JPS61295999A - ウインチ液圧回路 - Google Patents

ウインチ液圧回路

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JPS61295999A
JPS61295999A JP13750885A JP13750885A JPS61295999A JP S61295999 A JPS61295999 A JP S61295999A JP 13750885 A JP13750885 A JP 13750885A JP 13750885 A JP13750885 A JP 13750885A JP S61295999 A JPS61295999 A JP S61295999A
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fluid
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明はウィンチなどに使用され、液圧モータの停止時
にブレーキを作用させる液圧回路に関する。
(2)従来の技術 従来、液圧ウィンチにおいて連動する2台以上の固定容
量の液圧モータまたは2個以上の固定容量の作動室を持
った液圧モータまたは、それらの液圧モータが連動する
液圧モータと、液圧モータが軽負荷時には高速で、重負
荷時には低速で回転するように負荷に応じて液圧モータ
または作動室を選択的に切換える自動切換弁と、液圧モ
ータの回転速度、並びに方向を制御し、中立時に送り液
路と戻り液路が連通ずる切換弁と、それらの駆動源であ
る液圧ポンプを使用した液圧閉回路を使用する場合、荷
物が重く自動切換弁が作動するような荷物を吊り上げ切
換弁を中立とし、液圧モータによって駆動されるドラム
などに取付けられたブレーキを作動させると、荷物によ
って発生していだ液圧モータの負荷側の圧力は液圧モー
タ、切換弁などの内部リークによって下り自動切換弁は
復帰してしまう。この状態でブレーキを開放すると再び
液圧モータの負荷側に圧力が発生し、自動切換弁は切換
ねり、作動液もわずかであるが圧縮する。このため、ブ
レーキを開放するとショックが発生する。このブレーキ
開放時のショックを無くす手段として、従来使用されて
いる方法は、別にブースタポンプを設置し、常に一定圧
の圧力を発生させ、液圧モータの負荷側へ接続し、負荷
側液路の圧力を自動切換弁の復帰圧力以上に保つことに
している。この従来の液圧回路図の実施例を第3図に示
す。lは液圧ポンプ、2は液圧モータ3への作動液の方
向、流量を制御し、その中立時における送り液路4と戻
り液路5とを連通させる切換弁、6は送り液路4と戻り
液路5との間に設けられ、液圧ポンプ1の過度の圧力の
上昇を防ぐ安全弁、7は液圧ポンプlの吸入側に一定圧
を加えるタンクである。液圧モータ3は各作動室3A。
3B、3Cを持ち、ドラム8が連結されていてロープな
どによって荷物による負荷が与えられる。
9はドラムに取付けられたブレーキ装置を示す。
10は液圧モータ3によっ−て荷物を巻上げる場合、そ
の負荷による圧力が発生する正転液路、11は荷物を巻
下げる場合、その液圧モータ3に作動液を送る逆転液路
を示す。12は自動切換弁を示し、液圧モータ3の作動
室3B、3Cに対応するように自動切換弁12Bと12
Cとで構成され、正転液路10の液圧が低い場合、作動
室3B、3Cとは戻り液路5と連通させ、設定された圧
力以上に正転液路lOが達成すると、作動室3B、3C
と正転液路10とを連通させる。この自動切換弁12は
バネと正転液路10の圧力をパイロット圧として作動し
、パイロ7)圧が設定したバネの蓄勢力以上になると切
換ねるが、その切換えの安定を保つために、一度切換ね
ると、その復帰は相当低くならないとおこなわれないよ
うに設計されている。作動室3B、3Cの自動切換弁の
接続と反対側の液路は戻り液路5に連通させである。1
3は正転液路10の圧力が下がらないように一定圧を与
えるためのブースタポンプ、14はブースタポンプ13
の液圧を調整するためのブースタポンプ13の吐出側と
戻り液路5間に設けられたリリーフ弁、ブースタポンプ
13は戻り液路5より作動液を吸入し、吐出した作動液
は逆止弁15を介して正転液路10に連通する。逆止弁
15はブースタポンプ13の吐出圧力より正転液路10
の圧力が高い場合、ブースタポンプ13が逆転させられ
るなどの不具合を防ぐものである。
上記のような構成の場合、切換弁2が第3図のように中
立の位置にあるとき、液圧ポンプ1より吐出された作動
液は送り液路4から切換弁2、戻り液路5を循環して液
圧ポンプ1へ戻る。切換弁2を図中右側へ操作し、軽い
荷物を巻上げる際、液圧ポンプ1より吐出した作動液は
送り液路4、切換弁2、正転液路10を通過し、液圧モ
ータ3の作動室3Aに入り、液圧モータ3を負荷に見合
った圧力でもって回転させ、逆転液路11.切換弁2.
戻り液路5を通過し、液圧ポンプ1へと戻る。この場合
、荷物が軽いので正転液路10の圧力が低いため自動切
換弁12は作動せず、図中のままで正転液路10の作動
液は自動切換弁12B。
12C1逆止弁15の接続側は閉鎖されており、作動室
3Aのみに流れる。また作動室3B、3Cはこの時入ロ
、出口ともに自動切換弁12を介して戻り液路5に連通
しており、作動室3Aによって発生しているトルクによ
って回転させられている。荷物が重くてドラム8に加わ
る荷重も大きく作動室3Aのトルクでは巻上げができな
い時は正転液路10の圧力も上昇し、自動切換弁12B
12Cが負荷に見合うトルクが発生するように順次切換
ねり、作動室3B、3Cには正転液路10よりの作動液
が供給され、液圧モータ3はトルクが増大し重い荷物を
巻上げることができる。荷物を巻下げる場合や負荷がな
く逆転させる場合は切換弁2を巻上げの場合とは反対に
図中左へ操作する。液圧ポンプ1より吐出した作動液は
送り液路4、切換弁2.逆転液路11より作動室3Aに
入り、液圧モータ3を逆転させ、正転液路10.切換弁
2.戻り液路5より液圧ポンプ1へ戻る。この時作動室
3B、3Cは負荷が小さく自動切換弁12B、12Cが
切換ねっていない時は入口、出口ともに戻り液路5に連
通しており、作動室3Aによって回転させられるが、負
荷が大きく自動切換弁が切換ねっている場合は、作動室
3B、3Cは戻り液路5より吸込んだ作動液は正転液路
10に吐出し、作動室3への作動液と合流し、切換弁2
、戻り液路5に戻る。この時正転液路10には図示しな
いカウンタバランスバルブ、絞りバルブなどを介して切
換弁2へ戻るようになり、逆転液路11には負圧が発生
しないようにされることが多い。
自動切換弁12が作動するような重い荷物を吊り上げ、
中吊りのまま切換弁2を中立に戻すと、荷物は停止する
が液圧モータ3.自動切換弁12゜切換弁2の内部リー
クによって荷物は少しずつ下ってゆく。この荷物の下り
を防ぐためにブレーキ9を作用させ完全に荷物を停止さ
せるが長時間停止させると、今まで荷物の負荷によって
発生していた正転液路10の圧力は液圧モータ3が負荷
を受けなくてすむようになるため液圧モータ3.自動切
換弁12.切換弁2の内部リークによって徐々に下って
(る。自動切換弁12の復帰圧力まで下ると自動切換弁
12は復帰してしまう。この状態で再び荷物を動かせよ
うとしてブレーキ9を開放すると液圧モータ3が負荷を
受は持つことになり、正転液路10の圧力が上昇し、自
動切換弁12が作動する。この時一定量の作動液を必要
とする。また作動液は本来非圧縮性であるが多少の空気
を含んでおり、圧力の上昇によって、わずかではあるが
圧縮する。すなわちブレーキ9をかける以前の状態にな
るためには一定量の作動液が必要であり、荷物によって
液圧モータ3が逆転させられることで補給される。これ
が瞬時に行われるためショックが発生することになる。
このショックは危険であるため、これを防ぐ方法として
ブースタポンプ13が使用され、正転液路10の圧力は
切換弁2が中立の場合に自動切換弁12の復帰圧力以上
に保つようにされる。すなわちブースタポンプ13は戻
り液路5より吸込んだ作動液を高い圧力で吐出し、逆止
弁15を押し上げて正転液路10に供給される。
液圧モータ3などの内部リークによる流量よりも多い分
の作動液はリリーフ弁14を通過し、一定の圧力を保つ
ように作用をして戻り液路5へ戻る。このようにすると
自動切換弁12が作動する荷物を巻上げ、中吊り時にブ
レーキ9を作用させても正転液路10の圧力はブースタ
ポンプ13によって自動切換弁I2の復帰圧力以下にな
らないため自動切換弁12は復帰しない。ここでブレー
キ9を開放しても今度はリリーフ弁14によって設定さ
れた圧力より荷物の負荷により発生するまでの圧力差に
よる作動液の圧縮のみとなるためショックはわずかであ
り危険でなくなる。
なお、ブースタポンプ13が回転したままで切換弁2を
操作しても、ブースタポンプ13が無い場合と同様の動
きとなり差しつかえない。荷物の巻上げ、巻下げ時には
荷物の負荷によって正転液路10の圧力が上昇するが逆
止弁15によって作動液は閉鎖され、ブースタポンプ1
3の全吐出量はリリーフ弁14を通過することになる。
荷物が無い場合の巻上げ、巻下げの時は、ブースタポン
プ13の吐出量は正転液路]Oの圧力がリーフ弁14の
設定圧力よりも低い場合、全量が正転液路10へ流れる
が、液圧ポンプ1の吐出量に比べてブースタポンプ13
の吐出量は相当少ないため、その操作上差しつかえない
。また自動切換弁12の復帰は荷物を着地させ、正転液
路10の圧力が自動切換012の復帰圧力以下になると
行われる。
この時もブースタポンプ13により正転液路10に作動
液が供給されているが、切換弁2によって正転液路10
は戻り液路5に連通しているため圧力は自動切換弁12
の復帰圧力以上に上昇していることはなく自動切換弁1
2は容易に復帰する。
(3)発明が解決しようとする問題点 ブースタポンプ13を増設したことによって、荷物を中
吊りしている時におけるブレーキ9の開放時のショック
は無くなったものの、ブースタポンプを設置したことに
より次の問題点が発生した。
1つはブースタポンプ13を取付けたことによって、こ
のポンプの駆動装置が必要となった点である。駆りJ装
置はいろいろな形式のものが使用できるが電動機とその
始動装置、液圧ポンプ1の駆動用電動機の出力軸を両軸
とし、それによって駆動する方法などが行なわれる。し
かしそのいずれもがブースタポンプ13のためにエネル
ギーを必要とし、ウィンチに使用される全体の必要なエ
ネルギーの増大をまねいた。またそれら駆動装置は高価
であり、電動機と始動装置によるものなど別に駆動装置
を必要とするものでは、それらの保守点検も必要となっ
た。2つはブースタポンプ13に供給されたエネルギー
はリリーフ弁14または液圧モータ3などの内部リーク
によって消費されているため全て熱に変換してしまって
いるので発熱量が大きくなり作動液の温度上昇をまねき
、クーラーが設置されている場合、その容量を増大しな
ければならないなどの点である。
(4)問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決しブースタポンプを付加する
ことなく安価な液圧回路を提供することを目的としてな
されたもので、その手段として、増圧器と切換弁2の中
立時に循環する液路より増圧器の流入側との間に液圧ポ
ンプ1が一定圧力以上になると増圧器への流入を停止す
る高圧しゃ断弁と、増圧器より正転液路へ逆止弁を介し
て連通させた液圧回路として構成している。
(5)作用 上記構成により成る本発明によれば切換弁2が中立の場
合、液圧ポンプ1より吐出された作動液は送り液路4.
切換弁2.戻り液路5を循環するが、このとき少しでは
あるが切換弁2.配管の通過抵抗が発生しており、切換
弁2の流入側と流出側では圧力差があり、この差圧によ
って増圧器を作動させ、増圧された作動液を自動切換弁
12の復帰圧力以上の圧力を正転液路10に発生させる
ことによって荷物の中吊りよりブレーキ9を開放した時
のショックをなくする。
(6)実施例 第1実施例 本発明の実施例を図面に基づき説明する。第1図は本発
明による第1実施例を示す。1は液圧ポンプ、2は液圧
モータ3への作動液の方向、流量を制御し、その中立時
における送り液路4と戻り液路5とを連通させる切換弁
、6は送り液路4と戻り液路5との間に設けられ、液圧
ポンプ1の過度の圧力の上昇を防ぐ安全弁、7は液圧ポ
ンプ1の吸入側に一定圧を加えるタンクである。液圧モ
ータ3は各作動室3A、3B、3Cを持ち、ドラム8が
連結されていてローブなどによって荷物による負荷が与
えられる。9はドラムに取付けられたブレーキ装置を示
す。10は液圧モータ3によって荷物を巻上げる場合、
その負荷による圧力が発生する正転液路、11は荷物を
巻下げる場合、その液圧モータ3に作動液を送る逆転液
路を示す。
12は自動切換弁を示し、液圧モータ3の作動室3B、
3Cに対応するように自動切換弁12Bと12Cとで構
成され、正転液路10の液圧が低い場合、作動室3B、
3Cとは戻り液路5と連通させ、設定された圧力以上に
正転液路10が達成すると、作動室3B、3Cと正転液
路10とを連通させる。この自動切換弁12はバネと正
転液路10の圧力をバイロフト圧として作動し、パイロ
ット圧が設定したバネの蓄勢力以上になると切換わるが
、その切換えの安定を保つために、一度切換ねると、そ
の復帰は相当低くならないとおこなわれないように設計
されている。作動室3B、3Cの自動切換弁の接続と反
対側の液路は戻り液路5に連通させである。15は逆止
弁である。
本発明では従来のブースタポンプ13、リリーフ弁14
0代わりに、第1図に示す構成をも1て、増圧器16と
高圧しゃ断弁17が設けられている。
即ち第1図で増圧器16は液圧モータ16Aと液圧ポン
プ16Bの各々出力軸と入力軸が連動する構成が用いら
れ、液圧モータ16Aの流入流量に比べ、液圧ポンプ1
6Bの吐出量は少なくなっており、その比率だけ液圧モ
ータ16Aの入口圧力に比べ液圧ポンプ16Bの吐出圧
は高くなる。この増圧器16は連続増圧ができればどの
ような形式のものでもよく分流弁や往復動するピストン
による増圧器などが使用できる。高圧しゃ断弁17はそ
の入口圧力が設定圧力以上になると自動的に液路を閉鎖
するもので、液圧ボンプエの吐出側である送り液路4と
増圧器16の液圧モータ16Aの流入側との液路間に設
けられ、送り液路4の圧力が循環圧力以上になると液圧
モータ16Aへの流入を停止する。液圧モータ16Aの
流出側は戻り液路5に、液圧ポンプ16B吸入側は戻り
液路5に、液圧ポンプ16Bの吐出側は逆止弁15を介
して正転液路10にそれぞれ連通している。高圧しゃ断
弁17の送り液路4からの取入口と液圧ポンプ16の流
口側の戻り液路への接続は、その差圧が大きい事が増圧
器の容量が小さくてすむ利点があるため望ましく、第1
図のように液圧ポンプ1が1台に切換弁2が1台のみの
接続である場合は液圧ポンプ1の吐出側と吸入側の近い
部分になされることが良い。これは送り液路4.戻り液
路53図示しないクーラーなどの通過抵抗も有効に利用
できることによる。
上記構成の場合、切換弁2を中立とすると、液圧ポンプ
1より吐出された作動液は送り液路4゜切換弁2.戻り
液路5.液圧ポンプ1の吸入側へと循環しているが、前
述のようにその抵抗によって液圧ポンプ1の吐出側−吸
入側よりも高圧になっている。即ち作動液は送り液路4
より分岐して高圧しゃ断弁17に導入されているが、設
定圧力以下であるため、液圧ポンプ1より吐出された作
動液の一部は高圧しゃ断弁17を通過し、増圧器16の
液圧モータ16Aに入り液圧モータ16Aを回転させ戻
り液路5へ戻る。増圧器16の液圧モータ16Aの回転
力によって液圧ポンプ16Bが回転し、戻り液路5より
吸入した作動液を送り液路4からも高圧で吐出すが、少
なくとも自動切換弁12の復帰圧力以上になるように増
圧器16は設計されている。液圧ポンプ16Bより吐出
された作動液は逆止弁15を通り正転液路10へ供給さ
れる。自動切換弁12が作動する荷物を巻上げて中吊り
状態で切換弁2を中立とし、ブレーキ9をかけると正転
液路10の圧力は徐々に下ってくるが、従来の第3図の
ブースタポンプ13を使用した場合と同様に増圧器16
の液圧ポンプ16Bの吐出圧によって一定圧以上に保、
持されるため、自動切換弁12の復帰圧力以下にならず
、自動切換弁12は復帰しない。従って、ここでブレー
キ9を開放してもショックはわずかである。
増圧器16によって供給される作動液の量は液圧モータ
3の内部リークなど必要な分だけであり、従来のブース
タポンプの吐出量よりも少なくてすみ無駄が生じない。
次に高圧しゃ断弁17の作用について説明する。
切換弁2を巻上げ側に切換えると荷物の負荷に見合った
圧力で液圧ポンプ1は作動液を吐出すが、この時に高圧
しゃ断弁17が切換わり増圧器16への流入を停止する
。もし高圧しゃ断弁17がなく直接接続されていると、
増圧器16より吐出された圧力は、その出口である正転
液路10と同じであり、増圧器16の液圧モータ16A
の流入圧力と、液圧ポンプ16Bの吐出圧力はほぼ同じ
になってしまう。すると、液圧モータ16Aの流入流量
と液圧ポンプ16Bの吐出量の差の分はむだに戻り液路
5に流れたことになり液圧ポンプ1の吐出量の一部が短
絡していると同じになって液圧モーフ3の回転は増圧器
16を設置したことにより遅くなってしまう。また増圧
器16の吐出側の接続側である正転液路10は切換弁2
の中立の場合とは異なり行き止まりの回路でなくなって
いるために増圧器16の吐出量は無限に可能となり、増
圧器の許容回転以上になってしまうこともあり、オーバ
ー回転を防ぐためには流量調整弁などの設置が必要とな
る。逆転の場合も同様で切換弁2を巻下げ方向に操作す
ると液圧ポンプ1の吐出圧は切換弁2の中立時に循環す
る圧力よりも高(なり、高圧しゃ断弁17は増圧器16
への流入を停止する。もし高圧しゃ断弁17がなく直接
増圧器16が送り液路4に直接接続していると巻上げの
場合と同様に正転液路10は行き止まり回路でないため
液圧ポンプ1の吐出量が無駄に戻り液路に流れたり、オ
ーバー回転の虞れがある。ただし重い荷物の巻下げの場
合は図示しないカウンタバランスバルブなどが正転液路
10に設けられて逆転液路11に負圧が発生しないよう
にされるため正転液路10の圧力は増圧器16の吐出圧
以上であることもあり、この時は増圧器16は停止した
ままである。
以上説明したように高圧しゃ断弁17は液圧ポンプ1の
吐出量を正転成いは逆転時にむだに増圧器16へ流入す
ることを防ぎ、増圧器16のオーバー回転を防ぎ、切換
弁2が中立状態の時にのみ増圧器16への作動液の流入
を行うものである。
第2実施例 第2実施例では第1実施例と同一構成部分の説明を省略
する。
上記第1実施例では液圧ポンプ1台、切換弁1台の組合
せの場合であるが液圧ポンプ1台に切換弁を2台以上直
列に配置した場合も本発明による液圧回路の通用が可能
で第2図に切換弁が2台2゜2の場合を示す。この時増
圧器16.16の液圧ポンプi6A、16Aに作用する
圧力差は第1実施例の場合のように送り液路4.戻り液
路51図示しないクーラーなどの通過抵抗まで有効に利
用することは互いに切換弁2,2の操作によって干渉を
してしまうためにできず、切換弁2,20通過抵抗のみ
によって供給される。ただし、液圧ポンプlの吸込側に
近い増圧器16は図示しないクーラーの通過抵抗まで利
用することは可能である。
他の実施例 (イ)第1実施例で使用されている液圧モータ16A、
液圧ポンプ16Bとの連動による増圧器16の場合、液
圧ポンプ16Bの吸入側の接続は戻り液路5に連通して
いるが、高圧しゃ断弁17と液圧モータ16Aとの間の
液路に接続させても良い。この場合液圧ポンプ16Bの
吐出圧は、送り液路4の圧力に増圧分が加算されること
になり、その分動率が良くなる。これは第2実施例にお
いても可能で効率が良くなる。
(ロ)第1.第2実施例では3個の固定容量を持つ1台
の液圧モータに1台の切換弁を接続し、必要な自動切換
弁を設けた例を示した。しかし2台以上の固定容量の液
圧モータの出力軸が連動してドラムを回転させ、1台の
切換弁と必要な個数の自動切換弁を設けたウィンチ液圧
回路としても良い。また複数の作動室を持つ液圧モータ
と1個の作動室を持つ液圧モータの出力軸を連動するよ
うにして1台の切換弁と必要個数の自動切換弁を設けた
ウィンチ液圧回路としても良い。
(ハ)第1.第2の実施例および上記の実施例では1台
または2台以上の液圧モータに対して1台の切換弁によ
って操作するようになされるが2台以上の切換弁を使用
し、それらを連動するように操作されても良い。
(7)発明の効果 前記したように本発明は増圧器と切換弁の中立時に循環
する液路より増圧器の流入側との間に液圧ポンプが一定
圧力以上になると増圧器への流入を停止する高圧しゃ断
弁と、増圧器より正転液路へ逆止弁を介して連通した液
路として構成することで (イ)従来のブースタポンプを設置した時に比べてブー
スタポンプを駆動するための電動機と始動回路などの駆
動手段を必要としなくなる。
(ロ)ブースタポンプを設置した時は作動液がリリーフ
弁を通過することが多く発熱が大きかったが、本発明に
よれば必要最小限の作動液を供給するため作動液の温度
上昇は少なくクーラーの容量も小さくてすむことになる
(ハ)増圧器より吐出される作動液の量は必要最小限で
あるため回転型の増圧器では低い回転数であり騒音が低
い。また増圧器を往復動型とすると摺動速度が低いため
、さらに騒音は低い。ブースタポンプを使用した従来の
場合、常に作動液はリリーフ弁を通過するため騒音を発
生していたが、これも無くなる。ブースタポンプにプレ
ッシャーコンペンセータ方式の可変吐出ポンプを使用す
れば、その騒音や発熱は最小限にできるが高価である。
(ニ)ブースタポンプの駆動手段である電動機、始動回
路などの保守点検の必要が無くなる。
(ホ)ブースタポンプのために使用していた駆動手段に
使用したエネルギーは必要でなくなり、ウィンチ全体の
必要なエネルギーは小さくてすむ。
(へ)ブレーキ装置9については詳細に述べていないが
保守点検等の理由から通常はばねを内装した液圧ブレー
キシリンダによって構成され、安全性の理由からばねに
てブレーキが作用し、液圧によってブレーキが開放され
ることが望ましい。
従来、このようなブレーキの場合は別に小型の液圧ポン
プユニットを駆動源とし、切換弁2に連動するブレーキ
用切換弁を使用して行われ、切換弁2が中立のときは液
圧ブレーキシリンダを液圧ポンプユニットのタンクへ連
通し、切換弁2を巻上げか巻き下げのいずれかに操作し
た時には液圧ポンプユニットよりの常に圧力を持った配
管と液圧ブレーキシリンダへ連通することによって行わ
れる。このブレーキ用の液圧ポンプユニットはブレーキ
開放を瞬時にスムースに行う必要から運転中一定の圧力
を保持する形式のものが使用されていた。
本発明の液圧回路を使用した場合は、前記ブレーキ用液
圧ポンプユニットを使用しなくても自己圧を利用して同
等の作用を行うことが可能である。。
これは、従来切換弁2の中立時ブレーキ9を作用させた
場合、液圧回路上にブレーキシリンダを開放できるだけ
の液圧源が無かったためであり、本発明による液圧回路
の場合、切換弁2の中立時にブレーキ9を作用させても
増圧器j6によってブレーキシリンダを開放できるだけ
の液圧源が確保できることによる。
具体的にはブレーキシリンダを開放するための液圧源を
液圧ポンプ1の出口側である送り液路4と正転液路10
とにより高圧選択弁を介して供給される。すなわち液圧
ポンプlの吐出圧力が荷物の中吊り時にブレーキを作用
させた時でも常に増圧器16によって一定以上の圧力が
ある正転液路10の圧力のいずれか高い圧力を液圧源と
してブレーキシリンダを切換弁2に連動するブレーキ用
切換弁によって操作することになる。
【図面の簡単な説明】
本発明の実施例を示す第1図は第1実施例の液圧回路図
、第2図は第2実施例の液圧回路図であり、第3図は従
来の液圧回路図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 連動する2台以上の固定容量の液圧モータまたは2個以
    上の固定容量の作動室を持った液圧モータまたはそれら
    が連動する液圧モータと前記液圧モータの回転方向、回
    転速度を制御し中立時の送り液路と戻り液路とが連通す
    る切換弁と前記液圧モータまたは液圧モータの作動室を
    負荷に応じて選択的に切換える自動切換弁と駆動源であ
    る液圧ポンプにより構成されるウインチ液圧閉回路にお
    いて、前記切換弁の中立時に前記液圧ポンプの作動液が
    循環する時に高圧側より高圧しゃ断弁と増圧器とを介し
    て低圧側へ戻る液路と前記増圧器の出力である高圧の作
    動液を前記液圧モータの負荷側へ逆止弁を介して連通し
    た液路を増設する構成としたことを特徴とするウインチ
    液圧回路。
JP13750885A 1985-06-24 1985-06-24 ウインチ液圧回路 Granted JPS61295999A (ja)

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JP13750885A JPS61295999A (ja) 1985-06-24 1985-06-24 ウインチ液圧回路

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JPS61295999A true JPS61295999A (ja) 1986-12-26
JPH025679B2 JPH025679B2 (ja) 1990-02-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09175778A (ja) * 1995-12-13 1997-07-08 Liebherr Werk Ehingen Gmbh クレーンのホイスト機構用制御装置
JP2013160353A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Fukushima Seisakusho:Kk 油圧モータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09175778A (ja) * 1995-12-13 1997-07-08 Liebherr Werk Ehingen Gmbh クレーンのホイスト機構用制御装置
JP2013160353A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Fukushima Seisakusho:Kk 油圧モータ装置

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