JPS61273572A - プロテクタ−付液晶表示機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶テレビシロン受像機等衝撃に弱い液晶表
示機器に緩衝効果を生じながら機器内部から外部に輻射
される有害な不要信号を減衰させるようにしたプロテク
ター付液晶表示機器に関するものである。

従来の技術 従来、液晶テレビジョン受像機等の機器において、機器
自体が薄型に設計され、加えて液晶を表示パネルに用い
るために表示部がガラス板にて形成されるものにおいて
は、落下の際において上記ガラス板の割れ等の破損が多
かった。さらに液晶表示パネルを駆動するためのクロッ
ク信号の高調波妨害も多く発生し、機器内部から外部に
不要輻射が大きいものであった。

以下図面を参照しながら、上述した従来の液晶表示機器
の一例について説明する。

第５図Ａ、Ｂは従来の液晶表示機器として携帯用液晶テ
レビジョン受像機３００とした場合の外観斜視図であっ
て、この携帯用液晶テレビジョン受像機３ｏｏの筐体は
ケース本体３０１とケースカバー３０２と電池ケース３
８で構成している。

そして、この筐体の外装面に一部あるいは全部が現われ
るようにイヤホン端子３１、インジケータ３２、液晶表
示パネル３３、選局つまみ３４、音量つまみ３６、Ｕ／
Ｖ切換スイッチ３６、電源スィッチ３７、電池ケース３
８等が配置されている。

また、筐体内部にｌ・のおのの回路を構成する印刷配線
基板（図示なし）および内蔵スピーカ３９や内蔵電池（
図示なし）を含み、これらによって液晶テレビジョン受
像機の回路を構成している。

なお、１ｏはイヤホンである。

第３図は本発明に関する液晶テレビジョン受像機の全体
のブロック図である。この中で同期制御回路８の詳細な
ブロック図を第４図の破線内に示しである。

第３図中、アンテナ１からテレビ信号はチューナ２でＶ
ＩＦ、ＳＩＦ信号に変換されＩＦ増幅回路３で増幅され
、映像検波回路４で検波される。

そして、映像用と音声用に分岐される。音声用信号は、
音声回路６、スピーカ６へ加えられる。７はＡＧＣ回路
である。検波されたビデオ信号は表示部の同期制御回路
（コントローラ）８に入力され、ＬＣＤパネル１１を駆
動するためのＸとＹドライバー１０．１２へのタイミン
グパルスを発生させるｏ９は映像増幅回路で、Ｙドライ
バー１゜へ映像信号を供給する。

第４図は同前受像機の要部の詳細なプロ、ツク図で、電
圧制御発振器１３は分周回路（ｒ）１４、位相比較器１
５、低周波フィルター１６、Ｉ’１ｌｉ１期分離回路１
７を用いて水平同期信号を基準信号としたＰＬＬシステ
ムを構成し、周波数を安定化させている。このＶＣＯ１
３がらの信号を直接（逓倍することなく）Ｙドライバー
のクロック信号として用いている。例えば、絵素数が２
６２の時のクロック周波数は５　Ｍ　Ｈｚである。

液晶パネル（ＬＣＤ）の駆動は、例えば第３図の如く、
絵素数２４０（縦）Ｘ２５２（横）の場合、クロック周
波数５　Ｍ　ＨｚをＶＣＯとしてバイポーラトランジス
ター回路又はＴＴＬ−ＩＣ等で発振させ、これを逓倍す
ることなく、パネルの片側のみに配置されたＹドライバ
ーに加えて駆動されている。

しかし、この方法ではクロック周波数が高く、消費電力
も多い事からクロック信号による高調波妨害も極めて多
くなシネ要輻射が大きいものであった。さらに、この筐
体は、液晶表示パネル３３を支持するとともに、液晶テ
レビジョン受像機の筐体機能は果しているが、筐体を構
成しているケース本体３０１やケースカバー３０２や電
池ケース３８の外表面がすべて平坦に形成されてきた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、筐体外表面が平坦
に形成された樹脂製であるために取シ扱い不注意によυ
、手が筐体に触れた場合すべりゃすぐ、使用中に誤って
落下する等のおそれがあった。さらに液晶表示機器をラ
ジオ受信機の近くに設置する使用の場合には雑音妨害を
発生するものであった。勿論、液晶テレビジョン受像機
に限らず液晶表示機器は不注意による落下防止構造が常
識であるが、液晶表示パネル３３はガラス基板で構成し
ているために落下等の不測の衝撃に対する配慮が十分と
はいえないという問題があった。

これは下記の理由による。

つまシ、液晶表示パネル３３は外表面がガラス基板で構
成されるとともに至近間隔のガラス基板間に液晶を注入
したもので高解像度の画像表示を行うためには両ガラス
基板間の均一性は極めて重要な条件となっているもので
、落下時の衝撃による表面のきすや基板の破損はゆるさ
れないものであった。

そこで、本発明は液晶表示機器の取り扱において誤って
落下さす等の不測の衝撃が加わっても、液晶表示パネル
等が破損するのを防いで、液晶表示機器の自由自在な設
置使用によっても不要輻射による他の機器への妨害を皆
無にするものである。

問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、
上記液晶表示パネルを支持する機器の筐体の周囲に、は
とんど針状γ−Ｆｅ２ｏ３や骨「＋Ｏｒ　０２等の強磁
性粉末を結合剤と共に混合する弾性部材を素材とする保
護部材を配置したり、機器のプロテクターに磁気テープ
を貼付又は磁性塗料を塗布するという構成を備えたもの
である。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、使用中に誤って手をすべらし機器を落下する
等の液晶表示機器に大きな衝撃力が生じても、上記保護
部材によりショックをやわらげるために直接液晶表示パ
ネル等には大きな衝撃力が加わらないようにするもので
ある。さらに上記保護部材に磁性粉末を混合したシ、磁
気テープを貼付したシ磁性塗料の塗布加工が施こされて
いるために機器内部からの不要信号をこの磁性材料が吸
収するようになる。

この結果液晶表示機器に強い衝撃が加わった場合でも従
来のように、その衝撃力により液晶表示パネルを破損し
たり筐体にきすが発生する等の不良発生は起らず、機器
のガラス板や回路部分等の保護をすることになる。さら
に他の無線機器の近くに設置する使用でも雑音の発生等
が無く円滑な使用が行えるようになるものである。

実施例 以下本発明の一実施例のプロテクター付液晶表示機器に
ついて図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明に係わるプロテクター付液晶表示機器が
携帯用液晶テレビジョン受像機の場合の外観斜視図、第
２図はそのプロテクタ一部の一部切欠した外観斜視図を
示すものである。

第１図及び第２図において、液晶テレビジョン受像機４
ｏの筐体は弾性部材を素材とする保護部材より構成する
プロテクター４１によって周囲の大部分をカバーしてい
る。４１はプロテクターであって、液晶テレビシロン受
像機４ｏのチャンネル等の表示部４２及び画像を表示す
る液晶表示パネル４３に対応する部分を開孔し、その他
の部分で前記機器の筐体をカバーする。前記プロテクタ
ー４２の側面及び裏面の外表面には成型によシ形成され
るすべり止めのローレット４４が備わり、その上部には
ハンドストラウプ用孔４６が設けられている。また４６
はハンドストラ・フプである。

４７は前記プロテクター４１の内部周縁に形成される溝
であって、液晶テレビジョン受像機４ｏの筐体は前記溝
４７に適合する寸法となっている。

この場合にプロテクター４１の素材が針状γ−Ｆ　ｅ　
２０３やＯｒ　０２等の強磁性粉末を結合剤と共に混合
するシリコンゴム等の弾性体であるので取り付は方式に
ついても図面に示す強嵌合方式が無理なく採用できる。

上述の例では裏面においてプロテクターは密閉していた
が、電池交換等の必要な機器の場合には底部の一部ある
いは略全面を開孔又は開閉式の開孔構造にしてもよい。

さらに機器内部からの不要輻射の防止対策としてプロテ
クター４１の素材に強磁性材料を混合する場合で説明し
ているが、第２図に示すようにポリエステルフィルム等
にγ−Ｆ０２０３等の磁性粉。

ビニルアルコールヲ含有する塩化ビニル酸ビニル共重合
体、ウレタン樹脂等のゴム系樹脂あるいはこれらの混合
物等のバインダー等からなる磁性塗料を塗布する磁気テ
ープ４８を前記プロテクター４１の壁面に貼付したり、
磁気テープ４８の製造工程で使用する前記磁性塗料４９
を直接プロテクター４１の内壁面に塗布する場合もある
。

このようなプロテクターは外周寸法さえ合致すれば形状
が異なる他の機器においても使用可能である。

この結果、液晶表示機器の筐体構造の設計に当っては筐
体のみで落下等の衝撃力を吸収する耐衝撃構造にする必
要はなく、筐体の軽薄短小化が実現できる液晶表示機器
を他の無線機器に妨害することなく使用できる状態で提
供するものである。

なお、本発明の重要構成材料である磁性粉末や磁性塗料
、磁気テープは近年極めて多く普及しているＶＴＲ用磁
気テープ製造工程で使用するものを転用するものである
。

従ってプロテクターへの使用によるコストの大幅なアッ
プは考えられない。

発明の効果 以上のように本発明は、強磁性粉末を結合剤と共に混合
する弾性部材を素材とする保護部材や磁気テープを貼付
したり磁性塗料を塗布する保護部材を機器の周囲に設け
ることによシ、弾、柱体の緩衝効果が全周全面に対して
有効であって、弾性体においてスベリ止め形成すること
も成型によって容易である。さらに機器内部からの不要
信号の輻射を効果的に抑えることにより、不要輻射防止
、電磁波障害規制法に合格することも容易な液晶表示機
器の提供を実現するものである。プロテクターが磁性体
となるために磁石式回転台との併用使用が極めて簡単な
構成で実現でき液晶表示機器の弱点である視角が狭い点
の改善も可能である。手に持った際及び卓上においても
性能がよく、落下の際の緩衝としての働きをなすことは
勿論であり、その実用的価値は極めて大なるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のプロテクター付液晶表示機
器が液晶テレビジラン受像機の場合の外観斜視図、第２
図は同前機器のプロテクタ一部の一部切欠した外観斜視
図、第３図は本発明に関する液晶テレビジボン受像機の
ブロック図、第４図はその要部の詳細なブロック図、第
６図Ａ、Ｂは従来の液晶表示機器が液晶テレビジボン受
像機の場合の外観斜視図である０ ４ｏ・・・−・・液晶テレビジラン受像機、４１・・・
・・・プロテクター、４２・・・・・・表示部、１１，
３３．３４・・・・・・液晶表示パネル、４４・・・・
・・ローレット、４７・・・・・・溝、４８・・・・・
・磁気テープ、４９・・・・・・磁性塗料。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第　３　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）γ−Ｆｅ＿２Ｏ＿３、ＣｒＯ＿２等の強磁性粉末
   を結合剤と共に混合する弾性部材を素材とす保護部材を
   周囲に配置したことを特徴とするプロテクター付液晶表
   示機器。
2. （２）ポリエステルフィルム等にγ−Ｆｅ＿２Ｏ＿３等
   の磁性粉、ビニルアルコールを含有する塩化ビニル一酸
   ビニル共重合体、ウレタン樹脂等のゴム系樹脂からなる
   磁性塗料を塗布する磁気テープをプロテクターに貼付し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のプロテ
   クター付液晶表示機器。