JPS6132748Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132748Y2 JPS6132748Y2 JP1978009089U JP908978U JPS6132748Y2 JP S6132748 Y2 JPS6132748 Y2 JP S6132748Y2 JP 1978009089 U JP1978009089 U JP 1978009089U JP 908978 U JP908978 U JP 908978U JP S6132748 Y2 JPS6132748 Y2 JP S6132748Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractive index
- acrylic resin
- glass fiber
- glass
- board
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 claims description 20
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 claims description 20
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は屈折率がほぼ1.49の市販のアクリル
樹脂板（MMA板……メチルメタリル樹脂板）中
にほぼ同じ屈折率1.49のガラス繊維を補強材とし
て含む強化アクリル樹脂製波板に関する。
樹脂板（MMA板……メチルメタリル樹脂板）中
にほぼ同じ屈折率1.49のガラス繊維を補強材とし
て含む強化アクリル樹脂製波板に関する。
従来、アクリル樹脂板はその透明性の高いこと
耐候性の優れていること等の特性が買われ温室の
屋根材、外壁材等として屋外用に使用されて来た
が、耐衝撃性に弱点があつた為末だしの感がまぬ
かれなかつた。
耐候性の優れていること等の特性が買われ温室の
屋根材、外壁材等として屋外用に使用されて来た
が、耐衝撃性に弱点があつた為末だしの感がまぬ
かれなかつた。
このアクリル樹脂の耐衝撃性の弱点をカバーす
る為アルカリガラス（以下Ｃガラスという）のガ
ラス繊維で補強されたものが開発されてのであ
る。ところがＣガラス繊維の屈折率が1.52である
こと、又Ｃガラスはアルカリ含有率が20％程度と
高いので水に溶け易く、ガラス繊維の重なり合う
部分に白濁・斑点が生じやすいという欠点がある
ことから新たな問題が提起されてきたのである。
る為アルカリガラス（以下Ｃガラスという）のガ
ラス繊維で補強されたものが開発されてのであ
る。ところがＣガラス繊維の屈折率が1.52である
こと、又Ｃガラスはアルカリ含有率が20％程度と
高いので水に溶け易く、ガラス繊維の重なり合う
部分に白濁・斑点が生じやすいという欠点がある
ことから新たな問題が提起されてきたのである。
即ち、市販のガラス繊維補強アクリル樹脂板に
於ては、Ｃガラス繊維の屈折率が1.52であるのに
対しアクリル樹脂板のそれは1.49であり両者の間
に屈折率の上での差異があり、為に、樹脂板中に
内蓄したガラス繊維は光線に対して白色に光り、
樹脂板の透明性を損ない。又、板中に点在する白
色のガラス繊維補強材はランダム配列の故に意匠
感を低減するという欠点が残つたのである。
於ては、Ｃガラス繊維の屈折率が1.52であるのに
対しアクリル樹脂板のそれは1.49であり両者の間
に屈折率の上での差異があり、為に、樹脂板中に
内蓄したガラス繊維は光線に対して白色に光り、
樹脂板の透明性を損ない。又、板中に点在する白
色のガラス繊維補強材はランダム配列の故に意匠
感を低減するという欠点が残つたのである。
こうした欠点に対応するため或るメーカはアク
リル樹脂組成物そのものに工夫をこらしてその屈
折率をガラス繊維の1.52に近ずける技術開発に成
功した（例えば特開昭49−45972）。これはMMA
にスチレンを共重合させたものに更に架橋剤を加
えたもので、その着眼点はMMAとMMAの屈折
率より高い屈折率を有するスチレンとを共重合さ
せることによりMMAの屈折率をガラス繊維の屈
折率とほぼ同じにするもので、その場合スチレン
との共重合に起因する耐候性の低下、及び重合速
度の低下を架橋剤の添加によつてカバーしようと
するものである。しかし、架橋剤によつて上記共
重合物の物性は多少改良されたけれども、なお本
来のMMA波板に比し、樹脂自体の透明性がいく
らか低下すること、架橋によつてバネリが落ち、
柔軟性に欠けること、また重合速度の調整が必要
であり、コストも割高となること等の新たな欠点
を生じている。加うるに、この樹脂波板を使用し
ているうちに、Ｃガラス繊維のアルカリ分が水に
溶けガラス繊維の重なり合う部分に白濁・斑点が
生じ採光上、美観上実用的に問題が生じ、需要者
からも何らかの解決を計つてもらいたいとの強い
要請があるのである。
リル樹脂組成物そのものに工夫をこらしてその屈
折率をガラス繊維の1.52に近ずける技術開発に成
功した（例えば特開昭49−45972）。これはMMA
にスチレンを共重合させたものに更に架橋剤を加
えたもので、その着眼点はMMAとMMAの屈折
率より高い屈折率を有するスチレンとを共重合さ
せることによりMMAの屈折率をガラス繊維の屈
折率とほぼ同じにするもので、その場合スチレン
との共重合に起因する耐候性の低下、及び重合速
度の低下を架橋剤の添加によつてカバーしようと
するものである。しかし、架橋剤によつて上記共
重合物の物性は多少改良されたけれども、なお本
来のMMA波板に比し、樹脂自体の透明性がいく
らか低下すること、架橋によつてバネリが落ち、
柔軟性に欠けること、また重合速度の調整が必要
であり、コストも割高となること等の新たな欠点
を生じている。加うるに、この樹脂波板を使用し
ているうちに、Ｃガラス繊維のアルカリ分が水に
溶けガラス繊維の重なり合う部分に白濁・斑点が
生じ採光上、美観上実用的に問題が生じ、需要者
からも何らかの解決を計つてもらいたいとの強い
要請があるのである。
この考案はかかる点に鑑み、MMA樹脂板の組
成には何等の手を加えることなしにガラス繊維の
組成面並びにガラス繊維自体の屈折率を上記アク
リル樹脂板の本来個有の屈折率に近づけて上記問
題点の解決を図つたものである。以下添付の図面
に基いて本考案樹脂製波板を説明すると、本考案
のアクリル樹脂波板１は公知のMMA板と変ら
ず、即ち、アクリル単重合体のみの場合、或はこ
の単重合体に架橋剤〔0.7〜2.0％（重量）〕を加
えたもの、或は更に重合速度調整のためスチレン
モノマーを（１〜５％）加えたもの等を含むもの
であり、これらのいづれの場合もその本来的に個
有な屈折率はほぼ1.49である。一方、補強材２…
…としてのガラス繊維はその屈折率が後記の望ま
しい一実施例に於て、1.496であつて、上記樹脂
製波板のそれと殆んど同一であり、アクリル含有
率も約100％と低いものである。
成には何等の手を加えることなしにガラス繊維の
組成面並びにガラス繊維自体の屈折率を上記アク
リル樹脂板の本来個有の屈折率に近づけて上記問
題点の解決を図つたものである。以下添付の図面
に基いて本考案樹脂製波板を説明すると、本考案
のアクリル樹脂波板１は公知のMMA板と変ら
ず、即ち、アクリル単重合体のみの場合、或はこ
の単重合体に架橋剤〔0.7〜2.0％（重量）〕を加
えたもの、或は更に重合速度調整のためスチレン
モノマーを（１〜５％）加えたもの等を含むもの
であり、これらのいづれの場合もその本来的に個
有な屈折率はほぼ1.49である。一方、補強材２…
…としてのガラス繊維はその屈折率が後記の望ま
しい一実施例に於て、1.496であつて、上記樹脂
製波板のそれと殆んど同一であり、アクリル含有
率も約100％と低いものである。
このようなガラス繊維補強材２……は従来のＣ
ガラス繊維組成（屈折率が1.52のもの）中の
SiO2，B2O3成分を増加し、他のアクリル分に変
更を加えることによつて得られる。なお通常の屈
折率1.52のアルカリガラス（通称Ｃガラス）の組
成はSiO2（60〜65％），AI2O3（２〜６％），
CaO，MgO（15〜20％），Na2OとK2O（８〜12
％）である。
ガラス繊維組成（屈折率が1.52のもの）中の
SiO2，B2O3成分を増加し、他のアクリル分に変
更を加えることによつて得られる。なお通常の屈
折率1.52のアルカリガラス（通称Ｃガラス）の組
成はSiO2（60〜65％），AI2O3（２〜６％），
CaO，MgO（15〜20％），Na2OとK2O（８〜12
％）である。
上記の1.496の屈折率を持ち、アクリル含有率
の低いガラス繊維の望ましい、一実施例組成を挙
げれば、 SiO2 70.0％（重量……以下同じ） AI2O3 5.4〃 B2O3 13.7〃 CaO 0.5〃 BaO 1.44〃 Na2O 6.70〃 K2O 2.20〃 As2O3 0.05〃 不純物 0.01〃 の組成よりなる硼硅酸ガラスであり、これを繊維
にしたのが本出願人の１人〔日本電気硝子株式会
社〕の製造販売に係る商品名BR−2310−Ａとし
て最初に市場に出したものである。このガラス繊
維はほぼ13μの繊維径の単繊維が50〜100本集束
されたものであり、樹脂内の分散性の点では集束
数の少ないものがよいが、これに限定されるもの
ではない。アクリル樹脂への混入量は20〜40％
（重量）程度でよく、又、ガラス繊維補強アクリ
ル樹脂製波板が耐衝撃性の要求度の比較的低い用
途、例えば、農園芸用ハウスの内張りに向けられ
るものである場合は、ガラス繊維を一たんネツト
状に編んだ上で混入することにより、ガラス繊維
の混入量を２％程度に迄下げ、コストの低下をは
かることができる。この場合でも要求される耐衝
撃性程度によりガラス繊維の混入量は自由に選択
できることはもちろんであり、またガラス繊維ネ
ツトとガラス繊維単体とを併用して使用すること
も考えられる。
の低いガラス繊維の望ましい、一実施例組成を挙
げれば、 SiO2 70.0％（重量……以下同じ） AI2O3 5.4〃 B2O3 13.7〃 CaO 0.5〃 BaO 1.44〃 Na2O 6.70〃 K2O 2.20〃 As2O3 0.05〃 不純物 0.01〃 の組成よりなる硼硅酸ガラスであり、これを繊維
にしたのが本出願人の１人〔日本電気硝子株式会
社〕の製造販売に係る商品名BR−2310−Ａとし
て最初に市場に出したものである。このガラス繊
維はほぼ13μの繊維径の単繊維が50〜100本集束
されたものであり、樹脂内の分散性の点では集束
数の少ないものがよいが、これに限定されるもの
ではない。アクリル樹脂への混入量は20〜40％
（重量）程度でよく、又、ガラス繊維補強アクリ
ル樹脂製波板が耐衝撃性の要求度の比較的低い用
途、例えば、農園芸用ハウスの内張りに向けられ
るものである場合は、ガラス繊維を一たんネツト
状に編んだ上で混入することにより、ガラス繊維
の混入量を２％程度に迄下げ、コストの低下をは
かることができる。この場合でも要求される耐衝
撃性程度によりガラス繊維の混入量は自由に選択
できることはもちろんであり、またガラス繊維ネ
ツトとガラス繊維単体とを併用して使用すること
も考えられる。
この考案は以上の如く、従来公知のアクリル樹
脂板１内にこのアクリル樹脂に本来個有の屈折率
ほぼ1.49に殆んど等しい屈折率をもち、アルカリ
含有率の低いガラス繊維が補強材２……として含
まれているから、ガラス繊維の配列が顕著に所見
されることがないのはもちろん、この考案に於け
る特徴として、ガラス繊維補強材２……の屈折率
を変えることにより、アクリル樹脂板それ自体は
公知のものが使え、その個有の性質である所の高
い透光性と耐候性並びにネバリを留保しまた通常
のガラス繊維補強アクリル樹脂板の製法及び製造
工程がそのまま使用でき作業性も容易であると言
う利点を備えている。加うるにガラス繊維中のア
クリル含有率を低くしているので、長期間の使用
に対してもアルカリ分が水に溶けガラス繊維の重
なり部分に白濁・斑点が生じにくく、採光上、美
観上の実用的な問題解決を計つた有用なものであ
る。
脂板１内にこのアクリル樹脂に本来個有の屈折率
ほぼ1.49に殆んど等しい屈折率をもち、アルカリ
含有率の低いガラス繊維が補強材２……として含
まれているから、ガラス繊維の配列が顕著に所見
されることがないのはもちろん、この考案に於け
る特徴として、ガラス繊維補強材２……の屈折率
を変えることにより、アクリル樹脂板それ自体は
公知のものが使え、その個有の性質である所の高
い透光性と耐候性並びにネバリを留保しまた通常
のガラス繊維補強アクリル樹脂板の製法及び製造
工程がそのまま使用でき作業性も容易であると言
う利点を備えている。加うるにガラス繊維中のア
クリル含有率を低くしているので、長期間の使用
に対してもアルカリ分が水に溶けガラス繊維の重
なり部分に白濁・斑点が生じにくく、採光上、美
観上の実用的な問題解決を計つた有用なものであ
る。
添付図面はこの考案の樹脂波板を例に採つた一
実施例斜視図である。 符号の説明、１……アクリル樹脂波板、２……
ガラス繊維補強材。
実施例斜視図である。 符号の説明、１……アクリル樹脂波板、２……
ガラス繊維補強材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ アクリル樹脂板１に、このアクリル樹脂板１
の本来個有の1.49の屈折率とほぼ同じ屈折率を
有するガラス繊維の単繊維の集束体からなる補
強材２……を含有せしめて成る農園芸ハウス用
ガラス繊維補強アクリル樹脂製波板。 ２ 上記ガラス繊維がネツト状の編組体である実
用新案登録請求の範囲第１項記載の波板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978009089U JPS6132748Y2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978009089U JPS6132748Y2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54112878U JPS54112878U (ja) | 1979-08-08 |
| JPS6132748Y2 true JPS6132748Y2 (ja) | 1986-09-24 |
Family
ID=28819215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978009089U Expired JPS6132748Y2 (ja) | 1978-01-27 | 1978-01-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6132748Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-01-27 JP JP1978009089U patent/JPS6132748Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54112878U (ja) | 1979-08-08 |
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