JPS6129059Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は操作つまみ装置に関し、更に詳しく
は操作つまみの周囲に飾り部材が設けられる操作
つまみ装置に関する。

操作つまみを取り付けるに際し、パネルの孔を
若干大きくして操作つまみの軸がずれても良い様
になつている。しかしこの場合つまみ後方に孔が
見える事となり外観上好ましくない事や、パネル
に目盛等を表示した場合該目盛とずれる事などか
ら、第１図に示す様に操作つまみＡの周囲に、飾
り部材ＢをつまみＡと飾り部材Ｂとの間に設けら
れたバネ部材Ｅで押えて設ける事により、パネル
Ｃの孔Ｄをおおう様にした装置が提案されてい
る。しかしこの装置に於て何らかの原因で飾り部
材ＢがパネルＣと擦れ合うとパネルＣにキズが生
ずる不都合があつた。

そこで本案はこの様な不都合のない装置を提供
するもので、以下実施例を示す図面を参照しなが
ら詳しく説明する。１は孔２を有したパネル、３
は該孔２の孔周囲である。４は飾り部材で縁部５
と中心孔６を有し、縁部５の裏面７が前記パネル
１の孔周囲３に当接する。

８は縁部５の外縁側に於て縁部裏面７と孔周囲
３との間に設けられた間隙で、この例では縁部５
の裏面外縁端を削ぐ事により間隙８を設けてあ
る。この間隙８の長さＬはパネル１の孔２とそこ
に嵌装された飾り部材４の段部９との間隔Ｄより
大としてある。

１０は操作つまみで、その軸１１は飾り部材４
の中心孔６を貫通している。

１２は操作つまみ１０と飾り部材４との間に設
けられ、飾り部材４をパネル１側に圧接するバネ
部材である。

本案の操作つまみ装置は以上の様になつてい
て、飾り部材４にてパネル１の孔２をおおう事と
なり操作つまみ１０後方に於ける孔２を塞ぐ。そ
して縁部５の裏面７とパネル１の孔周囲３との間
で縁部５の外縁側に於て間隙８が設けてあるか
ら、仮え飾り部材４がパネル１上で擦れ合つてキ
ズが生じても、該キズは間隙８より内方でのキズ
となり飾り部材４の縁部５より外方に露われにく
く従来装置の欠点を除去する事が出来る。

尚間隙８の長さＬを実施例の如く間隔Ｄより大
とすれば、飾り部材４の擦れ合いはＤ以上には動
かず、故に仮えキズが生じても外方に露われる事
はなく更に良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の断側面図、第２図は本案装
置の一実施例の断側面図、第３図はその要部拡大
図。 １……パネル、２……孔、３……孔周囲、４…
…飾り部材、５……縁部、６……中心孔、７……
裏面、８……間隙、１０……操作つまみ、１２…
…バネ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 孔を有したパネルと、該パネルの孔周囲に裏面
   が当接する縁部と中心孔を有した飾り部材と、該
   飾り部材の中心孔を貫通する軸を有する操作つま
   みと、該操作つまみと飾り部材との間に設けられ
   該飾り部材をパネル側に圧接するバネ部材とから
   成る操作つまみ装置に於て、縁部裏面とパネルの
   孔周囲との間で縁部外縁側に於て間隙を設けた事
   を特徴とする操作つまみ装置。