JPS6130535B2 - - Google Patents
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- JPS6130535B2 JPS6130535B2 JP3694781A JP3694781A JPS6130535B2 JP S6130535 B2 JPS6130535 B2 JP S6130535B2 JP 3694781 A JP3694781 A JP 3694781A JP 3694781 A JP3694781 A JP 3694781A JP S6130535 B2 JPS6130535 B2 JP S6130535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- fishing line
- flanges
- clutch
- casting
- Prior art date
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Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 28
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 23
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 5
- 241000276420 Lophius piscatorius Species 0.000 description 3
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、キヤステイング用両軸受リール、詳
しくは本体フレームの側枠に胴部と1対のフラン
ジとをもち、これらフランジの外径を50mm以下と
して、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣糸
を巻回するごとくしたスプールを回転自由に支持
し、前記側枠に支持したハンドルからの駆動力を
マスタギヤ及びピニオンギヤなどの伝動機構を介
して前記スプールに伝動すると共に、前記スプー
ルへの動力伝達経路にクラツチを備え、該クラツ
チの操作により前記スプールをフリー回転可能に
したキヤステイング用両軸受リールに関する。
しくは本体フレームの側枠に胴部と1対のフラン
ジとをもち、これらフランジの外径を50mm以下と
して、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣糸
を巻回するごとくしたスプールを回転自由に支持
し、前記側枠に支持したハンドルからの駆動力を
マスタギヤ及びピニオンギヤなどの伝動機構を介
して前記スプールに伝動すると共に、前記スプー
ルへの動力伝達経路にクラツチを備え、該クラツ
チの操作により前記スプールをフリー回転可能に
したキヤステイング用両軸受リールに関する。
一般にこの種のリールは前記スプールをクラツ
チの操作によりフリー回転可能にしてキヤステイ
ングを行なうのであるが、キヤステイング時、釣
糸の引出速度よりスプールの回転速度が早くなつ
て、所謂バツクラツシユが生じ、釣糸が解れて絡
み合つたり、本体フレーム内に喰込んだりする問
題があつた。
チの操作によりフリー回転可能にしてキヤステイ
ングを行なうのであるが、キヤステイング時、釣
糸の引出速度よりスプールの回転速度が早くなつ
て、所謂バツクラツシユが生じ、釣糸が解れて絡
み合つたり、本体フレーム内に喰込んだりする問
題があつた。
従来、前記問題点に対しては、遠心ブレーキを
用いたり、ドラツグ機構によりスプール軸に回転
抵抗を与えたりして解決すべくしているが、これ
らの機構は何れも、前記スプールにブレーキを掛
けるだけでバツクラツシユの問題を根本的に解決
できず、また前記ブレーキはバツクラツシユが生
じていない場合でも作動するため、投擲距離を伸
ばせず、かつ、所望位置に投擲できない等の影響
が生ずる問題があつた。
用いたり、ドラツグ機構によりスプール軸に回転
抵抗を与えたりして解決すべくしているが、これ
らの機構は何れも、前記スプールにブレーキを掛
けるだけでバツクラツシユの問題を根本的に解決
できず、また前記ブレーキはバツクラツシユが生
じていない場合でも作動するため、投擲距離を伸
ばせず、かつ、所望位置に投擲できない等の影響
が生ずる問題があつた。
又、前記したバツクラツシユを防止する方法と
して、キヤステイング時、釣人がスプールの釣糸
巻装部外周に、例えば、親指をあてがいバツクラ
ツシユが生じるとき親指を釣糸巻装部外周に押し
付けてブレーキを掛けて前記バツクラツシユを防
止しているのであるが、熟練を要しブレーキを掛
け過ぎると糸切れが生じたり、飛距離に影響を与
えるなどの問題があつて、高度なテクニツクを要
し、取扱いに不慣れな釣人ではバツクラツシユの
防止を完全に行なえなかつた。
して、キヤステイング時、釣人がスプールの釣糸
巻装部外周に、例えば、親指をあてがいバツクラ
ツシユが生じるとき親指を釣糸巻装部外周に押し
付けてブレーキを掛けて前記バツクラツシユを防
止しているのであるが、熟練を要しブレーキを掛
け過ぎると糸切れが生じたり、飛距離に影響を与
えるなどの問題があつて、高度なテクニツクを要
し、取扱いに不慣れな釣人ではバツクラツシユの
防止を完全に行なえなかつた。
そこで、本発明は以上の如き問題点に鑑み発明
したもので、目的とする処はキヤステイング時の
バツクラツシユを防止できると共に、スプールの
フリー回転に必要以上の制動が行なわれるのをな
くして、不慣れな釣人でも容易に使用できるよう
にし、しかも投擲距離を伸ばすことができると共
にサミングを容易に行なうことができるキヤステ
イング用両軸受リールを提供するにある。
したもので、目的とする処はキヤステイング時の
バツクラツシユを防止できると共に、スプールの
フリー回転に必要以上の制動が行なわれるのをな
くして、不慣れな釣人でも容易に使用できるよう
にし、しかも投擲距離を伸ばすことができると共
にサミングを容易に行なうことができるキヤステ
イング用両軸受リールを提供するにある。
一般に、キヤステイング用両軸受リールのスプ
ールにおけるフランジ間は大きな問隔を有し、し
かも、このフランジ間の胴部に釣糸が巻回されて
いるのであるが、前記スプールの胴部長さが長い
と、キヤステイングにより釣糸を引出しても、釣
糸の巻回径の減少は少なく、そのため、釣糸の巻
回部における周速も変わらず、キヤステイングす
る場合にバツクラツシユが生じているのである。
即ち、前記スプールのフランジ間の間隔を22m/
mとし、このフランジ間の胴部に釣糸を巻回し
て、その糸巻き外径を35m/mφとして、30mキ
ヤストしたとき、糸巻き外径は約30m/mφとな
るのであるが、糸巻き外径は、キヤステイングの
前後で約14%しか減少せず、釣糸の引出量の変化
は少ないものである。従つて釣糸の飛速度の減速
する時にも、スプールは慣性により一定のスピー
ドでの回転を続けるのに対し、釣糸の巻回部にお
ける周速は引出当初と変化しないため、釣糸の引
出量も減少せず、この結果は釣糸が余分に引出さ
れてバツクラツシユが生じていたのである。
ールにおけるフランジ間は大きな問隔を有し、し
かも、このフランジ間の胴部に釣糸が巻回されて
いるのであるが、前記スプールの胴部長さが長い
と、キヤステイングにより釣糸を引出しても、釣
糸の巻回径の減少は少なく、そのため、釣糸の巻
回部における周速も変わらず、キヤステイングす
る場合にバツクラツシユが生じているのである。
即ち、前記スプールのフランジ間の間隔を22m/
mとし、このフランジ間の胴部に釣糸を巻回し
て、その糸巻き外径を35m/mφとして、30mキ
ヤストしたとき、糸巻き外径は約30m/mφとな
るのであるが、糸巻き外径は、キヤステイングの
前後で約14%しか減少せず、釣糸の引出量の変化
は少ないものである。従つて釣糸の飛速度の減速
する時にも、スプールは慣性により一定のスピー
ドでの回転を続けるのに対し、釣糸の巻回部にお
ける周速は引出当初と変化しないため、釣糸の引
出量も減少せず、この結果は釣糸が余分に引出さ
れてバツクラツシユが生じていたのである。
即ち、本発明は前述の如き問題点に着目してキ
ヤステイング用両軸受リールのスプールにおける
フランジ間の内面間隔を15m/m以下とすること
で、キヤステイングの初期では釣糸の引出速度に
順応して釣糸が引出されるようにすると共に、そ
の糸巻き外径を大幅に減少させ得るようにして釣
糸の引出速度が減速する時、前記釣糸の巻回部に
おける周速を減速して前記スプールからの釣糸の
引出量を減少させるごとくしたのである。即ち、
スプールが慣性により一定回転を続けたとしても
釣糸引出しに伴ない糸巻き外径を小さくなるごと
くして、釣糸の引出量を少なくし、飛速度が減速
するとき、前記釣糸の巻回部における周速を減速
して、前記巻回部から引出される釣糸の引出量を
減少し、即ち余分に引出されるのをなくしてバツ
クラツシユを防止ししたのである。
ヤステイング用両軸受リールのスプールにおける
フランジ間の内面間隔を15m/m以下とすること
で、キヤステイングの初期では釣糸の引出速度に
順応して釣糸が引出されるようにすると共に、そ
の糸巻き外径を大幅に減少させ得るようにして釣
糸の引出速度が減速する時、前記釣糸の巻回部に
おける周速を減速して前記スプールからの釣糸の
引出量を減少させるごとくしたのである。即ち、
スプールが慣性により一定回転を続けたとしても
釣糸引出しに伴ない糸巻き外径を小さくなるごと
くして、釣糸の引出量を少なくし、飛速度が減速
するとき、前記釣糸の巻回部における周速を減速
して、前記巻回部から引出される釣糸の引出量を
減少し、即ち余分に引出されるのをなくしてバツ
クラツシユを防止ししたのである。
従つて、ブレーキを必要以上に制動させること
をなくし得るので、所望位置に投擲でき、かつ、
距離を伸ばすこともできるのであつて、スプール
を指で制動する必要がないので不慣れな釣人でも
容易に使用できるのである。
をなくし得るので、所望位置に投擲でき、かつ、
距離を伸ばすこともできるのであつて、スプール
を指で制動する必要がないので不慣れな釣人でも
容易に使用できるのである。
以下本発明キヤステイング用両軸受リールの実
施例を図面に基づいて説明する。
施例を図面に基づいて説明する。
図に示したリールは、相対向する左右の側枠
1,1に、胴部3aと1対のフランジ3b,3b
とをもち、これらフランジの外径を50mm以下とし
て、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣糸を
巻回するごとくしたスプールを、スプール軸2を
介して回転自在に支持すると共に、前記一方の右
側枠1にマスターギヤ4をもつたハンドル軸5を
支持し、かつ前記マスターギヤ4に噛合うピニオ
ン6を前記スプール軸2に摺動自由に支持する一
方、前記ピニオン6とスプール軸2との間にクラ
ツチ7を設け、クラツチ操作機構8により前記ク
ラツチ7の係合離脱を行なうごとく構成し、前記
クラツチ7の係合操作によりハンドル9からの駆
動力を、前記ハンドル軸5に伝えると共に、前記
マスターギヤ4、ピニオンギヤ6の伝動機構及び
クラツチ7を介して前記スプール軸2に伝え、前
記スプール3を回動させ、また、前記クラツチ7
の離脱操作により前記スプール3をフリー回転可
能にさせるのである。
1,1に、胴部3aと1対のフランジ3b,3b
とをもち、これらフランジの外径を50mm以下とし
て、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣糸を
巻回するごとくしたスプールを、スプール軸2を
介して回転自在に支持すると共に、前記一方の右
側枠1にマスターギヤ4をもつたハンドル軸5を
支持し、かつ前記マスターギヤ4に噛合うピニオ
ン6を前記スプール軸2に摺動自由に支持する一
方、前記ピニオン6とスプール軸2との間にクラ
ツチ7を設け、クラツチ操作機構8により前記ク
ラツチ7の係合離脱を行なうごとく構成し、前記
クラツチ7の係合操作によりハンドル9からの駆
動力を、前記ハンドル軸5に伝えると共に、前記
マスターギヤ4、ピニオンギヤ6の伝動機構及び
クラツチ7を介して前記スプール軸2に伝え、前
記スプール3を回動させ、また、前記クラツチ7
の離脱操作により前記スプール3をフリー回転可
能にさせるのである。
又、前記側枠1,1は複数本の連結杆13−で
連結されていると共に、軸受ハウジング14,1
5が組込まれ、かつ外側にカバー17,18を添
設して数本のボルト等の固定手段19により組立
てて構成している。尚、前記側枠1,1は1体に
してもよいし、また一方の側枠1のみを設けて、
前記スプール軸2を片持支持としてもよい。
連結されていると共に、軸受ハウジング14,1
5が組込まれ、かつ外側にカバー17,18を添
設して数本のボルト等の固定手段19により組立
てて構成している。尚、前記側枠1,1は1体に
してもよいし、また一方の側枠1のみを設けて、
前記スプール軸2を片持支持としてもよい。
又、前記したごとく前記軸受ハウジング14,
15を用いて、前記スプール軸2を両持状に支持
する場合、前記軸受ハウジング14,15は、外
周に前記スプール3のフランジ3b,3bにおけ
る外径よりやや大径とした筒部を、また、中心部
にボス部11,11を設けて、前記各ボス部1
1,11にボールベアリング20,21を組込
み、前記スプール軸2を支持するごとく成すので
ある。
15を用いて、前記スプール軸2を両持状に支持
する場合、前記軸受ハウジング14,15は、外
周に前記スプール3のフランジ3b,3bにおけ
る外径よりやや大径とした筒部を、また、中心部
にボス部11,11を設けて、前記各ボス部1
1,11にボールベアリング20,21を組込
み、前記スプール軸2を支持するごとく成すので
ある。
又、前記左側枠1に組込む前記ハウジング14
は、深皿形状になつていて、前記フランジ3bと
ボス部11との中間部に内腔部aを形成し、この
内腔部aには遠心ブレーキ22を内装している。
は、深皿形状になつていて、前記フランジ3bと
ボス部11との中間部に内腔部aを形成し、この
内腔部aには遠心ブレーキ22を内装している。
又、前記右側枠1の側板16には、支持杆23
を固定し、この支持杆23に、前記ハンドル軸5
を回転自由に挿嵌支持するのであつて、前記ハン
ドル軸5に前記マスターギヤ4と摩擦板24及び
複数個の突記25をもつ逆転防止板26を挿嵌す
るのである。
を固定し、この支持杆23に、前記ハンドル軸5
を回転自由に挿嵌支持するのであつて、前記ハン
ドル軸5に前記マスターギヤ4と摩擦板24及び
複数個の突記25をもつ逆転防止板26を挿嵌す
るのである。
又、前記摩擦板24と逆転防止板26とは前記
ハンドル軸5に回転不能に挿嵌して前記ハンドル
軸5と共廻りするごとく成すと共に、前記マスタ
ーギヤ4は、前記ハンドル軸5に遊挿して、前記
摩擦板24を介して、前記ハンドル軸5からの回
動力を前記マスターギヤ4に伝わるようにしてい
る。即ち、前記摩擦板24は、スプリング27を
介して、前記マスターギヤ4に圧接しており、前
記摩擦板24を介して、前記マスターギヤ4にハ
ンドル軸5の回動力が伝わるようになつている。
尚、前記圧接力は、前記ハンドル軸5の輪端に螺
合する調整体28により調整できる。
ハンドル軸5に回転不能に挿嵌して前記ハンドル
軸5と共廻りするごとく成すと共に、前記マスタ
ーギヤ4は、前記ハンドル軸5に遊挿して、前記
摩擦板24を介して、前記ハンドル軸5からの回
動力を前記マスターギヤ4に伝わるようにしてい
る。即ち、前記摩擦板24は、スプリング27を
介して、前記マスターギヤ4に圧接しており、前
記摩擦板24を介して、前記マスターギヤ4にハ
ンドル軸5の回動力が伝わるようになつている。
尚、前記圧接力は、前記ハンドル軸5の輪端に螺
合する調整体28により調整できる。
又、前記クラツチ7は、前記スプール軸2の中
間部に扁平面を設けると共に、前記ピニオン6
に、前記扁平面に係合する非円形内面をもつた筒
部を設けて構成するのであつて、前記ピニオン6
の筒部を、前記クラツチ操作機構8の操作で前記
スプール軸2の扁平面形成部分から離脱させるこ
とにより、前記スプール軸2及び該スプール軸2
に固定のスプール3をフリー回転可能とするので
ある。
間部に扁平面を設けると共に、前記ピニオン6
に、前記扁平面に係合する非円形内面をもつた筒
部を設けて構成するのであつて、前記ピニオン6
の筒部を、前記クラツチ操作機構8の操作で前記
スプール軸2の扁平面形成部分から離脱させるこ
とにより、前記スプール軸2及び該スプール軸2
に固定のスプール3をフリー回転可能とするので
ある。
又、前記クラツチ操作機構8は、前記ピニオン
6を保持して常時前記クラツチ7が係合する方向
に押圧するクラツチヨーク82と、このクラツチ
ヨーク82を押圧する押圧部83をもつたフオー
ク状のクラツチレバー81と前記逆転防止板26
とから成り、前記クラツチレバー81を、前記側
板16に前記スプール軸2に対し直交する方向に
ピン84及び長孔85を介して往復動自由に支持
し、該クラツチレバー81を押圧して前記クラツ
チヨーク82を軸方向に移動させることにより、
前記ピニオン6を前記クラツチ7が離脱する方向
に移動させるのであり、また、ハンドル9を回転
して前記逆転防止板26に設けた突起25を前記
クラツチレバー81の先端に押圧して、該クラツ
チレバー81をリターンスプリング(図示せず)
により元位置に復動させることにより、前記ピニ
オン6を前記クラツチヨーク82に作用するクラ
ツチスプリング(図示せず)の押圧力でもつて前
記クラツチ7が係合する方向に移動させるように
している。
6を保持して常時前記クラツチ7が係合する方向
に押圧するクラツチヨーク82と、このクラツチ
ヨーク82を押圧する押圧部83をもつたフオー
ク状のクラツチレバー81と前記逆転防止板26
とから成り、前記クラツチレバー81を、前記側
板16に前記スプール軸2に対し直交する方向に
ピン84及び長孔85を介して往復動自由に支持
し、該クラツチレバー81を押圧して前記クラツ
チヨーク82を軸方向に移動させることにより、
前記ピニオン6を前記クラツチ7が離脱する方向
に移動させるのであり、また、ハンドル9を回転
して前記逆転防止板26に設けた突起25を前記
クラツチレバー81の先端に押圧して、該クラツ
チレバー81をリターンスプリング(図示せず)
により元位置に復動させることにより、前記ピニ
オン6を前記クラツチヨーク82に作用するクラ
ツチスプリング(図示せず)の押圧力でもつて前
記クラツチ7が係合する方向に移動させるように
している。
図中、30は釣糸ガイド31を往復動させるト
ラバース機構で、前記マスターギヤ4に伝動され
ている。
ラバース機構で、前記マスターギヤ4に伝動され
ている。
しかして、本発明は以上の如き構成するリール
において、側枠1に回転自由に支持したスプール
3における前記フランジ3b,3b間の内面間隔
Wを15m/m以下とし、かつ、前記フランジ3
b,3bの外周に、軸方向に延びる幅広の筒状サ
ミング部3c,3cを形成するのである。
において、側枠1に回転自由に支持したスプール
3における前記フランジ3b,3b間の内面間隔
Wを15m/m以下とし、かつ、前記フランジ3
b,3bの外周に、軸方向に延びる幅広の筒状サ
ミング部3c,3cを形成するのである。
第1図に示したものは、前記フランジ3b,3
b間の相対向する内面間隔Wを15m/m以下とす
ると共に、前記内面間隔Wの前記フランジ3b,
3bの外径Dに対する比率を50%以下としたので
ある。
b間の相対向する内面間隔Wを15m/m以下とす
ると共に、前記内面間隔Wの前記フランジ3b,
3bの外径Dに対する比率を50%以下としたので
ある。
即ち、内面間隔Wを15m/mとする場合、フラ
ンジ3b,3bの外径Dを30m/m以下に形成
し、内面間隔Wの前記フランジ3bの外径Dに対
する比率を50%以下とするのである。
ンジ3b,3bの外径Dを30m/m以下に形成
し、内面間隔Wの前記フランジ3bの外径Dに対
する比率を50%以下とするのである。
尚、前記フランジ3b,3b間の内面間隔W
は、その半径方向全長に亘つて15m/m以下に形
成してもよいが、好ましくは図面を示すように、
フランジ3b,3bの内面間隔を半径方向中心側
をやや狭くし、外方間隔を15m/mの限度内でや
や広く形成するのである。
は、その半径方向全長に亘つて15m/m以下に形
成してもよいが、好ましくは図面を示すように、
フランジ3b,3bの内面間隔を半径方向中心側
をやや狭くし、外方間隔を15m/mの限度内でや
や広く形成するのである。
又、第1図に示したものは、前記サミング部3
c,3cの端縁部を前記軸受ハウジング14,1
5の筒部に回転自由に挿嵌し、このサミング部3
c,3cの大部分を前記軸受ハウジングの外側方
に露出させて、針掛かりした魚の釣上げ時、前記
サミング部3c,3cに親指などの指を押し当て
てサミングすることができるようにしている。
尚、前記サミング部3c,3cは、キヤステイン
グ時、このサミング部に指を押し当てて前記スプ
ール3を制動するごとく成してもよい。所で、従
来前記スプール3を制動する場合、スプール3の
釣糸巻装部外周に親指などを押し当てて行なつて
いる。この場合、釣糸巻装部押圧により、前記ス
プール3から引出される釣糸が制動されて、前記
釣糸の引出速度が減速されるが、前記スプール3
を直接制動するものでないから、制動力を作用さ
せている釣糸に対しスプール側の釣糸がゆるむこ
とになるのである。このため、キヤステイング終
了後、ハンドル9の回転操作で釣糸を緊張させる
べく巻取るとき、直ちに巻上げが行なえないので
ある。
c,3cの端縁部を前記軸受ハウジング14,1
5の筒部に回転自由に挿嵌し、このサミング部3
c,3cの大部分を前記軸受ハウジングの外側方
に露出させて、針掛かりした魚の釣上げ時、前記
サミング部3c,3cに親指などの指を押し当て
てサミングすることができるようにしている。
尚、前記サミング部3c,3cは、キヤステイン
グ時、このサミング部に指を押し当てて前記スプ
ール3を制動するごとく成してもよい。所で、従
来前記スプール3を制動する場合、スプール3の
釣糸巻装部外周に親指などを押し当てて行なつて
いる。この場合、釣糸巻装部押圧により、前記ス
プール3から引出される釣糸が制動されて、前記
釣糸の引出速度が減速されるが、前記スプール3
を直接制動するものでないから、制動力を作用さ
せている釣糸に対しスプール側の釣糸がゆるむこ
とになるのである。このため、キヤステイング終
了後、ハンドル9の回転操作で釣糸を緊張させる
べく巻取るとき、直ちに巻上げが行なえないので
ある。
之に対し、前記スプール3のフランジ3b,3
bにサミング部3c,3cを設けて、指により前
記スプール自体に直接制動力を与え得るので、制
動を行ない易くすると共に釣糸がゆるめられるこ
とはないのである。
bにサミング部3c,3cを設けて、指により前
記スプール自体に直接制動力を与え得るので、制
動を行ない易くすると共に釣糸がゆるめられるこ
とはないのである。
従つて、釣糸の巻上時、ハンドル操作により直
ちに巻上げられるのである。
ちに巻上げられるのである。
又、本発明において前記フランジ3b,3bの
内面間隔を15m/m以下としたのは、前記フラン
ジ3b,3bの外径が一般的に50m/mφ以下で
あることと、15m/mより大きくすると、キヤス
テイング時バツクラツシユが生ずることとなるか
らである。
内面間隔を15m/m以下としたのは、前記フラン
ジ3b,3bの外径が一般的に50m/mφ以下で
あることと、15m/mより大きくすると、キヤス
テイング時バツクラツシユが生ずることとなるか
らである。
しかして、好ましい実施例としては、例えばス
プール3のフランジ3b,3bにおける外径を30
m/mφとし、前記フランジ3b,3b間の内面
間隔Wを12m/mとしたものである。
プール3のフランジ3b,3bにおける外径を30
m/mφとし、前記フランジ3b,3b間の内面
間隔Wを12m/mとしたものである。
この実施例において、前記内面間隔のフランジ
外径に対する比率は40%となるのであつて、釣糸
を前記フランジ3b,3bの外径と同径になるま
で巻回し、例えば30m/m投擲する場合、前記釣
糸の巻回部における外径は、15m/mφまで減少
(50%減)するのであり、前記釣糸の巻回部にお
ける周速は前記巻回部における外径の減少に伴な
い50%減速されることになる。
外径に対する比率は40%となるのであつて、釣糸
を前記フランジ3b,3bの外径と同径になるま
で巻回し、例えば30m/m投擲する場合、前記釣
糸の巻回部における外径は、15m/mφまで減少
(50%減)するのであり、前記釣糸の巻回部にお
ける周速は前記巻回部における外径の減少に伴な
い50%減速されることになる。
又、更に好ましい実施例としては、例えば前記
スプール3のフランジ3b,3bにおける外径を
40m/mφとし、前記フランジ3b,3b間の内
面間隔Wを8m/mとし、前記内面間隔のフラン
ジ外径に対する比率を20%としたものである。
スプール3のフランジ3b,3bにおける外径を
40m/mφとし、前記フランジ3b,3b間の内
面間隔Wを8m/mとし、前記内面間隔のフラン
ジ外径に対する比率を20%としたものである。
この実施例において、釣糸を前記フランジ3
b,3bの外径と同径になるまで巻回し、例えば
30m投擲する場合、前記釣糸の巻回部における外
径は20m/mφまで減少するのであつて、前例と
同様前記釣糸の巻回部における周速は50%減速さ
れるのであり、しかも、前記フランジ3b,3b
の内面間隔を8m/mとしているため、前記した
釣糸ガイドのトラバース機構によるレベルワイン
ドが不必要になるのであつて、前記トラバース機
構を省略できるから、低コストでかつ軽量にでき
る利点も得られるのである。
b,3bの外径と同径になるまで巻回し、例えば
30m投擲する場合、前記釣糸の巻回部における外
径は20m/mφまで減少するのであつて、前例と
同様前記釣糸の巻回部における周速は50%減速さ
れるのであり、しかも、前記フランジ3b,3b
の内面間隔を8m/mとしているため、前記した
釣糸ガイドのトラバース機構によるレベルワイン
ドが不必要になるのであつて、前記トラバース機
構を省略できるから、低コストでかつ軽量にでき
る利点も得られるのである。
本発明は以上の如く構成するもので、キヤステ
イングを行なう場合、前記クラツチレバー81を
往動操作して前記クラツチ7を離脱し、スプール
3をフリー回転可能として行なうもので、このキ
ヤステイング時の初期では釣糸をスプール3から
釣糸の引出速度に順応して引出すことができると
共に、この引出しに伴ないスプール3における糸
巻き外径を大幅に減少させ得るのであつて、前記
スプール3の慣性による回転速度が釣糸の引出速
度より早くなつてバツクラツシユが生ずることを
なくし得るのである。即ち、ルアー等の仕掛けが
空気抵抗を受けて釣糸の引出速度が減速する時、
該スプール3が一定回転を続けたとしても、釣糸
の引出しに伴ない糸巻き外径が大きく減少するの
であるから、前記釣糸の巻回部における周速も減
少し、前記巻回部から引出される釣糸の引出量を
少くできるのであるから、前記スプール3による
慣性回転で、釣糸が余分に引出されることをなく
し得るのであり、バツクラツシユを確実に防止で
きるのである。
イングを行なう場合、前記クラツチレバー81を
往動操作して前記クラツチ7を離脱し、スプール
3をフリー回転可能として行なうもので、このキ
ヤステイング時の初期では釣糸をスプール3から
釣糸の引出速度に順応して引出すことができると
共に、この引出しに伴ないスプール3における糸
巻き外径を大幅に減少させ得るのであつて、前記
スプール3の慣性による回転速度が釣糸の引出速
度より早くなつてバツクラツシユが生ずることを
なくし得るのである。即ち、ルアー等の仕掛けが
空気抵抗を受けて釣糸の引出速度が減速する時、
該スプール3が一定回転を続けたとしても、釣糸
の引出しに伴ない糸巻き外径が大きく減少するの
であるから、前記釣糸の巻回部における周速も減
少し、前記巻回部から引出される釣糸の引出量を
少くできるのであるから、前記スプール3による
慣性回転で、釣糸が余分に引出されることをなく
し得るのであり、バツクラツシユを確実に防止で
きるのである。
本発明は以上説明した如く、胴部と1対のフラ
ンジとをもち、これらフランジの外径を50mm以下
として、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣
糸を巻回するごとくしたスプールをもつたキヤス
テイング用両軸受リールにおけるスプールのフラ
ンジ間の内面問隔を15mm以下とし、かつ、前記フ
ランジの外周に、軸方向に延びる幅広い筒状サミ
ング部を形成したから、スプールのフランジ外径
が、一般的なキヤステイング用両軸受リールにお
けるスプールのフランジ外径と同じ大きさ、即
ち、50mm以下になつていて、胴部にキヤステイン
グ長さ以上の釣糸を巻回できながら、しかも、遠
心ブレーキを設けなくともスプールに巻装した釣
糸の糸巻き外径を大幅に減少させることができる
のである。この結果、釣糸の引出速度が減少する
時、前記スプールからの釣糸の引出量を減少させ
ることができるので、釣糸が解れて絡み合つた
り、本体フレーム内に喰込んだりするバツクラツ
シユを確実に防止できるのである。
ンジとをもち、これらフランジの外径を50mm以下
として、前記胴部にキヤステイング長さ以上の釣
糸を巻回するごとくしたスプールをもつたキヤス
テイング用両軸受リールにおけるスプールのフラ
ンジ間の内面問隔を15mm以下とし、かつ、前記フ
ランジの外周に、軸方向に延びる幅広い筒状サミ
ング部を形成したから、スプールのフランジ外径
が、一般的なキヤステイング用両軸受リールにお
けるスプールのフランジ外径と同じ大きさ、即
ち、50mm以下になつていて、胴部にキヤステイン
グ長さ以上の釣糸を巻回できながら、しかも、遠
心ブレーキを設けなくともスプールに巻装した釣
糸の糸巻き外径を大幅に減少させることができる
のである。この結果、釣糸の引出速度が減少する
時、前記スプールからの釣糸の引出量を減少させ
ることができるので、釣糸が解れて絡み合つた
り、本体フレーム内に喰込んだりするバツクラツ
シユを確実に防止できるのである。
その上、前記スプールのフランジ外周には、軸
方向に延びる幅広の筒状サミング部を設けたか
ら、針掛かりした魚を釣上げる場合、親指などの
指を前記サミング部に押し当ててサミングするこ
とができるので、釣糸巻装部外周でサミングする
場合に比べて不慣れな釣人であつても前記サミン
グを容易に行なうことができ、使い勝手を向上で
きるのである。
方向に延びる幅広の筒状サミング部を設けたか
ら、針掛かりした魚を釣上げる場合、親指などの
指を前記サミング部に押し当ててサミングするこ
とができるので、釣糸巻装部外周でサミングする
場合に比べて不慣れな釣人であつても前記サミン
グを容易に行なうことができ、使い勝手を向上で
きるのである。
又、前記サミング部を設けることにより、スプ
ール自体に直接制動力を与えることができるの
で、キヤステイング時、前記スプールを制動する
必要がある場合、スプールに巻装した釣糸の胴部
側部分がゆるむこともないのである。
ール自体に直接制動力を与えることができるの
で、キヤステイング時、前記スプールを制動する
必要がある場合、スプールに巻装した釣糸の胴部
側部分がゆるむこともないのである。
第1図は本発明リールの実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図−線における断面図であ
る。 1…側枠、3…スプール、3a…胴部、3b…
フランジ、7…クラツチ、9…ハンドル、W…内
面間隔、D…外径。
図、第2図は第1図−線における断面図であ
る。 1…側枠、3…スプール、3a…胴部、3b…
フランジ、7…クラツチ、9…ハンドル、W…内
面間隔、D…外径。
Claims (1)
- 1 側枠に胴部と1対のフランジとをもち、これ
らフランジの外径を50mm以下として、前記胴部に
キヤステイング長さ以上の釣糸を巻回するごとく
したスプールを回転自由に支持し、前記側枠に支
持したハンドルからの駆動力を、伝動機構を介し
て前記スプールに伝動すると共に、前記スプール
への動力伝達経路にクラツチを備え、該クラツチ
の操作により前記スプールをフリー回転可能にし
たリールにおいて、前記スプールにおける前記フ
ランジ間の内面間隔を15mm以下とし、かつ、前記
フランジの外周に、軸方向に延びる幅広の筒状サ
ミング部を形成したことを特徴とするキヤステイ
ング用両軸受リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3694781A JPS57150335A (en) | 1981-03-13 | 1981-03-13 | Fishing reel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3694781A JPS57150335A (en) | 1981-03-13 | 1981-03-13 | Fishing reel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57150335A JPS57150335A (en) | 1982-09-17 |
JPS6130535B2 true JPS6130535B2 (ja) | 1986-07-14 |
Family
ID=12483938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3694781A Granted JPS57150335A (en) | 1981-03-13 | 1981-03-13 | Fishing reel |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57150335A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5918868U (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-04 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用両軸受型リ−ル |
JP7227781B2 (ja) * | 2019-02-08 | 2023-02-22 | 株式会社シマノ | 両軸受リールのスプール、及び両軸受リール |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52138089U (ja) * | 1976-04-15 | 1977-10-20 | ||
JPS5749668Y2 (ja) * | 1979-12-28 | 1982-10-30 |
-
1981
- 1981-03-13 JP JP3694781A patent/JPS57150335A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57150335A (en) | 1982-09-17 |
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