JPS6132934Y2 - - Google Patents

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JPS6132934Y2
JPS6132934Y2 JP1980170156U JP17015680U JPS6132934Y2 JP S6132934 Y2 JPS6132934 Y2 JP S6132934Y2 JP 1980170156 U JP1980170156 U JP 1980170156U JP 17015680 U JP17015680 U JP 17015680U JP S6132934 Y2 JPS6132934 Y2 JP S6132934Y2
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winding
wire
traverse
bobbin
flange
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JP1980170156U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は定位置停止装置に関するもので、更に
詳しくいへば、巻取りボビンに、トラバースさせ
つつ整列に巻取り中の線材が、所定の巻取量に達
し、巻始めと同一位置に緯振りされたところで、
巻取りボビンの回転および、トラバースを停止せ
しめる装置である。
本装置は所謂自動の結束機による一連の連続作
業のうち、線掛巻取工程において線材を所定量巻
取り停止する作用を受持つものである。本考案の
装置の役割を明確にするために、以下本考案に関
連する自動結束機について説明する。
回転自在のターレツト円板1上に等距離に六個
の巻取りボビン210を装着し、このターレツト
円板1の放射外方に近接して結束線供給装置4、
線掛装置5、ボビン駆動装置、結束装置7、端末
処理装置8、巻線物取出し装置9が設けられる。
所定位置に停止したターレツト円板1上の一つ
の巻取りボビン210に結束線供給装置4により
複数の巻線結束用の結束線400が順次に装着さ
れると、ターレツト円板1が所定の回転をなしこ
れと共に前記巻取りボビン210が線掛け巻取り
位置まで移動する。
前記ボビンに線掛装置5により線掛けされ、ボ
ビン駆動装置、トラバース装置の作動により、前
記巻取りボビン210に所定長の線材50が整列
に巻き取られて後巻取りボビン210は軸方向に
所定位置に停止し、更に線材の端部の切断処理が
終了すると、ターレツト円板1の回転と共に前記
巻取りボビンは次の結束位置に送られ、この位置
で巻取りボビン210に巻取られた線材50が結
束装置7により複数ケ所順次に結束され、更に端
末処理位置に送り込まれこの位置で端末処理装置
8により順次複数の結束線400と1本の巻線5
0の端末処理が行われることにより巻線物の処理
が完了し、更に前記巻取りボビン210は、ター
レツト円板1の回転により巻線物取り出し位置に
送り込まれ、巻線物取出し装置9により巻線物5
02は巻き取りボビン210より取り出され、ベ
ルトコンベヤ901上に載置される。
上述の如く本考案の定位置停止装置は、結束機
の一連の工程における線掛け巻取り工程におい
て、所定量の線材を定位置に停止するように巻取
り作用を行うものである。
一連の巻線物の成形工程を行う装置において
は、厳密な定量巻取り、ボビンを軸方向に往復動
させつつ巻取りを行うに際しての線掛位置の固
定、その他各工程での作業位置の固定のため、定
位置停止装置が必要となつたものである。
次に本考案の一実施例について添付図面に基づ
き説明する。
第一に本考案の装置により線材50が巻取られ
る巻取りボビン210の構成について説明する。
巻取りボビンは小フランジ211、大フランジ
213、これらの接続部をなす円筒部215とよ
りなる。前記大フランジ213の翼220には同
一円周上に3等分した点に三つの穴233が穿設
され、この穴の中心軸線はボビンの中心軸線と平
行である。
巻取りボビンの円筒部215、小フランジ21
1、大フランジ213で形成する面と、前記穴2
33の中心軸線およびボビン中心軸線を含む3枚
の半平面との交線上には巾が狭い浅い溝234が
小フランジ211の最外部から大フランジ213
の最外部まで連続的に穿設されてなり、従つて、
前記溝234は大、小フランジ上に各3ケ所放射
状に設けられると共に3分割された円筒部215
の曲面部216にもそれぞれ1ケ所ずつ設けられ
る。
而して小フランジ211、円筒部215、大フ
ランジ213が組合わされて1ケの巻取りボビン
210を構成するとき3本の連続溝234が等間
隔に形成される。
更に円筒部215にはその巾が不等間隔な溝2
37が曲面部216に設けられ、これらの溝は、
巻線50を巻取りボビン210に巻き始める際
に、その端部が引掛けられ係止される役割をなす
ものである。又前記溝234は結束線400を係
止するためのものである。
前記巻取りボビン210は回転軸251に装着
され、この回転軸はターレツト円板1に装着され
た軸受部250に回転自在に支承される。軸受部
250は次のように構成される。
中空のシリンダ状の軸受けブラケツト252は
ターレツト円板1の孔にその端部が取り付けられ
ていて、その中空部には一対の軸受け253を介
して中間保持軸254が回転自在に保持されてい
る。
中間保持軸254の端部は、軸受けブラケツト
252の外に延在しており、端部に平歯車255
がはめこまれ、この平歯車255は、キー256
によつて前記中間保持軸上で回転しないようにロ
ツクナツト257でしつかりと固定されている。
又中間保持軸254の内側には、長手方向に形
状が一定の溝258が設けられている。
駆動軸251の中間部にはスリーブ259が堅
嵌めされており、駆動軸と一体に構成されてい
る。
スリーブ259には、長手方向に断面形状不変
の一対のスライドキー260が嵌めこまれてい
る。
前記スライドキー260のほぼ半分はスリーブ
259から突出されており、前記溝258に入つ
ており、軸方向に摺動可能である。
次に制御部270の構成について説明する。巻
取りボビン210と反対側の駆動軸251端部に
は、第1フランジ272と第2フランジ273を
有する両フランジ付ローラ271がキー274と
ナツト275で一体的に係止されている。
第1フランジ272にはその外径部の円筒を3
等分する位置に3ケ所の末広がりの三角状切欠き
276が設けられている。
又巻取りボビン210の駆動装置は、巻取りボ
ビン210が回転軸251と共に回転しつ、前後
に往復運動をなすよう構成されている。
トラバース装置の構成は次のとおりである。第
2図に図示のように、制御ボツクス600より矢
印方向に往復運動可能に構成されたトラバースロ
ツド610と回転駆動歯車630が突出してお
り、このトラバースロツド610には一対のロー
ラ611が制御部の第1フランジ272をはさん
で位置するように突設される。(第3図)。トラバ
ースロツド610の始発位置附近にリミツトスイ
ツチ653を又前記トラバースロツドが往復運動
をなす毎に接触して運動回数をカウントするカウ
ントスイツチ652をリミツトスイツチ653と
対象位置に設ける。回転駆動歯車630、トラバ
ースロツド610、リミツトスイツチ653並に
カウントスイツチ652はそれぞれ駆動制御装置
651に連動されてなり、この装置は巻取りボビ
ン210の回転及び巻取線材のトラバース運動の
制御をなすものである。
ターレツト円板1が、公知の駆動装置により所
定角度回転し、巻取りボビン210の一つが巻取
り位置まで移動し、この位置で、公知の方法によ
り、例えば制御部の第1フランジの切欠部276
に係止部材が係合するか又は第2フランジのロー
ルピン277のいづれか二個が同時に当板(図示
せず)により係止されることにより、制御部27
0を介して、巻取りボビン210は停止する。こ
の位置で、軸受部250の平歯車255が駆動歯
車630と噛合し、又制御部の第1フランジ27
2がトラバースロツド610に立設した一対のロ
ーラ611の間にはさまれるように構成されてい
る。
又駆動歯車630とトラバースロツド610の
駆動運動は、公知のモータ601、変速機602
等により、駆動制御装置651を介して、行われ
る。この駆動は、周知の伝動装置によるものと特
に異ならないので図示は省略する。
前記のように巻取りボビン210が巻取り位置
で回転しないように所定位置に係止されると、先
づ駆動歯車630が回転し、軸受部の歯車255
と噛合して回転軸251を回転させる。従つてこ
の軸251の端部に装着された巻取りボビン21
0も共に同一方向に回転し、この巻取りボビンの
円筒部215に設けた溝237の一つに係止され
た線材50は巻取りボビンに巻取られる。
この際トラバースロツド610は矢印D方向に
移動したり、元の位置に復帰したりするので、こ
のトラバースロツドの回転ローラ611で第1フ
ランジ276が支持されている制御部270が、
回転軸251と共にトラバースロツドと同一方向
に往復動するから、回転軸端部に装着された巻取
りボビン210も同一方向に往復動しつつ回転す
るので、線材50は整列且多層巻きの状態でボビ
ンの円筒体215に巻回される。
この様にして巻取りボビンに線材50が巻回さ
れる際に、トラバースロツド610が矢印D方向
の終着点に達する毎にカウントスイツチ652が
作動して、その回数がカウントされる。然して予
め設定された所定のカウント数に到達すると巻回
終了の信号が発せられる。
一方リミツトスイツチ653は前記巻取り進行
中には作動しないが、前記カウントスイツチ65
2の巻回終了信号と同時に、このスイツチの回路
がONとなり、ついでトラバースロツド610が
元の位置に戻つて当接するとOFFとなるから、
駆動装置は停止され、巻取りボビンの巻回作業は
終了する。
このように駆動されるトラバース装置は、巻取
りスピードに比例してトラバース速度が設定され
ているが、トラバース回数が所定の数に達する
(2〜3回)前にカウントスイツチ652から信
号を発して両者のスピードをスローにするよう駆
動制御装置651で制御することが実際的であ
る。高速の運動を急停止するのは装置の安定上好
ましくない。然して上記巻取りボビンの回転およ
びトラバースの停止された際には、線材は、その
巻始めと同一位置に緯振りされている。
上述の如く、本考案の装置においては、巻取り
ボビンに巻取り中の線材が、ボビンの円筒部に均
一に整列多層巻きが実施されると共に線材の巻き
取りが所定の巻取り量に達し、巻始めと同一位置
に緯振りされたところで、巻取りボビンの回転お
よびトラバースが自動的に停止するもので、線材
の定量自動巻取りを可能となし、結束機の巻線機
構の改善に資すると共にこの分野の技術的進歩に
貢献すること大である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を図示するものであ
る。第1図は、本考案の装置が組込まれている結
束機の正面図。第2図は本考案の駆動装置を示す
第1図の平面図。第3図Aは巻取りボビン、軸受
部、制御部の断面図並にトラバース駆動制御装置
の略線配置図。第3図Bは第3図の矢印B方向よ
り見た巻取りボビンの正面図。第3図Cは矢印C
方向に見た巻取りボビン円筒部の部分図。第3図
Dは矢印D方向に見た制御部の正面図。第4図は
結束機により装置された巻線物の斜視図。 1……ターレツト円板、210……巻取りボビ
ン、211……小フランジ、213……大フラン
ジ、215……円筒体、250……軸受部、25
5……平歯車、270……制御部、271……ロ
ーラ、272……第1フランジ、273……第2
フランジ、276……切欠、277……ロールピ
ン、600……制御ボツクス、601……モータ
ー、602……変速機、610……トラバースロ
ツド、611……ローラ、630……回転駆動歯
車、651……駆動制御装置、652……カウン
トスイツチ、653……リミツトスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転しつゝ軸方向に所定距離往復動可能となし
    た回転軸の一端部に巻き取りボビンを固定し、こ
    の回転軸の他端部に設けた制御用ローラのフラン
    ジをはさんで回転する一対のローラを具え前記回
    転軸と同一方向へ往復動可能となしたトラバース
    ロツドを設け、前記巻き取りボビンに線材をトラ
    バースさせつゝ整列巻きするトラバース装置にお
    いて、制御部を介して巻き取りボビンをトラバー
    スせしめるトラバース装置のトラバース回数を計
    算し、所定のカウント数に達すると作動するカウ
    ントスイツチと、前記カウントスイツチの作動と
    同調するように連結され、トラバース装置が所定
    巻き数を終了してもとの位置に復帰した時作動
    し、線材の巻き始めの位置に前記トラバース装置
    を停止せしめるもう一つのスイツチとを具えたこ
    とを特徴とする定位置停止装置。
JP1980170156U 1980-11-27 1980-11-27 Expired JPS6132934Y2 (ja)

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JP1980170156U JPS6132934Y2 (ja) 1980-11-27 1980-11-27

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JP1980170156U JPS6132934Y2 (ja) 1980-11-27 1980-11-27

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JPS5791742U JPS5791742U (ja) 1982-06-05
JPS6132934Y2 true JPS6132934Y2 (ja) 1986-09-25

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ID=29528613

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62264173A (ja) * 1986-05-12 1987-11-17 Mirai Ind Co Ltd 管の自動巻取結束機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531376A (en) * 1976-06-28 1978-01-09 Komatsu Ltd Device for detachably attaching tool to working machine
JPS53134917A (en) * 1977-04-21 1978-11-25 Murata Machinery Ltd Method of traversing towwcontained cans

Patent Citations (2)

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