JPS6128108B2 - - Google Patents

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JPS6128108B2
JPS6128108B2 JP52149662A JP14966277A JPS6128108B2 JP S6128108 B2 JPS6128108 B2 JP S6128108B2 JP 52149662 A JP52149662 A JP 52149662A JP 14966277 A JP14966277 A JP 14966277A JP S6128108 B2 JPS6128108 B2 JP S6128108B2
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JP
Japan
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output
circuit
weather
value
linear detection
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JP52149662A
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English (en)
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JPS5481792A (en
Inventor
Norio Shimizu
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP14966277A priority Critical patent/JPS5481792A/ja
Publication of JPS5481792A publication Critical patent/JPS5481792A/ja
Publication of JPS6128108B2 publication Critical patent/JPS6128108B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

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  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はマイクロ波パルスを送受信して、受信
波の振幅検波出力を情報として利用する一般的な
気象レーダ装置において、グランドクラツタを自
動的に除去すると同時に、グランドクラツタと重
畳している気象エコーの強度の定量的測定も可能
とする気象レーダ装置に関する。 周知のように、気象レーダはいわゆる気象目標
からの反射信号(以下気象エコーと称する)を検
出し、その平均受信電力より雨量を算出して気象
情報を得るものである。気象レーダは広範囲の気
象目標の分布を即時的に把握できる優れた気象測
器である。しかしその測定出力には多量の情報を
含んでいるので、人手による処理では気象レーダ
情報の十分な活用は困難である。電子計算機によ
る処理は人手を補う有力な手段であるが、次に述
べるグランドクラツタを前もつて除去しなけれ
ば、その効率的な活用は不可能である。 すなわち気象レーダの情報には検出を必要とす
る気象エコーと共に、山岳・丘陵・建造物などの
陸地上の固定目標からの反射信号(以下、グラン
ドクラツタと称する)が重畳している場合が多
く、グランドクラツタの存在は通常の気象レーダ
観測および電子計算機による気象レーダ情報処理
の著しい障害となつている。 この問題に対応するための従来の方式は次の3
種類に要約できる。 (1) 最も一般的な方法は人手による方法で、レー
ダ観測者が高度の熟練によつて、気象エコーと
グランドクラツタを識別して、気象エコーのみ
のスケツチ図を作成する。この場合、グランド
クラツタと重畳している気象エコーを発見し
て、その強度を定量的に測定するのは非常に困
難な作業である。 (2) 一部分を自動的に行う方式は、晴天時のグラ
ンドクラツタの強度分布を記憶装置に入れてお
き、降雨時の信号から減算するものである。し
かしながらグランドクラツタの強度は、送受信
機の安定度、電波伝播条件および固定目標の表
面の状態の影響を受けて、数時間内に大幅に変
化するので、この方式による気象エコーの定量
的測定は困難である。 (3) 自動的方式は、気象エコーの振幅が送受信ご
とにランダムに変動するのに対して、グランド
クラツタの振幅がほとんど一定であることを利
用してグランドクラツタの存在を検出する。そ
してグランドクラツタが存在すると判断した地
域は測定不可能として、気象エコーの有無に関
係なくレーダ情報を棄却する。この方式の場
合、広範囲にわたつてグランドクラツタが存在
すると、大部分の気象レーダ情報が捨てられて
しまう欠点がある。 以上説明したように、グランドクラツタと重畳
した気象エコーの定量的測定を自動的に行う方法
は、従来存在しないといえる。 本発明はこの問題を解決するためになされたも
ので、気象エコーとグランドクラツタの振幅変動
の統計的な特性のちがいを利用して、グランドク
ラツタを自動的に除去すると同時に、グランドク
ラツタと重畳している気象エコーの定量的測定も
可能にする気象レーダ装置を提供するものであ
る。 以下本発明の原理についてのべる前に、基本的
事項について説明する。レーダの送信パルス幅を
w、電磁波の伝播速度をc、空中線から目標まで
の距離をr、空中線の水平および垂直ビーム幅を
Θh,Θeとすると、送信波によつて目標が照射さ
れる体積Ve(以下目標体積と称する)は次式の
ようになる。 Ve≒πcr2hΘe/8 …(1) ここにΘh,Θeの単位はラジアンである。 次に、レーダの送信周期をTとすると、距離
r、空中線の方位角θh,仰角θeの目標体積にお
ける反射波の振幅Xは離散的に観測できて、nを
整数とすると、 X(nT)|r,θh,θe と表現できるが、簡単のために X(nT)|r,θh,θe≡X(t) …(2) と略記する。以下の時間関数はすべて同様の意味
を持つ。 一般に気象目標は(1)式で示した目標体積より十
分に大きい空間に分布している。従つて、目標の
状態が一様とみなせる目標体積に関しては、その
部分からの反射信号の統計的特性は時間的に変化
しないので、定常時系列に属している。さらにエ
ルゴード性を持つので、受信波の振幅Xの集合平
均はその時間平均に等しいものとして取扱う。信
号の時刻tにおける値X(t)、それからτ時間
離れた値X(t+τ)を2つの変数と考えると、
相関係数ρ(τ)は次のように定義される。 ここに{ }は時間平均を意味する。たとえば (3)式でX(t)とX(t+τ)の変動が互いに
独立のときは分子=0、従つてρ(τ)=0にな
り、τ時間経過しても信号の振幅が変化しない
(X(t)=X(t+τ))ときは分子=分母とな
り、従つてρ(τ)=1となる。分母は信号の分
散(交流電力)で、ρ(τ)を正規化するもので
ある。 信号X(t)の次元が電圧のとき、その平均
値、自乗平均値、分散は、信号の直流電圧、平均
電力、交流電力とそれぞれ次のように対応でき
る。 すなわち(4),(5),(6)式より次の関係を有する。 平均電力=(直流電圧)+交流電力 =直流電力+交流電力 …(7) 従つて平均電力は信号の全電力と同じ意味を持
つている。一般的な気象レーダにおける気象エコ
ーおよびグランドクラツタの相関係数および〔平
均電力/交流電力〕比の実測例を第1表に示す。
【表】 第1表にはいろいろな条件下における測定結果
の平均値を示した。相関係数は時間差が1送信周
期T(3.85ms)および2送信周期2T(7.70ms)
の場合である。2送信周期間の相関係数ρ
(2T)=ρ(7.70ms)は気象エコーの場合0.0013
である。従つて気象エコーの振幅のランダムな変
動は2送信周期間でほとんど独立になる。それに
対してグランドクラツタは2送信周期間でも非常
に強い相関(0.9897)を持つている。信号の〔平
均電力/交流電力〕比は、気象エコーの場合4.33
(6.37dB)であり、各種条件下においてほぼ一定
値を示した。それに対してグランドクラツタのそ
れは522.5(27.2dB)である。従つて(7)式よりグ
ランドクラツタの全電力の99.81%は直流電力で
ある。 以下本発明の具体的説明に入る前に、本発明の
原理について説明する。はじめに気象エコーの振
幅確率密度係数について述べる。空中線から放射
された電磁波によつて気象目標が照射される目標
体積内には、多数の独立に運動する降水粒子が存
在する。気象エコーはそれぞれの降水粒子からの
反射の合成波である。従つてその振幅はマイクロ
波パルスを送受信するごとにランダムに変動す
る。そのような受信波を〔周期数変換−中間周波
増幅−直線検波〕した出力の振幅確率密度関数p
(X)は次式に示すレイリー分布に従う。 この場合、気象エコーの平均電力{()}
と交流電力σ xはXに関する時間平均{
(t)}がその集合平均E〔X2〕に等しいことか
ら、(5),(8)式より次のようになる。 {()}=E〔X2〕= ∫ X2p(X)dX=2σ …(9) また(6)式より次の関係を有する。 σ x=E{X−E(X)}= 2(1−π/4)σ …(10) 従つて(9),(10)式より次の関係が成立する。 気象エコーの平均電力/気象エコーの交流電力 ={X(t)}/σ2x =1/1−π/4 =4.66(6.68dB) …(11) (11)式はレイリー分布する気象エコーの〔平均電
力/交流電力〕比が一定になることを示してい
る。第1表より、その実測値は4.33(6.37dB)で
あつた。これは(11)式の理論値に非常に近い値であ
る。従つて気象エコーの交流電力が測定できれ
ば、それと比例関係にある平均電力を求めること
ができる。(11)式は気象エコーが単独で存在すると
きの関係であつて、グランドクラツタが重畳して
いるときには少し様子がちがつてくる。 次に気象エコーとグランドクラツタが重畳した
ときの確率密度関数についてのべる。重畳波を
〔周波数変換−中間周波増幅−直線検波〕したと
きの出力波形は〔正弦波+狭帯域ガウス性ランダ
ム信号〕の問題として解析されている。第1表に
示したように、短時間(約10ms)内ではグラン
ドクラツタの振幅Gは一定値とみなしてよい。従
つてその波形g(t)は中間周波数では次式で表
わされる。 g(t)=Gsin(ωit+ψ) …(12) ψ:伝播による位相遅れ ωi:2π×中間周波数 気象エコーの波形をx(t)とすると、グラン
ドクラツタg(t)との合成波y(t)は次式の
ようになる。 y(t)=Gsin(ωit+ψ)+x(t)
…(13) 合成波y(t)を1つの余弦波の形にまとめる
と、 y(t)=Y(t)cos{ωit+θ(t)}
…(14) 直線検波出力の波形は(14)式のY(t)であ
る。Y(t)の確率密度関数p(Y)は次式で与
えられる。 ここにI0( ):0次の第1種変形ベツセル関
数である。(15)式でグランドクラツタが存在し
ないとき(G=0)は、気象エコーが単独で存在
する場合の(8)式と一致してレイリー分布となる。
また気象エコーの平均電力{()}に比し
てグランドクラツタの電力G2が十分に大きいと
きは、(15)式は次のようになる。 従つてこの場合は、分散(交流電力)がσ
で、グランドクラツタの振幅Gを平均値(直流電
圧)とするガウス分布になる。(9),(15)式より
比例係数Kを次のように定義する。 気象エコーの平均電力/直線検波出力の交流電力 ={X(t)}/σ =K …(17) 係数Kを計算機シミユレーシヨンによつて求め
た結果を第1図に示す。第1図の横軸は{
(t)}/G2(気象エコーとグランドクラツタ
の平均電力の比)である。縦軸の係数Kは気象エ
コー単独の場合のように一定値(6.68dB)には
ならずに、グランドクラツタの重畳量によつて変
化する。Kの値は{()}/G2が大のとき
には(11)式のレイリー分布の値(6.68dB)に近づ
く。{()}/G2が小のときには(16)式
のガウス分布の値(3.01dB)に漸近する。同様
に(9),(15)式から求めた直線検波出力の〔平均
電力/交流電力〕比({()}/σ Y)に
対する係数K={()}/σ Yの変化を第
2図に示す。 本発明の原理は直線検波出力の交流電力σ Y
をフイルタによつて抽出すると同時に一定振幅の
グランドクラツタを除去して、σ Yに(17)式
で定義した比例係数Kを乗算して気象エコーの平
均電力{()}を算出するものである。後
述する本発明の実施例は次の3つの方式に基づい
ている。 〔方式1〕:第1図に示すように、係数K=
{()}/σ Yを正確に求めるためには
{()}/G2を知る必要があるが、{
(t)}/G2を直接計算することは不可能であ
る。しかし、第2図に示した直線検波出力の〔平
均電力/交流電力〕比({()}/σ Y
は容易に算出できる。従つて{()}σ Y
から第2図のような関係を有する係数Kを求め
て、直線検波出力の交流電力σY に乗算すれ
ば、気象エコーの平均電力{()}を正確
に測定できる。 〔方式2〕:{()}/σY を全く知ら
なくても、第2図における係数Kの中間の値K1
=4.85dBを用いれば、{()}の測定誤差
は±1.8dB以内におさまる。もともと強いグラン
ドクラツタの現われる地域では気象エコー強度か
ら推定される降雨強度の信頼性が低いことはよく
知られている。しかしグランドクラツタと重畳し
ている気象エコーの存在を発見することは重要な
情報である。また従来の気象レーダのエコー強度
測定精度はグランドクラツタの存在しない地域で
±3dB程度で、グランドクラツタの存在する地域
では一般に気象エコーの発見が困難であり、エコ
ーを発見できたとしてもその強度の測定誤差は大
幅に増加する。従つて実用的な見地から考えた場
合、グランドクラツタの重畳量に無関係に、 気象エコーの平均電力{X(t)}/直線検波出力
の交流電力σ ≒K1=4.85dB(3.05) …(18) としてもさしつかえない。この方式は〔方式1〕
に比して装置の構成が容易であり実用性が高い。 〔方式3〕:上記の〔方式1〕、〔方式2〕では
グランドクラツタの有無に無関係に直線検波出力
の交流電力σY から気象エコーの平均電力{
(t)}を算出するものであるが、〔方式3〕で
はグランドクラツタの有無を判別して、グランド
クラツタの存在しない地域では従来と同様に直線
検波出力の自乗平均値{()}を気象エコ
ーの平均電力として出力して、グランドクラツタ
の存在する地域では〔方式1〕または〔方式2〕
の方法によつて直線検波出力の交流電力σ Y
ら気象エコーの平均電力{()}を算出す
る。グランドクラツタの有無は直線検波出力の
〔平均電力/交流電力〕比({()}/σ
Y)の大小により判断する。たとえば第2図より
{()}/σY ≦8dBのときはグランドク
ラツタが存在しないと判断して{()}
選択し、{()}/σY >8dBのときはグ
ランドクラツタが存在すると判断して〔方式1〕
または〔方式2〕の方法による出力を選択して気
象エコーの平均電力を求める。 〔方式3〕において、グランドクラツタが存在
すると判断した地域で〔方式2〕の出力を選択す
る場合の測定誤差は、第2図より{()}
/σY =8dBのとき{()}/σY
5dBだから、 K2≒5+3/2≒4dB(2.52) …(19) を(18)式のK1のかわりに採用すれば、σY
ら{()}を算出する誤差は±1dB以下に
低減される。 〔方式3〕において、グランドクラツタが存在
しないと判断した地域の測定誤差について説明す
る。もともとグランドクラツタの存在しない地域
では従来と同一の出力{()}を選択して
いるので、その部分では信頼性の高い測定ができ
る。しかしグランドクラツタが存在する地域では
誤差が発生する。たとえば{()}/σY
≦8dB({()}/G2≧−2dBに相当する)
のときグランドクラツタが存在しないと判断して
いる場合は、気象エコーの平均電力{()}
の測定に対して最大−2dBの誤差が発生する場
合がある。 以下図面により詳細に説明する。はじめに交流
電力検出回路について述べる。第3図は交流電力
検出回路の系統図である。第3図で1は交流成分
検出器、2は自乗回路、3は平均化回路、4は乗
算器、5は係数設定回路である。交流成分検出器
1はパルスレーダの直線検波出力Y(t)から交
流成分を検出するフイルタで、周知のコヒレント
レーダ用MTI(Moving Target Indication)フ
イルタと同様のはたらきをする。交流成分検出器
1の最も簡単な構成例を第4図に示す。第4図で
6は遅延線、7は減算器で、周知のMTI用単一
消去器と同様のものである。遅延線6はパルスレ
ーダの送信周期Tのn倍の遅延時間を有する(n
=1,2,3…)。この場合に、交流成分検出器
1の入力をY(t)、Y(t)の交流電力をσY
、Y(t)のn送信周期間の相関係数をρY
(nT)、そして交流成分検出器1の出力をV
(t)、V(t)の交流電力をσV とすると、 ()=()−(−) =()−(−)=0…(20) すなわち交流成分検出器1で入力Y(t)の直
流電力が除去される。従つて σV ={()}− ()={()} …(21) {()}= {()−(−)}= {()}−2()(−) +{(−)} =2{()}−2() −2σY ρY(nT) =2σY {1−ρY(nT)} …(22) (22)式より検波出力の交流電力σY は次式
のような関係を有する。 σY ={()}/〔2{1−ρY (nT)}〕=α{()} …(23) ここにnが定まるとαは定数であり、従つて
(17),(23)式より気象エコーの平均電力{
(t)}は、 {()}=KσY = K/2{1−ρ(nT)}{()} =αK{()} …(24) 上記のような原理により、第3図において自乗
回路2は交流成分検出器1の出力V(t)を自乗
して{V(t)}を出力する。平均化回路3は
自乗回路2の出力{V(t)}を平均化して
{()}を出力する。乗算器4は(24)式に
従つて平均化回路3の出力{()}に係数
αKを乗算して気象エコーの平均電力{
(t)}を出力する。 第1表に示した一般的な気象レーダにおける信
号の特性の実測例を各式に代入してみる。遅延線
6の遅延時間=2Tとすると、第1表より気象エ
コーの2送信周期間の相関係数ρ(2T)=0.0013
だから、(24)式に代入すると、気象エコーの平
均電力{()}は、 {()}=K{V(t)}/2×0.9987 ≒K/2{()} …(25) Kは(17)式で定義した係数で、前記の〔方式
1〕によつて求めた値または(18)式のK1
(19)式のK2などを用いる。第1表より、グラン
ドクラツタの全電力を1とした場合にその交流電
力は1/522.5、2送信周期間の相関係数ρ(2T)
=0.9897である。従つて(22)式でσY =1/52
2.5,ρY(2T)=0.9897とすると、 {()}=1/25364(−44.0dB)
…(26) となり、第3図の平均化回路3の出力においてグ
ランドクラツタの電力は1/25364(−44.0dB)に
なり、グランドクラツタは良好に抑圧される。以
下、各実施例について説明する。 第5図に本発明の一実施例を示す。これは前記
の〔方式1〕に従う場合である。第5図で1は送
信機、2は送受切換器、3は空中線、4は局部発
振器、5はミクサ、6は対数増幅検波器、7は逆
対数変換器、8は交流成分検出器、9は自乗回
路、10は平均化回路、11は乗算器、12は乗
数設定回路、13は乗算器、14は自乗回路、1
5は平均化回路、16は除算器、17は係数発生
回路、18は対数変換器である。 1〜6は一般的な気象レーダ送受信機の構成で
ある。対数増幅検波器6は振幅検波出力が中間周
波入力の対数に比例するもので、非常に広範囲の
振幅を持つ気象エコーを飽和することなく増幅し
てその強度を測定するために採用されている。 7〜18は本発明の効果を得るための構成例で
ある。逆対数変換器7は対数増幅検波器6の出力
を直線比例出力Y(t)に変換するもので、逆対
数変換器7の出力信号Y(t)は(15)式のよう
な確率密度関数p(Y)を有する。逆対数変換器
7はアナログ的には対数ダイオードなどを利用し
て、デジタル的には読み出し専用メモリにより容
易に実現できる。交流成分検出器8は逆対数変換
器7の出力Y(t)から交流成分V(t)を検出
するもので、検出器8の最も簡単な構成例を第4
図に示す。その動作原理については既に説明し
た。検出器8は周知のMTI用消去器の中から適
当な特性のものを選択してもよく、容易に構成で
きる。自乗回路9は交流成分検出器8の出力V
(t)を自乗した値{V(t)}を出力するもの
で、アナログ的にもデジタル的にも乗算器により
容易に構成できる。平均化回路10は自乗回路9
の出力{V(t)}を平均化して(22)式の
{()}を出力するもので、距離方向平均化
には低域波器を、方位方向平均化にはビデオ積
分器の一方または両方により構成する。平均化の
区間は気象目標が一様な特性を持つている範囲内
で行う。たとえば〔距離方向1Km×方位方向2
度〕の区間である。乗算器11は平均化回路10
の出力{()}に、(23)式で定義した乗数
αを乗算してα{()}=σY を出力す
る。乗数αは乗数設定回路14で設定する。乗算
器13は乗算器11の出力σY に係数発生回路
17の出力K={()}/σY を乗算して
{()}を出力する。{()}は(9)式に
示すように気象エコーの平均電力で、測定の対象
である。 他方において自乗回路14を逆対数変換器7の
出力Y(t)を自乗した値{Y(t)}を出力
する。平均化回路15は自乗回路14の出力{Y
(t)}を平均化した{()}を出力す
る。平均化回路15の構成および平均化区間は平
均化回路10と同様である。除算器16は平均化
回路15の出力{()}を乗算器11の出
力σY で除算して{()}/σY を出力
する。係数発生回路17は除算器16の出力{
(t)}/σY から第2図のような関係を有す
る係数K={()}/σY を発生する。係
数Kについては(17)式で定義している。 係数発生回路17はアナログ的には演算増幅器
などにより、デジタル的には読み出し専用メモリ
により容易に実現できる。対数変換器18は乗算
器13の出力{()}を従来の気象レーダ
と同様の対数比例出力に変換するもので、変換器
18の出力は従来と同一のPPIスコープまたはA
スコープ指示器に接続できる。対数変換器18は
アナログ的には対数ダイオードなどにより、デジ
タル的には読み出し専用メモリにより容易に実現
できる。直線比例出力が必要なときは対数変換器
18は不要である。 第5図において、対数増幅検波器6の代わりに
直線増幅検波器を用いた場合は逆対数変換器7は
不要となる。また乗算器11は省略することもで
きる。その場合は平均化回路10の出力{
(t)}=σY /αを除算器16の除数として
供給し、除算器16の出力α{()}/σY
に対して係数発生回路17で係数αK=α{
(t)}/σY を発生すればよい。 前記の〔方式2〕に従う場合は第5図の自乗回
路14、平均化回路15、除算器16を使用しな
いで、(18)式で定義した一定の係数K1を係数発
生回路17で設定すればよい。 第5図の実施例における各部の演算は気象レー
ダの送信パルス幅と同程度の時間(数μs)内に
おこなう必要があるが、高速の乗算器、除算器は
高価格なので、乗算器11,13、除算器16の
代わりに加算器および減算器を使用した実施例を
第6図に示した。 第6図で、19は対数変換器、20は加算器、
21は加数設定回路、22は対数変換器、23は
減算器、24は係数発生回路、25は加算器であ
る。対数変換器19には第5図の平均化回路10
の出力{()}が入力してlog{()}
が出力される。加算器20は対数変換器19の
出力log{()}と加数設定回路21で設定
した加数logαの加算をおこなつて、logα+log
{()}=log〔α{()}〕=logσY
を出力する。他方において、対数変換器22に
は第5図の平均化回路15の出力{()}
が入力してlog{()}が出力される。減算
器23は対数変換器22の出力log{()}
から加算器20の出力logσY を減算してlog
〔{()}/σY 〕を出力する。係数発生回
路24は減算器23の出力log〔{()}
σY から第2図に従つて係数logK=log〔{
(t)}/σY 〕を発生する。加算器25は加
算器20の出力logσY と係数発生回路24の出
力logK=log〔{()}/σY 〕を加算して
気象エコーの平均電力の対数log{()}
出力する。対数変換器19,22は対数変換器1
8と同様に構成される。係数発生回路24は係数
発生回路17と同様に構成される。 第6図において、加算器20は省略することも
できる。その場合は対数変換器19の出力log
{()}=log{σY /α}を減算器23の
減数として供給し、減算器23の出力log〔α
{()}/σY 〕に対して係数発生回路2
4で係数logαK=log〔α{()}/σY
〕を発生すればよい。前記の〔方式2〕に従う
場合は第5図の自乗回路14、平均化回路15お
よび第6図の対数変換器22、減算器23を使用
しないで、(18)式で定義した一定の係数logK1
係数発生回路17または24で設定すればよい。
第5図の乗数設定回路12で設定する乗数α、係
数発生回路17で発生する係数K,K1,K2およ
び第6図の加数設定回路21で設定する加数log
α、係数発生回路24で発生する係数logK,
logK1,logK2は、原理のところで説明した理論値
にかかわらずに実験的に求めた適当な値を採用し
てもよい。 〔方式2〕に従つた最も構成が容易で実用的な
実施例を第7図に示す。これは第5図の自乗回路
9、乗算器11、乗算器13、自乗回路14、除
算器16などを使用しない構成である。第7図
で、29は絶対値発生回路、30は平均化回路、
31は対数変換器、32は加算器、33は加数設
定回路、34は加算器、35は加算器、36は加
数設定回路である。絶対値発生回路29には、第
5図の交流成分検出回路8の出力V(t)が入力
して、その絶対値|V(t)|が出力される。絶
対値発生回路29の出力|V(t)|の確率密度
関数p(|V|)は次のようなガウス形関数で近
似できる。 ここに、σY :直線検波出力の交流電力 従つて(27)式より平均化回路30の出力|
(t)|は次のような関係を有する。 対数変換器31は平均化回路30の出力|
(t)|を対数変換してlog|()|を出力す
る。加算器32は対数変換器31の出力log|
(t)|を2倍にして2log|()|=log|
(t)|を出力する。加算器33では(29)式に
従つて、加算器32の出力log|()|に加
数設定回路34で設定した加数logβを加算して
log|()|+logβ=log{β|()
|}=logσY を出力する。加算器35では
(18)式で定義した係数logK1≒log〔{()}
/σY 〕を加算器33の出力logσY に加算
して、気象エコーの平均電力の対数=log{
(t)}を出力する。加数設定回路36は加数
logK1を設定する。 第7図で、絶対値発生回路29はアナログ的に
は両波整流回路で、デジタル的には加算器と
Exclusive−orゲートの組み合せによつて容易に
実現できる。また半波整流回路などによつて単極
性化しても同様の効果を得る。平均化回路30は
第5図の平均化回路10と同様に構成する。対数
変換器31は第5図の対数変換器18と同様に構
成する。第7図の実施例において、加数設定回路
34の設定値logβ、加数設定回路36の設定値
logK1は(18),(29)で定義した理論値にかかわ
らずに、実験的に求めた最適値を設定してもよ
い。また加算器33と35は1つの加算器で代用
して、加算器32の出力log|()|に加数
logβK1を加算するようにしてもよい。 前記の〔方式3〕に従う実施例を第8図に示
す。第8図で、37は比較器、38は比較値設定
回路、39は信号選択器、40は対数変換器であ
る。比較器37は第5図の除算器16の出力{
(t)}/σY (検波出力の自乗平均値/交流
電力)を比較値設定回路38で設定した比較値C
と比較して、{()}/σY ≦Cのときは
グランドクラツタが存在しないと判断して、信号
選択器39が第5図に示した平均化回路15の出
力{()}(直線検波出力の自乗平均値)
を選択するように信号選択器39を制御する。
{()}/σY >Cのときはグランドクラ
ツタが存在すると判断して、信号選択器39が第
5図に示す乗算器13の出力{()}(気
象エコーの平均電力の計算値)を選択するように
選択器39を制御する。比較値設定回路38の設
定値Cは、たとえば6.31(8dB)を用いる。対数
変換器40は信号選択器39によつて選択された
信号を対数変換して出力する。対数変換器40は
第5図の対数変換器18と同様に構成する。直線
比例出力が必要なときは対数変換器40は不要で
ある。 第5図の乗算器11,13、除算器16などを
省略するために対数変換したのちに演算する実施
例については、第6図により説明したが、第9図
はその場合の〔方式3〕に従う実施例の全系統図
である。第9図で、41は比較器、42は比較値
設定回路、43は信号選択器である。比較器41
は減算器23の出力log〔{()}/σY
を比較値設定回路42で設定した比較値logCと
比較して、log〔{()}/σY 〕≦logCの
ときはグランドクラツタが存在しないと判断し
て、信号選択器43が対数変換器22の出力log
{()}を選択するように選択器43を制御
する。log〔{()}/σY 〕>logCのとき
はグランドクラツタが存在すると判断して、信号
選択器43が加算器25または第7図に示した加
算器35の出力log{()}を選択するよう
に選択器43を制御する。第8図の比較値設定回
路38で設定する比較値Cおよび比較値設定回路
42で設定する比較値logCは、〔方式3〕で説明
した値にかかわらずに実験的に求めた最適値を採
用してもよい。 以上説明したように、本発明は気象エコーとグ
ランドクラツタの統計的特性の相違を利用して、
送信周期の整数倍の時間(数ms)内に自動的に
グランドクラツタの除去と気象エコーの平均受信
電力の検出を高精度におこなえるので、検出結果
は従来と同一のPPIスコープ、RHIスコープおよ
びAスコープ上に実時間表示することが可能であ
り、そのための装置は容易に構成できて、小形低
価格、高信頼性であり、電子計算機による気象レ
ーダの情報処理を可能にして、気象レーダの予
報、防災業務への効率的利用をすすめる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の原理を説明するため
の図、第3図は本発明の基本的構成を示す系統
図、第4図は交流成分検出器1または8の構成例
を示す系統図、第5図、第6図、第7図、第8
図、第9図は本発明の実施例を示す系統図であ
る。 8……交流成分検出器、9,14……自乗回
路、10,15……平均化回路、11,13……
乗算器、12……乗数設定回路、16……除算
器、17……係数発生回路、37……比較器、3
8……比較値設定回路、39……信号選択器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気象用パルスレーダにおいて、受信波の包絡
    線に比例した出力(直線検波出力)より交流成分
    を検出してその自乗平均値を求める回路と、該自
    乗平均値に気象エコーの平均電力を求めるための
    定数を乗じて第1の出力とする回路と、前記直線
    検波出力の自乗平均値を前記第1の出力で除して
    第2の出力とする回路と、該第2の出力に対応し
    て気象エコーの平均電力と直線検波出力の交流電
    力との比Kを発生する回路と、該比Kと前記第1
    の出力とを乗ずる回路とを備え、気象エコーの平
    均電力を検出することを特徴とする気象レーダ装
    置。 2 受信波の直線検波出力より検出した交流成分
    の自乗平均値を対数変換する回路と、該対数変換
    した自乗平均値に気象エコーの平均電力を求める
    ための乗数の対数値を加算して第1の出力とする
    回路と、前記直線検波出力の自乗平均値を対数変
    換した値より前記第1の出力を減じて第2の出力
    とする回路と、該第2の出力に対応して気象エコ
    ーの平均電力と直線検波出力の交流電力との比K
    の対数logKを発生する回路と、該logKと前記第
    1の出力とを加算する回路とを備え、気象エコー
    の平均電力の対数値を検出することを特徴とする
    気象レーダ装置。 3 気象用パルスレーダにおいて、受信波の包絡
    線に比例した出力(直線検波出力)より交流成分
    を検出してその自乗平均値を求める回路と、該自
    乗平均値に気象エコーの平均電力を求めるための
    定数を乗じて第1の出力とする回路と、前記直線
    検波出力の自乗平均値を前記第1の出力で除して
    第2の出力とする回路と、該第2の出力に対応し
    て気象エコーの平均電力と直線検波出力の交流電
    力との比Kを発生する回路と、該比Kと前記第1
    の出力を乗ずることにより気象エコーの平均電力
    を検出する回路とを備え、前記第2の出力が一定
    値C以下のときは前記直線検波出力の自乗平均
    を、前記第1の出力が一定値Cを超えるときは前
    記平均電力を選択することを特徴とする気象レー
    ダ装置。 4 受信波の直線検波出力より検出した交流成分
    の自乗平均値を対数変換する回路と、該対数変換
    した自乗平均値に気象エコーの平均電力を求める
    ための乗数の対数値を加算して第1の出力とする
    回路と、前記直線検波出力の自乗平均値を対数変
    換した値より前記第1の出力を減じて第2の出力
    とする回路と、該第2の出力に対応して気象エコ
    ーの平均電力と直線検波出力の交流電力との比K
    の対数logKを発生する回路と、該logKと前記第
    1の出力とを加算することにより気象エコーの平
    均電力の対数値を検出する回路とを備え、前記第
    2の出力が一定値以下のときは前記直線検波出力
    の自乗平均値を対数変換した出力を、前記第2の
    出力が一定値を超えるときは前記平均電力の対数
    値を選択することを特徴とする気象レーダ装置。 5 気象用パルスレーダにおいて、受信波の包絡
    線に比例した出力(直線検波出力)より交流成分
    を検出してその自乗平均値を求める回路と、該自
    乗平均値に気象エコーの平均電力を求めるための
    定数を乗じ、該乗算値に気象エコーの平均電力と
    直線検波出力の交流電力との一定比を乗じて気象
    エコーの平均電力を検出する回路と、他方前記直
    線検波出力を自乗平均する回路と、該自乗平均値
    を前記の乗算値で除算する回路とを備え、該除算
    値が一定値以下のときは前記直線検波出力の自乗
    平均値を、該除算値が一定値を超えるときは前記
    平均電力を選択することを特徴とする気象レーダ
    装置。
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