JPS6132647Y2 - - Google Patents

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JPS6132647Y2
JPS6132647Y2 JP10579881U JP10579881U JPS6132647Y2 JP S6132647 Y2 JPS6132647 Y2 JP S6132647Y2 JP 10579881 U JP10579881 U JP 10579881U JP 10579881 U JP10579881 U JP 10579881U JP S6132647 Y2 JPS6132647 Y2 JP S6132647Y2
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JP
Japan
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clamping part
main body
downward
clip
aneurysm
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JP10579881U
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JPS5813212U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動脈等に発生する瘤(動脈瘤)を遮断
するための動脈瘤クリツプに関するものである。
動脈瘤等を遮断する手術はかなり古くから行わ
れており、その方法として糸で括つていたが、細
い動脈を糸で括ることは熟練を要するものであつ
た。
近年、動脈瘤遮断用クリツプが開発され、金属
製の極小形のクリツプで動脈瘤の根元を挾持する
ことによつて短時間で遮断できるようになつた。
しかし、これらのクリツプは使用条件に従つて
作られたもので、すべての動脈瘤の遮断に適して
いるとはいえなかつた。
即ち、第8図に示したように、クリツプを開く
時の支点が内側にあるため、開く角度が急になる
ため挾んだ際、滑落する恐れのあるものがあつ
た。
又、加工法が難しいばかりでなく、使用法も難
しい上に、挾持部にくい違いが生じる等の欠点が
あつた。
周知の如く、これらのクリツプは動脈瘤を永久
に遮断すると共に、体内に残存させておくもので
その挾持力は適切な圧力であると同時に、クリツ
プがはずれたり脱落してはならないことが絶対条
件である。
又、動脈瘤の発生する場所は一定でなく、瘤の
形状も単一ではないので、これらの条件に適した
機構、形状のものでなくてはならないが、とりわ
け脳動脈瘤に前記条件は欠くことのできないもの
である。
そこで本考案は前述の条件を満たすべく改良工
夫したので、以下図面について詳細に説明する。
第1図(分解斜視図)に示したように、側部
に、下方へ折曲げ、軸孔14を設けたフランジ
1,1′を形成し、この上側部に切りこみ3,
3′を設けた長尺状のクリツプ本体Aの上面で切
りこみ3,3′と同位置に凹陥部2を形成し、こ
の凹陥部2から一定の間隔をおいて下方へ垂直状
に折曲げ、更に湾曲部4を形成するように上方へ
折曲げた後、水平方向へ折曲げ、やや板巾を狭く
した下部挾持部5を形成し、先端をやや上方へ折
曲げて先端部6を形成する。
次に、前記のクリツプ本体Aとは別に、側部に
上方へ折曲げ、軸孔14′を設けたフランジ7,
7′を形成し、このフランジ7,7′の下側部に切
りこみ9,9′を設けた長尺板状のクリツプ本体
Bの下面で、切りこみ9,9′と同位置に凹陥部
8を形成し、更に左方へ延長して上部挾持部11
を形成し、前記の凹陥部8のやや左へ寄つた位置
に窓10を設けた後、クリツプ本体Aの下部挾持
部5および湾曲部4がクリツプ本体Bの窓10を
通すことによって交叉して下方へ出し、クリツプ
本体Aのフランジ1,1′がクリツプ本体Bのフ
ランジ7,7′の内側になるように、コイルバネ
15をフランジ1,1′の内側におき、軸13で
軸孔14,14′を利用して一体に組立てた後、
軸13の両端をかしめる。
以上の構造であるが、これを実際に使用する場
合は次のようになる。
前述の如く、本考案は極めて小型(約15m/m
程度)であるため、実際に動脈瘤を遮断する際に
は鉗子を使用しなければならない。
即ち、鉗子の挾持部の先端でクリツプの凹陥部
2,8を外側から挾むように押圧すると、挾持部
が開く。
このように挾持部を開いた後、動脈瘤の根元に
差しこんで鉗子の挾持力を緩めると瘤は完全に遮
断される。
本考案の特徴は、冒頭にのべた従来の動脈瘤ク
リツプと異なり、支点が端部にあることである。
つまり、軸13に支点があるので、コイルバネ
15の弾性と相俟つて適切な挾持力が働くことで
ある。
更にクリツプ本体Aを中央部で下方へ垂直状に
折曲げた下方に湾曲部4を形成して側方へ折曲
げ、クリツプ本体Bの一体に組合わせる際に、湾
曲部4と下部挾持部5を、窓10を通して下方へ
出し、上部挾持部11の下面に下部挾持部5の上
面が合致する様に構成した事によつて、両挾持部
5,11が開く際には、下部挾持部5が下方に下
がり上部挾持部11は、やや上方方向に向かつて
開く、すなわち両挾持部5,11は従来の様に扇
状に開くのと異なり第9図に示した様に略平行状
態に開くのでその角度は緩やかである。よつて動
脈瘤の滑落がしにくくなつた。
又、クリツプ本体Bに窓(穴)設け、交叉状に
挾持部を形成したため、加工、組立が容易になつ
た。又、第7図に示したように、上部挾持部11
を〓形状に、下部挾持部を〓形状にすることによ
つて、上部挾持部11と下部挾持部5とのズレが
なくなり、挾持力のバランスがとれるようになり
血管内壁を損傷することなく一定の圧力で挾持で
きるようになつた。
更に第6図に示したように、挾持部の内側面に
複数個の凹陥部を設けることによつて、確実に挾
持することができ、更に下部挾持部5の先端部を
上部挾持部11の方向へ僅かに折曲げることによ
つて更にクリツプの滑落防止を確定にした。
以上のべた如く、本考案はこれまでの動脈瘤ク
リツプの欠点を解消し、確実に安全に動脈瘤を遮
断できるすぐれた機構の動脈瘤クリツプである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の分解斜視図、第2図は本考案
の側面図、第3図は本考案の正面図、第4図は本
考案の背面図、第5図は本考案の平面図、第6図
は挾持部の内側面の一部拡大平面図、第7図はX
−X′断面図、第8図は従来のクリツプの一例を
示した図、第9図は本考案のクリツピング状態を
示した図である。 1,1′はフランジ、2は凹陥部、3,3′は切
りこみ、4は湾曲部、5は下部挾持部、6は先端
部、7,7′はフランジ、8は凹陥部、9,9′は
切りこみ、10は窓、11は上部挾持部、12,
12′はバネ端部、13は軸、14,14′は軸孔
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側部の一端に軸孔14を設けたフランジ1,
    1′の双方を対称する位置に形成し、上面に鉗子
    が係合する凹陥部2を形成した長尺板状のクリツ
    プ本体Aと、側部の一端に軸孔14′を設けたフ
    ランジ7,7′の双方を対称する位置に形成し、
    下面に鉗子が係合する凹陥部8を形成した長尺板
    状クリツプ本体Bとを軸孔14,14′が一直線
    上に成る様に組立て、コイルバネ15をフランジ
    1,1′の内側に設け軸13で回動自在に成した
    動脈瘤クリツプに於いて、前記クリツプ本体Aは
    凹陥部2から一定の間隔をおいて下方へ垂直状に
    折曲げた後、下方に湾曲部4を形成し、更に水平
    方向へ延長し下部挾持部5をクリツプ本体Bの長
    さより少し長く形成し、クリツプ本体Bは凹陥部
    8から一定の間隔をおいて上部挾持部11を形成
    し、凹陥部8からやや上部挾持部11寄りに矩形
    状の窓10を設け、湾曲部4と下部挾持部5を前
    記、窓10を通して下方へ出し、交叉状の挾持部
    を形成し、下部挾持部5は下方に下がり、上部挾
    持部11は上方方向に開き、該両挾持部は略平行
    に拡開し、且上部挾持部11の下面に下部挾持部
    5の上面が合致する事を特徴とする動脈瘤クリツ
    プ。
JP10579881U 1981-07-16 1981-07-16 動脈瘤クリップ Granted JPS5813212U (ja)

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JP10579881U JPS5813212U (ja) 1981-07-16 1981-07-16 動脈瘤クリップ

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JP10579881U JPS5813212U (ja) 1981-07-16 1981-07-16 動脈瘤クリップ

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Publication Number Publication Date
JPS5813212U JPS5813212U (ja) 1983-01-27
JPS6132647Y2 true JPS6132647Y2 (ja) 1986-09-24

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ID=29900319

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JP10579881U Granted JPS5813212U (ja) 1981-07-16 1981-07-16 動脈瘤クリップ

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JP2003102736A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Doctors Ideal Supply:Kk 血管挟持クリップ
JP4696434B2 (ja) * 2001-09-28 2011-06-08 株式会社ドクターズ・アイディアル・サプライ 血管挟持クリップ

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JPS5813212U (ja) 1983-01-27

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