JPS6132438B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6132438B2
JPS6132438B2 JP2518984A JP2518984A JPS6132438B2 JP S6132438 B2 JPS6132438 B2 JP S6132438B2 JP 2518984 A JP2518984 A JP 2518984A JP 2518984 A JP2518984 A JP 2518984A JP S6132438 B2 JPS6132438 B2 JP S6132438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asphalt
molten
pair
sheet
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2518984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60173181A (ja
Inventor
Takashi Iwasaki
Yasuro Tomita
Tsunekazu Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBOSHI IND
Original Assignee
MITSUBOSHI IND
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Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBOSHI IND filed Critical MITSUBOSHI IND
Priority to JP2518984A priority Critical patent/JPS60173181A/ja
Publication of JPS60173181A publication Critical patent/JPS60173181A/ja
Publication of JPS6132438B2 publication Critical patent/JPS6132438B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は厚手に織成された合成繊維不織布原反
シートにアスフアルトを含浸させる厚手アスフア
ルト防水シートの製造方法に関する。
従来アスフアルトル―フイングと称されている
防水材料の一種であるアスフアルトシートは古紙
あるいは屑綿を抄造して原反を作るか、あるいは
合成繊維の短繊維を使用して原反を作成し、これ
にアスフアルトを含浸させてアスフアルトル―フ
イングを成形していた。このアスフアルトル―フ
イングは厚さが1mm前後であるため引張り等に対
して弱く、下地コンクリートの亀裂に対して追従
できずに引き裂けが生じ完全な防水層を形成する
には二層あるいは三層に重ね貼りをすることが要
求されていた。
このような材料上の欠点および煩雑な作業上の
欠点を解消するためにエンドレスな長繊維の合成
繊維を用い、ニードルパンチ法や糊料により6mm
前後の厚手に織成された不織布を原反とし、これ
にアスフアルトを含浸させたアスフアルトシート
が開発された。このアスフアルトシートは前記の
従来のアスフアルトル―フイングに比べて3〜4
倍もの厚みを有し、しかもエンドレスな繊維を絡
ませて成形された原反を使用しているため引張り
に対して強く、下地コンクリート層に生じた大き
な亀裂に対しても十分追従しうる特性を有するも
のであるから完全な防水性が期待されるばかり
か、厚手であるため一層の貼設でも十分防水の目
的を達するものである。しかし、粘度の高いアス
フアルトを厚みのある不織布原反に完全に含浸さ
せることは容易でなく、出顔人はこの点について
鋭意研究の結果、先に針状突起を設けたロールを
使用して不織布の面に開孔してこれによつてアス
フアルトを含浸させたり、あるいは深いアスフア
ルト溶融層を使用して温度差、液圧差を利用して
含浸さす方法を開発した。しかし、これらの方法
はスピードが遅く生産能率が恩うようにならず、
しかも生産工程が複雑であつた。又これらの方法
によるものはアスフアルトの含浸工程で不織布原
反を引張るため巾方向の縮みが大きく、例えば
2m巾のアスフアルトを得るためには2.2m巾程度
の原反を必要としているためきわめて不経済であ
つた。
本発明は、上記のような非能率的でかつ不経済
な製造方法を解消するためになされたものであつ
た、比較的浅いアスフアルト溶融層を用い、これ
に適当間隔をおいて上下一対の押圧駆動ロールを
二基配設し、このそれぞれのロール間に金網を捲
回させ、この押圧駆動ロールの中間に二枚の金網
を挾んで一対の絞りロールを設けて厚手不織布原
反シートを金網の間に挿通挾持させ、押圧ロール
の駆動回転によつて金網を移動させてこれにより
原反シートにアスフアルトを含浸させながらアス
フアルト防水シートを製造するものである。
添付図面により本発明方法を説明すると、図は
本発明方法に使用されるアスフアルト含浸装置で
あつて、第1図は厚手合成樹脂不織布原反1をア
スフアルト溶融層8内に斜めに浸漬させるもので
あり、第2図は原反1を水平に浸漬させる実施例
を示している。
アスフアルト溶融層8は比較的浅めに成形され
ており溶融アスフアルトAが充満している。この
槽8の中に上下一対の押圧駆動ロール2、2′が
適当の間隔をおいて二基配設されていて、この押
圧駆動ロール2,2′は第1図においては不織布
原反1の矢印の如き進入方向に対して前に配設し
た押圧駆動ロール2はアスフアルトAの表面上に
対して後に配設した押圧駆動ロール2′は溶融ア
スフアルト中に沈設する如くして両押圧駆動ロー
ルを傾斜させて設ける。又第2図に示すものは別
の実施例であつて、適当間隔をおいて二基配設し
た押圧駆動ロール2,2′を溶融アスフアルトA
の表層面に水平に沈設して配設する。そしてこの
前後の各ロール間に金網3を捲回して設け、この
前後の押圧駆動ロールの中間に一対の絞りロール
4を配設し、各ロール間の金網3,3の間に厚手
不織布原反を挿通挾持させて押圧駆動ロールの回
動によつてこれを移動させながら厚手アスフアル
ト防水シート1′を得るものである。図中の符号
5は熱風6の噴射ノズルであつて不織布原反シー
ト1を乾燥させてアスフアルトの含浸をよくする
ものである。又符号7はガイドロールである。
本発明の方法は上述の如く、不織布原反シート
1を金網3の間に挾持しながら溶融アスフアルト
A内に浸漬するため、金網3に形成されている編
目の凹凸が原反シート1を押えていて熱による原
反の巾方向の縮みを抑止し、しかも金網によつて
挾持しながら槽内を移動させるために原反シート
1の長さ方向の延びも防止することができる。又
本発明は、押圧駆動ロール2,2′の中間に絞り
ロール4を設けることによつて、たとえ原反シー
ト1が6mm前後の厚手のものであつても、原反が
金網3に挾持されてアスフアルトA層内に侵入
し、ここで絞りロール4によつて押えつけられ、
又この力が開放されて原反シートは復元するた
め、この作用によつてアスフアルトの含浸が進み
不織布シートの芯まで完全に含浸されるので製品
としての寸法安定性がよい。
そして本発明においては、アスフアルトの溶融
槽8を比較的浅い槽としたために溶融に際しての
熱量が少なくてすむというきわめて画期的な諸効
果を奏するものである。
次に実施例を示すと、 不織布原反はポリプロピレン繊維のエンドレス
な長繊維をランダムに絡ませたものを使用し、原
反の巾は2.05mの用いた。そして含浸用のアスフ
アルトは軟化点95℃、針入度35のブローンアスフ
アルトを使用した。溶融アスフアルトの温度は
155℃に保つた。又アスフアルト溶融層は深さを
35cmに成形し、各個のロールは直径10cmの押圧駆
動ロールを使用してこれにステンレス製の金網を
捲回し、絞りロールは直径5cm、ロール圧を30
Kg/cmとして押圧駆動ロールによる金網の送りス
ピードを12m/分とした。これによつて得られた
アスフアルトシートは、巾方向に少しの縮みもな
く両端の耳を各2.5cm切落すのみで巾2mの規格に
合つた完成品を形成することができた。又このア
スフアルトシートは切断してその断面を電子顕微
鏡写真で観察したがアスフアルトが芯まで完全に
含浸されていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を示し、第2図
は別の実施例を示すものである。 1…原反不織布シート、1′…アスフアルトシ
ート、2…押圧駆動ロール、3…金網、4…絞り
ロール、5…熱風噴射ノズル、8…アスフアルト
溶融層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 比較的浅いアスフアルト溶融層に溶融アスフ
    アルトを充填し、該溶融層に一対に形成された押
    圧駆動ロールを適当な距離を隔てて前後に二基配
    設し、原反シートの進入方向に対して前に配設し
    た一対の押圧駆動ロールを溶融アスフアルト表面
    の上方に、又進入方向に対して後に配設した一対
    の押圧駆動ロールを溶融アスフアルト中に沈設す
    る如く両者を傾斜させて設けると共に、該前後の
    各ロール間に金網を捲回して設け、この前後の押
    圧駆動ロールの中間に一対の絞りロール配設し、
    各ロール間の金網の間に厚手合成樹脂不織布原反
    シートを挿通挾持して、これを移動させてアスフ
    アルトを含浸させてなることを特徴とする厚手ア
    スフアルト防水シートの製造方法。 2 比較的浅いアスフアルト溶融層に溶融アスフ
    アルトを充填し、該溶融層に一対に形成された押
    圧駆動ロールを適当な距離を隔てて前後に二基配
    設し、原反シートの進入方向に対して前に配設し
    た一対の押圧駆動ロールを溶融アスフアルト表面
    の上方に、又進入方向に対して後に配設した一対
    の押圧駆動ロールをアスフアルト溶融層内の溶融
    アスフアルト表面層に水平に沈設配置し、該前後
    の各ロール間に金網を捲回して設け、この前後の
    押圧駆動ロールの中間に一対の絞りロール配設
    し、各ロール間の金網の間に厚手合成樹脂不織布
    原反シートを挿通挾持して、これを移動させてア
    スフアルトを含浸させてなることを特徴とした厚
    手アスフアルト防水シートの製造方法。
JP2518984A 1984-02-15 1984-02-15 厚手アスフアルト防水シ−トの製造方法 Granted JPS60173181A (ja)

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JPS60173181A JPS60173181A (ja) 1985-09-06
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ID=12159017

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