JPS61287986A - 高温用潤滑油組成物 - Google Patents
高温用潤滑油組成物Info
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- JPS61287986A JPS61287986A JP12961585A JP12961585A JPS61287986A JP S61287986 A JPS61287986 A JP S61287986A JP 12961585 A JP12961585 A JP 12961585A JP 12961585 A JP12961585 A JP 12961585A JP S61287986 A JPS61287986 A JP S61287986A
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- ester
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 ゛
本発明は300〜350℃の高温における蒸発損失が少
なく、熱安定性あるいは高温清浄性において優れ、潤滑
油に必要な他の諸性状、例えば低温流動性、粘度一温度
特性、耐摩耗性、添加剤の溶解性などにおいても良好な
性能を有し、特にエンジンオイルとして有効な高温用潤
滑油組成物に関する。
なく、熱安定性あるいは高温清浄性において優れ、潤滑
油に必要な他の諸性状、例えば低温流動性、粘度一温度
特性、耐摩耗性、添加剤の溶解性などにおいても良好な
性能を有し、特にエンジンオイルとして有効な高温用潤
滑油組成物に関する。
従来、高温用潤滑剤としては各種の合成潤滑油が知られ
ており、200℃以上の高温で使用されるものとして、
シリコーン、ポリフェニルエーテル、フッ素化合物等が
挙げられる。しかし、これらはいずれも耐荷重能、清浄
性、低温流動性等で欠点を有しており、これらの欠点を
改善し他の性能を付加するための各種添加剤の溶解性に
おいても欠陥があり、用途が限られていた。
ており、200℃以上の高温で使用されるものとして、
シリコーン、ポリフェニルエーテル、フッ素化合物等が
挙げられる。しかし、これらはいずれも耐荷重能、清浄
性、低温流動性等で欠点を有しており、これらの欠点を
改善し他の性能を付加するための各種添加剤の溶解性に
おいても欠陥があり、用途が限られていた。
一方、最近実用化されつつあるセラミックスエンジンあ
るいは断熱型エンジン用潤滑剤、超高温ガスタービンの
軸受潤滑剤、ターボチャージャー付エンジン用潤滑剤な
どでは200℃以上の高温、特に300℃を越える高温
に耐えうる潤滑剤が要求されている。この様な条件下で
用いられる潤滑剤への要求性能としては、(1)高温で
の蒸発損失(減量)が少ないこと、(2)高温でのデポ
ジット(沈積物)生成の少ないこと、(3)酸化安定性
が良好なこと、(4)摩耗・腐食防止性能が良好である
ことなどが挙げられる。
るいは断熱型エンジン用潤滑剤、超高温ガスタービンの
軸受潤滑剤、ターボチャージャー付エンジン用潤滑剤な
どでは200℃以上の高温、特に300℃を越える高温
に耐えうる潤滑剤が要求されている。この様な条件下で
用いられる潤滑剤への要求性能としては、(1)高温で
の蒸発損失(減量)が少ないこと、(2)高温でのデポ
ジット(沈積物)生成の少ないこと、(3)酸化安定性
が良好なこと、(4)摩耗・腐食防止性能が良好である
ことなどが挙げられる。
本発明者は上記従来の潤滑剤の欠点を改善し、高温での
使用に耐えうる潤滑剤の要求性能をすべて具備した潤滑
剤を開発すべく鋭意研究を行った。その結果、アルキル
置換ジフェニルエーテルと特定の飽和ヒンダードエステ
ルとからなる潤滑油組成物が目的に適うものであること
を見出し、本発明を完成するに至った。
使用に耐えうる潤滑剤の要求性能をすべて具備した潤滑
剤を開発すべく鋭意研究を行った。その結果、アルキル
置換ジフェニルエーテルと特定の飽和ヒンダードエステ
ルとからなる潤滑油組成物が目的に適うものであること
を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、(A)アルキル置換ジフェニルエーテ
ル40〜95重量%と、(B) 100℃において1.
5ないし10センチストークスの粘度を有する飽和ヒン
ダードエステル60〜5重量%とからなることを特徴と
する高温用潤滑油組成物を提供するものである。
ル40〜95重量%と、(B) 100℃において1.
5ないし10センチストークスの粘度を有する飽和ヒン
ダードエステル60〜5重量%とからなることを特徴と
する高温用潤滑油組成物を提供するものである。
本発明の潤滑油組成物の(A)成分のアルキル置換ジフ
ェニルエーテルとしては一般式(式中、R,及びR2は
各々炭素数10〜22の飽和又は不飽和のアルキル基で
あり、n及びmは6≧n十m≧1の関係を満足するO〜
5の整数である)で示される化合物が好ましい。ここで
言うアルキル置換ジフェニルエーテルとはジフェニルエ
ーテルの2つのフェニル基の少なくとも1つに1つ以上
のアルキル基を置換基として有するものであり、ジフェ
ニルエーテル1つについて1〜6個のアルキル基を置換
基として有することができる。アルキル基の炭素数とし
ては10〜22の範囲が適当であり、アルキルソースと
してはα−オレフィン、アルキルハライド、アルコール
などが挙げられる。従来ポリフェニルエーテルは高温用
潤滑剤として知られているが、このものは低温流動性が
不良であるのに対し、本発明のアルキル置換ジフェニル
エーテルは良好な低温流動性と熱安定性を兼ね備えてい
る。(A)成分であるアルキル置換ジフェニルエーテル
の具体例としては、炭素数12.14.16.18等の
各α−オレフィン又はこれらの混合α−オレフィンとジ
フェニルエーテルとを公知の方法で反応させたアルキル
置換ジフェニルエーテルを挙げることができる。ジフェ
ニルエーテルとα−オレフィンの使用モル比は1対3〜
1対5の範囲が好ましく、トリ以上のアルキル置換体を
主成分とすることが好ましい。
ェニルエーテルとしては一般式(式中、R,及びR2は
各々炭素数10〜22の飽和又は不飽和のアルキル基で
あり、n及びmは6≧n十m≧1の関係を満足するO〜
5の整数である)で示される化合物が好ましい。ここで
言うアルキル置換ジフェニルエーテルとはジフェニルエ
ーテルの2つのフェニル基の少なくとも1つに1つ以上
のアルキル基を置換基として有するものであり、ジフェ
ニルエーテル1つについて1〜6個のアルキル基を置換
基として有することができる。アルキル基の炭素数とし
ては10〜22の範囲が適当であり、アルキルソースと
してはα−オレフィン、アルキルハライド、アルコール
などが挙げられる。従来ポリフェニルエーテルは高温用
潤滑剤として知られているが、このものは低温流動性が
不良であるのに対し、本発明のアルキル置換ジフェニル
エーテルは良好な低温流動性と熱安定性を兼ね備えてい
る。(A)成分であるアルキル置換ジフェニルエーテル
の具体例としては、炭素数12.14.16.18等の
各α−オレフィン又はこれらの混合α−オレフィンとジ
フェニルエーテルとを公知の方法で反応させたアルキル
置換ジフェニルエーテルを挙げることができる。ジフェ
ニルエーテルとα−オレフィンの使用モル比は1対3〜
1対5の範囲が好ましく、トリ以上のアルキル置換体を
主成分とすることが好ましい。
一方、本潤滑油組成物の(B)成分の飽和ヒンダードエ
ステルは100℃における動粘度として1.5〜10セ
ンチストークスのものであり、このような粘度範囲にお
いて、飽和ヒンダードエステルは同一粘度の鉱油、ポリ
α−オレフィン、ジエステル等に比べ熱安定性が良好で
ある。
ステルは100℃における動粘度として1.5〜10セ
ンチストークスのものであり、このような粘度範囲にお
いて、飽和ヒンダードエステルは同一粘度の鉱油、ポリ
α−オレフィン、ジエステル等に比べ熱安定性が良好で
ある。
100℃において4〜7センチスト一クス前後の粘度を
有する(B)成分として好ましいものとして、炭素数5
〜9の直鎖又は分岐鎖飽和脂肪酸とヒンダードアルコー
ルとのエステルを挙げることができる。このエステルの
特に好適な具体例として、ペンタエリスリトール又はト
リメチロールプロパンとペラルゴン酸とのエステルであ
るペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、トリメ
チロールプロパントリペラルゴネートなどが挙げられる
。
有する(B)成分として好ましいものとして、炭素数5
〜9の直鎖又は分岐鎖飽和脂肪酸とヒンダードアルコー
ルとのエステルを挙げることができる。このエステルの
特に好適な具体例として、ペンタエリスリトール又はト
リメチロールプロパンとペラルゴン酸とのエステルであ
るペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、トリメ
チロールプロパントリペラルゴネートなどが挙げられる
。
本発明の高温用潤滑油組成物中の(A)及び(B)成分
の配合割合は(A)成分40〜95重量%、好ましくは
60〜95重量%、(B)成分60〜5重景%重量まし
くは40〜5重量%である。ここで(A)成分の配合割
合が40重量%より少ないと得られる組成物の蒸発損失
等熱安定性が不良となる。又、潤滑油の性能を高めるた
めに添加する各種添加剤の溶解性が一般的に不良となる
。一方(A)成分の配合割合が95重量%より多いと潤
滑油組成物の粘度を(A)成分の粘度より低く調製する
必要を生じた際、(B)成分の粘度を低くするか、その
使用量を増やすことが必要となり、蒸発損失等熱安定性
が損なわれてくる。
の配合割合は(A)成分40〜95重量%、好ましくは
60〜95重量%、(B)成分60〜5重景%重量まし
くは40〜5重量%である。ここで(A)成分の配合割
合が40重量%より少ないと得られる組成物の蒸発損失
等熱安定性が不良となる。又、潤滑油の性能を高めるた
めに添加する各種添加剤の溶解性が一般的に不良となる
。一方(A)成分の配合割合が95重量%より多いと潤
滑油組成物の粘度を(A)成分の粘度より低く調製する
必要を生じた際、(B)成分の粘度を低くするか、その
使用量を増やすことが必要となり、蒸発損失等熱安定性
が損なわれてくる。
本発明は上記(A) 、(B)成分以外に、必要に応じ
て各種の添加剤、例えば、無灰性分散剤、金属系清浄剤
、酸化防止剤、極圧添加剤、粘度指数向上剤などの周知
の添加剤を、要求性能に応じて適宜配合することによっ
て調製することができる。
て各種の添加剤、例えば、無灰性分散剤、金属系清浄剤
、酸化防止剤、極圧添加剤、粘度指数向上剤などの周知
の添加剤を、要求性能に応じて適宜配合することによっ
て調製することができる。
金属系清浄剤としては、フェネート及び/又はスルフォ
ネートが一般に使用される。フェネートは炭素数約8〜
30のアルキル基が付加されたアルキルフェノールの硫
化物のアルカリ土類金属塩であり、カルシウム、マグネ
シウムもしくはバリウム塩が好ましい。スルフォネート
は分子量約400〜600の潤滑油もしくは合成的にア
ルキル置換された芳香族化合物のスルフォン化物のアル
カリ土類金属塩であり、カルシウム、マグネシウムもし
くはバリウム塩が好ましい。
ネートが一般に使用される。フェネートは炭素数約8〜
30のアルキル基が付加されたアルキルフェノールの硫
化物のアルカリ土類金属塩であり、カルシウム、マグネ
シウムもしくはバリウム塩が好ましい。スルフォネート
は分子量約400〜600の潤滑油もしくは合成的にア
ルキル置換された芳香族化合物のスルフォン化物のアル
カリ土類金属塩であり、カルシウム、マグネシウムもし
くはバリウム塩が好ましい。
更に、又、アルカリ土類金属塩としてのサリシレート、
フォスフォネート、ナフチネートなども使用できる。こ
れらの金属系清浄剤は中性型でも、塩基価300もしく
はそれ以上の過塩基性型でもよく、これらは組成物中に
0.5〜20重量%配合される。
フォスフォネート、ナフチネートなども使用できる。こ
れらの金属系清浄剤は中性型でも、塩基価300もしく
はそれ以上の過塩基性型でもよく、これらは組成物中に
0.5〜20重量%配合される。
無灰性分散剤としては、アルキル基又はアルケニル基の
分子量が約700〜3000のものが付加されたコハク
酸イミド、コハク酸エステル、ベンジルアミンなどが使
用される。更にこれらのホウ酸化されたものも使用でき
る。そしてこれらの無灰性分散剤は組成物中に0.5〜
15重量%配合される。
分子量が約700〜3000のものが付加されたコハク
酸イミド、コハク酸エステル、ベンジルアミンなどが使
用される。更にこれらのホウ酸化されたものも使用でき
る。そしてこれらの無灰性分散剤は組成物中に0.5〜
15重量%配合される。
酸化防止剤、極圧添加剤あるいは耐摩耗剤としては、多
機能型の炭素数3〜1日のアルキル基もしくはアルキル
アリール基を有す、るジヒドロカルビルジチオリン酸亜
鉛を使用するのが好ましく、これは組成物中に0.1〜
3重量%配合される。更に、また酸化防止剤としては、
フェノール系、アミン系、有機硫黄化合物系のものもし
ばしば使用される。
機能型の炭素数3〜1日のアルキル基もしくはアルキル
アリール基を有す、るジヒドロカルビルジチオリン酸亜
鉛を使用するのが好ましく、これは組成物中に0.1〜
3重量%配合される。更に、また酸化防止剤としては、
フェノール系、アミン系、有機硫黄化合物系のものもし
ばしば使用される。
本発明の潤滑油組成物は、それ自体従来の鉱油系に比べ
大きい粘度指数を有するものであるが、必要に応じてポ
リアルキルメタクリレート、エチレン−プロピレン共重
合物、スチレン−ブタジェン共重合物などの粘度指数向
上剤を含有してもよい。また、分散性能を付与したいわ
ゆる分散型粘度指数向上剤を含有してもよい。
大きい粘度指数を有するものであるが、必要に応じてポ
リアルキルメタクリレート、エチレン−プロピレン共重
合物、スチレン−ブタジェン共重合物などの粘度指数向
上剤を含有してもよい。また、分散性能を付与したいわ
ゆる分散型粘度指数向上剤を含有してもよい。
更に本発明の潤滑油組成物には、上述の添加剤の他に、
従来一般的な極圧剤、耐摩耗剤、腐食防止剤、防錆剤、
摩擦調整剤なども必要に応じて適宜加えることができる
。
従来一般的な極圧剤、耐摩耗剤、腐食防止剤、防錆剤、
摩擦調整剤なども必要に応じて適宜加えることができる
。
かくして得られる本発明の潤滑油組成物は、200℃以
上、特に300℃以上の高温においても蒸発損失が少な
く、高温でのデポジット生成も少なく、潤滑油として要
求される他の諸性状、例えば、低温流動性、粘度一温度
特性、耐摩耗性、添加剤の溶解性などに関しても優れた
ものである。
上、特に300℃以上の高温においても蒸発損失が少な
く、高温でのデポジット生成も少なく、潤滑油として要
求される他の諸性状、例えば、低温流動性、粘度一温度
特性、耐摩耗性、添加剤の溶解性などに関しても優れた
ものである。
従って本発明の潤滑油組成物は、200℃以上の高温に
なる機械要素、特に内燃機関用の潤滑剤、即ちエンジン
オイルとして有効に使用されるものである。
なる機械要素、特に内燃機関用の潤滑剤、即ちエンジン
オイルとして有効に使用されるものである。
次に本発明を実施例により更に詳しく説明する。
実施例1〜7及び比較参考例1〜18
前述のように潤滑条件に応じて、使用される潤滑油には
適正粘度範囲が存在する。粘度が低すぎると境界潤滑の
機会が増え、摩擦1、摩耗も増大する。一方、粘度が高
すぎると流体潤滑における粘性抵抗が増大し、余分なエ
ネルギーを消耗することになる。又、一般に炭化水素等
化合物の分子量が増大すれば、粘度も増大し8、蒸発損
失等の熱安定性も向上する。これら諸般の事情を鑑み、
潤滑油組成物としての種々の化合物の性能評価を実施す
る場合、なるべく同一粘度レベルで性能評価を実施する
ことが適当であり、かつ望ましい。
適正粘度範囲が存在する。粘度が低すぎると境界潤滑の
機会が増え、摩擦1、摩耗も増大する。一方、粘度が高
すぎると流体潤滑における粘性抵抗が増大し、余分なエ
ネルギーを消耗することになる。又、一般に炭化水素等
化合物の分子量が増大すれば、粘度も増大し8、蒸発損
失等の熱安定性も向上する。これら諸般の事情を鑑み、
潤滑油組成物としての種々の化合物の性能評価を実施す
る場合、なるべく同一粘度レベルで性能評価を実施する
ことが適当であり、かつ望ましい。
本発明の潤滑油組成物として、100℃における動粘度
が約14センチストークス(SAE粘度分類で5AE4
0相当)前後となるよう調製し、様々の物性及び性能評
価を行った。本発明の潤滑油組成物の(A)成分のアル
キル置換ジフェニルエーテルは粘度が高いため、熱安定
性等を損なわずに粘度調整をすることが必要となる。
が約14センチストークス(SAE粘度分類で5AE4
0相当)前後となるよう調製し、様々の物性及び性能評
価を行った。本発明の潤滑油組成物の(A)成分のアル
キル置換ジフェニルエーテルは粘度が高いため、熱安定
性等を損なわずに粘度調整をすることが必要となる。
結果を第1表に示す。尚比較参考例を第2表に示した。
尚、ここで行った評価は次の方法によった。
(イ)粘度及び粘度指数
JIS K 2283に規定された「原油及び石油製品
の動粘度試験方法並びに石油製品粘度指数算出方法」に
よった。
の動粘度試験方法並びに石油製品粘度指数算出方法」に
よった。
(ロ)流動点
JIS K 2269に規定された「原油及び石油製品
の流動点並びに石油製品曇り点試験方法」によった。
の流動点並びに石油製品曇り点試験方法」によった。
(ハ)添加剤の溶解性
実施例、比較参考例に示すように(A) 、 (B)成
分から選ばれる各々の組成物もしくは成分に添加剤パッ
ケージを所定の割合で添加し、約60℃に加温し、50
0rpmで20分間攪拌して混合した。その後混合液を
ガラス製の瓶に移し、キャップをして1ケ月間室温にて
放置した。1ケ月後、液相の濁り具合及び沈降物の有無
により添加剤の溶解性を判定した。
分から選ばれる各々の組成物もしくは成分に添加剤パッ
ケージを所定の割合で添加し、約60℃に加温し、50
0rpmで20分間攪拌して混合した。その後混合液を
ガラス製の瓶に移し、キャップをして1ケ月間室温にて
放置した。1ケ月後、液相の濁り具合及び沈降物の有無
により添加剤の溶解性を判定した。
濁り及び沈降物がないもの・−〇
濁り又は沈降物が少し認められるもの一△濁り又は沈降
物がひどいもの−・× (ニ)熱重量分析 理学電気■製の示差走査熱量天秤(TG−DSCCN8
089A1 )装置を使用して熱重量分析を実施した。
物がひどいもの−・× (ニ)熱重量分析 理学電気■製の示差走査熱量天秤(TG−DSCCN8
089A1 )装置を使用して熱重量分析を実施した。
1分間に80ccの流量でアルゴンガスを連続して流し
ながら、昇温速度5℃/分で測定を行い、300℃及び
350℃における重量減%を求めた。
ながら、昇温速度5℃/分で測定を行い、300℃及び
350℃における重量減%を求めた。
(ホ)ホットチューブテスト
SAEテクニカルペーパーシリーズ840262に記載
されている装置及び条件(温度のみ修正)で実施した0
本装置は垂直に立てられたガラス細管の温度を所定の温
度に保ち、下方より微量の試験油及び空気を各々所定の
流量で16時間流し、ガラス細管内壁に生じるデポジッ
トの状態を標準カラースケールにより評価する(0〜1
0の評価で10点満点)もので、エンジン油の熱安定性
もしくは高温清浄性を評価するものである。本ホットチ
ューブテストを320℃及び330℃の高温で実施した
。
されている装置及び条件(温度のみ修正)で実施した0
本装置は垂直に立てられたガラス細管の温度を所定の温
度に保ち、下方より微量の試験油及び空気を各々所定の
流量で16時間流し、ガラス細管内壁に生じるデポジッ
トの状態を標準カラースケールにより評価する(0〜1
0の評価で10点満点)もので、エンジン油の熱安定性
もしくは高温清浄性を評価するものである。本ホットチ
ューブテストを320℃及び330℃の高温で実施した
。
(へ)パネルコーキングテスト
米国連邦試験規格(Na791 Method3462
)に準拠した装置で、パネル温度320℃、試験油温度
100℃、15秒間はねかけて45秒間停止の繰り返し
の条件で3時間試験した。アルミニウム製パネルに付着
したデポジットの重量より試験油の熱安定性もしくは高
温清浄性を評価するものである。
)に準拠した装置で、パネル温度320℃、試験油温度
100℃、15秒間はねかけて45秒間停止の繰り返し
の条件で3時間試験した。アルミニウム製パネルに付着
したデポジットの重量より試験油の熱安定性もしくは高
温清浄性を評価するものである。
ここで(A) 、(B)成分あるいは比較成分として用
いた各々の化合物及び添加剤パッケージは次の通りであ
る。
いた各々の化合物及び添加剤パッケージは次の通りであ
る。
*1ニジフェニルエーテル1モルに対して炭素数14の
α−オレフィン3モルの比率でアルキル化反応させて製
造したもの。
α−オレフィン3モルの比率でアルキル化反応させて製
造したもの。
*2ニジフェニルエーテル1モルに対して炭素数14の
α−オレフィン4モルの比率でアルキル化反応させて製
造したもの。
α−オレフィン4モルの比率でアルキル化反応させて製
造したもの。
宰3ニジフェニルエーテル1モルに対して炭素数12、
14の混合α−オレフィン5モルの比率でアルキル化反
応させて製造したもの。
14の混合α−オレフィン5モルの比率でアルキル化反
応させて製造したもの。
*4:ペンタエリスリトールテトラペラルゴネートで日
本チバガイギー側製レオループLP3600゜ *5:過塩基性カルシウムフェネート、中性型カルシウ
ムスルフォネート、ジヒドロカルビルジチオリン酸亜鉛
(アリールタイプ)、シリコーン系消泡剤をパッケージ
化したもの。
本チバガイギー側製レオループLP3600゜ *5:過塩基性カルシウムフェネート、中性型カルシウ
ムスルフォネート、ジヒドロカルビルジチオリン酸亜鉛
(アリールタイプ)、シリコーン系消泡剤をパッケージ
化したもの。
*6:コハク酸イミド、過塩基性カルシウムフェネート
、過塩基性カルシウムスルフォネート、中性型カルシウ
ムスルフォネート、ジヒドロカルビルジチオリン酸亜鉛
(了り−ルタイプ)、シリコーン系消泡剤をパッケージ
化したもの。
、過塩基性カルシウムスルフォネート、中性型カルシウ
ムスルフォネート、ジヒドロカルビルジチオリン酸亜鉛
(了り−ルタイプ)、シリコーン系消泡剤をパッケージ
化したもの。
傘7:トリメチロールプロパントリペラルゴネート27
00。
00。
*8:精製鉱油150ニユートラル油。
$9:精製鉱油500ニュートラル油と150ブライド
ストツク油を100 ℃で14センチストークスになる
よう調合したもの。
ストツク油を100 ℃で14センチストークスになる
よう調合したもの。
$10:炭素数10のα−オレフィンを原料としたα−
オレフィンオリゴマー水添物で■ライオン製のPAO
40。
オレフィンオリゴマー水添物で■ライオン製のPAO
40。
*11:炭素数10のα−オレフィンを原料としたα−
オレフィンオリゴマー水添物を100℃で14センチス
トークスになるよう調合したもの。
オレフィンオリゴマー水添物を100℃で14センチス
トークスになるよう調合したもの。
第1表の実施例に示すように、本発明の潤滑油組成物は
、300℃以上の高温においても蒸発損失が少なく、熱
安定性及び高温清浄性が優れ、添加剤の溶解性、粘度一
温度特性、低温流動性などにおいても良好な性能を有し
ている。
、300℃以上の高温においても蒸発損失が少なく、熱
安定性及び高温清浄性が優れ、添加剤の溶解性、粘度一
温度特性、低温流動性などにおいても良好な性能を有し
ている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(A)アルキル置換ジフェニルエーテル40〜95
重量%と、(B)100℃において1.5ないし10セ
ンチストークスの粘度を有する飽和ヒンダードエステル
60〜5重量%とからなることを特徴とする高温用潤滑
油組成物。 2、アルキル置換ジフェニルエーテルが一般式▲数式、
化学式、表等があります▼ (式中、R_1及びR_2は各々炭素数10〜22の飽
和又は不飽和のアルキル基であり、n及びmは6≧n+
m≧1の関係を満足する0〜5の整数である) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の組
成物。 3、飽和ヒンダードエステルがペンタエリスリトール又
はトリメチロールプロパンとペラルゴン酸とのエステル
である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961585A JPS61287986A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 高温用潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961585A JPS61287986A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 高温用潤滑油組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61287986A true JPS61287986A (ja) | 1986-12-18 |
JPH0566438B2 JPH0566438B2 (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=15013843
Family Applications (1)
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JP12961585A Granted JPS61287986A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 高温用潤滑油組成物 |
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JP (1) | JPS61287986A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62283191A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-09 | Matsumura Sekiyu Kenkyusho:Kk | 焼結合金軸受油 |
JPH07179879A (ja) * | 1993-11-11 | 1995-07-18 | Nippon Seiko Kk | 防錆潤滑油及びその防錆潤滑油が塗布された玉軸受 |
JP2001187891A (ja) * | 1995-04-21 | 2001-07-10 | Hitachi Ltd | 潤滑油組成物及び潤滑グリース組成物 |
WO2017158894A1 (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 国立大学法人東北大学 | 潤滑油 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143609A (en) * | 1977-04-22 | 1978-12-14 | Westinghouse Electric Corp | Centrifugal compressor apparatus for refrigeration |
JPS5573791A (en) * | 1978-11-27 | 1980-06-03 | Matsumura Sekiyu Kenkyusho:Kk | High-temperature lubricant oil |
JPS59133297A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-07-31 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 高温用潤滑油組成物 |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP12961585A patent/JPS61287986A/ja active Granted
Patent Citations (3)
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WO2017158894A1 (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 国立大学法人東北大学 | 潤滑油 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566438B2 (ja) | 1993-09-21 |
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