JPS61278694A - 組立貯槽の壁と各種配管との接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は組立貯槽の壁面を介して配送水管の接続又は水
中ポンプの送水口として使用できる各種配管との接続構
造に関する。

〔背景技術及び解決すべき事項〕

近年単位パネルを多数組立てて側壁、底壁等の多襞を構
成した組立貯槽が多く使用されている。

この貯槽の多くは高層ビルに用いられ、その地下室に受
水槽が、そして屋上に高架水槽が設置され、いったん受
水槽に貯水された水がポンプ等によって高架水槽に導か
れている。

したがって、各貯槽には水道管からくる配水管及び送水
管が接続されており、この他にも底壁に水抜用配水管が
備えられている場合がある。また特に受水槽には水中ポ
ンプの送水口がある場合もあり、貯水槽とこれら多管と
の間の接続が問題となっている。

即ち、貯槽は第４図に示すように単位パネル１のフラン
ジ部２を順次連結して多襞Ｗが形成されるが、この連結
部には図示はしないが一般には水漏れを防止するために
ゴムや軟質の樹脂等よりなるシーラントが挟まれて図示
しないボルト及びナツトにて連結されている。同様に容
管との接続のための開口部３にも図示しないがシーラン
ト或いはパツキン材を挟んで接続される構成である。従
ってこの水漏れ対策としてはこれらシーラントが使用さ
れている部分は貯槽を組立てた後にはあまり手を加えな
い方が望ましい。

例えば送水管との接続部において何回もこの脱着を繰り
返しているとボルトとナツト部の締め付けがゆるんだり
、又は過剰に締め付けたりしてパフキンが損傷し水漏れ
が生じることになる。またこの接続部から水漏れが生じ
ない場合でも他の接続部例えばフランジ間の連結にゆる
みが生じたりして水漏れがする等改良すべき点は多かっ
た。これらの欠点は漏水対策が極めて慎重になされてい
る貯槽におけるその接続部分に直接手を加えることから
生ずるものである。

本発明は上記事実を考慮し、各種配管類の接続に際して
も、水漏れを生じさせることのない接続構造を得ること
が目的である。

〔発明の（既要〕

本発明に係る接続構造では単位パネルのフランジを順次
連結して各壁が形成された組立貯槽の受圧面の開口部と
この開口部に連結される各種バイブとの連結構造に係り
、短管とその前後端に連結用フランジを備えた二重フラ
ンジ管を用い、前記開口部にその一方のフランジを当接
してボルト及びナツトにて水密に連結し、他のフランジ
は各種配管の連結用フランジと水密に連結したことを特
徴としている。

本発明は二重フランジ管を使用し、貯槽に連結されたフ
ランジには全く手を下すことなく他のフランジ部をもっ
て各種配管の脱着が出来るようにしており、貯槽にほど
こした各種漏水対策にくるいを生ずることなく作業がで
きる。

〔発明の実施例〕

第１図は送水管との接続例であって、貯槽の側壁Ｗの開
口部３に二重フランジ管４の一方のフランジ５が連結さ
れ、他方のフランジ６をもって送水管７のフランジ８と
連結されている。この例においてはシーラント９を挟ん
で側壁Ｗと連結されているフランジ５のボルト１０及び
ナツト１１はそのままとしておき、フランジ６と送水管
のフランジ８とを連結しているボルト１２及びナツト１
３をゆるめること等によって送水管７の脱着が出来るこ
ととなった。

このように貯槽に直接影響を及ぼすことなく送水管７の
脱着が出来、このために漏水の発生は全く生じなくなっ
ている。なお図中符号Ｗ゛は底壁を示す。

第１図及び第３図は貯槽内に備えた水中ポンプを取付け
るための送水口へこれを利用した場合を示す図であって
、第１図は壁体とケーシング１５の関係、第３図はポン
プと先端フランジの関係を示す。

この実施例の場合、水中ポンプ１４が挿入されてこれを
外囲いするケーシング１５がこの二重フランジ管４に一
体に連結されており、この連結部は開口部３を貫通して
いる。勿論このケーシング１５が二重フランジ管４と分
離している場合であってもかまわない。そしてこの二重
フランジ管４の一方のフランジ５が第１図と同様に側壁
Ｗに連結されている。

この水中ポンプ１４にはポンプ位置決め用の短管１６が
その先端に固着されており、送水管１７を挿入した後に
、パツキン１８を介して先端フランジ８が嵌着された構
造であって、これらを支持するために袋ナツト１９が先
端フランジ８の管部２０に螺着されている。

尚、この例では側壁ＷはＦＲＰ製の単位パネルからなっ
ており、二重フランジ管４は塩ビ製である。また先端フ
ランジ８は金属製（ＳＯ５）のものを用いた。

この例によれば水中ポンプ１４の点検時には特に貯槽内
の水を抜くことなくポンプ１４を脱着することが可能と
なったばかりでなく前記したようにこれによる漏水も全
く生じなくなった。この場合ポンプ１４は先端フランジ
８と二重フランジ管４のフランジ５との間を連結するボ
ルト及びナツト（図示せず）をゆるめてこの先端フラン
ジ８ごと引き出すことになる。

なお、図中のケーシング１５は第１図に示すごとくその
中間部にポンプ１４を支持す全くケーシング１５内に向
けて凸部２１を備えており、その先端部には吸水用短管
２２を備えたテール２３が溶接されている。水中ポンプ
１４はこのケーシング１５内に挿入されその胴部が凸部
２１にて支持されると共にその尾部１４゛はこのテール
２３に形成された段部２４内におさまる構成である。

そしてケーシングの吸水用短管２２には対向する貯槽の
壁Ｗを貫いて貯槽外に出る吸込管２５が連結されており
、この吸込管は貯槽外にて仕切弁を備えたバルブ（図示
せず）が連結され、更にこの先が貯槽壁の吸水口（図示
せず）に固定されている。

すなわち、この場合、ポンプを駆動することにより貯槽
内の水は吸水口より吸込管２５を伝っていったん貯槽外
に出て更に貯槽内の吸込管２５を通って吸水用短管２２
からポンプ本体に入り最後にポンプ先端の送水管から槽
外に導かれることになる。

なお、ケーシング１５は第１図の如く、開口部３付近で
二重フランジ管４と一体的に接続する構成に限らず、ケ
ーシング１５の端部を二重フランジ管４内へ貫通して二
重フランジ管４から突出させ、その先端にフランジを付
けてフランジ６と連結し、ポンプのフランジ８で挟むよ
うに取りつける等の他の接続構造であってもよい。

〔発明の効果〕

本発明は上記の構成としたので、組立貯槽の壁面より各
種配管を連結するに際して水漏れを全く生じさせること
なく連結することができ、送配水管のみならず水中ポン
プの取付けにも利用できる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された接続構造を示す断面図、第
１図は水中ポンプを取付ける場合の断面図、第３図は取
付前の水中ポンプの一部断面側面図、第４図は一般的な
貯槽を示す斜視図である。 １・・・単位パネル、 ２・・・単位パネルのフランジ、 ３・・・開口部、 ４・・・二重フランジ管 ５．６・・・二重フランジ管４のフランジ部、８・・・
送水管のフランジ（先端フランジ）、１４・・・水中ポ
ンプ、 １５・・・ケーシング、 １７・・・送水管、 ２２・・・吸水用短管、 ２３・・・テール、 ２５・・・吸込管。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）単位パネルのフランジを順次連結して各壁が形成
   された組立貯槽の受圧面の開口部とこの開口部に連結さ
   れる各種パイプとの連結構造に係り、短管とその前後端
   に連結用フランジを備えた二重フランジ管を用い前記開
   口部にその一方のフランジを当接してボルト及びナット
   にて水密に連結し、他のフランジは各種配管の連結用フ
   ランジと水密に連結したことを特徴とする組立貯槽の壁
   と各種配管との接続構造。
2. （２）前記短管は貯槽内部へ設けられるポンプケーシン
   グと連結されることを特徴とした前記特許請求の範囲第
   １項に記載の組立貯槽の壁と各種配管との接続構造。
3. （３）前記ポンプケーシングとの連結部は前記開口を貫
   通することを特徴とした前記特許請求の範囲第１項に記
   載の組立貯槽の壁と各種配管との接続構造。