JPS6133545B2 - - Google Patents

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JPS6133545B2
JPS6133545B2 JP59079946A JP7994684A JPS6133545B2 JP S6133545 B2 JPS6133545 B2 JP S6133545B2 JP 59079946 A JP59079946 A JP 59079946A JP 7994684 A JP7994684 A JP 7994684A JP S6133545 B2 JPS6133545 B2 JP S6133545B2
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JP
Japan
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bucket
chain
chamber
eggs
temperature heating
Prior art date
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Application number
JP59079946A
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English (en)
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JPS60224468A (ja
Inventor
Kokyoku Kyo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Kogyo KK filed Critical Asahi Kogyo KK
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は卵類の加熱装置の改良に関する。な
お、この明細書本文ならびに特許請求の範囲にお
いて、「卵類」と称するのは、鶏卵、アヒルの卵
のような食用卵の総称であり、液卵、粉末卵のよ
うなものは除かれる。また、「加熱」と称するも
のは、生の卵類を茹で卵の程度に加熱することを
言うのであるが、若干加熱温度を低めて、半熟程
度のものは本発明の製品内に含まれる。なおま
た、「バケツト」と称するものは多数の生の卵類
を内部に挿入および外部に取出し可能に形成さ
れ、要部が金網板、多孔板、多スリツト板などの
組立体から成り、開閉自在の蓋を有し、外部より
内部へ、あるいは内部より外部へ、湯または蒸気
のような流体状の熱媒体が進入または退去できる
ように構成された容器のことをいう。なお、本発
明の方法または装置の製品は、大量に製造されて
サラダやサンドウイツチの添え物類として使用さ
れるもので、ホテルやレストランなどの外食産業
や、食品製造業に供給される。上記ゆで卵の用途
は限定的でなく、そのまま食用にも供せられる。
従来の技術 生の卵類を加熱して茹で卵にする場合に、手工
業的な方法で、金網のカゴに多数の生卵を入れ、
熱湯中に入れて茹でた場合には、殻がまず急熱せ
られてヒビ割れするものがかなり出る。これは、
いわゆる「破卵」と称せられるもので、ふつうは
これをホテルやレストランなどに納入することは
出来ない。
このような破卵率は、ふつうには最初の卵の全
数の15〜20%であり、稀には40%に達することさ
えある。
従来技術における、もう1つの欠点は、黄味が
偏よつて固まつてしまうことで、これは、いちじ
るしく食品の風味を害する。
今日の大規模生産においては、循環するチエー
ンに多数のバケツト類を装着し、各バケツトに多
数の生卵を入れて、熱湯中を潜らせる方法が行な
われているが、この場合においても、破卵率とか
黄味の偏析とかは前述の場合と基本的には変りは
ない。
発明が解決しようとする問題点 したがつて、従来技術における欠点は、破卵率
が高率であることと、黄味の偏在凝固の存在とい
うことであつた。
発明の目的 本発明の目的は、卵類を加熱して茹で卵あるい
はそれに類するものを製造するに当り、従来技術
にくらべて破卵率を低下せしめ、かつ、黄味の偏
在凝固を殆んど無からしめる製法とその装置とを
提供しようとするにある。
発明の構成 本発明の方法においては、卵類を収容した多数
のバケツトを廻動可能に装着した循環式のバケツ
トチエーンを温度が数10℃程度の温水を入れた予
熱室に引き通す第1工程と、上記の予熱室の温度
よりも高温度の蒸気もしくは熱ガスを充満した高
温加熱室に上記のバケツト自体を強制回転させな
がら引き通す第2工程とを含んで成るものであ
る。
また、上記の方法を実施するための本発明の装
置の構成は、入口室と、予熱室と、高温加熱室
と、出口室とを備えたものにおいて、それらのす
べての室を上記の順に廻動するバケツトチエーン
と、このバケツトチエーンに対し間隔おきに、し
かも回転可能に取りつけられた多数のバケツト
と、上記の高温加熱室においてバケツトチエーン
に対し並列して設けられた固定もしくは低速配置
の副チエーンと、バケツトに固定して設けられ上
記の高温加熱室においては上記の副チエーンと咬
み合いバケツトを強制回転させるスプロケツトと
を含んで成るものである。
そこで本発明の上記の構成要件と、従来技術に
固有の欠点を解決する態様との関係について説明
すれば、バケツトチエーンを予熱室と高温加熱室
との相継起する2つの室に逐次引き通すことによ
つて、卵類が一挙に高温度の作用を受けて殻が急
激な高温を受け熱膨張によつて割れることがない
ようにして破卵率を低減する。
次に、高温加熱室においては、バケツトチエー
ンを引き通しながら、バケツト自体を強制的に回
転駆動をし、卵の白味が固まるにつれて黄味を中
心位置に向つて定置させるようにし、蒸し上つた
ときには卵の黄味がほぼ中心に位置するようにし
て多量の良品を製造することに成功したものであ
る。
実施例 第1図においてAは本発明の方法を実施するた
めの卵類加熱装置の側面図であり、Aはハウジン
グフレームであつて、Mはその上に配装された電
動機を可とする原動機である。この原動機Mの軸
には駆動スプロケツト1があり、これが駆動チエ
ーン2、連動スプロケツト3、連動チエーン4を
介して従動スプロケツト5を駆動する。この従動
スプロケツト5はそれによりバケツトチエーン6
を駆動する。7〜20も従動スプロケツトであ
り、前述の従動スプロケツト5と協働して、バケ
ツトチエーン6を循環的に移動させる。Bはこの
バケツトチエーン6上に枢動可能に取りつけられ
たバケツトである。1例によると、フレームAの
全体寸法は4.5m×2.2m×2.3mであり、バケツト
数は約70個である。
ハウジングフレームAは第1図において左端部
に入口室Eを劃定しており、バケツトチエーン6
はこの入口室Eを通過するようになされ、ここで
バケツトBは蓋b(第3図参照)が開かれて、生
卵は3段チヤージの場合に360個、4段チヤージ
の場合には480個収納される。生卵はスーパーな
どで合成樹脂製の凹み付きの容器に入れて販売さ
れているような形態で収納したり、取出したりす
る。
第1図において入口室Eの斜め右上のところに
は予熱室Pがあり、図には示してないが、この中
には50℃〜60℃くらいを適温とする数10℃の温度
の湯が入れてあり、バケツトBおよびバケツトチ
エーン6はこの中を通過する。湯中の通過時間は
夏と冬とによつて異うが、およそ10分間くらいで
ある。
ハウジングフレームAの最上位に設けられたも
のは高温加熱室Hであり、主室H1と左右の分室
H2,H3の3室に分れているが、これは加熱蒸気
が外部に逸出する量を出来るだけ少なくするため
である。この高温加熱室Hには、なるべくは93℃
〜98℃くらいの温度であるのを可とする蒸気もし
くは熱ガスが充満している。バケツトBおよびバ
ケツトチエーン6はこの高温加熱室Hをたとえば
約10分間で通過する。
なお、上記の予熱室Pを通過するとき、卵は予
熱されるので、次段の高温加熱に際しても殻がヒ
ビ割れすることが殆んどない。全数の1〜2%が
破卵するに過ぎない。
高温加熱室H内には、バケツトチエーン6の水
平部と平行して、固定配置もしくは微速で反対方
向(第1図の右から左への方向)に走行する副チ
エーン21が設けられ、これにバケツトBのスプ
ロケツト22が咬み合つている。したがつて、バ
ケツトBが高温加熱室H内に第1図において左側
の下方から入つて来て水平方向に右行するとスプ
ロケツト22が副チエーン21と咬み合い、転が
り作用を受けるので、バケツトBは第1図で見て
時計まわりに廻動する。その状況は第4図の部分
拡大側面図を一見すれば明らかであろう。
バケツトBが高温加熱室H内において右方に移
動すると同時に回転運動を受けると、卵の黄味が
最初は仮に偏心していたとしても、白味が均等に
周辺から次第に固まりながら黄味を中央へ中央へ
と押し動かし、主室H1を約10分間かけてゆつく
りと移動する間に、バケツトBのスローな回転運
動の影響を受けて、ほぼ正しく黄味を卵の中心位
置に保持しながら凝固して茹で卵状となるので、
予熱室Pにおける予熱によつて破卵率はいちじる
しく僅少であり、高温加熱室H内における横移動
兼回転式の加熱により黄味は偏心なく茹で上がる
ものである。本機の能力は装置が比較的小型であ
るにも拘わらず、1時間当り最低100000個という
驚異的な高能率をもつて鶏卵を処理することが出
来る。そして、原動機Mの所要動力も0.75kWと
いう僅少な値である。
なお、第3図に示されている残余の詳細構造に
ついての説明を補足すると、副チエーン21が固
定配置の例として図示され、これにバケツトBの
スプロケツト22が咬み合つている。25,25
はネジ結合を略示的に示しており、スプロケツト
22とバケツトBとの間の一体的結合を明示す
る。したがつて、前述のようにスプロケツト22
が回転すれば、バケツトBも同様に回転する。
24はチエーンガイド26によつてガイドされ
ているバケツトチエーン6より出ている頭付のピ
ンであり、これにブツシユ23を介して前記のス
プロケツト22が装着され、若干の摩擦抵抗を保
ちながら回転することが可能である。
発明の作用効果 したがつて、バケツトチエーン6が移動方向を
たとえば90゜あるいはそれ以下の角度だけ変える
ように、たとえばスプロケツト5,7,8,9,
10,11,12,13,15,16,17,1
8などを迂回するときには、バケツトBはピン2
上にて、ゆつくりと廻動し、つねに自重で定位置
を保持する。このような状態は、入口室E内、そ
こから予熱室Pに至る間、予熱室P内、そこから
高温加熱室Hに至る間、高温加熱室Hから出口室
Oに至る間およびこの室Oに滞在している間は同
様の挙動をする。ただ、高温加熱室H内において
副チエーン21による強制回転駆動を受ける間に
限り、上述したような強制連続回転駆動作用を受
けるのである。
なお、装置における加熱用の熱源としては、多
くはボイラからの蒸気が使用されるが蒸気によつ
て水を湯に代えるのは予熱室Pのみで、温度も低
く処理も予熱のみで使用熱量も比較的少ない。し
かるに、主加熱を行う高温加熱室Hでは水蒸気そ
のままか、あるいは例外的に熱ガスが使用され、
気液変換時のヒートロスを防げるので熱効率もよ
い、という副次的効果もある。
以上の説明からも分かるように、本発明の方法
およびその実施装置を使用すれば、破卵率が低
く、黄味の偏心凝固のない茹で卵が大量的に、高
能率をもつて生産できる効果である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による卵類加熱処理方法および
装置の好適な実施の1例を示した側面図、第2図
はその略図的平面図、第3図はバケツトとバケツ
トチエーンおよび副チエーンの機構的関係を詳示
した部分拡大詳細縦断面図、第4図はバケツトが
副チエーンによつて強制回転駆動を受ける状況を
示した部分拡大側面図である。 これらの図において、A……ハウジングフレー
ム、B……バケツト、P……予熱室、H……高温
加熱室、E……入口室、O……出口室、M……原
動機、1……駆動スプロケツト、2……駆動チエ
ーン、3……連動スプロケツト、4……連動チエ
ーン、5……従動スプロケツト、6……バケツト
チエーン、7〜20……従動スプロケツト、21
……副チエーン、22……スプロケツト、23…
…ブツシユ、24……ピン、25……ネジ結合
部、26……チエーンガイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 卵類を収容した多数のバケツトを廻動可能に
    装着した循環式のバケツトチエーンを温度が数10
    ℃程度、好ましくは50〜60℃程度の温水を入れた
    予熱室に引き通す第1工程と、上記の予熱室の温
    度よりも高温の蒸気もしくは熱ガスを充満した高
    温加熱室に上記のバケツト自体を強制回転させな
    がら引き通す第2工程とを含んで成る卵類の加熱
    処理方法。 2 入口室と、予熱室と、高温加熱室と、出口室
    とを備えたものにおいて、それらのすべての室を
    上記の順に廻動するバケツトチエーンと、このバ
    ケツトチエーンに対し間隔おきに、しかも回転可
    能に取りつけられた多数のバケツトと、上記の高
    温加熱室においてバケツトチエーンに対し並列し
    て設けられた固定もしくは低速配置の副チエーン
    と、バケツトに固定して設けられ上記の高温加熱
    室においては上記の副チエーンと咬み合いバケツ
    トを強制回転させるスプロケツトとを含んで成る
    卵類の加熱処理装置。
JP59079946A 1984-04-20 1984-04-20 卵類の加熱処理方法およびその装置 Granted JPS60224468A (ja)

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BE1012320A5 (nl) * 1998-12-03 2000-09-05 Peers Philippe Werkwijze en inrichting voor het onder diverse vormen produceren van eieren.
CN109122747A (zh) * 2018-07-24 2019-01-04 贵港市瑞成科技有限公司 一种烤海鸭蛋装置

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