JPS6129286Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は腕時計用の板巻き時計バンドに関す
るものである。

〈この考案が解消しようとする問題点〉 平面視四角形の板巻き駒をつなぎ板の介在によ
り接面連結する形式の時計バンドは手首廻わりに
なじみよく装着することができないという問題点
があり、本考案はこの点を解消しようとするもの
である。

〈考案の構成〉 本考案は板巻き駒に介在する連結用のつなぎ板
の中間に板巻き駒間を離間する幅狭な中間板部
と、該中間板部の非連結側の両側に中間板部と同
幅で板巻き駒の外端に達する長さを備えた延長板
部とを設けて、この中間板部と延長板部上に装着
する装飾板とにて各板巻き駒間に幅狭な装飾駒を
介在させて板巻き時計バンドを構成したものであ
る。

〈実施例〉 以下図面に基づいて実施例を説明する。

板巻き駒５は第１図、第３図及び第５図に示す
ように、両側の中間部に凹部１２，１２′を設け
た芯板１と、表板部１３と側板部１４，１４′及
び折返し底板部１５，１５′を有し、側板部１
４，１４′の中間に前記凹部１２，１２′より狭幅
の凹溝１６を設けた巻板とにて形成される。巻板
２の表板部１３下に芯板１を当てがい、側板部１
４，１４′、底板部１５，１５′を芯板１の側端面
及び折り添わして形成するのである。

板巻き駒５は平面視四角形を呈し、その連結方
向の両側に開口部３と連結溝４，４′が形成され
る。つなぎ板８は主板部６とその両側に前記の連
結溝４，４′に嵌入する連結軸部７，７′を有して
且つ主板部６を連結方向に拡幅して中間に前記の
板巻き駒５より幅狭の中間板部６′を設け、該中
間板部６′の非連結方向の両側に中間板部６′と同
幅で板巻き駒５の外端に達する長さを備えた延長
板部９，９′を設けて、第２図、第４図に示すよ
うに中間の両側に主板部６幅の切欠部１７を設け
た装飾板１０を中間板部６′と延長板部９，９′上
に被せ巻着して、以つて各板巻き駒５間に幅狭な
装飾駒１１を介在させた時計バンドを編成したの
である。

〈考案の効果〉 以上により本考案の板巻き時計バンドは第１図
に示すように板巻き駒５間に板巻き駒５より幅狭
の装飾駒１１が介在して、板巻き駒同士の接面連
結と違つて広、狭両駒の交互連結により手首廻わ
りになじみよく巻き装着して使用できるものとす
る効果がある。

また装飾駒１１は板巻き駒間に介在して時計バ
ンドに装飾効果をもたらし、しかして第２図に示
すように装飾板１０の中心に押込み線を附す場合
は第１図に示すハート形の装飾駒１１を形成し得
て、さらに時計バンドを美装化することができる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案板巻き時計バンドの一部を示す
斜視図、第２図はつなぎ板と該上に巻着する装飾
板を分離した状態にて示す斜視図、第３図は板巻
き駒を芯板と巻板を分離した状態にて示す斜視
図、第４図はつなぎ板と装飾駒の一例を示す斜視
図、第５図は連結状態を示す横断平面図、第６図
は同、従来の横断平面図、１は芯板、２は巻板、
３は開口部、４，４′は連結溝、５は板巻き駒、
６は主板部、７，７′は連結軸部、８はつなぎ
板、９，９′は延長板部、１０は装飾板、１１は
装飾駒である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 板巻き駒間に介在する連結用のつなぎ板の中間
   に板巻き駒を離間する幅狭な中間板部と、該中間
   板部の非連結側の両側に中間板部と同幅で板巻き
   駒の外端に達する長さを備えた延長板部とを設け
   て、この中間板部と延長板部上に巻着する装飾板
   とにて各板巻き駒間に幅狭な装飾駒を介在させた
   ことを特徴とする板巻き時計バンド。