JPS6130351Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送受話器保持装置に係り、送受話器の
受話部を保持し、スイツチを内蔵したスイツチ収
納部材が横方向に回動可能になつていることを特
徴とする送受話器保持装置に関するものである。

第１図は従来の送受話器保持装置を示してい
て、壁面１に固設されたスイツチ収納部材２には
スイツチ３が収納されており、送受話器４の受話
部４ａが係止されている送受話器受け部材５の上
端は軸６によつてスイツチ収納部材２に枢着され
ている。送受話器４の係脱によつて送受話器受け
部材５が回動するときにその作動片５ａによつて
スイツチ３がオン・オフされている。第２図は従
来の送話器保持装置の別の例を示していて、壁面
１に固設されたブラケツト７の自由端には回動部
材８が軸９によつて枢着されており、この回動部
材には送受話器受け部材５の上端部が軸６で枢着
されていて、送受話器４は軸９を中心として横方
向に回動し得るようになつている。第１図におけ
る保持装置においては、送受話器４の係脱によつ
てスイツチ３を開閉させることはできるが、送受
話器４を具備している無線機器において近くの扉
を開閉するときに扉が送受話器４に接触して送受
話器４が送受話器受け部材５から外れてスイツチ
３を作動させる欠点があり、また第２図における
保持装置は、送受話器４が横方向に回動されて扉
の開閉時における送受話器外れは防止されるがス
イツチ作動部を別に設けねばならない不都合があ
る。

本考案の目的は、上記従来の欠点を解消した送
受話器保持装置を提供することにある。

以下図示の一実施例によつて本考案を説明す
る。

第３図において、ブラケツト７の自由端にはス
イツチ３を内蔵したスイツチ収納部材１１の基部
が軸９によつて枢着されており、送受話器受け部
材１２の上端部は軸６によつてスイツチ収納部材
３に枢着されていて、その下部に形成された作動
片１２ａは、送受話器４が図示のように、送受話
器受け部材１２に係止されたときにアクチユエー
ター３ａを押圧してスイツチ３をオフにしてい
る。送受話器保持装置をこのように構成すること
によつて、送受話器４を係脱されるときにスイツ
チ３の作用が切換えられると共に、送受話器４は
軸９を中心として横方向に回動して後退すること
ができるので、無線機器の扉の開閉時において送
受話器４の脱落等のトラブルを防止することがで
きる。

以上説明したように本考案によれば、送受話器
の係脱によつてスイツチが開閉され、このスイツ
チを内蔵したスイツチ収納部材が横方向に回動し
得るので、送受話器を具備した無線機器の扉の開
閉時において送受器の脱落およびスイツチの誤動
作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の送受話器保持装置の一例を示す
側面図、第２図は従来の送受話器保持装置のさら
に別の例を示す側面図、第３図は本考案の送受話
器保持装置の一実施例を示す側面図である。 １……壁面、３……スイツチ、４……送受話
器、７……ブラケツト、１１……スイツチ収納部
材、１２……送受話器受け部材、１２ａ……作動
片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁面に固着されたブラケツトの自由端に対し、
   横方向に回転自在に基部が枢着されていて、スイ
   ツチを内蔵しているスイツチ収納部材と、このス
   イツチ収納部材に上端部が枢着されていて、送受
   話器の受話部が係脱されるときに、スイツチをオ
   ンオフさせる作動片を有する送受話器受け部材と
   からなる送受話器保持装置。