JPS6127603Y2 - - Google Patents

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JPS6127603Y2
JPS6127603Y2 JP3043781U JP3043781U JPS6127603Y2 JP S6127603 Y2 JPS6127603 Y2 JP S6127603Y2 JP 3043781 U JP3043781 U JP 3043781U JP 3043781 U JP3043781 U JP 3043781U JP S6127603 Y2 JPS6127603 Y2 JP S6127603Y2
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fluid
bubbles
swirling flow
bubble
pipe
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JP3043781U
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体中の気泡を効率良くより確実に除
去するための気泡除去装置に関する。
工業用水(例えばボイラ用水)、油圧(難燃性
流体を含む)・水圧システムの作動流体、セラミ
ツクス材料用等スラリー状液、製紙機械のうちコ
ート紙等の製造過程で用いるスラリー状の塗工
液、フイルム、テープ等の塗液、潤滑油、燃入れ
用冷却液、薬液、流動性食品等の如き液体中に
は、それらの取扱い時などに気泡が混入してしま
い、そのために機器の損傷、エアーレーシヨン及
びキヤビテーシヨンによるエロージヨン、騒音、
流体劣化、製品不良、組織むら等を起す問題があ
り、気泡を分離除去することが必要である。
従来、上記液体中に混入した気泡を除去する方
式として気泡の浮力を利用するようにしたものが
種々考えられているが、微細な気泡は浮力が小さ
いために粘度が大きな液体の場合には浮上するの
に長時間を要したり、また浮上することができな
いために分離することができない等の問題を有
し、また装置も大型となる問題がある。
このため積極的に気泡を分離するようにした方
式が考えられている。即ち、第1図に示す如く、
気泡分離器aの底部にフインb付撹拌器cが回転
軸dを介し図示しない動力源からの動力で回転す
るようにし、上部の入口eから入つた液体を旋回
させて出口fより排出させるようにすると共に、
旋回によつて中心に寄つた気泡gを捕集部hより
バルブiを経て外部に排出するようにしたものが
ある。しかしこの方式は撹拌器c駆動のための動
力源を気泡分離器aに一体に備える必要があるた
めに構造が複雑で、高価となり、且つ気泡分離器
aを流体中に沈めて気泡除去を行う際、動力源も
流体中に沈めるか、或いは流体の容器を貫通させ
て外部に設ける等の面倒が生じ、更にシール、軸
受などの磨耗部品が存在するために保守が大変で
ある等の問題がある。
また微小な気泡dは単に気泡分離器aの中心側
に寄せられて捕集部hから外部に排出されるよう
になつているため、捕集部hから排出される流体
中には依然として微小な気泡gが存在し、この気
泡を浮力を利用するなどの方式にて除去しようと
しても、長時間を要したり、またそれでもなお充
分に除去することができない等の問題点を有して
いた。
本考案は上記従来方式のもつ問題点を解決し、
動力源を必要としない簡単な構成にて流体中に混
入する気泡を確実にしかも容易且つ迅速に除去す
ることができるもので、両端を閉塞された円筒体
の一端部接線方向に流体流入管を接続し、且つ他
端部に流体流出管を接続して内部の上昇旋回流に
より気泡の集結合を行わしめるようにした気泡集
合装置と、前記流体流出管に連通する旋回流路を
有し、且つその旋回流路終端部に流体排出管を接
続してなると共に、該流体排出管に近い旋回流路
の内側壁に排気管を備えた内側室に連通する切欠
部を有してなる気泡分離装置を備えたことを特徴
とする流体中の気泡除去装置、に係るものであ
る。
以下図面について本考案の実施例を説明する。
第2,3図は本考案の一例を示すもので、上下
端を蓋1,2にて閉塞された円筒体3の下端外周
に、接線方向から流体を流入するように流体流入
管4を接続し、且つ前記円筒体3の上端外周に、
接線方向に流体を流出するように流体流出管5を
接続してなる気泡集合装置6を構成し、該気泡集
合装置6に気泡分離装置7を接続する。気泡分離
装置7は、内側板8と外側板9により環状或いは
渦巻状の旋回流路10を構成しており、該旋回流
路10に接線方向から流体を流入するように前記
流体流出管5を内側板8と外側板9に接続してい
る。更に、旋回流路10における流体流出管5の
接続によつて閉塞された終端には、流体排出管1
1が接続され、また該流体排出管11に近い内側
板8には、所要の長さを有して内側板8の内部室
12と前記旋回流路10とを連通する切欠部13
が形成され、且つ前記内部室12に排気管14が
バルブ15を介して接続されている。
上記構成において、流体流入管4から流体を所
要の流速で気泡集合装置6に導入すると、流体は
円筒体3内を旋回流Sとなつて上昇するが、この
旋回流Sにより流体に遠心力が作用し、旋回中心
部の圧力が低下することにより比重が軽い気泡A
は中央部に集合する。更に前記旋回流Sの速度は
流体流入管4の入口部が最も大きく下流側(上
側)に従つて徐々に減少するため、旋回流Sの中
心部におけ下端位置の圧力が最も低く、上側に従
つて徐々に高くなる現象が生じる。この圧力差の
ため、微小気泡Aは、旋回流Sの進行と逆に下方
に移動せしめられる力Fを受けて前記流体流入管
4の入口近傍に集まり、微小気泡A同志が合体し
徐々に生長して大容量の気泡A′となる。気泡
A′が所要の大きさに生長すると、それに作用す
る浮力の増大及び旋回流Sの作用により、前記旋
回中心の負圧により微小気泡Aを下方に戻す力F
に抗して旋回流Sに乗り、上部流体流出管5から
流体と共に流出する。尚、前記円筒体3内での気
泡A′の生長作用は、脱気が難かしい粘度の比較
的高い流体においても効果的に行われる。
更に、前記流体流出管5からの大径気泡A′を
含む流体は、気泡分離装置7の旋回流路10を流
れて流体排出管11より排出される。この際、旋
回流路10内を流れる流体は遠心力を受けるた
め、比重が軽い大径気泡A′は内側板8に沿つて
移動し、切欠部13位置から内部室12に集めら
れる。従つて流体排出管11からは気泡の混入し
ない流体を排出させることができる。また内部室
12内に集められた気泡は大径を有しているため
に、結合及び浮上が容易に行われ、排気管14を
介して容易に脱気することができる。
また、前記気泡分離装置7を単独で設けて気泡
除去を行わせることも考えられるが、微小な気泡
は内側へ移動できないまま流体排出管11に流れ
てしまうために充分な気泡除去ができない問題が
ある。これに対して本考案は、まず気泡集合装置
6で微細な気泡Aを集結合させて大径気泡A′に
生長させ、生長によつて旋回流Sに乗つた大径気
泡A′を、気泡分離装置7にて分離するようにし
ているので、大径気泡A′は充分に内側に移動す
ることができ、確実に分離して除去することがで
きる。
また、上記実施例においては流体流出管5を円
筒体3の他端部に接線方向に接続する場合につい
て示したが、例えば接線方向のみならず第4,5
図に示すように、流体流出管5を円筒体3の他端
任意の位置に接続するようにしても、また第6,
7図に示すように円筒体3を水平状態にしてその
他端に気泡分離装置7を接続するようにしても同
様に作用することができる。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、図示以外の種々の姿勢で使用すること
もできること、水を含む種々の流体に適用できる
こと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
上述した本考案の流体中の気泡除去装置によれ
ば、下記の如き優れた効果を奏し得る。
(i) 気泡集合装置により気泡を集結合させて生長
を行わしめ、生長して旋回気流に乗つた分離し
易い大径気泡を気泡分離装置にて除去するよう
にしているので、流体中に混入する気泡を効果
的にしかもより確実に除去することができる。
(ii) 気泡の除去効果の上昇により、流体の酸化劣
化、熱劣化、製品の品質低下等の気泡混入によ
る諸問題点を解決し得る。
(iii) 動力源などを必要とせず構成簡単にして安価
に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式の気泡除去装置の一例を示す
切断側面図、第2図は本考案の一実施例を示す切
断側面図、第3図は第2図の方向矢視図、第4
図及び第5図は本考案の他の実施例を示す切断側
面図及び平面図、第6図及び第7図は本考案の更
に別な実施例を示す側面図及び平面図である。 3は円筒体、4は流体流入管、5は流体流出
管、6は気泡集合装置、7は気泡分離装置、8は
内側板、9は外側板、10は旋回流路、11は流
体排出管、12は内部室、13は切欠部、14は
排気管、Sは旋回流を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端を閉塞された円筒体の一端部接線方向に流
    体流入管を接続し、且つ他端部に流体流出管を接
    続して内部の上昇旋回流により気泡の集結合を行
    わしめるようにした気泡集合装置と、前記流体流
    出管に連通する旋回流路を有し、且つその旋回流
    路終端部に流体排出管を接続してなると共に、該
    流体排出管に近い旋回流路の内側壁に排気管を備
    えた内側室に連通する切欠部を有してなる気泡分
    離装置を備えたことを特徴とする流体中の気泡除
    去装置。
JP3043781U 1981-03-05 1981-03-05 Expired JPS6127603Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043781U JPS6127603Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3043781U JPS6127603Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57145510U JPS57145510U (ja) 1982-09-13
JPS6127603Y2 true JPS6127603Y2 (ja) 1986-08-18

Family

ID=29827945

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JP3043781U Expired JPS6127603Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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JP2008073606A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Toyota Boshoku Corp 気泡分離器

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JPS57145510U (ja) 1982-09-13

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