JPS6133226A - 発熱転化反応方法 - Google Patents

発熱転化反応方法

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JPS6133226A
JPS6133226A JP17373084A JP17373084A JPS6133226A JP S6133226 A JPS6133226 A JP S6133226A JP 17373084 A JP17373084 A JP 17373084A JP 17373084 A JP17373084 A JP 17373084A JP S6133226 A JPS6133226 A JP S6133226A
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gas
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功三 大崎
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誠 島垣
Keizo Konogi
此木 恵三
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    • B01J8/02Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はガス状原料に触媒を作用させて発熱転化反応
を行わしめ、転化生成物を含むガスを得る方法に関する
更に詳しくは、触媒層が垂直な円筒状であり、この触媒
層内部に!直に多数配設された冷却管の内部に沸騰状態
にある冷却液を上昇せしめつつ、原料ガスを円筒状触媒
層の半径方向に流通させて、原料ガスに転化反応を生起
せしめ、この転化反応に際し発生する反応熱を冷却液の
蒸発によって除去する形式の主反応器とガス流に関しこ
の主反応器の上流に位置する比較的小型の前置反応器と
を併用する2段階の発熱接触転化反応法に関する。
触媒に所望の温度と圧力下にある原料ガスを接触させ、
所望の生成物を得る転化反応法は、例えば窒素と水素を
含むガスからアンモニアの製造、水素と酸化炭素を含む
ガスからフルー」−ルや炭化水素の製造の如く、既に多
くの例が知られでいる。
これらの転化反応の中の多(のものは発熱反応であるが
、これら発熱転化反応のためのIJjξ料ガス製造工程
は、多大のエネルギーを消費するため、転化反応の際に
得られる反応熱を高温で効果的に回収し、これを原料ガ
ス製造工程等に再使用し、同時に反応方法自体を効率の
よい一方法にすることが、反応生成物を得る為のエネル
ギー節約的であり、かつ経済的な方法として非常に重要
である。この発明でいう転化反応は上記の如きガス状原
料と触媒を接触させて所望の転化生成物を得る発熱反応
を意味する。
[従来の技術] 上記の如き転化反応を効率的に進め、かつ反応熱を回収
する方法として、同一転化反応が直列の複数段反応器に
より行われる方法が米国特許3゜851.046 (以
下文献1という)、ケミカルエンジニアリング誌(Ch
emical Engineerina) 1977年
7月4日号102頁(以下文献2という)、特開昭55
−20295 (以下文献3という)などによりある程
度周知となっている。しかしこれらの文献による方法は
ある程度改巷されCいるが、まだ充分とはいえない。以
下にこれら3文献による方法の大略を説明する。
文献1の方法は窒素ガスと水素ガスからアンモニアを製
造する方法であって第1図の工程により行われる。即ら
管1から工程に供給される原料ガスは、熱交換器H−2
において、熱回収ボイラーB−2を経由して第2反応器
1−2から管31および32を経て送られてくる第2反
応器出ロガスと熱交換し゛(ある程度R温uしめられ、
次に管11を経由第1熱交換″a+−1−1において、
第1反・応器R−1から管21を経て送られてくる第1
反応器出ロガスにより反応湿度までffmせしめられ、
菅12を経由第1反応器R−1に供給される。第2反応
器1−1内にある触媒層C−1において相当程度転化反
応が進行させられ、転化生成物の濃度の上昇した第1反
応器出ロガスは、管21を経由第1熱交換器)1−1に
おいて、11η記原料ガスと熱交換して、第2反応器に
供給されるのに適当な温度に冷却され、管22を経て第
2反応器R−2に送られる。次にこのガスは第2反応器
1で一2内の触媒mc−2と接触して転化反応を終了さ
せられ、転化生成物の最終濃度(以下一連の転化工程の
最終反応器の触媒層を去る転化反応終了後のガス中の転
化生成物濃度を最終rA度という)となって、管31を
経て熱回収ボイラーB−2にて沸騰水と熱交換して冷却
された後、前記の如く管32を経て第2熱交換器E1−
2における原料ガスとの熱交換により更に冷却された後
、出口管2から転化反応工程を去る。第1図に記載しで
いないが、このような転化反応を行うに際し前記文献1
.2および3による方法は共に、管2から転化反応工程
を去ったガスが更に冷却されて転化生成物が液化分離さ
れた後、残存未転化ガスは、新規原料ガスが補充され、
続いて昇圧榔により昇圧せしめられた俊、再び転化工程
の原料ガスとして管1に再循環される経路を有する。
前記文献2に記載の方法は、メタノール製造の場合であ
って、第2図の工程を有する。この第2図記載の方法に
ついて簡単に説明すると、所望の方法で反応温度に予熱
された原料ガスは、管12から第2反応器1−1に入り
、触媒層C−1との接触により、転化反応がある程度進
行させられ、そ、の際の反応熱により温度が上昇し、管
21を経由第1熱回収ボイラーB−1に流入させられ、
所望の冷却を受けた後、管22を経由して第2反応器R
−2に入り、触媒層C−2と接触して更に転化反応が進
行させられ、同時に温度が上昇し、管31を経て第2熱
回収ボイラー8−2に流入さぜられ、再び所望温度まで
冷却された後、更に管32を経由第3反応器R−3に流
入し、触媒層C−3と接触することにより転化反応を終
了させられて転化生成物の最終m度となり、出口管2か
ら転化工程を去る方法である。第2図において管52お
よび62はそれぞれ上記熱回収ボイラーB−1およびB
−2において水の沸騰により生成した水と水蒸気の混相
物がスチームドラムSに送られるための管であり、また
管51および61は、それぞれスチームドラムSに、I
3いて水と水蒸気が分離され、水蒸気が管83により糸
外に導出された後、分離水が熱回収ボイラーB−1およ
びB−2に返送されるための管である。
前記文献3に記載の方法は、アンモニアの製造に関する
第3図に示す方法であって、第1図の方法と略同様であ
る。第3図面の簡単な説明すると、管1から供給される
原料ガスは、熱交換器ト1−3において、第2反応器R
−3から管41を経て流出し、熱交換器E3−3にて例
えばボイラー用給水の如き他の用途に供せられる冷71
用流体によっである程度冷却された後、管42を経て供
給される転化反応終了後のガスと熱交換して部分的に予
熱された後、笛11を通って熱交換器F1−2に流入し
、次に熱交換器H−2にd3いて第2反応器1(−2か
ら答31を経て流出する第1反応器出ロガスと熱交換し
て更に昇温させられた後、管11を通って熱交換器ト1
−1に流入し、次に熱交換器1」−1において、第1反
応器R−1から管21を経て流出する第1反応器の出口
ガスと熱交換して反応温度に達せしめられた後、管12
を経て第1反応器R−1に供給される。第1反応器内の
触媒層C−1と接触して部分的転化反応により温度の上
昇したガスは、管21を経て第1熱交換器H−1にて前
記の如く原料ガスと熱交換して所望温度に冷却された後
、管22を経て第1反応器内 −2に供給される。ガス
は第1反応器R−2内の触媒層C−2と接触して転化反
応が更に進行させられて再び温度が上昇し、管31を経
て第2熱交換器ト1−2に流入し、ここで前記の如く原
料ガスと熱交換して再び所望温度に冷却され、管32を
経由第3反応r&R−3に供給される。ガスは、第1反
応器R−3内の触媒層c−3に接触して転化反応が終了
させられ、転化生成物の最終濃度となって、管41から
熱交換器B−3に流入し、ここで前記の如くボイラー給
水等により冷却された後、管42を経由、更に熱交換器
1」−3に流入し、ここで原料ガスと熱交換して更に冷
却された後管2から転化工程外へ排出される。この第3
図の方法が第1図の方法と異なる点は、第1図の方法の
いずれの触媒層においても、ガスが円筒状触媒層の軸方
向に流れるのに対し、第3図の3個の触媒層C−’l、
C−,2およびC−3にJ3けるガスの流通方向がいず
れも半径方向であることと、熱交換器H−1およびH−
2がそれぞれ反応器R−16よびR−2内に内蔵されて
いる場合を含むことである。
又この様な転化反応のために使用される触媒には、原料
ガス中に不可避的に含有されていて触媒の性能を低下さ
せる微量物質により使用中の触媒の性能が逐次低下する
現象(以下単に被毒という)J3よび触媒温度が上昇し
過ぎると好ましくない副反応の生起や触媒の性能が低下
する現象があり、これら現象の激しさの程度により触媒
の使用可能時間(以下単に触媒寿命という)に長短を生
ずることが一般的に知られている。
上記3種の文献による方法には、第1反応器、第1反応
器内3よび第3反応器内の触媒層が共にいわゆる断熱型
触媒層であって、触媒層内に反応熱除去のための伝熱面
を有せず、ガスが各触媒層内を進行し、転化反応が進む
に伴い、発生した反応′ 熱でガス温度および触媒温度
がともに上昇する形式の触媒層が使用されている。従っ
て、上記3種の文献による方法は、熱回収の点のみを考
慮すると比較的に優秀であるが、各触媒層における転化
反応の進行に伴って触媒層の温度が上昇するため、■化
学平衡的理由によって各反応器における転化反応の進行
が比較的に少なく、又反応器1基害りの反応熱発生用を
制限する必要があり、結果的にガスがこの一連の転化工
程を1回通過した後に得られる転化生成物の最終濃度を
高い所望値に達せしめるためには、反応器の数を増加さ
せる必要がある、■触媒寿命の短縮となる、■ガスがこ
の一連の転化工程を1回通過して得られる転化生成物徂
は小となり、逆に未転化のため再循環されるガス量は大
となるため、所望量の転化生成物を一取得するための未
転化ガス循環回数を増加させる必要をも生じ、循環工程
に必要な生成物分離のための冷却器、生成物吸収器、分
離器、循環昇圧器などの大型化および冷却器、吸収器な
どにおける冷u1の際のエネルギー使用量の増加、更に
は生成物分離後の循環ガスを昇圧し、続いて反応4度ま
で昇温するためのエネルギー使用inの増加をもたらず
などの欠点を有する。
一方本発明の発明者らは、持分11i?58−3957
2において、新しい反応器を提案した。第4図はこの新
しい反応器の断面図の1例である。第4図の要点を説明
すると、外殻101の内部に外側および内側の2枚の円
筒状の触媒支持網102および103が設置され、触媒
は支持網102と103の間に形成される環状空間部に
外側支持網102の上端付近まで充填される。触媒層内
には沸肱状態にある冷却液を上昇させるだめの冷却管1
04が垂直に多数配設されている。原料ガスは例えばノ
ズル105から外殻101内に流入し、仕切壁106と
外殻101との間の空間107を通り、外側触媒支持網
102を通過して、触媒層内を略水平な半径方向に移動
さぼられて、内側触媒支持網103を通過して、中心部
空間108に集合し、ガス出口ノズル109から反応器
外に去る。
一方、冷却液は上記ガス流から隔離された別の流通経路
を有′する。即ち、第4図の例で、所望の圧力の下で略
洟騰温度にある冷却液は、冷却液入口110から反応器
内に流入ざLられ、冷M]液−次分配管項、において多
数の冷却液用連結管112に分配され、更に次の二次分
配管113において触媒層内に配設されている多数の冷
却管104に分配される。冷却管104を上昇する冷却
液は、冷却管の周囲に存在する触媒層中で発生する転化
反応熱を吸収して沸脇し、液および蒸気の混相物(以下
単に冷却液という)として冷却管104中を上昇し、多
数の一次集合管114により、第一次の杏流を行った後
、続いて多数ある連結管115を経由、二次集合管11
Gで更に合流ざUられ、冷却液出口117から反応器外
に去る。
この新反応器にd5いて小型なことは、第4図の如く垂
直円筒状の触媒層内に!]!直に配設された多数の冷M
j管の内部に沸騰状態にある冷IAaを上界させつつ、
原料ガスが触媒層内部を略半径方向に流通させられ、触
媒層内において、所望の発熱転化反応を行わしめる如き
反応器(14造である。この新反応器は、原料ガスの流
通方向と冷却液の上昇方面とを直角交差させることによ
り、原お1ガスの進行方向に沿う触媒層内各部置にa−
3ける冷Nl’cl<の配設数を調整し、触媒層内の原
料ガスの進行方向に対する温度分布を、触媒の最小けの
使用によって、触媒層出口ガス中の最終濃度が最高とな
るよう、設定できる特徴を有する。即ち、この新反応器
は、ガスに転化反応を行わしめる際、反応熱を高温高圧
の冷却液蒸気として回収しつつ、この特徴の活用によっ
て前記文献記載の如き触媒およびガス温度の好ましくな
い上昇を防止し、触媒層内各部の温度をそれぞれ所望の
低湿に保ち、化学平衡的理由による触媒層出口における
最終m度の低下を防止することができる。
この発明の発明者らは、上記の如き理想に近い新反応器
においても、この反応器の単独使用では、転化反応生成
物を殆ど含有しないガスと触媒とが接触プる触媒層入口
付近においては、反応速度が非常に早いため初期反応に
よる反応熱が集中的に発生し、この集中発生する反応熱
を充分に除去するための冷却管数を、触媒層入口付近に
配設することが構造上困難であるとの問題が残存し、前
記の断熱触W、層を使用した場合に比較し遥かに軽微で
はあるが、触媒層入口部にお番プる温度の過上Rがなお
若干の存在し、この触媒層入口付近の触媒層温度の過上
昇とこの部分の触媒の被毒を排除り。
れば新反応器内の触媒の寿命を著しく延長し得ることを
見出した。
[発明の目的] この発明は上記の如き新反応器に残存している触媒層入
口付近の′fiA度の過上昇と被毒を排除し、新反応器
および原料ガス製造工程の操業率の大幅向上を主目的と
する。
[発明の開示および作用効果] この発明は、上記の新反応器(以F単に主反応器という
)を主反応器として使用し、原料ガス流においてこの主
反応器の上流に、少量の触媒を内蔵する小型の前置反応
器を設け、原料ガスを前置反応器から主反応器へと直列
に流ずことにより、前記した如き断熱触媒層を使用した
場合の前記文献記載法の諸欠点J3よび主反応器(叩も
新反応器)の単独使用の場合の触媒屑入[」付近に尚残
存する触媒温度の若干の過上昇と触媒の被毒項、題を前
置反応器に移転させる方法である。
この発明方法にあっては、前置反応器内にa5いて原料
ガスに初期反応が生起せしめられるが、前 。
置反応器内の触媒□は少量である故、主反応器内にJ5
けるよりも高空間速度でガスが流通させられるlこめ、
高い初期反応速度にJ:る反応熱の集中発生が、前置反
応器内の触媒全体に分散される効果と触媒の被毒は前1
u反応器に集中的に発生する現象とを利用し、前置反応
器の触媒交換頻度を略従来と同様の交換頻度として、主
反応器の触媒寿命を延長する原理が使用されていること
になる。即ち、1)a置反応器にJ5いて初期反応を終
了させられたガスは、次に主反応器において転化反応を
終了さぼられるが、主反応器の触媒は被mされず、また
主反応器は前記の新反応器である故、触媒層温度の過上
昇が効果的に防止され、主反応器の触媒’I?命が延長
さることになる。また主反応器を去る転化終了ガス中の
最終濃度は、主反応器の利点が効果的に作用し、前記文
献記載の方法に比較して昌濃度に保持される。尚転化反
応熱を高温畠圧の冷却液蒸気として効率良く回収できる
点については、主反応器を単独に使用する場合と同様の
効果を得ることができる。以下にこの発明方法につき詳
しく説明するが、前記の第4図はこの発明に使用する主
反応器の実施態様の一例であって、この発明に使用する
主反応器は第4図の例に限定されるものではない。
この発明に使用する前は反応器として、内部構造の異な
る多くの形式のものを使用することができる。また、前
置反応器内において使用する触媒には、主反応器の触媒
が主目的とする転化反応を生起する能力を必要とするが
、必ずしb主反応器に使用する触媒と同一のものである
必要はない。
例えば、前置反応器の触媒層において、激しい初期反応
が生起する場合には、前置反応器用触媒どして、転化反
応生起能力の点で主反応器用触媒より性能の若干劣る触
媒の使用が、激しい初期転化反応を生起せず、かつ性能
の若ト劣る触媒が被毒し難いという一般的傾向の両理由
により、むしろ望ましい場合がある。従って、前置反応
器にどのような内部構造の反応器を使用するかに関して
は、主として転化反応の種類と前置反応器に使用される
触媒の性能によって決定される。代表的例を挙げる。ま
ず第1の例は、所望の程度に性能の劣る触媒が入手可能
であり、かつ生起する転化反応の発熱程度が比較的に小
さい場合であって、この場合には前置反応器として断熱
触媒層の反応器が使用できる。 この例の如く、断熱触
媒層を使用できる場合には、前置反応器の内部構造が非
常に簡単となり反応器自体の製作と、操業の際における
触媒の交換を極めて容易に行ない得る利点がある。
第2の例は、前置反応器用触媒として主反応器に使用す
るものと同程度の高性能触媒を使用し、かつ生起する初
期反応の発熱程度が著しく大である場合であり、この場
合には触媒に接触する金属製伝熱面を介して、この面の
触媒と反対側にある沸騰状態の冷却液を蒸発させる方法
により、反応熱を除去する形式の触媒層を有する前置反
応器を使用することが好ましい。この第2の例の前置反
応器としては、第4図の例に挙げた主反応器と同一形式
の反応器も使用できるが、これ以外の例えば第5図の例
の如き形式の反応器の使用も好ましい。
第5図は、外殻101内に上下2枚の管板132a5よ
び133によって支持される多数の触Is管131が設
けられ、各触媒管131の内部には触媒支持網103に
より支持される触媒C−1が充填されている。原料ガス
は、例えば上部の原料ガス人口105から反応器内に入
り、各触媒管131中を分岐下降して、これら触媒管中
で初期反応を生起しガス出口109から次の工程に移動
する。
触媒管中で初期反応の結果発生した反応熱は、冷却液入
口110から入り、各触媒管の外側の空間に存在する所
望圧力下の冷却液を蒸発させることにより除去され、冷
却液は出口117から蒸気のみ、あるいは液と蒸気の混
和物どして反応器を去る。この第2の例は、触媒が高性
能であるために、前置反応器が非常に小型でよい利点を
有する。
この発明で考慮される接触発熱転化反応が、原料ガス中
に転化生成物が少量しか3右されない理由により、激し
く生起するのは、通常ガスが前置反応器と主反応器を通
過して、転化反応が終了した時点のガス中の転化生成物
最終濃度の最大でも1/2の′m度に到達するまでの期
間である。従って、初期反応を行った後のガス中の転化
生成物の濃度(以下中間濃度という)を、この発明の目
的が達成される範囲内において最終濃度の172より可
能な限り小とし、主たる転化反応を主反応器において行
わしめることが、前置反応器を小型とし装置を安価にす
る。従って前置反応器で初期反応を行った後の中間湯度
の選択は、転化反応の種類と主反応器J5よび前置反応
器用触媒の特性により異なる。しかし逆に中間湯度が最
終濃度の1720に到達していない場合は、前置反応器
を設にすること自体が殆ど効果を有してJ3らず、無益
な設備となっていることを示し不利である。
また原料ガスが、前置反応器内触媒に接触させられる際
の触媒の見掛は単位体積当りの標準状態に換器したガス
の1時間流通休栢(以下空間速度という)は、前置反応
器用触媒の性能により大幅に異なるが、主反応器の触媒
における空間速度の3倍以上とすることが、前置反応器
の効果を向上さぜるために重要である。しかし、前置反
応器における空間速度を主反応器の空間速度の10倍以
上とした場合には中間湯度が非常に低くなり、前置反応
器設置の目的が殆ど達成されていないこととなる。
次にこの発明における前置反応器に供給するガスの予熱
法とその温度制御法および前置反応器において初期反応
を終了したガスが主反応器に供給される+’+iJに行
われる中間冷N1法につぎ、実1iIi態様例を使用し
て説明づ゛る。第6図の実施態様例は、前置反応器内触
媒層が断熱触媒層とされ、前置反応器R−1に供給され
る原料ガスの予熱が主反応器R−2を去るガスとの間接
熱交換で行われ、また前置反応器を去るガスが主反応器
に供給される前に所望温度に冷却される方法が、主反応
器において蒸発消費される冷却液の補給液との間接熱交
換とされる場合である。すなわち原料ガスは、管1によ
り熱交換器H−2に送られ、ここにおいて主反応器R−
2から管31により送られてくる転化反応終了後のガス
と熱交換し、前置反応器R−1に供給するに必要な温度
に予熱される。予熱の終了した原料ガスは管12により
前置反応器R−1に送られ、触媒層C−1を通過する際
、初期反応が行われる。この例の前置反応器R−1で初
期転化反応の行われたガスは、発生した反応熱によって
初期反応の起る前よりも高い温度で、管21を経由熱交
換器H−1に送られる。熱交換器1−1−1においてこ
のガスは、管71を経て送られてくる主反応器の冷却液
系統への補給液と間接熱交換して、主反応器に供給する
ために適当な所望温度に冷却された後、管22を経て主
反応器R−2に供給される。第6図における主反応器R
−2は、第4図に記載のものと基本的に同一構造である
が、模式図的に簡略化しである。上記により所望温度に
冷却された後主反応器R−2の中心部空間108に供給
されたガスは、円筒状触IJA層C−2中を、中心部か
ら外側へ半径方向に流動させられ、転化反応が終了する
。この際の全転化反応熱は、冷却液?191から供給さ
れる循環冷却液および熱交換器ト1−1において前置反
応器R−1の出口ガスと間接熱交換で予熱され管72に
より供給される補給液が分散上昇する多数の冷却管1゛
04内における冷却液の蒸発により除去される。主反応
器R−2で転化反応を終了したガスは、主反応器の触媒
層C−2の外側温度に略等しい温度どなって、菅31に
より熱交換器H−2に送られ、前記の如く原料ガスと間
接熱交換して冷却された後、f!2により、第6図では
省略されているが必要に応じて設置される、後続の熱回
収工程を経て転化生成物分離工程に送られる。一方多数
の冷却管104中を上昇中に、転化反応熱を吸収して1
部が蒸発した冷却液は、管92を紅で気液分離器S−2
に送られ、蒸気は管93から所望の用途に送出され、液
は循環ポンプP−2により管91を経由循環冷却液とし
て多数の冷却管104の下部に分岐供給される。管93
から抜き出された蒸気mに等しい世の冷却液が管72か
ら補給される。上記冷却液循環系統の圧力は、回収され
る蒸気の温度を上げるため゛に、触媒層の冷却に支障の
ない程度で可能な限り高い圧力に保持される。また熱交
換器H−1における前置反応器を去るガスの冷W程度は
、補給液バイパス弁73の開度調節により制御できる。
この熱交換器1]−1においては、冷却源として、上記
冷却液の予熱に代えて、加減される圧力Fに冷却液が蒸
発ざUられる方法あるいは熱交函冴H−2において部分
的に予熱された原料ガスが使用できる。
第7図はこの発明の実施態様の他の例であって、主反応
器に二は第4図と同様のものが使用され、前置反応器に
は第5図に記載した形式の反応器が使用され、前置反応
器にa3いて初期反応を終了したガスが冷却されること
なく主反応器に導入される場合である。第7図面の簡単
な説明する。管1から導入される原料ガスは、まず熱交
換器H−2において、管31から送られてくる主反応器
R−2において転化反応を終了したガスと熱交換して予
熱された後、前置反応器R−1に供給される。
ガスは前置反応器内の触媒管131中に充填されている
触媒C−1と接触して初期反応が行われる。
この例の前置反応器の触媒C−1は、触IJX管131
中にあり、各触媒管は、管81から各触媒管の外側空間
に供給される所望の圧力下の冷却液に取り凹まれている
。従って生起する転化反応が中程度の発熱反応である場
合には、初期反応が進行しても触媒Jヲよびガスの温度
の上昇が殆どなく、ガスは管22により、冷却されるこ
となく、主反応器に供給できる。主反応器に供給された
ガスは、主反応器の円筒状触媒層を外側から中心に向(
プて半径方向に流動し、その間に転化反応を終了して管
31から熱交換器1−1−2に入り、前記の通り原料ガ
スを予熱した後、管2から次の工程へ送られる。一方、
前置反応器R−1において、管81から触媒管131の
外側に供給された冷却液は、触媒層C−1内で発生する
転化反応熱により沸舐し、蒸気または蒸気と液の混相物
として管82を経て気液分!1ilt器S−1に送られ
、蒸気は管83から熱源として所望の用途に供給され、
液は循環ポンプP−1および管81を経て前置反応器に
循環される。主反応器における冷却液の循環工程は、第
6図のポンプP−2を使用しない自然循環方式を使用し
ている。この第7図の例にJ5いては、11す買反応器
として、第4図に記載の主反応器と同一形式の小型反応
器を使用しても略同様の効果をあげることが可能である
。初期転化反応熱が非常に大でおる場合には、上記第7
図例の如き触媒に接触する伝熱面を介して冷却液を蒸発
させる形式の前回反応器を使用しても、前置反応器で初
期反応を行ったガスを冷却することが好ましく、その場
合には第6図の例で説明した如き諸方法を使用すること
ができる。この発明方法においては、上記の如く初期反
応の反応熱をあますことなく、かつ高温度で効果的に回
収することが重要である。第7図の例にJハブる前置反
応器内の触媒層C−1の温度は、発生する冷却液の蒸気
の圧力を加減することにより容易に制御できる。また第
7図の例に115いて、前置反応器の冷却液と主反応器
の冷却液に異種の冷却液が使用され、それぞれ得られる
蒸気が別の用途に使用されること、あるいは前置反応器
と主反応器に同種の冷却液が使用され、気液分離器S−
1およびS−2が共通の1基の気液分離器とされること
が好ましい場合もある。
次に他の実施態様として第8図の例について説明する。
第8図は前置反応器の触媒層およびこの触媒層を去るガ
スの冷却が、原料ガスの予熱法で行われ、かつこの予熱
に必要な伝熱面が前置反応器内に設置され、更に該伝熱
面の1部が触媒層内に設けられた形式の+”+Fj置装
応器が使用され、前置反応器にて発生する初期反応熱が
比較的少缶の場合に適当な例である。まず管1から供給
される原料ガスは、熱交換器ト1−2において、主反応
器R−2から管31を経てこの熱交換器に供給される高
温のガスと熱交換して部分的に予熱され、管11を経て
前置反応器1(−1に送入される。部分的に予熱された
このガスは、前置反応器内において、管板133、この
管板で支持される多数のガス導管141、邪魔板142
などから+i4成される熱交換器H−1部分の導管14
1中を流動する。その際、このガスはまず触媒層C−1
の下部から流出し導管141の外側を通過する初期反応
を終了した高温のガスと熱交換して部分的に予熱され、
次に導管141の触媒層C−1内に配置されている部分
を通過して触媒層から加熱されて予熱が終了し、導管1
41の上端から触媒1ffiC−1内に入る。
触媒層C−1内で初期転化反応を行ったガスは、導管1
41の外側を邪魔板142により規制されるガス通路に
沿って流れ、原料ガスと熱交換し冷却された後、管22
により主反応器に送られる。
この第8図の例にd3&プる主反応器の使用法は、第6
図の例ど同様でおる。第8図の例における触媒層C−1
の温度と管22により主反応器に送入されるガス温度は
、熱交換器H−2における原料ガスの予熱程度とバイパ
ス弁13の開度調節により行うことができる。この第8
図例において、前置反応器に内蔵される熱交換器H−1
の部分は、必らずしも前置反応器内に設ける必要はなく
、前置反応器外の独立した熱交換器として設置しても全
く同様の効果を得ることができる。
次にこの発明における冷却液の種類の選定および使用法
について説明する。この発明において使用可能な冷却液
として、脂肪族および芳香族炭化水素、その他の@義液
体、あるいは水など多くの種類の液体を単独または混合
して使用することができる。通常の場合は水を使用し水
蒸気を取得するのが簡便である。しかし反応温度が高い
場合には、水を冷却液として使用すると、冷却液の圧力
を非常に高くする必要が生じ、冷却力が低下する現象の
外、転化ガス側の圧力より冷却水側の圧力が著しく高く
なって、水あるいは水蒸気の転化ガス側への僅かな漏洩
が、転化反応に悲影臂をおよばず現象などが見られる。
例えば転化反応が水んJ3よび窒素ガスからのアンモニ
ア合成である場合に、触媒が性能を発揮する温度は33
0℃以上であり、かつ水蒸気は通常アンモニア合成触媒
の性能を低下させる。このような場合に冷却液として水
を使用すれば、冷Jul水側の圧力は120ka/cm
(G程度の圧力を必要とし、冷却能力が不充分となる外
、近時の100ka/cnfGあるいはこれ以下のガス
圧力で行われるアンモニア合成では、極少量の水蒸気が
転化ガス側に漏洩することにより触媒の性能が低下する
。従ってこの様な場合には、冷却液として水より沸点の
高い液体を使用し、冷却液側の圧力を低下させることが
望ましい。水より沸点の高い冷却液としては、所望沸点
範囲の石油留分、芳香族あるいは脂環状炭化水素の単独
炭化水素化合物またはこれらの混合物、ジフェニールオ
キサイドとジフェニールの混合物等の如きいわゆる熱媒
体液、多種類の塩素化炭化水素類など多くの油性液が使
用できる。これら油性液を冷却液として使用した場合に
得られる油性液の蒸気は、そのまま熱源として使用する
こともできるが、動力源としての使用を所望する場合な
どには、専用の熱交換器を使用して、より高圧の水蒸気
に熱エネルギーを移転した上、蒸気タービンなどに供給
する方が好ましい場合が多い。第9図は転化ガスに関す
る工程が第7図と同様である故省略しであるが、上記の
油性冷却液の蒸気の有するエネルギーが熱交換により高
圧の水蒸気に移転される例である。第9図では、前置反
応器R−1用冷却液としては油性液が使用され、第7図
の場合と同様に、多数の触媒管131内の触媒C−1に
おいて発生する初期反応熱により、これら触媒管131
の外側にある油性冷却液が沸騰し管82を経て気液分離
器S−1に入り、分離された油性蒸気は、管83から所
望の用途に熱源として供給され、分離された液は、ポン
プP−1により管81を経て前置反応器の冷却液側に循
環される。また第9図の主反応器R−2においても冷k
]液としては油性液体が使用され、触媒層C−2におい
“て発生する転化反応熱により冷却管104中の冷却用
油性液が沸騰し、油性液がその蒸気または蒸気と液の混
相物として管92を経て熱交換器14−5の例えば伝熱
管外側に送り込まれる。熱交換器1−1−5の伝熱管内
側には高圧熱水が流通していて、伝熱管外側に送り込ま
れた油性液体の蒸気は、管内側の熱水により冷却されて
凝縮し、管91を経由冷却管104の下部に循環される
。熱交換器H−5の伝熱管内側を流通する熱水は、伝熱
管の外側の油性液蒸気で加熱されて沸騰し、管97を軒
でスチームドラムS−3に送り込まれる。スチームドラ
ムS−3で水蒸気と水が分離され、高圧水蒸気は管98
からスチームタービンなど所望の動力用あるい【よ熱源
用などとして供給される。スチームドラムS〜3で分離
された水は循環ポンプP−3と管96を経て熱交換器ト
1−5の管内側下部に循環される。
以上の如き方法により、圧力が比較的低く温度の高い冷
却用油性液の蒸気の有する熱を、温度が若干低いが圧力
の高い水蒸気に移転して有効刊用することも可能であり
、前刃反応器および主反応器において発生する転化反応
熱を所望の用途に有利に利用できるとともに、前記した
如き、冷却液として非常に高い圧力の水を直接使用した
場合の障害を防止することができる。一般に転化反応に
必要な温度が主たる理由となって、冷IiI′a側の圧
力が転化ガス側の圧力より50ko/cd以上高いか、
あるいは冷W液側の圧力が150klll/CdG以上
となる場合には、上記の如き方法によって冷却液側の圧
力を低下させることが望ましい。
また冷却液の使用法において、第7図、第9図の例の如
く冷却液の使用箇所が21i!!所となる場合には、2
箇所の冷却液使用箇所に同一種類の冷却液を使用するこ
ともできるが、異なる種類の冷却液の使用が便利な場合
も多く、冷却液の選択には、触媒の温度、回収された熱
の利用目的に応じ、多くの選択法がある。また上記のい
ずれの実施態様例においても、この発明による一連の転
化工程外に冷却液の蒸気を使用した場合には、この一連
の工程内に保有されている冷却液量が減少する故、この
減少分は周知の方法あるいは第6図の例の如き方法で補
給する必要がある。
[発明の効果] 次にこの発明の利点について述べる。
この発明の利点の第1は、少量の触媒の使用で高い転化
生成物最終濃度を得ることができる点にある。断熱触媒
層を使用した前記文献の如き反応方法の場合には、各触
媒層における転化反応が断熱型であるため、発熱転化反
応の進行とともに触Is層およびガスの温度が上昇し、
化学平衡的理由から転化生成物の最終濃度が小となって
不利であることは既に述べた。しかし、このような不利
が発生する理由は、主として転化生成物の濃度が高くな
った触媒層の下流部分の温度が高過ぎることに原因があ
る。転化生成物の濃度の低い触g層入口付近において温
度の過上昇があっても、触媒の性能が低下するまでの期
間に、化学平衡的理由により転化生成物の生成速度が低
下することがない。
従って、既に初期反応の終了している触媒層の中流およ
び下流部分を所望の低温に保持出来る第4図あるいは第
5図の如き構造の触媒層が使用されれば、高い最終濃度
が得られる。このことは、触媒層の入口付近(即ち上流
部)が前置反応器内に移転させられても、転化生成物の
高い最終濃度を得る為に必要な触媒の総量には変化がな
いことを示している。主反応器として、第4図と第5図
の反応器をこの観点から比較すると、第4図反応器の力
がより優れている。即も第4図の反応器は、触媒層内お
けるガスの進行経路(半径方向)に沿った各位置に配置
すべき伝熱面積が変更可能であり、従って触IIi、層
内の半径方向温度分布を最適分布に保ら得るため、第5
図の如きこのような変更の不可能な等潟触媒層反応器に
比較し遥かに有利である。この点についての詳細な説明
は、前記特公昭58−39572に記載しであるので省
略するが、第4図の反応器が主反応器として使用された
場合には、高い転化生成物最終濃度を得る為に必要な触
媒の量が最小化出来る。転化反応が前記のアンモニアあ
るいはメタノール製造の如き加圧を必要とする場合には
、このような転化反応に必要な触1smを少量にする効
果が、反応圧力が低くなる程大きく、例えば45気圧下
に1000トン/日のアンモニアを製造する場合に、ア
ンモニアの最終11度を9体積%にするに必要な触媒量
は、第4図反応器を主反応器に使用する!I6図の方法
が270m’であるのに対し、第3図の方法は470m
を必要とする。この発明方法によりこの様に小爪の触媒
でrS最終濃度が4r、1られること【、し、反応器が
°2基で充分である利点以外に、唸化反応終了後に、転
化生成物の分離、未反応ガスの再循環、未反応ガスの再
予熱などのための必要な設備およびエネルギーを小に出
来る為重要である。−この発明の利点の第2は触媒の寿
命の大幅延長が可能となったことである。触媒の寿命は
、触媒の被毒と温度の過上胃の程度により略決定される
が、触媒の寿命が尽きた際には、通常反応器が一旦操業
中止され、反応器冷却、触媒交換、反応器再加熱、触媒
還元などの諸作業の後、再操業される。従って予備の反
応器が併設されていない通常の場合には、上記の一連の
触媒交換作業期間中に原料ガス′yJ造工程が操業中止
される不利があり、逆に予備反応器が併設されている場
合には、通常操業の際に予備の反応器が遊休状態となっ
ている不利がある。この発明方法では、主反応器の単独
使用の場合に、触IR層入口付近にあった触媒の被毒と
温度の過上昇が前置反応器に移転された為、m的に大部
分を占める主反応器の触媒の寿命は暑しく延長される。
前置反応器用触媒の交換頻度は、実質的に従来法と略同
様であるが、触媒が比較的少口であるため、この触媒の
交換に際しての触媒費用の支出が減少する。また、前置
反応器の触媒のみを交換するに必要な比較的短時聞内で
あれば、主反応器の触媒の寿命を短縮することなく、操
業率の若干低い状態で主反応器および原料ガス製造工程
の操業を継続しつつ、iyJ置装応器のみを操業中断し
て触媒交換を行うことが可能である故、この発明方法に
よる経済的利益は極めて大である。
この発明の利点の第3は、転化反応終了後の転化生成物
最終濃度を同一にする場合に、断熱触媒層を使用する前
記文献に記載の如き方法に比較して、反応器の基数およ
び熱交換器の基数が減少することである。即ち、この発
明方法においては、主反応器の触媒層の温度が比較的低
温に保持されるため、少ない触媒量で高い転化生成物最
終11’J度に到達せしめることができるのに対し、断
熱触媒層が使用される従来法にあっては、単に触媒量を
増加したのみでは触媒層の温度上界のためこの発明の如
き高最II!度に到達せず、最終濃度を高くするために
は、ガスを一旦反応器外へ抜き出し、適当な冷却法で冷
却した後、再び次工程の反応器へ供給して反応させるこ
とを繰り返し行う必要があり、反応器および反応器と次
の反応器の間の中間冷却器の基数が必然的に増加する。
例えばアンモニア合成の場合、転化終了後のアンモニア
合成度を9体積%に到達せしめるために、この発明方法
によれば小型の前置反応器と主反応器の2基の反応器と
1基の中間冷却器により実施可能であるのに対し、前記
従来法によれば、より多重の触媒を使用して少くとも3
段階の反応器と2基の中間冷却器を必要とすることとな
る。
この発明の利点の第4は、多量の転化反応熱の略仝倒を
0温の冷却液蒸気として回収できることである。この第
4の利点が生じる基本的理由は、■一連の転化反応工程
を原料ガスが一回通過する際に得られる転化生成物の岳
が多く、反応熱の発生量が多いこと、■主反応器におい
て発生する反応熱の全tdが、ciUの冷uJ液蒸気と
して回収されること、■前置反応器において発生する初
期反応熱の全量が、原料ガスあるいは補給冷却液の予熱
に利用されること、■転化生成物の最nvaIfが高い
為循環未反応ガスの蚤が少ないことなどにある。
主反応器の触媒層中を流動するガスと冷却管内において
沸騰しつつある冷却液との熱交換に必要な温度差は通常
の熱交換に比し小でよく、冷却管が主反応器の触媒層内
に[されているこの発明方法にあっては、従来法に比し
、高温高圧の冷却液蒸気が冑られる。また最終反応器の
出口ガスが50℃程度まで冷却される際に放出される熱
量と50℃程度の原料ガスが反応温度まで加熱される際
に必要な熱量は、通常略等しい故、両ガス同志の熱交換
により最終反応器出口ガスの保有熱を回収する際には、
この熱交換器に必要な温度差の分の熟mが損失となる。
従って転化生成物のm終濃度が相対的に低く、転化生成
物が分離された復の未反応ガスが多い従来法にあっては
、この損失がこの発明方法に比し必然的に大となる。こ
の第4の利点は従来300気圧程度で実施するのが通常
であった、アンモニア、メタノールの製造などの加圧転
化反応が、エネルギー節約の見地から、100気圧ある
いはそれ以Fの圧力で実tmされる場合1、すなわち化
学平衡的理由によって転化反応終了後のガス中の転化生
成物の濃度が低い場合竪は、従来法に比較して著しい効
果を与える。従って、この発明方法においては、原料ガ
ス予熱用の主熱源として主反応器の触IRFiを去る高
温ガスを使用し、このガスの保有熱を原料ガスとの熱交
換により可能な限り利用することが重要である。
この発明の利点の第5は、−・運の転化工程の操業開始
時に必要とされる触媒加熱器が小形化出来ることにある
。前置反応器が使用されることなく、主反応器のみが使
用される場合には、前置反応器に比較して大型の主反応
器を加熱可能な触媒加熱器が必要とされるが、この発明
方法にあっては、小型の前置反応器を加熱可能な小型の
触媒加熱器があれば、この小型触媒加熱器により前置反
応器を加熱して前置反応器のみを先に操業開始し、その
後(こ前置反応器の反応熱にJ:り主反応器を加熱出来
る。従って触媒加熱器を小形化出来る。
この発明方法は、上記に詳述した理由により、転化反応
が前記のアンモニア合成、メタノール合成あるいはメタ
ノールおよび他の脂肪族1価アルコールの合成等の諸反
応の如く、大規模に実施されるためエネルギー節約の必
要性が高い場合に適用ずれば非常によい結果が得られる
。特に、銅を含む触媒が使用されるメタノールあるいは
メタノールを含む脂肪族1価アルコールの合成反応が転
化反応である場合には、この銅合有触媒の使用可能温度
範囲が狭いにもかかわらず、転化反応系全体が省エネル
ギー的に設計操業出来る。この発明方法は、上記の転化
反応以外にも、水素と一酸化炭素を含有するガスからメ
タンおよびメタンより高級な炭化水素類の製造、氷魚気
と一酸化炭素を含イjするガスから水素のt!A造、炭
化水素と塩素を含有するガスから塩素化メタン、塩素化
エチレンなどの飽和塩素化炭化水素類の製造、炭化水素
と酸素を含有するガスからエチレンオキサイド、無水マ
レイン酸、無水フタール酸などの製造、炭化水素と塩素
および/もしくは塩化水素と酸素を含有するガスから塩
化ビニールの如き不飽和塩素化炭化水素の製造、炭化水
素とアンモニアと酸素を含有するガスから青酸、アクリ
ルニトリルなどのシアン誘導体の製造、不飽和炭化水素
ガスと水素を含むガスからシクロヘキサンなどの飽和炭
化水素の製造、不飽和炭化水素と飽和炭化水素を含有す
るガスからイソオクタン、エチルベンゼン等の製造、含
酸素有機化合物と酸素を含有するガスからホルムアルデ
ヒドの製造などの如き諸元熱反応であって、触媒層に流
入する原料および触媒層を流出する転化反応終了物が、
転化反応の温度および圧力下においてガス状であり、か
つ触媒層内の温度分布の選択が重要であるかあるいは触
媒層全体の温度制御を厳密に行うことが望ましい化学反
応に適用することかできる。尚上記のうちメタンと水素
の製造は、初期転化反応に600℃あるいはそれ以上の
温度を使用でき、又転化生成物の原料ガスからの分離が
複雑となる場合であるが、このような場合には、初期転
化反応後のガスの中間冷IJ1に、冷I、fl液の蒸気
との間接熱交換法を使用してこの蒸気を過熱する方法、
又初期転化反応後のガスの一部を冷却前あるいは冷却後
に前置反応器のガス入口に■循環する方法などが使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知文献1によるアンモニア製造工程、第2図
は公知文献2によるメタノール製造工程、第3図は公知
文献3によるアンモニア製造工程、第4図はこの発明に
使用する主反応器の一例の縦断面図、 第5図はこの発明に使用する1)「置反応器の一例 ′
の縦断面図、 第6図はこの発明による工程の一例、 第7図はこの発明による工程の一例、 第8図はこの発明による工程の一例、 第9図はこの発明による工程の一例 をそれぞれ示す。 記号の説明 R−1第1反応器(この発明では前置反応器)R−2第
2反応器(この発明では主反応器)R−3第3反応器 C−1第1反応器の触媒層 (この発明では前置反応器用触媒層) C−2ff12反応器の触媒層 C−3第3反応器の触IJX層 B−1第1反応器出ロボイラー B−2第2反応器出ロボイラー B−3第3反応器出ロボイラー ト1−1 第1反応器出口熱交換器 1」−2第2反応器出ロ熱交換器 H−3  第3反応器出ロ熱交換器 11−5 主反応器冷却液の蒸気と水との熱交換器P−
1前置反応器用冷IJ1′a循環ボンブP −2主反応
器用冷却液循環ポンプ P−3水循環ポンプ S   各ボイラーに共通ずるスチームドラムS−1前
置反応器循環冷却液の気液分離器S−2主反応器循環冷
却液の気液分離器S−3スチームドラム 1 原料ガス入口管 2 転化反応終了後のガス出口管 11 中間予熱後の原料ガス管 12 最終予熱後の原料ガス管 13 バイパス弁 21 第1反応器後の中間冷却前ガス管22 第1反応
器後の中間冷却後ガス管31 第2反応器後の冷却前ガ
ス管 32 第2反応器後の中間冷却後ガス管41 第3反応
器後の冷却前ガス管 42 第3反応器後の中間冷却後のガス管71 冷却液
供給管 72 予熱後の冷却液供給管 73 冷却液バイパス弁 81 前置反応器用冷却液返送管 82 前置反応器の冷2JI液J5よび蒸気出口管83
 前置反応器にて発生した冷却液蒸気出口91 主反応
器用冷却液返送管 92 主反応器用冷却液J5よび蒸気出口管93 主反
応器にて発生した冷却液蒸気出口管96 冷却水返送管 97 冷却水および水蒸気出口管 98 水蒸気出口 101 反応器外殻 102 外側触媒支持網 103 内側または下部触媒支持網 104 冷却管 105 反応器のガス入口または出口 106 主反応器の内部仕切壁 107 主反応器外側ガス通路 108  主反応器中心部ガス通路 109 反応器のガス出口または人口 110  反応器の冷却液入口 項、 冷部液−取分配管 112 冷却液用連結管 113 冷却液二次分配管 114 冷却液−次集合管 115 冷却液用連結管 116 冷却液二次集合管 117 冷却液出口 131 触媒管 132 管板 133 管板 141 導管 142 邪魔板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、垂直円筒状の触媒層内に垂直に配設された多数の冷
    却管の内部に沸騰状態にある冷却液を上昇させつつ、ガ
    ス状原料が該円筒状触媒層の略半径方向に流通させられ
    る形式の主反応器が使用されて、該ガス状原料から転化
    生成物を含むガスが生成させられる発熱接触転化反応方
    法において、該主反応器へ至る該原料ガスの供給経路に
    触媒層を内蔵する小型の前置反応器が設けられ、予熱さ
    れた該原料ガスが該前置反応器内触媒層と接触して部分
    的に該発熱接触転化反応を行わしめられた後、所望によ
    り冷却媒体との間接熱交換によって該主反応器に供給す
    るための所定温度にされ、該主反応器に供給されて該発
    熱接触転化反応が終了させられることを特徴とするガス
    状原料のための発熱転化反応方法。 2、該前置反応器における触媒の見掛けの単位体積当り
    の0℃、1気圧に換算した該原料ガスの1時間当り供給
    体積が該主反応器における触媒の見掛けの単位体積当り
    の0℃、1気圧に換算した該原料ガスの1時間当り供給
    体積の3倍以上10倍以下である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3、該前置反応器を通過後におけるガス中の該転化生成
    物の濃度が該主反応器通過後におけるガス中の該転化生
    成物濃度の1/20以上1/2以下の範囲内とされる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 4、該前置反応器内触媒層は、この触媒層において発生
    する転化反応熱が、触媒に接触する金属製の伝熱隔壁を
    介して、該伝熱隔壁の他の側にあり沸騰状態にある冷却
    液を蒸発させることにより除去される形式のものとされ
    る特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の方
    法。 5、該前置反応器内触媒層が、この触媒層において発生
    する転化反応熱を除去するための触媒に接触する伝熱面
    を有しない断熱形式のものとされる特許請求の範囲第1
    項、第2項または第3項記載の方法。 6、該前置反応器内触媒層により部分的に該発熱接触転
    化反応が行われた後のガスの冷却方法が、他の手段によ
    り部分的に予熱された該原料ガスとの間接熱交換による
    該原料ガスの予熱あるいは該主反応器に用いる該冷却液
    と同一種類の冷却液との間接熱交換による該冷却液の予
    熱または蒸発とされる特許請求の範囲第1項、第2項、
    第3項、第4項または第5項記載の方法。 7、該前置反応器に供給される該原料ガスの予熱方法が
    、該主反応器の触媒層を去る該転化反応終了ガスとの間
    接熱交換法とされる特許請求の範囲第1項、第2項、第
    3項、第4項、第5項または第6項記載の方法。 8、該冷却液が所望の圧力下の水とされる特許請求の範
    囲第1項、第2項、第3項、第4項、第6項または第7
    項記載の方法。 9、該冷却液が水よりも沸点の高い油性液とされ、該油
    性液の蒸発によつて得られる蒸気を熱源として、特許請
    求の範囲第1項、第4項、第6項、第7項および第8項
    に記載の間接熱交換器以外の熱交換器を使用して加圧水
    が沸騰蒸発させられ、所望圧力の水蒸気が発生させられ
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第
    6項または第7項記載の方法。 10、該前置反応器内触媒層で部分的転化反応の行われ
    たガスの冷却が他の手段により部分的に予熱された該原
    料ガスとの間接熱交換により行われる際し、この間接熱
    交換が該前置反応器内に内蔵され、かつ該前置反応器内
    触媒層の外部にある熱交換器により行われる特許請求の
    範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項
    、第7項、第8項または第9項記載の方法。 11、該前置反応器内触媒層で部分的転化反応の行われ
    たガスの冷却が他の手段により部分的に予熱された該原
    料ガスとの間接熱交換により行われるに際し、この間接
    熱交換が該前置反応器内触媒層内において触媒と接触す
    る伝熱面により行われる特許請求の範囲第1項、第2項
    、第3項、第6項、第7項、第8項または第9項記載の
    方法。 12、該原料ガスには水素と酸化炭素が含まれ、該触媒
    には銅が含まれ、かつ該転化反応の主生成物が脂肪属飽
    和1価アルコールとされる特許請求の範囲第1項、第2
    項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項、第8項
    、第10項または第11項記載の方法。 13、該原料ガスには水素と窒素が含まれ、該触媒には
    鉄が含まれ、かつ該転化反応の主生成物がアンモニアと
    される特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項
    、第5項、第6項、第7項、第9項、第10項または第
    11項記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013422A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Takuma Co Ltd メタノール合成反応器およびメタノール合成方法
JP2013241303A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Toyota Motor Corp アンモニア合成方法

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