JPS61280843A

JPS61280843A - 指用電子血圧計

Info

Publication number: JPS61280843A
Application number: JP60123961A
Authority: JP
Inventors: 喜一郎宮田; 勉山沢; 大久保
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-06-06
Filing date: 1985-06-06
Publication date: 1986-12-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、手指に圧力を加え、その圧力によって血管
の容積が変化することを利用して、血圧を測定する空気
加圧式の指用電子血圧計に関する。

（ロ）従来の技術従来、指を圧迫して血圧を測定する、所謂指用血圧計は
、ローラポンプ等の圧力制御装置を用い、指の圧迫に液
体（水）を使用するものであった。

ところが、この血圧計では水を充填したカフ自体が剥き
出しにされた構造のものであるため、使用の継続でカフ
が破れる等の欠点があった。

そこで近年、腕帯式の血圧計と同様な空気式カフをケー
ス内に収納した構造の指用血圧計が提案されている。こ
の空気加圧式血圧計では、指用カフの空気容量が極めて
小さいため、カフに別途、空気バッファを付加させた構
造としている。この血圧計によれば、空気容量が大きく
なり、排気速度を遅くすることができ、適正な血圧測定
を行うことができる。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記、カフと空気圧系との間に空気バッファを介在させ
た血圧計では、カッと空気バッファとの合成容量が、腕
式電子血圧計のカフとほぼ同程度の容量となるため、腕
式と同種の微速排気弁が使用されている。

ところが、この空気バッファは、単なる直方形状をした
中空の箱体であり、その容積は一定である。そのため、
排気速度は排気弁のみで決定されることとなるが、排気
弁では微妙な調整が困難なばかりでなく、ひとたび設定
された排気速度を再調整することは複雑な作業を要し、
殆ど不可能に近い。

この発明は、従来のものが持つ以上のような問題点を解
消させ、空気バッファの容積を換えることにより、簡易
に排気速度を調整できる指用電子血圧計を提供すること
を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段この目的を達成させるために、この発明は次のような構
成としている。

この指用電子血圧計は、挿入される指を圧迫するための
カフと、このカフに空気圧を供給する加圧手段及びカフ
の空気を排気する排気手段とを含む空気圧系と、前記カ
フ及び空気圧系に連続する空気バッファと、カフの圧力
を検出するカフ圧センサと、そのカフ圧の変化過程での
脈波情報を検出する脈波情報検出手段と、前記カフ圧セ
ンサ及び脈波情報検出手段から得るカフ圧と脈波情報と
により血圧値を決定する血圧決定手段とを備えるものに
おいて、カフと空気圧系とに介在させた空気バッファの
容積を可変可能に構成させた。

（ホ）作用このような構成の指用血圧計では、所望の微速排気が得
られない場合、空気バッファの容積を拡縮操作する。こ
れにより、複雑な排気弁の調整を行うことなく簡易に任
意の排気速度を得ることができる。。

（へ）実施例図面は、この発明に係る指用電子血圧計の具体的な一実
施例を示している。

指用電子血圧計は、カフ４１を収納するカフ収容ケース
４と、このケースのカフを加圧し血圧を測定するための
各種手段を内蔵した本体１とからなる。

カフ収容ケース４は、一端部に指挿入用の開口部を備え
たケース体の内部に、円筒状のカフ４１を、その内孔を
開口部に合わせて配備し、さらに（図示はしていないが
）、カフの後方には指先を支持する支承台を備えている
。そして、このカフ４１の適所ニは、受・発光素子から
なる脈波センサ４２が取付けられている。

前記本体１の内部機構は、第３図に示されている。カフ
４１の脈波センサ４２で検出された脈波信号は、増幅器
１２及びＡ／Ｄ変換器１３を介してＭＰＵ（マイクロプ
ロセッサユニット）１４に取り込む。

また、カフ４１は、圧センサ１５、空気バッファ３に連
通され、さらに微速排気弁１７、急速排気弁１８にも等
価的に連通されており、加圧ポンプ１１が逆流防止弁１
６を介して、空気バッファ３、カフ４１に連通されてい
る。

圧センサ１５で検出されるカフ圧は、増幅器１９で増幅
され、Ａ／Ｄ変換器１３を経てＭＰＬＪ１４に取込まれ
るようになっている。

このＭＰＵ１４は、プログラム及び演算値を記憶するメ
モリを内蔵する他、Ａ／Ｄ変換器１３の切換えにより脈
波データ、カフ圧データを取り込む機能、加圧ポンプ１
１を０Ｎ１０ＦＦする機能及び脈波データとカフ圧デー
タとから血圧を決定する機能等を備えている。

さらに、決定された血圧値（最高血圧・ｓｙｓ及び最低
血圧・ＤＩＡ）は、ＭＰＵ１４より出力され、表示器２
０に表示される。また、報知音はＭＰＵからの指令によ
り、ブザー２１より出力されるようになっている。

この発明の特徴は、前記空気バッファ３の容積を可変可
能な構造とした点にある。

空気バッファ３は、直方形状をした中空の密閉状箱体で
あって、天板３８と底板（基板）、囲い壁３１とからな
っており、逆流防止弁１６を介して加圧ポンプ１１に連
続する一方、カフ４１に連通されている。また微速排気
弁１７、急速排気弁１８を通して、内部空気圧を排気で
きるようになっている。

この空気バッファ３は、基板の一端辺を除く外周三辺に
、この三辺を囲む囲い壁３１を突設し、その両側壁の一
方にカフ４１と連通ずる接続部３６、対向する他方の側
壁にポンプ１１及び排気弁１７．１８と連通する接続部
３７を設けている。

そして、この基板の開放部には、開放空間に対応する大
きさの移動板３２を配備している。

移動板３２には、その外周にパツキン３３を備えさせて
あり、内側、面内中央には移動板に直交する管体３４を
一体に具え、その管体３４の内孔にはネジ溝が形成され
ている。そして、このネジ孔に噛み合うネジ軸３５は、
囲い壁３１の一端壁中央を貫通させて回動可能に固定さ
せてあり、このネジ軸３５の正逆回転操作で管体３４が
前・後進するように構成しである。

従って、管体３４の前後動により、これと一体の移動板
３２が囲い壁３１（側壁）内面及び天板３８内面に接面
状態で移動し、囲い壁空間を拡縮する。

第４図は、この指用電子血圧計の制御フローを示してい
る。

測定者は、人差し指をカフ４１の内孔に挿入させる。ス
テップＳＴ（以下ＳＴという）２では、スタートスイッ
チが押されたか否かを判定している。

今、測定者が本体１のスタートスイッチ２２を押すと、
この判定がＹＥＳとなり、加圧ポンプ１１がＯＮされ、
カフ４１が設定値（例えば、被測定者の最高血圧値より
約３０ｍｍ１ｇ高い値）まで加圧される（Ｓｒ１）。そ
して、設定値まで加圧すると加圧ポンプ１１を０ＦＦＬ
、微速排気弁１７による微速排気を開始する（Ｓｒ４）
。

この微速排気は、予め空気バッファ３の空間容積をネジ
軸の回転操作で拡縮させ、最も適当な微速排気（２乃至
３　ｍｍｔ１ｇ／ｓｅｃ程度）に調整されている。この
後、脈波情報とカフ圧情報とをメモリに記憶させ（Ｓｒ
１）　、ＭＰＵ１４で所定のアルゴリズムを適用し、血
圧値が計算される（Ｓｒ６）。

そして、決定された最高血圧値と最低血圧値とが宍示部
２０に表示される　（Ｓｒ１）。

（ホ）発明の効果この発明では、以上のように、密閉状の空気バッファに
、その容積を可変する特殊な可変機構を具えさせること
とした。

この発明によれば、簡単な操作で空気バッファの内部容
積を拡縮させることにより、排気速度を自在に調整でき
、しかも一旦設定した微速値を、再び理想状態の排気速
度に適宜、簡易に再調整でき、より一層、・精度の貰い
血圧測定が可能となる等、発明目的を達成した優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、天板を取り外した状態を示す空気バッファの
斜視図、第２図は、上用電子血圧計を示す斜視図、第３
図は、電子血圧計のブロック回路図、第４図は、電子血
圧計の動作を説明するためのフロー図である。３：空気バッファ、　　１１：加圧ポンプ、１４：ＭＰ
Ｕ、　　　　　１５：圧センサ、１７：微速排気弁、　
１８：急速排気弁、４１；カフ、　　　　　４２：脈波
センサ。特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社代理人　
　　　　弁理士　　中　村　茂　信第　１　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）挿入される指を圧迫するためのカフと、このカフ
に空気圧を供給する加圧手段及びカフの空気を排気する
排気手段を含む空気圧系と、前記カフ及び空気圧系に連
通する空気バッファと、カフの圧力を検出するカフ圧セ
ンサと、そのカフ圧の変化過程での脈波情報を検出する
脈波情報検出手段と、前記カフ圧センサ及び脈波情報検
出手段から得たカフ圧と脈波情報とにより血圧値を決定
する血圧決定手段とを備えるものにおいて、前記空気バッファの容積を可変可能に構成したことを特
徴とする指用電子血圧計。