JPS6127924Y2 - - Google Patents

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JPS6127924Y2
JPS6127924Y2 JP3916780U JP3916780U JPS6127924Y2 JP S6127924 Y2 JPS6127924 Y2 JP S6127924Y2 JP 3916780 U JP3916780 U JP 3916780U JP 3916780 U JP3916780 U JP 3916780U JP S6127924 Y2 JPS6127924 Y2 JP S6127924Y2
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JP
Japan
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pattern
paper
transfer
fabric
cutting line
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JP3916780U
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JPS55172323U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はソーイング用型紙に関するもので、更
に詳しくは型紙を布地あるいは紙にあてがつて、
所要のパターンに沿つて押圧あるいは加熱をとも
なつた押圧をするだけで広い面積に亘り、所要の
パターンを正確に転写する事が出来るソーイング
用型紙に関するものである。
従来洋裁に使用するソーイング用の型紙は縮少
拡大又は原寸のパターンが紙に直接印刷されてお
り使用時に物差、チヤコペーパー、ヘラ等を使用
して布にパターンを写しとりその線に沿つて裁断
するか、一旦、透明あるいは半透明の紙にパター
ンを写し取り、断裁し、これに合わせて布を裁断
し仮縫、本縫を行つていたが、この場合型紙の写
し違い、寸法計算の間違い、型紙の選択違い、布
とのずれ等の誤りをおこしやすく、又、写し取り
時間、労力、技術等に問題が多く普及しなかつ
た。又、型紙より仮縫用の布にパターンをうつし
仮縫を行い、その仮縫した布より本縫用の布パタ
ーンを写し、本縫を行うことか可能であつたが非
常に手間がかかるので一般には殆んどこの様な方
法は行なわれなかつた。
更に現在使用されている感圧転写紙としてはチ
ヤコペーパーがあるが型紙の様に非常に広い面積
にわたつて転写を必要とする場合には不向きであ
り面倒であるが他に適当な方法がなかつた為、何
枚もチヤコペーパーをつなぎ合せて写しとる他な
かつた。
本考案は叙上の欠点を解消すべく研究の結果完
成したもので、その要旨は型紙用シートの表面に
通常のインキを用いてなる裁断線表示部が設けら
れ、更に前記型紙用シートの裏面全部にわたつて
転写着色層が設けられている転写型紙である。
以下、本考案につき、図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る転写型紙6を
示し、第1図は正面図、第2図は背面図である。
型紙用シート1の表2に裁断線表示部4が印刷
され、更に前記型紙用シート1の裏面全部にわた
つて転写着色層5が設けられている。
シート表側の裁断線表示部4は主線4aと補正
用補助線4bとよりなる。
ここにおいて、上記補正用補助線は、仮縫した
場合主線より可成り修正されることも予想して設
けたものである。
尚、本考案において補正用補助線は必要に応じ
て設けるもので、必ずしも必要ではない。
而して、本考案に係る転写型紙において、型紙
用シートとしては紙、不織布、レーヨン等を使用
することができる。
次に転写着色層としては、 (1) 酸化鉄、群青等の無機顔料、アゾ系、アント
ラキノン系、フタロシアニン系、及びレーキ類
等の有機金属系色素、アルミニウム粉、銅粉等
の金属粉及びこれらの混合物、或いは含金属染
料、油溶性染料、分散染料、建染の染料等の疎
水性の染料、及びこれらの混合物をパラフイン
等のワツクス、ヒマシ油、鉱物油等の油、各種
高沸点溶剤、各種可塑剤等の助剤類、ロジン変
性フエノール樹脂等の低皮膜強度の樹脂類、ポ
リエチレングリコール等の親水性低皮膜強度高
分子、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、ポリイソブチレン、あるいはポリイソブ
チレン、エチレン酢酸ビニル共重合体などで改
質したワツクス、脂肪族炭化水素系樹脂等の低
融点の熱可塑性樹脂等を混和してなるインキも
しくは塗料組成物を用いて全面ベタ刷りもしく
はコーテイングしてなるベタ刷りもしくは塗工
層。
(2) 昇華性インキを用いて全面ベタ刷りしてなる
ベタ刷り層。尚、ここにおいて昇華性インキと
は熱によつて溶融蒸発、或いは昇華等の現象で
他の基材へ転写せしめられる性質を有する染料
成分を含有するもので、昇華性染料として例え
ばアゾ系、アントラキノン系、ジフエニルアミ
ン系トリフエニルメタン系、その他等の分散、
油溶性、又は塩基性染料等が挙げられ、これら
の昇華性染料を含むインキを使用することがで
きる。
(3) クリスタルバイオレツトラクトン、ベンゼン
ロイコメチレンブルー等の無色染料のマイクロ
カプセルとフエノール化合物、フエノール性重
合体、酸性重合体、有機酸等の顕色剤のカプセ
ルと可塑剤のマイクロカプセルとをパラフイン
等のワツクス、ポリエチレン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、ポリイソブチレン、あるいはポ
リイソブチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体
などで改質したワツクス及び/又はビニル系、
セルロース系の樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂な
どの低融点の熱可塑性樹脂等と混和してなるイ
ンキもしくは塗料組成物を全面ベタ刷りもしく
はコーテイングしてなるベタ刷りもしくは塗工
層。但し転写対象が紙で上記無色染料を発色さ
せる能力のある成分を含む場合は上記組成中顕
色剤成分を除くことができる。
(4) 顔料又は染料をパラフイン等のワツクス、ヒ
マシ油、鉱物油等の油、各種高沸点溶剤、各種
可塑剤等の助剤類、ロジン変性フエノール樹脂
等の低皮膜強度の樹脂類、ポリエチレングリコ
ール等の親水性低皮膜強度高分子、ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリイソブ
チレン、あるいはポリイソブチレン、エチレン
酢酸ビニル共重合体などで改質したワツクス、
脂肪族炭化水素系樹脂などの低融点の熱可塑性
樹脂等と混和してなるインキもしくは塗料組成
物を用いて印刷してなる無地網印刷層。
上記の本考案に係る転写型紙は次のようにして
使用することができる。
先ず、いずれの裁断パターンを利用するのか決
めてから転写型紙を布地上におき、選択した裁断
線表示部の画線に沿つて加圧ヘラ又は加熱ヘラに
よつてこすつて選択した裁断線を転写し、その後
転写された画線に沿つて布地を裁断し、縫製加工
をする。
或いは転写型紙を仮縫用紙又は布地上におき、
選択した裁断線表示部の画線に沿つて加圧ヘラ又
は加熱ヘラによつてこすつて選択した裁断線を転
写する。次いで裁断線が転写された仮縫用紙又は
布地を裁断し、仮縫を行ない、主線、或いは補正
用補助線の中から希望の線を選択する。しかる
後、転写型紙を本縫用の布地上におき、裁断線表
示部の選択された画線に沿つて加圧ヘラ又は加熱
ヘラによつてこすつて裁断線を転写し、その後転
写された画線に沿つて布地を裁断し、縫製加工を
する。
或いは、転写型紙より、一旦トレーシングペー
パー等の透明或いは半透明の紙に各パターンを写
し取り断裁する。これら各パターンを本縫用の布
地上に端切れが少なくなるように有効に配置し、
裁断、縫製する。
以上、詳記した通り、本考案に係る転写型紙は
型紙用シートの表面に通常のインキを用いてなる
裁断線表示部が印刷形成され、前記型紙用シート
の裏面全部にわたつて転写着色層が設けられてい
るものであるので仮縫用布地もしくは紙又は本縫
用布地上に載置し、選択した裁断線表示部の画線
に沿つて加圧ヘラもしくは加熱ヘラによつてこす
ることにより短時間に所要のパターンを布地もし
くは紙に転写することができるのでソーイングが
簡素化され得る。
以下、実施例をあげて本考案を更に具体的に説
明する。
実施例 1 米坪55Kg/四六の上質紙に、通常の活版印刷用
墨インキを用いて紙の表面に裁断線表示部を印刷
した。次に下記組成のグラビアインキで版深度60
μの全面ベタのグラビアコートを紙の裏面に施し
た。
〔グラビアインキの組成〕
銅フタロシアニンブルー 2重量部 ロジン変性フエノール樹脂 10重量部 (日立化成工業社製ヒタノール40μ) パラフインワツクス 30重量部 キシレン 39重量部 イソブチルアルコール 19重量部 100重量部 得られた転写型紙は裏面が淡青色で表面の裁断
線が黒く鮮明に見え、見栄えのよいものであつ
た。この転写型紙をその表面を上にむけて布上に
おき裁断線に沿つてヘラで圧を加えながらなぞる
と、淡青色の転写像が布上に鮮明に写し出され
た。
実施例 2 米坪45Kg/四六のコート紙に黒色インキで紙の
表面に裁断線表示部を常法に従つてオフセツト印
刷した。
次に下記組成のグラビアインキで版深度40μの
全面ベタのグラビアコートを紙の裏面に施した。
〔グラビアインキの組成〕
サブラプリントオレンジ−70025 7重量部 (ホリデー社製橙色分散染料)エスレツクスBL−
2(積水化学工業社製 ポリビニルブチラール樹脂) 7重量部 トルエン 50重量部 n−ブチルアルコール 36重量部 100重量部 得られた転写型紙は裏面がオレンジ色で表面の
裁断線が黒く鮮明に見え、見栄えのよいものであ
つた。
この転写型紙をその表面を上に向けて布上にお
き裁断線に沿つて熱コテで微圧を加えながらなぞ
るとオレンジの転写像が布上に鮮明に写し出され
た。
実施例 3 実施例1及び2で得た転写型紙を新聞紙上にお
き、上記した方法でそれぞれ新聞紙上に裁断線の
転写を行なつた。いずれも布地に転写する場合と
同様に鮮明に転写することができた。その型をは
さみで切り取つて布上に並べ、端ぎれがあまり出
ないように適切な配置を決め布の断裁を行なうこ
とができた。
実施例 4 米坪45Kg/四六のコート紙に黒色インキで紙の
表面に裁断線表示部を常法に従つてオフセツト印
刷した。次に紙の裏面に下記組成のコーテイング
インキを用いロールコートした。
〔コーテイングインキの組成〕
クリスタルバイオレツトラクトン のマイクロカプセル体粉末 10重量部 ビスフエノール−Aのマイクロ カプセル体粉末 10重量部 ジオクチルフタレートのマイクロ カプセル体粉末 10重量部 酢酪酸セルロース 8重量部 キシレン 10重量部 酢酸ブチル 26重量部 イソブチルアルコール 26重量部 100重量部 得られた転写型紙は裏面が白色のコート紙で裁
断線が黒く鮮明に見えた。
これを表面を上に向けて布上におき裁断線に沿
つてヘラで圧を加えながらなぞると青色の転写像
が布上にくつきりと現われた。更に布だけでな
く、紙上にも鮮明に転写することができた。
実施例 5 実施例1に従つて、但し、グラビアコートを版
深度40μ、セル線数75線/インチのグラビア版を
用い、且つインキは多少増粘したものを使つて行
なつた。
得られた転写型紙は極端にセル目のあらいブル
ーのベタコートがなされたものであるが転写性は
良好であり、しかもインキ使用量が少なくてす
み、又、非常に使いやすいものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る転写型紙を示
し、第1図は正面図、第2図は背面図である。 1……型紙用シート、2……型紙用シートの表
面、3……型紙用シートの裏面、4……裁断線表
示部、5……転写着色層、6……転写型紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型紙用シートの表面に通常のインキを用いてな
    る裁断線表示部が設けられ、更に前記型紙用シー
    トの裏面全部にわたつて転写着色層が設けられて
    いる転写型紙。
JP3916780U 1980-03-25 1980-03-25 Expired JPS6127924Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3916780U JPS6127924Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3916780U JPS6127924Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55172323U JPS55172323U (ja) 1980-12-10
JPS6127924Y2 true JPS6127924Y2 (ja) 1986-08-20

Family

ID=29288198

Family Applications (1)

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JP3916780U Expired JPS6127924Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

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