聞紙等を燃やしその火力で固形
燃料に着火する等の着火手段を用いなければならない。

着火すれば、その後は第２発明のものと同様に連続燃焼
する。第１発明品は着火部がないため複数個同時に燃焼
し互いに加熱しあう状態にした方が燃焼が容易になる。

明の効果　　　′ 本発明によれば、燃焼しにくい粉末コークスを燃料とし
て有効利用できる。さらに従来の無煙炭、亜炭、木炭等
の固形燃料に比し、着火時はぼ無煙で、また、燃料中に
］−クスが含まれるため火力が強く、昇温時間が短く、
高温持続時間が長いので牛ヤンプ等での調理用熱源、冬
期の魚っシ時の暖房用に最適の成形固形燃料を提供でき
る。

また、第２発明の場合、マツチ１本で着火ができるため
便利である。

施　　　例 以下に本発明の１実施例を第１図を参照しつつ説明する
。

第１図に示す固形燃料（イ）は、直径２０Ｍ１１、高さ
１５Ｍの円柱形状の主燃料部（２）上に、直径２　Ｑ　
ｘｘ。

高さ５寵の着火部（１）を積層した形態の１体成形固形
燃料で、中央に５朋径の通気孔（３）を備えている。

着火部（１）及び主燃料部（２）の各組成を重量％で示
すと下表のとおシであシ、燃料の全体重量は２８０ｆで
ある。

上表における粉末金属酸化物は、Ｃｕ２Ｏであるが、Ｃ
ｕ２ＯＫ代え、上記組成でもッテＣａ’　％　”’２、
ＣｕＯ、ＮｉＯを用いても同等の効果があった。

本実施例固形燃料（０を、その着火部（１）を上に、の
位置に２ｇの水を入れたじ一力を配置し、市販マツチに
て着火部（１）へ着火を試みたところ、該着火部は容易
に着火し、該着火部の燃焼に続いて主燃料部（２）も順
調に燃焼した。着火後の経過時間と、前記じ一力底面よ
シ下へ５麿下がった位置（以下「Ｐ位置」と称す）の温
度との関係が第２図中に曲線（１）で示され、また該時
間とじ一カ内水温との関係が同図中に曲Ｍ（Ｉ’）　　
で示されている。

更に第２図中には、上記実施例燃料に代え無煙炭粉末を
主成分とする市販の固形燃料（重量２８０ｆ）を用いた
場合の前記着火後経過時間とＰ位置温度との関係が曲線
（１）で、該時間とじ一カ内水温との関係が曲線（１’
）　　で示されておυ、木炭粉末を主成分とする市販の
燃料（重量２８０ｇ）を用いた場合の前記時間とＰ位置
温度との関係が曲線＠）で、該時間とじ一力内水温との
関係が曲！（１’）でそれぞれ示されている。コークス
は燃焼しにくいものであるが、第２図から本発明実施品
は、従来品に比し、着火後短時間で急速に昇温し、よシ
高湛で長時間連続してｍ焼することがわかる。

着火部と主燃料部との結合乃至接合形態は、前記実施例
のものに限らず種々の形態を採用することができ、これ
を例示すると第３図から第６図の小さいときは第６図の
ような通気孔のないものでもよい。

以上、第２発明の実施例について述べたが、斯かる実施
例から着火部を除いた形状の第１発明実施品についても
同様の実験を行−１燃料部に何らかの手段で着火すると
連続燃焼す〜することを確認した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本第２発明のＩ実施例の斜面図、第２図は該実
施例品の性能を従来品との比較において示す図、＃Ｉ３
図から第６図はそれぞれ本第２発明の他の実施例の斜面
図である。 ■・・・・着火部付き固形燃料、 （１）、（イ）・・・・着火部、 （２）、＠・・・・主燃料部、 （３）、（Ｑ・・・・通気孔。 （以　上）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）粉末コークス及び粉末木炭を主成分としＣａＯ、
   ＴｉＯ＿２、Ｃｕ＿２Ｏ、ＣｕＯ、ＮｉＯ、Ｋ＿２Ｏ、
   ＢａＯ、ＳｎＯ、ＰｂＯ、ＣＯ＿３Ｏ＿４、ＺｎＯの群
   から選ばれた少なくとも１種の粉末金属酸化物及び結合
   剤を少なくとも含み成形したことを特徴とする固形燃料
   。
2. （２）粉末コークス及び粉末木炭を主成分とし、ＣａＯ
   、ＴｉＯ＿２、Ｃｕ＿２Ｏ、ＣｕＯ、ＮｉＯ、Ｋ＿２Ｏ
   、ＢａＯ、ＳｎＯ、ＰｂＯ、ＣＯ＿３Ｏ＿４、ＺｎＯの
   群から選ばれた少なくとも１種の粉末金属酸化物及び結
   合剤を少なくとも含む主燃料部と、粉末木炭を主成分と
   し前記金属酸化物の群から選ばれた少なくとも１種の粉
   末金属酸化物及び結合剤を少なくとも含む着火部とを一
   体的に成形してなることを特徴とする着火部付き固形燃
   料。