JPS6128874A - 電力ケ−ブル導体の交流抵抗測定装置 - Google Patents

電力ケ−ブル導体の交流抵抗測定装置

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JPS6128874A
JPS6128874A JP15029884A JP15029884A JPS6128874A JP S6128874 A JPS6128874 A JP S6128874A JP 15029884 A JP15029884 A JP 15029884A JP 15029884 A JP15029884 A JP 15029884A JP S6128874 A JPS6128874 A JP S6128874A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、小容量の電源で、電力ケーブル導体の交流
抵抗を、高精度に測定することができる′亀カケープル
導体の交流抵抗測定装置に関する。
〔従来技術〕
電力ケーブルに交流を通じると、直流を通じた場合より
も、電気抵抗が増加することが知られている。これは表
皮効果の影響によるもので、近年この交流抵抗の実測方
法が種々提案されている。
これらはいずれも、交流ブリッジあるいは交流電位差計
を用いて測定を行なうものであり%第3図に交流ブリッ
ジを用いた測定回路の構成を示す。
この図において、電力ケーブル導体1は、帰還路Qと共
に閉口路Cを構成する一方、交流ブリッジ2の電圧入力
端2aに接続されたリード線3,4によって、ブリッジ
Bの第1辺B1のインピーダンスを構成している。そし
て、変圧器5によって閉回路Cに交流電流が酵起さnl
この電流値が変流器6によって適宜の値に変換された後
、交流ブリッジ2の電流入力5tA2bを介して、ブリ
ッジBの第2辺B2へ供給される。ここで、ブリッジB
、y の第4辺B4の可変インピーダンスZ(=x+J−)を
調整して、これ々第1辺Blの抵抗)?−(篭カケープ
ル導体1の抵抗)、82辺B2のインダクタンスLおよ
び自己インダクタンスM、i3辺B3の抵抗rとを平衡
状態とし、ブリッジBの平衡条X 件(r)1. +My=O1L=M(1+i))から、
゛亀カケープル導体1の交流抵抗1(、,211,出す
る。なお、この種の測定においては、東カケープル導体
1の抵抗B・は非常に小さいので、閉回路Cには%10
00〜3000Aの大電流を流す必要がある。
第4図は、上記測定回路を具体化した従来の電力ケーブ
ル導体1の交流抵抗測定装置の構成を示す概略図であり
、この測定装置においては、第3図に示す帰還路Qとし
て、電力ケーブル7のシース8を利用している。
このような測定装置では、試料すなわち軍カケープル7
の加工等をほとんど行なう必要がないので、作業能率が
高い反面、以下に示すような欠点があった。
A、シースを帰還路として用いることによる欠点■ P
OF(pipe  type  oil  fille
d)ケーブル等、シースがないケーブルの測定は行なえ
ない。
■ Alアルミニウム)シース、または鉛シースでは、
抵抗が大きく、前述した大電流を流すためには大容:破
出力の変圧器5を用いなければならない。また、この場
合、シースが発熱し、ビニール等の防食層が溶ける虞れ
がある。また、交流抵抗の温度特性を測定する場合、シ
ースが発熱すると、所望の温度にすることが難しく、精
度の高い測定が行なえない。
B、外部磁界に起因する誤差 リード線3,4と電力ケーブル導体1とで、tWループ
Pが形成されるために、これに外部から磁界が作用する
と、この影響によって測定誤差が生じる。
そこで、上記欠点を補うために、第5図tこ示す測定装
置が提案さイtた。これは、帰還路Qとして、シース8
の代わりに電力ケーブル導体9を用いると共に%電力ケ
ーブル導体lに、リードKM3.4を同一方向に、一定
ピツチで巻回したものである。
このように構成すれば、帰還路Qとしてシースを使用し
ないので、上記Aの欠点が解決される。また、上記Bの
欠点については、リード線3,4を巻回して、これらリ
ード線3,4と策カケープル導体1とで形成する閉ルー
プPの面積を小さくしたので、外部からの@気ノイズを
受けにくくなっており、それによって生じる誤差を排除
することができる。
しかしながら、このように構成したことによって、以下
に示す新たな欠点が生じる。
C1閉回路Cの大型化 電力ケーブル導体9による近黴効果(電力ケーブル導体
1に電力ケーブル纏体9から生じる磁界が作用して、t
カケ−プル導体1の電流密度が一様でなくなり、抵抗が
アップする現象)から生じる誤差を除去するために、電
力ケーブル導体l。
9間の距離Hを少なくとも3m以上にしなければならな
い。しかしながら、これによって実験に必要なスペース
が大きくなると共に、閉回路Cの自己インダクタンスが
大きくなり、前述した人゛直流を流すためには、やはり
大溶量の変圧器5が必要となる。
D、tカケ−プル導体1から生じる磁界に起因する誤差 リード線3,4が同一方向に巻回されているため、″屯
カケープル導体1から生じる磁束によって。
このリード線3,4に誘起゛電圧が発生し、これによっ
て測定1直にi1g差が生じる。
これらのことから明らかなように、従来の成カケープル
導体の交流抵抗測定装置においては、大gtの電源を必
要とし、しかも精度の高い測定が行なえなかった。
〔発明の目的〕
この発明は、上記事情に鑑み、小容量のTli源で。
゛(4カケ−プル導体の交流抵抗を1SIWt度に測定
することができる戒カケープル纒体の交流抵抗測定装置
を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するために、この発明は、帰還路として
中空の柱状導体を用い、その中空部に電力ケーブル導体
を内包すると共に、一対のリード線を、前記柱状導体の
外周に、説対称に巻回した構成としたことを特徴とする
特 〔作 用〕 柱状導体を用いて閉回路を構成するこきにより、閉回路
における′rI力損失か極めて少なくなる。また、1対
のリード線を、@対称に巻回するこきにより、mカケ−
プル導体から生じる伝来のうち、これら1対のリード線
に鎖交する数が全体として塔上なる。したがって、環カ
ケープル4体力)ら生じる磁束lこよってリード線に誘
起さnる誘起゛抗圧は零となる。
〔実施例〕
以下図面を参照して、この発り」の−実施例について1
(兄明する。
第1図は、この発明の一実施列1こよる゛4カケープル
導体の交流抵抗測定装置の構成を示す斜視図、第2図は
、同測定装置の要例の構成を示す分解斜視図である。
第1図jこおいて、電力ケーブル10は、鋼製のパイプ
状導体11内に配置され、このパイプ状導体11が閉回
路Cにおける帰還路Qhして用いられている。
ここで、第2図に示すように′区カケープル10は、屯
カケープル導体12L!:、それを被覆する絶縁/m 
13とからなり、戒カケープル纒体12の左端には、接
続スリーブ14が取り付けられている。
また、パイプ状導体11は、これを半割りにした形状の
上蓋15と下蓋16とからなり、その肉厚は十分厚くな
っている。そして、その各左端には、半円状のフランジ
15a、16aが形成され、これらフランジ15aおよ
び16aの両端tこは、径外方向に突出する一対の合わ
せ板15b、15bおよび16b 、16bが形成され
ると共に、フランジ15gおよび16aの左端中央部l
こは、′4厠取付板15Cおよび16Cが形成さイtて
いる。また前記合わせ板15b・−、16b・・の各々
には孔15d・・・および16d・・・が穿設されてい
る。一方。
上蓋15と下蓋16の右端lこは、半円状の段付フラン
ジ15eおよび16eが形成されており、これらフラン
ジ15e、16eの両端には、径外方向に突出する一対
の合わせ板15f、15fおよび16f、16fが形成
さnている。この場合。
この段付フランジ15e、16eの小径部15g。
16gの内径は、電力ケーブル導体12の径と等しいか
、もしくはこれより幾分小となっている。
また、前記合わせ板15e・・・、16e・・・の各々
には孔15h・・・、16h・・・が穿設さnている。
さらlこ、上415および下蓋16の内周には、適宜の
間隔で絶縁スペーサ17.17・・・が固層されており
、上 15の外周には軸方向に所定距離l隔てて貫通孔
xsi、1siが穿設されている。
そして、このような上蓋15および下蓋16の外周には
、各々複数本のリード線19−1.19−2・・・、 
20−1 、20−2・・・、および21−1゜21−
2・・・、22−1.22−2・・・がエポキシ等の接
着材により一部ピッチで接着されている。この場合、リ
ード#19−1・・・と20−1・・・および21−1
・・・と22−1・・・は、上蓋15および下着16を
、2等分する垂直横断面Fに関し、鏡対称の関係で螺線
状に配置されている。また、上蓋15に接着されたリー
ド線19−1.20−1の一端19−iaおよび20−
1 aは、各々前述した貫通孔1si、tsiから上蓋
15内に差し込まれている。
そして、成カケープル10を内包した状態で、上蓋15
と下−&16とが軍ね合わされ、対応する合わせ板15
bき16bおよび15fと16fがボルトで締め合わさ
れてパイプ状碑体11となる。
この場合、上−M2Sに接Mされたリード線19−1、
・・・、20−1.・・・と、下蓋16に接着さ几たリ
ード!21−1.・・・、22−1.・・・の各端が、
各々接続され、第1図に示すようjこ、リード線19−
1.・・・と21−1・・・は2巻に、またリード線2
゜−1,・・・と22−1・・・は8巻に、鏡対称の関
係でパイプ状導体11の外周に巻回さnた状態となる。
そして、リード線19−1および20−1の一端19−
1aおよび2O−1aは孔xsi、x51の直下4c′
j6いて、電力ケーブル導体12に接続される一方、リ
ード@19−4および20−4の他端19−4b:8よ
び2O−4bは、懲り合わされたリード線23.24を
介して、交流ブリッジ2の電圧入力端2a 、 2aに
接続される。
次に、電力ケーブル導体12とパイプ状導体11とは、
両端が接続され閉回路Cをなしている。すなわち、!カ
ケープル導体12の右端は、上N15と下蓋16の小径
部15g、16gによって上下に押圧され、パイプ状導
体11と電気的に導通した状態となり、また、電力ケー
ブル導体12の左端は、導線25と、2条の1Jt線2
6.27とによって、パイプ状導体11の左端に接続さ
れている。
さらに詳述すると、導線25の一端2baは、接続スリ
ーブエ4によって電力ケーブル導体11の左端に接続さ
れており、纏媚25の他端25bは電線26.27の一
端26a、27aに接続されている。また、電線26.
27の他端26b、27bは、各々フランジ15a 、
16Hの電線取付板15C,16Cに接続されている。
こうして、電力ケーブル導体12→導森25→を級26
 、27→パイプ状導体11→電力ケーブル導体12と
いう閉口路Cが形成される。ここで、導線25は。
変圧−55の1次側コイル28に挿通さnると共に変流
器6の2次側コイル29に挿通さイしており。
送電線30から、1次側コイル28に電流が供給される
ことによって、導線25に大電流が誘起され、閉回路C
に供給されると共に、この電流値が変流器6によって適
宜の値に変換され、交流ブリッジ2の電流入力端2bへ
供給されるようになっている。
このような構成において、変圧器5を介して、閉回路C
に大電流を流す。この場合、パイプ状導体11は、銅で
形成さt12でおり、しかもその肉厚は十分厚く、その
導電断面積が大きいので、閉回路Cにおいてパイプ状導
体11での′成力指先は極めで少ない。したがって、大
容量の変圧65を用いなくても所望の電流値を得ること
ができる。そして、この電流が、変流器6によって適宜
の太きさに変換され交流ブリッジ2へ供給される。また
同時に、この交流ブリッジ2には、リード線19−1.
・・・21−1.・・・と20−1.・・・22−1゜
・・・によって、電力ケーブル導体12の所定距離ノ 
     ゛における電圧降下値が供給される。この場
合、この電圧降下値には、電圧ケーブル導体12によっ
て誘起される誘起ノイズは含まれない。すなわち。
リード線19−1.・・・21−1.・・・と20−1
゜・・・22−1・・・が也対称に巻回されているので
、これらに鎖交する磁束数は全体として零となり、電力
ケーブル導体12に生じる磁界によってリード線19−
1.・・・21−1.・・・、20−1.・・・22−
1.・・・に誘起される誘起tFEは零となっている。
次いで、交流ブリッジ2の図示せぬ可変インピーダンス
を調整して、内部回路を平衡状態とし、この結果から長
さlにおける電力ケーブル4俸12の交流抵抗を求める
このように、小容量の電源で、精度の高い測定が可能と
なる。
また、本実施例から明らかなように、この測定方法にお
いては、電力ケーブルにシースが備えらnているか否か
にかかわらす、全ての棟類のケーブルの交流抵抗の測定
を行なうことができる。また、外部からの磁気について
も、リード線19−1、・・・、20=1.・・・、2
1−1.・・・、22−1゜・・・、23.24と電力
ケーブル導体12とが形成する閉ループPの面積は極め
て小さいので、測定結果から、その影響は排除されてい
る。
なお、パイプ状導体11内には、奄カケープル専体12
から生じる磁束によって淘電流が生じ、この渦電流損に
よる誤差が測定値に含まれている。
そこで、予め、交流抵抗が既知であるダミー棒を用いて
測定を行い、前記渦電流損による誤差を求めておき、こ
の結果を用いて測定値の補正を行う。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば%*還路として
中空の柱状導体を用い、その中空部に電力ケーブル導体
を内包すると共に、一対のリード線を、前記柱状導体の
外周に、鏡対称に巻回したので、小容量の電源で電力ケ
ーブル導体の交流抵抗を高精度に測定することができる
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、各々この発明の一実施例による
電力ケーブル導体の交流抵抗測定装置の構成を示す斜視
図および同測定装置の要部の構成を示す斜視図、第3図
は、交流抵抗測定装置による測定原理を説明するための
図、第4図および第5図は、各々従来の電力ケーブル導
体の交流抵抗測定装置の構成を示す概略図である。 l、12・・・・・パ亀カケープル導体、3,4,19
−1・・・、20−1・・・、21−1・・・、22−
1・・・ ・・・・・・リード線、11・・山・パイプ
状導体(柱状導体)。 C・・・・・・閉回路、Q・・印・帰還路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電力ケーブル導体に接続されて閉回路を構成する帰還路
    と、前記電力ケーブル導体の所定区間の両端に各部が接
    続された1対のリード線とを具備する電力ケーブル導体
    の交流抵抗測定装置において、前記帰還路は、中空の柱
    状導体であり、その中空部に前記電力ケーブル導体を内
    包し、かつ前記1対のリード線は、前記柱状導体の外周
    に、鏡対称に巻回されていることを特徴とする電力ケー
    ブル導体の交流抵抗測定装置。
JP15029884A 1984-07-19 1984-07-19 電力ケ−ブル導体の交流抵抗測定装置 Granted JPS6128874A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251936A (zh) * 2014-10-13 2014-12-31 国家电网公司 一种电缆导体交流电阻测量方法
CN106841808A (zh) * 2016-12-22 2017-06-13 中国人民解放军海军工程大学 中频变压器绕组交流电阻的辅助绕组测量方法
CN109799391A (zh) * 2019-01-29 2019-05-24 湖南银河电气有限公司 导体交流电阻测量方法、系统及计算机存储介质

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CN109799391B (zh) * 2019-01-29 2021-06-01 湖南银河电气有限公司 导体交流电阻测量方法、系统及计算机存储介质

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