JPS6131775Y2 - - Google Patents

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JPS6131775Y2
JPS6131775Y2 JP17485382U JP17485382U JPS6131775Y2 JP S6131775 Y2 JPS6131775 Y2 JP S6131775Y2 JP 17485382 U JP17485382 U JP 17485382U JP 17485382 U JP17485382 U JP 17485382U JP S6131775 Y2 JPS6131775 Y2 JP S6131775Y2
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flange
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JP17485382U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はH形鋼やT形鋼等の形鋼におけるウ
エブとフランジとの境界部に切欠部、いわゆるス
カラツプを加工するための形鋼のスカラツプ加工
装置に係り、特に構成を簡素にしてコンパクトに
提供できる形鋼のスカラツプ加工装置に関する。
従来、形鋼の開先加工装置としては多種多様な
ものが提供されている。例えば、実開昭54−
120792号公報での形鋼におけるスカラツプ加工装
置があり、実開昭54−156891号公報での鋼材加工
機があり、またスカラツプ加工時における形鋼を
固定させるための実開昭55−160747号公報でのク
ランプ装置がある。
ところが、第3のものはH形鋼材を端面からみ
てH形の水平状態にして基台上で送り入れ、位置
決めした後、ウエブ面を垂直方向へ押圧してクラ
ンプするものとする。そのクランプ構造は、基台
上に、左右に位置するフランジを両側方から挟む
左右一対の支柱を立設し、この支柱夫々にピスト
ン駆動での上下一対の挟持具を昇降自在に配して
フランジ面の上下縁を挟持するようにして成り、
左右の支柱はシリンダーに対する油圧駆動によつ
て左右方向に摺動する。したがつて、装置全体が
極めて大掛りなものであり、ピストン、シリンダ
ーを使用する固定構造は特別な動力源を必要とす
る。
第2のものは、H形鋼におけるフランジを上下
に位置させて適当な作業面にセツトしておき、上
側に位置するフランジ上に加工機自体をガイドレ
ールによつて装着固定するものとしてある。そし
て、ガイドレールをH形鋼にセツトするため、ガ
イドレールの一端には作業面からの支持を図るス
タンドを取付け、ガイドレール下面にはフランジ
縁を挟持する固定駒と摺動駒とを設けてあり、ま
た、加工機本体はガイドレールに沿つてスライド
可能で、それによつて切削加工を行ない、更には
取手によつて携帯可能にしてある。ところが、適
当な作業面にセツトされた形鋼のフランジ面上に
加工機自体をガイドレールによつて装着固定する
から、作業面上への形鋼のセツトが正確である必
要があり、面倒である。
更に、第1のものは、ローラー(支持部材)上
で送り込まれる形鋼をフランジクランプ装置によ
つて固定し、位置決めしてスカラツプ加工を実施
するものとしてある。その際の形鋼の送りは、ウ
エブを水平に、フランジを垂直にした方向で行な
われ、ウエブのスカラツプ形成とフランジの開先
加工とを同時に行なう。そして、これのクランプ
構造は、上下方向からウエブを挟持するウエブク
ランプ装置と、フランジを固定支持するフランジ
クランプ装置とを備え、特に、後者は上下方向で
位置されるフランジ夫々を別個に流体圧機構によ
つて挟持固定するものとしてある。
したがつて、この第1のもののクランプ構造
は、フランジ夫々を別個に挟持する上下一対の固
定部を必要とし、また特別な動力源を用意しなけ
ればならず、構造上、複雑なものとなる。更に、
ウエブ挟持のための上部クランプ部材と、上方に
位置するフランジ固定のための固定部とを別個に
昇降させる機構とすれば制御作動が面倒であり、
同期昇降させれば、フランジ幅が異なる場合には
対応困難な欠点がある。
そこで、この考案は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み案出されたもので、その目的とすると
ころは、手軽に扱えること、安価に提供できるこ
と、そして正確なスカラツプ加工が行なえること
等の条件を満足し、しかも、エンドミル等のスカ
ラツプ加工用カツターの刃先研削によつて刃先外
径が小さくなつた場合であつて簡単な操作で容易
にフランジ内側面にエンドミルの外周下部を位置
させることができ、更には、形鋼をしつかりと挟
持して正確な加工が行なえると共に装置耐久性の
向上が図れるスカラツプ加工装置を提供すること
にある。
その要旨は、エンドミルを回転駆動自在として
水平に軸架して構成したスカラツプ加工手段と、
形鋼のウエブ及びフランジを挾持して固定するク
ランプ手段とを機枠に配設し、クランプ手段は、
クランプ台に固定バイスを固定すると共に、この
固定バイスに対向するようウエブ挾持用移動バイ
スを送りネジ棒により接近離反自在に配設し、ま
た、これらバイスの先端にはバイスを貫通する微
調整ネジを上下方向で螺装し、この微調整ネジ下
方にはウオームジヤツキに連繋したフランジ挾持
用バイス板を上下動自在に配設して構成し、前記
エンドミルはエンドミルの軸心に直交する方向で
水平移動自在としたことに存するものである。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図において1は機枠であり、この機枠1
には、形鋼Aを挾持するクランプ手段10と、エ
ンドミル37を回転駆動自在として水平に軸架し
たスカラツプ加工手段30と、スカラツプ加工時
に刃先と加工面とを冷却する冷却液を回収する冷
却液回収槽2と、冷却液回収槽2上方に載置され
切粉を回収する切粉回収箱3と、回収槽2内の冷
却液を再度循環する循環ポンプ4とを配設する。
前記クランプ手段10は形鋼AのウエブBを挾
持して固定するウエブクランプ11と形鋼Aのフ
ランジCを挾持して固定するフランジクランプ2
0とで構成する。
ウエブクランプ11は、第3図、第4図に示す
ように、クランプ台12上の一端に略逆L字状の
固定バイス13を固定し、この固定バイス13に
対向する位置で固定バイス13に対し近接離反自
在としたウエブ挾持用移動バイス14を配設して
成る。このウエブ挾持用移動バイス14の固定バ
イス13への接近離反移動はウエブ固定ハンドル
15を有した送りネジ棒16を移動バイス14後
端に回動自在に配設し、この送りネジ棒16に螺
合するネジ部17Aを有したバイス送り台17を
クランプ台12に配設して送りネジ棒16とネジ
部17Aとの係合によつて行なつている。尚、図
中18は送りネジ棒16に外嵌螺合してある移動
バイスロツクハンドルである。
フランジクランプ19は、第4図に示すよう
に、フランジCを上下方向から挾持するもので固
定バイス20と移動バイス板21とで成る。固定
バイス20は、前記ウエブクランプ11の各バイ
ス13,14の先端における口金13A,14A
近傍面上で且つ口金13A,14Aに平行するよ
うネジ孔22を一対垂直方向で形成し、このネジ
孔22にフランジCの当接基準微調整ネジ23を
その下端が各バイス13,14の下面から突出す
るようネジ込みすると共に微調整ネジ23の上方
からロツクナツト24を微調整ネジ23に配設し
て構成する。移動バイス板21は固定バイス20
の下方に固定バイス20に対しウオームジヤツキ
25により接近離反自在として配設する。
ウオームジヤツキ25は第5図に示すようにフ
ランジ固定ハンドル26を有したウオーム27
と、このウオーム27に噛合するウオームホイー
ル28Aを有したジヤツキ本体28と、これらウ
オーム27及びジヤツキ本体28を軸架するジヤ
ツキケース29とで成る。
前記スカラツプ加工手段30は、第1図、第2
図に示すように、モータ31の駆動を減速機32
を介して水平に配設した駆動軸33に連繋するス
カラツプ加工本体34と、このスカラツプ加工本
体34を水平面内で横移動自在とする送り体35
とで構成する。前記駆動軸33にはチヤツク36
を介してスカラツプ加工用カツターとしてのエン
ドミル37を着脱自在に配設する。送り体35は
第2図に示すように、機枠1上にレール38を配
設して、このレール38上にスカラツプ加工本体
34を配設し、また、レール38間にはレール3
8と平行して送りネジ棒39を機枠1に軸架し、
送りネジ棒39にはスカラツプ加工本体34の下
部に配設した雌ネジ部40を螺合させて成り、送
りネジ棒39端部に配設した送りハンドル41を
回動することでスカラツプ加工本体34をレール
38上で水平移動させるものである。
尚、エンドミル37は、外周面及び端面に切れ
刃を持つたもので良く、外周刃と底刃との角部が
R形状を呈するラジアスエンドミル等が特に好ま
しい。
また、第1図、第2図においての符号5はエン
ドミル37の刃先と形鋼Aの加工面とに冷却液を
浴びせる冷却液ノズルであり、機枠1に配設した
冷却液循環ポンプ4にて冷却液を循環して使用す
るものである。更に、図中42はスカラツプの長
さを調整するスカラツプ長さ調整ブラケツトであ
り、この調整ブラケツト42は、形鋼Aのウエブ
B端面等に先端が当接する長さ調整ネジ43を螺
合したもので、この調整ネジ43の螺合深さの調
整によつてスカラツプの長さを調整するものであ
る。
使用にあつては、第4図に示すように、各バイ
ス13,14及びバイス板21で形成される間隙
にH形鋼等を挿入し、第1図、第2図に示すよう
に、先るフランジ固定ハンドル26を回動してフ
ランジCを微調整ネジ23の先端に当接する。次
いで、ウエブ固定ハンドル15を回動してウエブ
Bを挾持締付して固定し、その後にフランジ固定
ハンドル26によりフランジCを挾持締付して固
定する。
次いで、スカラツプ加工本体34のモータ31
を起動し送りハンドル41によつてエンドミル3
7をウエブBに当接してスカラツプ加工を行な
う。尚、モータ31の駆動と同時に冷却液循環ポ
ンプ4を駆動して冷却液を循環するようにしてあ
る。
如上のようにこの考案は構成したから、構成簡
素にしてコンパクトなスカラツプ加工装置が提供
できるものである。
また、エンドミル37を回転駆動自在として水
平に軸架してスカラツプ加工手段30を構成した
から、形鋼Aのクランプ手段10からの突出量を
適宜変化することでスカラツプの長さを容易に変
更できる。
クランプ手段10は、クランプ台12に固定バ
イス13を固定すると共に、この固定バイス13
に対向するようウエブ挾持用移動バイス14を送
りネジ棒16により接近離反自在に配設し、ま
た、これらバイス13,14の先端にはバイス1
3,14を貫通する微調整ネジ23を上下方向で
螺装し、この微調整ネジ23下方にはウオームジ
ヤツキ25に連繋したフランジ挾持用移動バイス
板21を上下動自在に配設して構成したから、各
バイス13,14で形鋼AのウエブBを挾持固定
できると共に各バイス13,14とバイス板21
とで形鋼AのフランジCを挾持固定できるもので
あり、従つて、形鋼Aを3点によつて保持するた
めスカラツプ形成時に形鋼Aに振動等が発生する
ことなく、精度良く加工できるし耐久性の向上も
図れるものである。すなわち、従来、提案されて
いた前記のものに比し、特別な動力源を要せずに
手動によつて操作でき、特に、実開昭54−120792
号公報のものと異なり、形鋼AにおけるウエブB
とフランジCとの交差部位を集中的に固定するた
め、固定状態は安定し、しかも、フランジC幅が
異なつても、複雑な操作を要せずに、それらに対
応できる利点がある。
加えて、バイス13,14の先端にはバイス1
3,14を貫通する微調整ネジ23を上下方向で
螺装したから、例えばエンドミル37の直径が研
削によつて小さくなつても、微調整ネジ23を下
方に突出することでフランジCの内側面とエンド
ミル37の外周下面とを常に同一平面内とするこ
とが容易に可能である。そして、この固定される
微調整ネジ23の下端面と、上下動されるバイス
板21の上面とで形鋼AのフランジCを挾持する
ようになるから、フランジCの厚みに関わりなく
常にエンドミル37の外周下端とフランジCの内
側面とを合致できるものである。
更に、エンドミル37はエンドミル37の軸心
に直交する方向で水平移動自在としたから、形鋼
Aを移動する必要がなく長い形鋼Aであつてもそ
のスカラツプ加工は容易である。
以上説明したように、この考案によれば、装置
構成を簡素としてコンパクトに且つ廉価に提供で
きるものであり、しかも形鋼をしつかり保持して
精度の良い加工を可能とすると共に装置耐久性の
向上を図り、更には、エンドミルの刃先研削によ
つて刃先外径が小さくなつた場合であつても簡単
な操作で容易にフランジ内側面にエンドミルの外
周下部を位置させることができる等実用上極めて
有益な諸効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は全体正面図、第2図は同平面図、第3図はク
ランプ手段の平面図、第4図は同正面図、第5図
はウオームジヤツキの切欠正面図である。 A……形鋼、B……ウエブ、C……フランジ、
1……機枠、2……冷却液回収層、3……切粉回
収箱、4……循環ポンプ、5……冷却液ノズル、
10……クランプ手段、11……ウエブクラン
プ、12……クランプ台、13……固定バイス、
13A……口金、14……移動バイス、14A…
…口金、15……ウエブ固定ハンドル、16……
送りネジ棒、17……バイス送り台、17A……
ねじ部、18……移動バイスロツクハンドル、1
9……フランジクランプ、20……固定バイス、
21……移動バイス板、22……ネジ孔、23…
…微調整ネジ、24……ロツクナツト、25……
ウオームジヤツキ、26……フランジ固定ハンド
ル、27……ウオーム、28……ジヤツキ本体、
28A……ウオームホイール、29……ジヤツキ
ケース、30……スカラツプ加工手段、31……
モータ、32……減速機、33……駆動軸、34
……スカラツプ加工本体、35……送り体、36
……チヤツク、37……エンドミル、38……レ
ール、39……送りネジ棒、40……雌ネジ部、
41……送りハンドル、42……スカラツプ長さ
調整ブラケツト、43……スカラツプ長さ調整ネ
ジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンドミルを回転駆動自在として水平に軸架し
    て構成したスカラツプ加工手段と、形鋼のウエブ
    及びフランジを挾持して固定するクランプ手段と
    を機枠に配設し、クランプ手段は、クランプ台に
    固定バイスを固定すると共に、この固定バイスに
    対向するようウエブ挾持用移動バイスを送りネジ
    棒により接近離反自在に配設し、また、これらバ
    イスの先端にはバイスを貫通する微調整ネジを上
    下方向で螺装し、この微調整ネジ下方にはウオー
    ムジヤツキに連繋したフランジ挾持用バイス板を
    上下動自在に配設して構成し、前記エンドミルは
    エンドミルの軸心に直交する方向で水平移動自在
    としたことを特徴とするスカラツプ加工装置。
JP17485382U 1982-11-18 1982-11-18 スカラツプ加工装置 Granted JPS5978011U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17485382U JPS5978011U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 スカラツプ加工装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17485382U JPS5978011U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 スカラツプ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5978011U JPS5978011U (ja) 1984-05-26
JPS6131775Y2 true JPS6131775Y2 (ja) 1986-09-16

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ID=30380561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17485382U Granted JPS5978011U (ja) 1982-11-18 1982-11-18 スカラツプ加工装置

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JPS5978011U (ja) 1984-05-26

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