JPS61283659A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents
導電性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61283659A JPS61283659A JP12522785A JP12522785A JPS61283659A JP S61283659 A JPS61283659 A JP S61283659A JP 12522785 A JP12522785 A JP 12522785A JP 12522785 A JP12522785 A JP 12522785A JP S61283659 A JPS61283659 A JP S61283659A
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- JP
- Japan
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- resin composition
- resin
- microspherical
- carbides
- film
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- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、電気電子機械部品、電気通信ケーブルあるい
は帯電防止材など、とくにシート状あるいはフィルム状
として広い用途分野に使用される導電性樹脂組成物に関
する。
は帯電防止材など、とくにシート状あるいはフィルム状
として広い用途分野に使用される導電性樹脂組成物に関
する。
「従来の技術」
導電性樹脂組成物として、樹脂成分中にカーボンブラッ
クを配合して導電性を付与した樹脂組成物がある。この
導電性フィラーとして使用されるカーボンブラックには
、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、アセチレ
ンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラックな
ど各種のものがあるが、高度の導電性を付与するために
はこれらカーボンブラックを樹脂成分中に多量に配合す
る必要がある。
クを配合して導電性を付与した樹脂組成物がある。この
導電性フィラーとして使用されるカーボンブラックには
、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、アセチレ
ンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラックな
ど各種のものがあるが、高度の導電性を付与するために
はこれらカーボンブラックを樹脂成分中に多量に配合す
る必要がある。
一般に、カーボンブラックの配合割合を高くすると得ら
れる樹脂組成物の混練性や成形加工性あるいは機械的強
度特性などの低下がもたらされるが、その他に成形品の
表面平滑性が劣化するという難点がある。
れる樹脂組成物の混練性や成形加工性あるいは機械的強
度特性などの低下がもたらされるが、その他に成形品の
表面平滑性が劣化するという難点がある。
すなわち、成形品の表面に小さな突起状の膨出物が発生
して表面の平滑性が損われる場合がある。
して表面の平滑性が損われる場合がある。
この成形品表面に発生する突起状膨出物は、とくに薄い
シート状やフィルム状として使用される用途分野におい
ては重要な問題であり、例えば電線シースの放電破壊を
生じたりあるいはＩＣ用パッケージ包装材などのインフ
レーションフィルムとしての適用が困難となるなど、使
用上の大きな障害となっている。なお、この成形品表面
に発生する突起状膨出物は、とくにファーネスブラック
を使用する場合に著しい傾向かある。
シート状やフィルム状として使用される用途分野におい
ては重要な問題であり、例えば電線シースの放電破壊を
生じたりあるいはＩＣ用パッケージ包装材などのインフ
レーションフィルムとしての適用が困難となるなど、使
用上の大きな障害となっている。なお、この成形品表面
に発生する突起状膨出物は、とくにファーネスブラック
を使用する場合に著しい傾向かある。
「発明が解決しようとする問題点」
本発明は上記問題点を解消して、導電性を向上させる目
的でファーネスブラックを比較的多量に配合した場合に
おいて得られる樹脂組成物の成形加工性の低下を防止し
、とくに薄いシート状あるいはフィルム状成形品の表面
に発生する突起状膨出物を効果的に抑制し得る表面平滑
性のすぐれた樹脂組成物を提供するものである。
的でファーネスブラックを比較的多量に配合した場合に
おいて得られる樹脂組成物の成形加工性の低下を防止し
、とくに薄いシート状あるいはフィルム状成形品の表面
に発生する突起状膨出物を効果的に抑制し得る表面平滑
性のすぐれた樹脂組成物を提供するものである。
「問題を解決するための手段」
本発明は、ファーネスブラックを比較的多量に配合した
樹脂組成物をシート状あるいはフィルム状に成形し、そ
の表面の物理的性状を詳細に観察した結果、これら表面
に生じる突起状膨出物がファーネスブラック中に含まれ
る微小球状炭化物と密接な関係があることを見出してな
されたものである。
樹脂組成物をシート状あるいはフィルム状に成形し、そ
の表面の物理的性状を詳細に観察した結果、これら表面
に生じる突起状膨出物がファーネスブラック中に含まれ
る微小球状炭化物と密接な関係があることを見出してな
されたものである。
すなわち、本発明は導電性フィラーとして、１μ以上の
微小球状炭化物の含有率が０．３％以下であり、かつ５
μ以上の微小球状炭化物の含有率が０．０１％以下であ
るファーネスブラックを配合して成ることを構成的特徴
とする導電性樹脂組成物である。
微小球状炭化物の含有率が０．３％以下であり、かつ５
μ以上の微小球状炭化物の含有率が０．０１％以下であ
るファーネスブラックを配合して成ることを構成的特徴
とする導電性樹脂組成物である。
ファーネスブラックを樹脂成分中に配合混練したのち、
薄いシート状やフィルム状に伸張すると、前記したよう
にその表面に突起状膨出物を発生する場合がある。この
突起状膨出物を切削して内部を顕微鏡観察すると、全体
が空洞状を呈しており、その中に微小球状炭化物の存在
する状態が観察される。すなわち、この突起状膨出物は
ファーネスブラック中に含まれる微小球状炭化物が樹脂
組成物中に埋没して、樹脂組成物をシート状あるいは
ンフイルム状に伸張する際にこの埋没
部分も拡張して空隙を形成するものと考えられる。さら
に、これら微小球状炭化物は異常に高い水分吸着機能を
有しており、樹脂成分中において吸着水分の揮散による
発泡現象を起して突起状膨出物の形成を助長している。
薄いシート状やフィルム状に伸張すると、前記したよう
にその表面に突起状膨出物を発生する場合がある。この
突起状膨出物を切削して内部を顕微鏡観察すると、全体
が空洞状を呈しており、その中に微小球状炭化物の存在
する状態が観察される。すなわち、この突起状膨出物は
ファーネスブラック中に含まれる微小球状炭化物が樹脂
組成物中に埋没して、樹脂組成物をシート状あるいは
ンフイルム状に伸張する際にこの埋没
部分も拡張して空隙を形成するものと考えられる。さら
に、これら微小球状炭化物は異常に高い水分吸着機能を
有しており、樹脂成分中において吸着水分の揮散による
発泡現象を起して突起状膨出物の形成を助長している。
また、これら微小球状炭化物は樹脂成分との結合力が弱
いために離脱し易く、全体として空洞を形成し易い傾向
がある。
いために離脱し易く、全体として空洞を形成し易い傾向
がある。
このように、微小球状炭化物に起因して突起状膨出物が
発生すると、樹脂シートやフィルム状成形品の機械的強
度や電気的特性′を劣化させる大きな原因となる。
発生すると、樹脂シートやフィルム状成形品の機械的強
度や電気的特性′を劣化させる大きな原因となる。
本発明は、前記した突起状膨出物がファーネスブラック
中に含まれるこれら微小球状炭化物により発生する事実
を基に研究を重ねた結果、粒径１μ以上の球状炭化物の
影響が大きくその含有率を０．３％以下に抑制すること
、および５μ以上の大粒径炭化物の含有率を０．０１％
以下に抑制することにより樹脂配合組成物を薄いシート
状あるいはフィルム状に伸張しても突起状膨出物の発生
を大巾に改善できることを確認してなされたものである
。なお、大粒径炭化物の最大径は８μ以下に抑えること
が好ましい。
中に含まれるこれら微小球状炭化物により発生する事実
を基に研究を重ねた結果、粒径１μ以上の球状炭化物の
影響が大きくその含有率を０．３％以下に抑制すること
、および５μ以上の大粒径炭化物の含有率を０．０１％
以下に抑制することにより樹脂配合組成物を薄いシート
状あるいはフィルム状に伸張しても突起状膨出物の発生
を大巾に改善できることを確認してなされたものである
。なお、大粒径炭化物の最大径は８μ以下に抑えること
が好ましい。
この場合使用するファーネスブラックは、導電性付与の
面から窒素吸着比表面積４０ｘ”／９以上、ＤＢＰ吸油
量１３０ｍＱ／ １００９以上の特性を有することが望
ましい。
面から窒素吸着比表面積４０ｘ”／９以上、ＤＢＰ吸油
量１３０ｍＱ／ １００９以上の特性を有することが望
ましい。
ここに、微小球状炭化物とはファーネスブラックの製造
時に生成するものである。すなわち、ファーネスブラッ
クは燃料油を燃焼して形成した燃焼ガスの高温擾乱気流
中に原料炭化水素油を噴射して、熱分解反応により生成
する。原料炭化水素油は複雑な重縮合反応を経てカーボ
ンブラックに転化するが、この際微小球状の炭化物を生
成する場合がある。この炭化物はファーネスブラック生
成反応過程において、極く一部の高度にかつ急速に重縮
合した高芳香族化合物の生成核が集合して微小球状体を
形成するものであり、比較的多孔性を有している。
時に生成するものである。すなわち、ファーネスブラッ
クは燃料油を燃焼して形成した燃焼ガスの高温擾乱気流
中に原料炭化水素油を噴射して、熱分解反応により生成
する。原料炭化水素油は複雑な重縮合反応を経てカーボ
ンブラックに転化するが、この際微小球状の炭化物を生
成する場合がある。この炭化物はファーネスブラック生
成反応過程において、極く一部の高度にかつ急速に重縮
合した高芳香族化合物の生成核が集合して微小球状体を
形成するものであり、比較的多孔性を有している。
この微小球状炭化物は、ファーネスブラックを界面活性
剤を含む水溶液中に混合させたのち、例えば超音波を用
いて十分に分散させ、次いで遠心分離法により沈降分離
して除去することができる。
剤を含む水溶液中に混合させたのち、例えば超音波を用
いて十分に分散させ、次いで遠心分離法により沈降分離
して除去することができる。
カーボンブラックは遠心沈降分離後の分散液から回収す
ることができ、この回収カーボンブラックを不活性ガス
雰囲気下に熱処理して残留する界面活性剤を分解揮散す
ることにより調製することができる。
ることができ、この回収カーボンブラックを不活性ガス
雰囲気下に熱処理して残留する界面活性剤を分解揮散す
ることにより調製することができる。
微小球状炭化物の分析は、カーボンブラック分散液の一
定量を秤取して、これをニュークリポアーメンブレンフ
ィルター（野村マイクロサイエンス社製）を用いて濾過
し、フィルター上の残渣を秤量して算出することができ
る。
定量を秤取して、これをニュークリポアーメンブレンフ
ィルター（野村マイクロサイエンス社製）を用いて濾過
し、フィルター上の残渣を秤量して算出することができ
る。
本発明に用いられる樹脂としては、例えばフェノール樹
脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ＡＢＳ、ＳＢＲ，ＯＲなど
の各種エラストマーがあげられる。また、カーボンブラ
ックは上記樹脂１００重量部に対して５重量部以上、と
くに１５〜７０重量部の範囲内で配合することが好まし
く、ミキサー、ロール、ニーグーなど通常使用される適
宜のブレンダーを用いて混練して、均一に分散した樹脂
組成物に調製される。
脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ＡＢＳ、ＳＢＲ，ＯＲなど
の各種エラストマーがあげられる。また、カーボンブラ
ックは上記樹脂１００重量部に対して５重量部以上、と
くに１５〜７０重量部の範囲内で配合することが好まし
く、ミキサー、ロール、ニーグーなど通常使用される適
宜のブレンダーを用いて混練して、均一に分散した樹脂
組成物に調製される。
「作 用」
本発明は、ファーネスブラック中に含まれる微小球状炭
化物の大きさおよび含有率を一定限度以内に調製して樹
脂成分中に配合することにより、樹脂組成物中に埋没す
る微小球状炭化物の大きさならびに数を抑制するもので
ある。その結果、樹脂組成物を薄いシート状あるいはフ
ィルム状に伸張、成形した場合にも突起状膨出物の発生
の低減化に効果的に機能することができる。
化物の大きさおよび含有率を一定限度以内に調製して樹
脂成分中に配合することにより、樹脂組成物中に埋没す
る微小球状炭化物の大きさならびに数を抑制するもので
ある。その結果、樹脂組成物を薄いシート状あるいはフ
ィルム状に伸張、成形した場合にも突起状膨出物の発生
の低減化に効果的に機能することができる。
「実施例」
実施例１；
ファーネスブラック３０ｇを界面活性剤（日本油脂（株
）製ノニオンＭＮ−８１１）０．０２％を含む水溶液１
２１２中に投入し、超音波振動により十分に分散させた
。次いで、この分散液から遠心法′降分離法により２Ｘ
１０３Ｇ 以上の遠心力を作用させて微小球状炭化物を
分離除去したのち、分散液からファーネスブラックを濾
過回収し、乾燥熱処理してサンプルを調製した。ファー
ネスブラック中の微小球状炭化物は、１００瀉アーネス
ブラツク分散液を秤取してこれをニュークリポアーメン
ブレンフィルター（野村マイクロサイエンス社製）を用
いて孔径ｌμあるいは５μで濾過しフィルター上の残渣
を秤量して算出した。
）製ノニオンＭＮ−８１１）０．０２％を含む水溶液１
２１２中に投入し、超音波振動により十分に分散させた
。次いで、この分散液から遠心法′降分離法により２Ｘ
１０３Ｇ 以上の遠心力を作用させて微小球状炭化物を
分離除去したのち、分散液からファーネスブラックを濾
過回収し、乾燥熱処理してサンプルを調製した。ファー
ネスブラック中の微小球状炭化物は、１００瀉アーネス
ブラツク分散液を秤取してこれをニュークリポアーメン
ブレンフィルター（野村マイクロサイエンス社製）を用
いて孔径ｌμあるいは５μで濾過しフィルター上の残渣
を秤量して算出した。
なおこの分離した微小球状炭化物の水分吸着量を相対湿
度８０％、温度２５±２°Ｃの条件下に測定して、その
結果を表−１に示した。
度８０％、温度２５±２°Ｃの条件下に測定して、その
結果を表−１に示した。
表−１
このようにして調製したカーボンブラック試料をＥＶＡ
樹脂（東洋曹達工業（株）製ウルトラセン６３３）１０
０重量部に対して７０重量部の割合で配合し、ラボプラ
ストミル、（東洋精機製作所製２８−１２５型）を用い
て混練した。混線はチャンバ一温度１２０℃、′バッチ
容量７０ｍＱ、回転数５Ｏｒｐｍ、混練時間１０分の条
件で行った。
樹脂（東洋曹達工業（株）製ウルトラセン６３３）１０
０重量部に対して７０重量部の割合で配合し、ラボプラ
ストミル、（東洋精機製作所製２８−１２５型）を用い
て混練した。混線はチャンバ一温度１２０℃、′バッチ
容量７０ｍＱ、回転数５Ｏｒｐｍ、混練時間１０分の条
件で行った。
この混練物をミクロトームにより切削して厚さ約２μの
フィルム状試片を調製し、この試片の表面１．４ｍｉ
Ｘ ｌｏＩＩｍの領域内に存在する３μ以上の突起状
膨出物の数を顕微鏡下に計測してその結果を表−２に示
した。なお、比較のために微小球状炭化物の含有率が本
発明範囲を外れる場合についても実施し、比較例として
表−２に併記した。
フィルム状試片を調製し、この試片の表面１．４ｍｉ
Ｘ ｌｏＩＩｍの領域内に存在する３μ以上の突起状
膨出物の数を顕微鏡下に計測してその結果を表−２に示
した。なお、比較のために微小球状炭化物の含有率が本
発明範囲を外れる場合についても実施し、比較例として
表−２に併記した。
実施例２：
樹脂成分としてポリプロピレン（徳山１達（株）製ＰＮ
６４０）を使用し、ポリプロピレン１００重量部に対し
実施例１と同様の処理を施して調製したファーネスブラ
ックを３５重量部の割合で混練した。混線条件はチャン
バ一温度２３０℃、混練時間１５分で実施した以外は実
施例１と同じ条件で行なった。この混練物をロール成形
により厚さ２Ｈのシートに成形後、その表面１．４１１
ｉＸ１ 、 ＯＩＮの領域内に存在する３μ以上の突起
状膨出物の数を顕微鏡で計測して表−３に示した。また
、微小球炭化物の含有率が本発明範囲を外れる場合につ
いても実施して比較例として表−３に併記した。
６４０）を使用し、ポリプロピレン１００重量部に対し
実施例１と同様の処理を施して調製したファーネスブラ
ックを３５重量部の割合で混練した。混線条件はチャン
バ一温度２３０℃、混練時間１５分で実施した以外は実
施例１と同じ条件で行なった。この混練物をロール成形
により厚さ２Ｈのシートに成形後、その表面１．４１１
ｉＸ１ 、 ＯＩＮの領域内に存在する３μ以上の突起
状膨出物の数を顕微鏡で計測して表−３に示した。また
、微小球炭化物の含有率が本発明範囲を外れる場合につ
いても実施して比較例として表−３に併記した。
表−３
実施例３；
樹脂成分として低密度ポリエチレン（旭化成工業（株）
サンチックＬＤ、Ｆ２２７０）を使用し、低密度ポリエ
チレン１００重量部に対し、実施例１と同様の処理を施
して調製したファーネスブラックを３０重量部の割合で
混練した。混練はチャンバ一温度１６０℃以外は実施例
１と同じ条件で行なった。この混練物を１５０ｘｘｘ１
５０ｍｍの２枚のフェロタイプ板の間にはさみ、１６０
℃で２００ ｋＬｉ／ｃｍ”の圧力下０ 、３〜０ 、
５ ｍＲのフィルムに成形した。このフィルムの表面１
．４ｉｘｘ１ 、０ ｍ１１の領域内に存在する３μ以
上の突起状膨出物の数を顕微鏡で計測し、本発明範囲を
外れる比較例とともに表−４に示した。
サンチックＬＤ、Ｆ２２７０）を使用し、低密度ポリエ
チレン１００重量部に対し、実施例１と同様の処理を施
して調製したファーネスブラックを３０重量部の割合で
混練した。混練はチャンバ一温度１６０℃以外は実施例
１と同じ条件で行なった。この混練物を１５０ｘｘｘ１
５０ｍｍの２枚のフェロタイプ板の間にはさみ、１６０
℃で２００ ｋＬｉ／ｃｍ”の圧力下０ 、３〜０ 、
５ ｍＲのフィルムに成形した。このフィルムの表面１
．４ｉｘｘ１ 、０ ｍ１１の領域内に存在する３μ以
上の突起状膨出物の数を顕微鏡で計測し、本発明範囲を
外れる比較例とともに表−４に示した。
これらの結果から本発明の導電性樹脂組成物は突起状膨
出物の発生が極めて少ないことが判明する。
出物の発生が極めて少ないことが判明する。
「発明の効果」
上記の如く、本発明は樹脂成分に配合するファーネスブ
ラック中に含まれる微小球状炭化物の大きさおよび含有
率を一定限度以内に抑制することにより、シート状ある
いはフィルム状樹脂成形品の表面に発生する突起状膨出
物の数を大巾に低減することが可能となる。
ラック中に含まれる微小球状炭化物の大きさおよび含有
率を一定限度以内に抑制することにより、シート状ある
いはフィルム状樹脂成形品の表面に発生する突起状膨出
物の数を大巾に低減することが可能となる。
したがって、導電性樹脂シートあるいはフィルムとして
広い用途分野において利用することができる。
広い用途分野において利用することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、導電性フィラーとして、１μ以上の微小球状炭化物
の含有率が０．３％以下であり、かつ５μ以上の微小球
状炭化物の含有率が０．０１％以下であるファーネスブ
ラックを配合して成ることを特徴とする導電性樹脂組成
物。 ２、ファーネスブラックが窒素吸着比表面積４０ｍ＾２
／ｇ以上、ＤＢＰ吸油量１３０ｍｌ／１００ｇ以上であ
る特許請求の範囲第１項記載の導電性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12522785A JPS61283659A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 導電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12522785A JPS61283659A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 導電性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61283659A true JPS61283659A (ja) | 1986-12-13 |
| JPH0521943B2 JPH0521943B2 (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=14904973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12522785A Granted JPS61283659A (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 導電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61283659A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000004083A1 (fr) * | 1998-07-17 | 2000-01-27 | Daikin Industries, Ltd. | Composition elastomere reticulable, matiere d'etancheite obtenu a partir de la composition, et matiere de charge utilisable dans ladite composition |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57172555A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Disk type recording medium and its manufacture |
| JPS57172554A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Disk type recording medium |
| JPS57200954A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Toshiba Corp | Capacity conversion type information recording medium |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP12522785A patent/JPS61283659A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57172555A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Disk type recording medium and its manufacture |
| JPS57172554A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Disk type recording medium |
| JPS57200954A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Toshiba Corp | Capacity conversion type information recording medium |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000004083A1 (fr) * | 1998-07-17 | 2000-01-27 | Daikin Industries, Ltd. | Composition elastomere reticulable, matiere d'etancheite obtenu a partir de la composition, et matiere de charge utilisable dans ladite composition |
| US6683127B1 (en) | 1998-07-17 | 2004-01-27 | Daikin Industries, Ltd. | Crosslinkable elastromer composition, sealing material produced from the composition, and filler for use therein |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0521943B2 (ja) | 1993-03-26 |
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