JPS61337A - 事故で切断した部片の救急容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は事故で切断した部片を救急再移植に適するセン
ターへ輸送する際にこの部片を保存するための救急容器
に関する。

顕微外科技術によって切断部片を再移植する試みが成功
するはずであれば、切断部片の適切な生理学的保存が重
要である。

最大の待ち時間は周囲温度で３時間である。

切断部片を切断の瞬間に２℃乃至４℃の範囲の温度に冷
せば、これを３６１１−間位保存することができる。冷
す前に、２時間を越えない時間周囲温度にさらされた場
合にも切断部片を２２時間位保存することができる。

これらの時間は小さい部片（指）に適当であり、体積が
より大きい（肢）と或は部片が筋肉を有していると、均
一な冷却を得ることが大変むずかしいので、これらの時
間は相当に短くなる（８乃至１２時間）。０℃以下の冷
し過ぎは凍傷を引き起し、失敗を避けにくくする。

第１の最も重要な問題は、成功も失敗もこれに左右され
るから、切断部片を冷すことによって出来るだけ迅速に
切断部片を保存し、かつこれを適切な温度状態で再移植
センターに輸送する問題である。

現在用いられている方法は切断部片を密封プラスチック
袋の中に入れ、これをアイス上に置くことである。これ
は種々のｒｓｏｓハンド」サービスが示しているように
数々の欠点をもっている。

冷却が不均一、 直接の機械的な接触によって切断部片を傷つけてしまう
。

袋が適確に密封されていない場合には、アイスとの直接
的な接触によって或は氷水との直接的な接触によって切
断部片の成る部分を凍らせてしまう。

手術中、これらの事故のうちの１つが既に起っているか
どうかを確実に知る方法がなく、手術が失敗した後でし
かわからず、手術が無駄であったこと或は損害すら与え
ていたことが明らかになり、疑いが起ることは明らかに
なる。かくして、患者のために又手術前に確信のある外
科のために、最も良い状態で保存が起っていたことが大
変多い。

種々の科学的な調査によると、最も良い保存については
、切断部片を密封袋の中に入れなければならない。

部分的な凍結を回避するために、袋をアイスの上に置く
のではなく氷水につけるべきである。

最近の考え方によると、切断部片を乾燥しておくべきで
あり、さもなければリンゲル液又は生理学的血清をしみ
込ませた布で゛−切断部片を包むべきであり、或は切断
部片をこれらの液体に直接つけるべきである。

これは、現場で即席に作る手段で実施するには大変困難
であり、手ぬかりにより或は夢中過ぎの犯しにより誤り
の危険が大きい。

本発明の好ましい態様は患者および最初の開業医に簡単
、安全、迅速な保存手段を提供する。

本発明によれば、事故で切断した部片の救急容器は、断
熱性の壁をもつ剛性容器と、容器を密封することのでき
る断熱性カバーと、可視性材料の袋とから、なり、カバ
ーは袋の口を取付ける開口部と、袋の口およびカバーの
開口部を同時に塞ぐための栓とを有している。

好ましくは、カバーの開口部に挿入されそしてカバーと
栓との間に位置する袋の壁はそれ自体で密封ガスケット
を構成する。

好ましくは、可撓性の袋は透明な材料で作られる。かく
して、カバーを持ち上げ、それ故に袋をカバーと一諸に
持ち上げることによって、袋の中味を観察することがで
きる。又、容器は温度計を有するのが有利であり、この
温度計は容器の外側から読み取れるように設置されるべ
きである。温度計は容器の側壁に置かれても良いし、或
はカバーに通しても良いし若しくは袋に液体を満す場合
には栓を通して可撓性の袋の中へ通しても良い。

成る外科学校は切断部片を液媒体（リンゲル液又は生理
学的血清）に入れて輸送してもらいたし、他の学校は切
断部片を乾燥状態で輸送してもらいｊ　　　　　？、：
ｂｌ、　ＬＳｆｈＯ１ｌ！：ｂ、　ｍ１１Ｊ＝ｌ−ＩＡ
Ｊ’ｌＪ、：’１ｉＴｔＪｌｉ性の袋（それが液体を有
しているといないとにかかわらず）は輸送中損傷を与え
るような動揺を受け、通常は、容器の中に入っている水
の水面まで上昇する。かくして、切断部片はアイスと同
じ高さにあり、これは、機械的な衝撃のためと温度のた
めに回避されなければならない。

かくして、本発明は可撓性の袋の底をカバーおよび栓か
ら離して容器の底に近接して保持するための手段を有す
るのが有利である。

実施に当って、カバーに固定される可撓性の袋の取外し
を容易にするために゛ミ前記手段又はカバーに固定され
□る剛性部材によって構成されるのが好ましい。

アーク又はフープ形部材を例えばカバーに固定し、袋の
底を適当な手段でフープ形部材に固定するのが良い。

又、容器の中の水およびアイスの運動を回避し或は少く
ともこれを減少させるために、少くとも充填時には容器
を完全に満すべきである。袋を容器の中に入れる前に容
器を満す場合には、容器か、あ４、ゎお８．１カ、あ９
、ヵ、９ｏや７９□カ、。　　　　　ｉ痴性の袋に入る
危険性がある。

かくして、袋の付いたカバーを容器に載せ、袋を栓で塞
いだ後に、容器を一杯にするための第２の穴をカバーに
設けるのが有利である。この段階であふれても、袋が栓
で塞がれているから、袋の中に水は侵入しない。

本発明の実施態様を添附図面を参照して一例として説明
する。

第１図、第２図および第３図に示す容器１は一端が開放
している長方形のボックスの形状をしている。容器１の
壁は剛性であって、断熱材で構成されている。これ又断
熱材であるカバー２には穴３が形成され、このカバー２
は容器１を塞ぐのに役立つ。穴３を栓４で塞くのが良い
。可撓性の袋５をカバー２と栓４との間で穴３に通す。

袋を穴３に固定することなく自由に通するのが良い。こ
のようにして、袋を容器およびそのカバーから容易に分
離することができる。しかし乍ら、この利点は輸送中適
切な保存状態を確保することに対しては副次的なもので
ある。第２図に断面で示すように、袋のリム５１を穴３
のリムにおよび又は穴の周縁部に接着又は溶着しても良
い。袋のリムは穴３の周縁部に接着又は溶着することが
できるが、カバー２の内面には接着又は溶着するととが
できない。しかし乍ら、特に栓４の密封ガスケツ１へが
密封の仕方で寒く必要のある袋それ自体であるから、ス
トッパ４の密封ガスケットとして袋それ自体を用いるの
が特に有利である。

袋がよじれため折り畳まれたりしないようにし、而して
容器（通常は頂がカバーで保持されている）の頂まで上
昇しないようにするために、本発明によれば、袋の底を
容器の底に又はその近（に保持するための手段が設けら
れている。図示した態様では、これらの手段は、例えば
剛性プラスチック材料で作られたフープ８からなり、フ
ープの端部８１．８２は穴３の両側でカバー２に固定さ
れる。

袋５の底５２をフープ８の端部８３を構成する弯曲部に
接着又は溶着するのが良い。かくして、カバー２を容器
１に載せるとき、袋５は適確に位置決めされ、適確な位
置に保持される。輸送中容器がひどく揺らされなければ
、容器の底の温度は０℃より僅かに高くなり、これは輸
送される器官の保存にとって有利であるシ 容器の完全な滴しを容易にするために、カバー２にもう
１つの穴９を設ける。かくして容器を満すために、最初
に成る量の水およびアイスを容器の中に入れ、次にカバ
ー２を袋５と一諸に所定位置に置く。次に穴３を栓４で
塞ぐ。すると、容器があふれるまで容器に穴９から水を
入れることができる。栓４が穴３を塞ぐから、水が袋５
に入り込む危険はない。次いで穴９を栓１０で塞ぐ。図
示した態様では、栓４は例えば外観上の理由で、カバー
２を隠すためのフィン４１．４２を有している。この場
合、フィン４１にカバー２の穴９と一線をなして穴４３
が設けられる。

本発明の特定な態様では、容器の中の温度を外側から指
示するために容器の壁に温度計１１を設置する。かくし
て、容器の中の冷却水の温度をいつでも読み取ることが
できる。この温度が４℃以Ｊ　　　　　よ、、よＩｔｈ
ｃｆ、　ａ　１０□ｚ＋　Ｌ　７＊　ａ　ｉｔ。□流出
させより多くのアイスの余地を残し、容器に水をつぎた
して再び一杯にすることができる。

容器に入れるべき水および又はアイスの最初の量を計量
するのに用いられるキャップ１２で組立体をおおうのが
良い。容器の壁に使用法の指示を書いておくのが有利で
ある。

カバーを操作するためのつまみ又はハンドル１３を設け
るのが良い。

第４図に示す変形態様では、本発明による容器はカバー
２を有する容器ｌか゛ちなる。容器とカバーは断熱材で
作られ、カバーは容器を密封断熱の仕方で即ち容器にね
じ込んでかつ密封リング又はガスケア）を用いて塞ぐの
に役立つ。変形例として、カバーを容器の片側にヒンジ
止めしそしてカバーに適当な止め具を設けても良い。容
器は円筒形であっても良いし、或は断面正方形でも多角
形であっても良い。以下に説明するように、容器を使い
易くするために、開口部は容器の横断面全体を占めるの
が好ましい。

本発明の有利な特徴によれば、カバーは開口部３を備え
、この開口部は栓４で塞がれ、栓４は袋５によって形成
されたポケットの中に収容され、かくして、袋は容器ｌ
の内側に置かれるべき閉鎖された部分５ａを有し、栓を
袋の開放部分５ｂから自由に取外せるようにしておく。

図示した例では、可撓性の袋に液体を満して切断した部
片をこの液体の中に沈める。

温度計６を栓４に通してその感温部分６ａを容器の中に
入れる。かくして、温度計は輸送する器官をつけている
液体の温度を指示する。変形例として、温度計をカバー
２に通しても良いし、或は容器の壁に設置しても良い。

図示した例では、袋は１本以上の指又は手金体を収容す
るような形状をなしている。袋はグローブの形状である
のが有利である。例えば、指、手、足、肢にういて、同
じ原理で種々の大きさのモデルを用意するのが良い。

本発明に従って容器を使用するために、切断部片、例え
ば指７を袋５の中に入れ、次に袋５に適当な液体、例え
ば生理学的血清又はリンゲル液を満す。この目的で、容
器をびん又はプラスチック製小出し容器の中に入れた１
回分の適当な液体と一諸に保存しておくのが良い。袋を
カバー２の開口部３から入れ、次に栓４で塞ぐ。次いで
、容器に水とアイスを満す。すると、容器の中の液体は
０℃の温度になり、アイスがすべてとけるまでその温度
のままである。保存が長時間続くことになっていれば、
必要に応じてアイスを加えるべである。容器が良好な断
熱材であれば、数時間毎にアイスを補給する。、補給は
容器１からカバー２を取外すことによって行なわれる。

これが続いている間、部片７を袋で観察することができ
る。というのは、袋５が透明なプラスチックで作られて
いるのが有利であるからである。

容器１の中の液体は０℃であるから、袋５の中の液体が
凍結する危険はない。ス１−ソバ４は、袋５の中の温度
が０℃より僅かに高いようにするために容器１およびカ
バー２の壁よりも良好でない断熱材であるのが良い。

最後に、容器の外壁に次の事を印刷するのが有利である
。即ち、 補給間の予想時間を含む使用上の指示、部片について取
るべき予防策、 患者に関する指示、および 切断した手のヨーロッパ緊急センタ一連合のあらゆるセ
ンターのアドレス かくして、容器は、指、その他の切断部片を最も良い状
態で特定のセンターで外科的に再移植するｌ」的で指、
その他の切断部片にとって特別な輸送および生理学的な
保存用に特に構成された生理学的なアイスボックスであ
る。

透明電装を中に入れ、所望ならば、１回分のリンゲル液
とともにこのような容器を、事故が起りやすい場所（工
場、仕事場、学校、軍隊・・・・・・）に備え付けてお
くべきである。容器は、切断部片を長距離そして長時間
（３０〜３７時間）最も良い状態で輸送することを可能
にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明社よる救急容器の概略断面図で（ある。 第２図は第１図の実施態様の詳細を示す断面図である。 第３図は容器の底に袋の底を保持するための手段の一例
の斜視図である。 第４図は本発明による容器の第２の実施態様の断面図で
ある。 １・・・・・・容器、　　　　２・・・・・・カバー、
３・・・・・・開口部、　　４・・・・・・栓、５・・
・・・・袋。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）断熱性の壁をもった剛性容器と、開口部を有し、
   前記容器を塞ぐための断熱性のカバーと、口をカバーの
   開口部と一致させて容器の中に配置されるようにした可
   撓性の袋と、カバーの開口部と袋の口を同時に塞ぐため
   の栓とからなることを特徴とする、事故で切断した部片
   の救急容器。
2. （２）袋の壁はカバーの開口部を通り、袋の材料はカバ
   ーの開口部の壁に位置して密封ガスケットを構成する、
   特許請求の範囲第１項記載の救急容器。
3. （３）可撓性の袋は透明な材料で作られている、特許請
   求の範囲第１項記載の救急容器。
4. （４）栓から遠い方の可撓性の袋の端を、カバーから離
   れた容器の底に又はそれに近接して保つための手段が設
   けられている、特許請求の範囲第１項記載の救急容器。
5. （５）前記手段はカバーに固定されているフープからな
   る、特許請求の範囲第４項記載の救急容器。
6. （６）袋の底はフープの端に接着又は溶着によって固定
   される、特許請求の範囲第５項記載の救急容器。
7. （７）温度計を容器に組み込んでいる、特許請求の範囲
   第１項記載の救急容器。
8. （８）温度計は栓に設置される、特許請求の範囲第７項
   記載の救急容器。
9. （９）温度計は、容器の中の温度を指示するために容器
   の壁に組み込まれている、特許請求の範囲第７項記載の
   救急容器。
10. （１０）カバーは２つの穴を有し、第１の穴は可撓性の
    袋を受け入れるためのものであり、第２の穴は容器を満
    すためのものである、特許請求の範囲第１項記載の救急
    容器。
11. （１１）可撓性の袋はグローブの形状のような生理学的
    な形状を有している、特許請求の範囲第１項記載の救急
    容器。
12. （１２）切断部片を保存するのに適した一回分の量を有
    している、特許請求の範囲第１項記載の救急容器。