JPS61295896A - モ−タ制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータ制御回路に関し、特に多重伝送装置で制
御する車載ブロアモータの制御回路に関するものである
。

〔従来技術〕

車両の多重伝送装置により制御するブロアモータの制御
回路として、本出願人は先にモータの指定速度の切替え
段数に関係なく受信装置が一系統で済むモータ制御回路
を開発し出願している（特願昭５８−２３９６２２号）
。

第２図は該モータ制御回路の構成を示すブロック図であ
る。同図において、１はスイッチ、２は送信装置、３は
伝送路、４は受信装置、９はブロアモータである。また
、５は受信装置の入力回路、６はマイクロプロセッサ、
７は抵抗器、８はパワートランジスターである。

スイッチ１は、４個のスイッチ素子ｓｗｉ　、　ｓＷ２
　、ＳＷ３　、ＳＷ４から構成され、該スイッチ素子Ｓ
Ｗ１〜ＳＷ４により、前記ブロアモータ９の４段階の回
転速度を指定できるようになっている。該スイッチ１で
指定されたブロアモータ９の回転速度は、送信装置２で
多重化された回転速度指定信号に変換され、伝送路３を
通って受信装置４に伝送される。受信装置４では、伝送
されてきた前記多重化された回転速度指定信号を入力回
路５を経てマイクロプロセッサ６に読み込み、その内容
を解読して多重化前の個別の回転速度指定信号にして記
憶し、さらに第３図の（ａ　）、（ｂ　）、（ｃ　）、
（ｄ）、（ｅ）に示すようなブロアモータ制御信号に変
換してブロアモータ駆動素子であるパワートランジスタ
ー８のベースに加えている。パワートランジスター８は
、該ブロアモータ制御信号によりブロアモータ９への通
電時間を制御して、ブロアモータ９を所定の速度で回転
させる。

第３図において、（ａ）はスイッチ素子ＳＷ１〜ＳＷ４
の全部がＯＦＦでブロアモータ９を停止しさせる制御信
号、（ｅ）はスイッチ素子ＳＷ４がＯＮでプロアモータ
９を最高速度で回転させる制御信号、（ｂ）、（ｃ）、
（ｄ）はそれぞれスイッチ素子ＳＷ１〜ＳＷ３をＯＮｔ
、た場合の信号で順に速度を大きくする制御信号である
。図示するように、プロアモータ９の回転速度を低速か
ら高速に指定するに従いデユティ比を次第に大きくし、
反対に高速から低速に指定するに従いデユティ比を次第
に小さくしていく。

上記の如くモータ制御回路を構成することによりプロア
モータ９の指定速度の切替え段数に関係なく受信装置が
一系統で済むという特徴がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記構成のモータ制御回路はモータ駆動
素子としてパワートランジスター８を使用しているので
、パワートランジスター８の発熱が大きくその放熱の為
に、第４１ｍに示すような複雑な構造のブロア１０によ
る強制冷却が必要であった。そのためパワートランジス
ター８を受信装置４に組込むことが出来ず、装置の大型
化及び複雑化を招くという欠点があった。

なお、第４図はブロアの断面を示す図であり、同図にお
いて、１０はブロア、１１は内気外気切換えダンパ、１
２はファン、１３はモータ、１４は冷却するパワートラ
ンジスターである。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、モータ駆動
素子の放熱量が少なく放熱手段を簡素化できるモータ制
御回路を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため本発明は、ブロアモータの回
転速度を指定する回転速度指定信号を送出する送信装置
と、該送信装置からの回転速度指定信号を格納する記憶
手段と、該記憶手段の記憶内容をモータ制御信号に変換
する変換手段及び該モータ制御信号によりモータに駆動
電流を供給するモータ駆動素子を具備し、前記モータの
回転速度を制御する車載ブロアモータのモータ制御回路
において、プロアモータを駆動する駆動素子として通電
時の消費電力が小さく放熱器が簡単な構造で済むパワー
ＭＯ８ＦＥＴを用いる構成とした。

〔作用〕

モータ制御回路を上記の如く構成することにより、パワ
ーＭＯ８ＦＥＴは通電時の消費電力がパワートランジス
ターに比較して１／３〜１／４と小さく簡単な構造の銅
或いはアルミニュウム製の放熱器を用いただけの自然空
冷で冷却できるから駆動素子を受信装置に組込むことが
可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明に係るモータ制御回路のブロアモータ及
び受信装置部分を示すブロック図である（第２図のブロ
アモータ９及び受信装置４に相当する）。同図において
、２６は伝送路、２０は受信装置、２１は入力回路、２
２はマイクロプロセッサ、２３は抵抗器、２４はパワー
ＭＯＳＦＥＴ、２５はブロアモータである。伝送路２６
を通して送られてきた送信装置（図示を省略）で多重化
されたブロアモータ回転速度指定信号は、受信装置２０
の入力回路２１を通ってマイクロプロセッサ２２に読み
込まれる。該マイクロプロセッサ２２では、この多重化
されたプロアモータ回転速度指定信号を多重化される前
の個別のプロアモータ回転速度指定信号に変換してメモ
リに記憶し、さらに前記記憶内容を読み出して第３図に
示すようなデユティ比の制御信号（ａ）、（ｂ）、（ｃ
）。

（ｄ）、（ｅ）のパルス状のプロアモータ制御信号に変
換して出力する。該ブロアモータ制御信号はパワーＭＯ
ＳＦＥＴ２４のゲートに加えられ、プロアモータ２５の
通電時間を制御してプロアモータ２５の回転速度を制御
する。

上記実施例において、を源Ｅの定格電圧をＤＣ１２ｖ（
ボルト）、ブロアモータ２５の消費電力を１６０Ｗ（ワ
ット）、パワーＭＯＳＦＥＴ２４のドレイン−ソース間
のＯＮ時の抵抗値を０．０４Ω（オーム）とした場合、
パワーＭＯＳＦＥＴ２４の消費電力Ｐは、 Ｐ−（１６０／１２　）Ｘｏ、Ｏ４Φ７（Ｗ）となり、
同程度のダーリントン接続のパワートランジスターの消
費電力の１／３〜１／４と小さくなる。

その結果、簡単な構造の銅又はアルミニュウム製の放熱
器を使用した自然空気冷却によって充分冷却させること
ができ、前記第４図に示すようなブロア１０による構造
の複雑な冷却手段を用いる必要がない。従って、このよ
うな簡単な構造の放熱器を具備するパワーＭＯＳＦＥＴ
をブロアモータ２５の駆動素子として受信装置２０に直
接実装できるから、モータ制御回路の構成及び配線が簡
素化でき、さらに第４図に示すように複雑な構造のブロ
アによる冷却手段を用いることがないのでモータ制御回
路の製造コスト及びそのメンテナンスも容易になる。

上記実施例においては、伝送信号として電気信号を用い
た例を示したが、伝送信号として光信号を用いたもの、
或いは伝送信号を多重化せず複数の伝送線を用いたもの
にも応用できることは当然である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、車載モータの回転
速度を制御するモータ制御回路のモータを駆動する駆動
素子の通電時の消費電力及び放熱量の少ないパワーＭＯ
８ＦＥＴを用いるので、簡単な構造の放熱器で充分放熱
が可能となり、モータ制御回路の構成及び配線等が簡素
化できると共に製造コストの低減、更にはメンテナンス
が容易になる等の優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るモータ制御回路の受信装置及びブ
ロアモータを示すブロック図、第２図は従来のモータ制
御回路の構成を示すプロ・ンク図、第３図はブロアモー
タ制御信号を示す波形図、第４図は従来のパワートラン
ジスターのブロアを用いた冷却手段を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　モータの回転速度を指定する回転速度指定信号を送出
   する送信装置と、該送信装置からの回転速度指定信号を
   モータ制御信号に変換する変換手段及び該モータ制御信
   号によりモータに駆動電流を供給するモータ駆動素子を
   具備し、前記モータの回転速度を制御する車載モータ制
   御回路において、前記モータ駆動素子にパワーＭＯＳＦ
   ＥＴを用いたことを特徴とするモータ制御回路。