JPS6127250B2 - - Google Patents

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JPS6127250B2
JPS6127250B2 JP55005535A JP553580A JPS6127250B2 JP S6127250 B2 JPS6127250 B2 JP S6127250B2 JP 55005535 A JP55005535 A JP 55005535A JP 553580 A JP553580 A JP 553580A JP S6127250 B2 JPS6127250 B2 JP S6127250B2
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JP
Japan
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metal
lid
cutting
sheet
lid material
Prior art date
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JP55005535A
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Kazusane Hirota
Kazuhisa Ishibashi
Tadahiko Kuzura
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属缶の密封蓋接着固定方法、特に金
属缶の開口縁部に帯状原反から成るシート状蓋材
を所望の蓋形状にて高速度でかつ正確に接着固定
するための改良された固定方法に関するものであ
る。
従来、アルミ箔のような可撓性基質の上にホツ
トメルト接着剤の層を設けたシール蓋が吸湿性の
食品類を収容するための容器に適用され、内容物
にプルーフ性(開封されていないという保証)を
与えかつ内容物の気密性を保証するとともに、開
封が容易であるという利点を有する内蓋として広
く使用されている。
しかしながら、この従来のシール蓋は海苔等を
収容するための金属缶に対する内蓋等としては用
いることが困難であつた。すなわち、前述した開
口縁部を金属缶の開口縁部に密着固定するために
は、ホツトメルト接着剤をその軟化点あるいは融
点以上の温度に加熱することが必要であり、この
加熱時に良好な熱伝導性を有する金属缶はヒート
シール部に加えられた熱を容易に伝導させ、ヒー
トシール部以外への熱放散のためにヒートシール
部を局部的に有効に加熱することができないとい
う問題があつた。もちろん、ヒートシールを比較
的長時間継続して行うことにより、シール蓋の確
実な接着固定を得ることが可能であるが、この場
合には、金属缶あるいは缶に施された塗料あるい
は印刷インキ層の焦げ及び変色等が生じ、また接
着剤層の過熱による接着劣化が生じるという問題
があつた。
従来のヒートシールは電気的に加熱されている
ヒートバーをシール蓋に押圧して熱伝導により接
着剤層を加熱する方式から成るが、この従来方式
では前述した種々の欠点が生じ、金属缶の開口縁
部を確実にシールすることが困難であつた。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、高周波誘導加熱を用いて金属缶に密封蓋を
固定するために改良された固定方法を提供するも
のであり、高周波誘導加熱によつてヒートシール
部のみを局部的に確実に加熱し、高速度の密封蓋
固定作用を可能としたものである。
更に、本発明は金属缶の密封蓋として帯状原反
から成るシート状蓋材を連続的に金属缶に固定す
るがための改良された固定方法を提供することを
目的とし、従来複数の異なる位置にて行われてい
たヒートシール工程及び蓋切断工程を著しく簡略
に行うことのできる固定方法を得ることができ
る。
上記目的を達成するために、本発明は、帯状原
反から成りヒートシール可能な樹脂接着層を有す
るシート状蓋材を金属缶の開口縁部に接着固定す
る金属缶の密封蓋固定方法において、シート状蓋
材を金属缶の開口縁部に押圧して高周波誘導加熱
にて樹脂接着層の接着を行うヒートシール工程
と、帯状原反から成るシート状蓋材を所望の蓋形
状に切断する切断工程と、を含み、前記ヒートシ
ール工程と切断工程とが金属缶の同軸位置にて行
われ、また、前記ヒートシール工程においては、
シート状蓋材を切断するための薄刃状の一方の切
刃がヒートシール部から回避し切刃自体の高周波
誘導加熱作用を防いでいることを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、ヒートシール工程
と切断工程とを金属缶の同軸位置にて行うことに
より従来の異なる位置にて別個に両工程を行つて
いた固定方法と異なり、移送装置及び位置決め装
置が著しく簡略化され、また、本発明における高
周波誘導加熱によるヒートシールとともに高速か
つ確実な固定方法を提供することができる。
本発明において、ヒートシール工程と切断工程
とは金属缶を同一位置に固定した状態で行うこと
もでき、またヒートシール工程と切断工程との順
序は任意に選択されかつ同時に行うことも可能で
ある。
以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説
明する。
第1図には本発明の適用された密封蓋接着固定
装置の要部が示され、リフタ10に載せられた金
属缶12に帯状原反から成るシート状蓋材14が
所望の蓋形状で切断及び接着固定され、本発明に
おいて特徴的なことは、蓋材14の切断及びヒー
トシールが金属缶12の同軸位置にて行われるこ
とにある。そして、このために、本発明に係る接
着固定装置はリフタ10の中心軸に沿つて設けら
れた高周波誘導加熱部及びダイ及びパンチから成
る切断装置を含む。
リフタ10の軸16下方には図示していないエ
アシリンダ等が設けられ、リフタ10を矢印AB
方向に移動して金属缶12の所望の軸方向位置決
めを行うことができる。金属缶12は、実施例に
おいて、カール状の開口縁部12aを有し、該開
口縁部12aに密封蓋が接着固定される。金属缶
12は表面処理鋼板やアルミニウム等の軽金属板
から形成することができ、前記表面処理はクロム
メツキ、スズメツキ等の電解メツキ、無電解メツ
キ、亜鉛メツキ、溶融スズメツキ等の溶融メツ
キ、クロム酸及び/またはリン酸中での化成処理
及び電解処理溶射、真空蒸着、スパツタリングラ
イニング、塗装等を含み、金属の腐蝕防止、美観
保持あるいは表面硬化等の作用を行う。また、本
発明に好適な表面処理鋼板としては、ブリキ、電
解クロム酸処理鋼板(テインフリースチール)、
樹脂フイルム(例えば熱可塑性ポリエステル)ラ
ミネート鋼板等が好適である。更に、この金属缶
12は溶接、ハンダ付け、接着剤等による接合で
形成された側面継ぎ目缶あるいは絞り加工、シゴ
キ加工、インパクト加工等により形成された無継
ぎ目缶から形成することも可能である。
前記リフタ10の上方にはブラケツト18に固
定された加熱体20が設けられ、本発明における
加熱体20はその内部に高周波誘導加熱コイルが
内蔵され、加熱体20に被加熱物を押圧した状態
でコイルに高周波電流を供給することにより、被
加熱物を局部的に迅速に加熱することができる。
ブラケツト18は図示していない装置基体に固定
されており、この結果、加熱体20の位置も固定
されていることが理解される。
金属缶12の開口縁部12aと加熱体20との
間には帯状原反から成るシート状蓋材14がガイ
ドロール22,24により張架されており、順次
金属缶12に接着固定されながら矢印方向に蓋材
14が送り出される。シート状蓋材14はヒート
シール可能な樹脂接着層を有する単体あるいは積
層体の可撓性シートから成り、ガスバリヤー性基
体とヒートシール可能な樹脂層との積層体から形
成することが好適である。蓋体14のガスバリヤ
ー性基体としては、アルミ箔、鋼箔等の金属箔が
好適であるが、他にエチレンビニルアルコール共
重合体、二軸延伸ポリエステルフイルム、ポリ塩
化ビニリデンフイルム、ポリ塩化ビニリデン被覆
ポリビニルアルコールフイルム等が単独であるい
は金属箔との組合わわせで使用される。また、ヒ
ートシール可能な樹脂接着層としては、それ自体
公知のホツトメルト接着剤が用いられ、このよう
な接着剤としては、例えば、低密度ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のオレフイン
系樹脂にワツクス類と粘着性賦与剤とを配合した
ワツクス系の接着剤や、非ワツクス系のホツトメ
ルト接着剤が使用される。後者のホツトメルト接
着剤としては、例えば酢酸ビニル含有量3〜30重
量%のエチレン酢酸ビニル共重合体70〜95重量%
及びビニル芳香族炭化水素系重合体あるいはテル
ペン系重合体5〜30重量%のブレンド物を挙げる
ことができる。前記接着剤は容易に開封できる密
封蓋に好適であるが、剥離による開封の代りにせ
ん断等による開封を行う場合には、前記ホツトメ
ルト接着剤として、マレイン酸変性ポリプロピレ
ン等の酸変性オレフイン樹脂、ナイロン12のご
とき各種線状ポリアミド類、ポリブチレンテレフ
タレート/イソフタレートのごとき線状熱可塑性
ポリエステル類等を用いることができる。
以上のようにして、シート状蓋材14はガイド
ロール22,24により加熱体20の近傍に導か
れ、リフタ10に載せられた金属缶12の開口縁
部12aがシート状蓋材14を介して加熱体20
へ押圧される。
前記シート状蓋材14を所望の蓋形状に切断す
るために、加熱体20と同軸に蓋材14の下方に
一方の切刃を形成するダイカツタ26がそして上
側に他方の切刃を形成するパンチカツタ28が設
けられている。ダイカツタ26はフレーム30に
固定されたロアーダイプレート32にねじ固定さ
れ、その上面は加熱体20と僅かに離れた位置に
位置決めされ、ダイカツト26の上面と加熱体2
0との間隙にシート状蓋材14が導かれている。
実施例において、ダイカツト26の切刃近傍には
冷却水を導くための冷却孔26aが設けられ、高
周波誘導加熱時におけるダイカツト26の温度上
昇が防止されている。
一方、パンチカツタ28はアツパダイプレート
34に固定されており、アツパダイプレート34
はロアーダイプレート32に固定されたガイドポ
スト36に摺動自在に支持されており、アツパダ
イプレート34の上昇によりパンチカツタ28を
上方に退避させ、またその下降によりダイカツタ
26との協働にてシート状蓋材14を所望の蓋形
状に切断することができる。前記アツパダイプレ
ート34の移動を行うために、アツパダイプレー
ト34にはサポータ38を介して昇降ロツド40
が固定されており、図示していない昇降装置によ
つてアツパダイプレート34すなわちパンチカツ
タ28の昇降移動を行うことができる。
実施例において、金属缶12は円形の缶断面形
状を有し、このために、前記加熱体20、ダイカ
ツタ26及びパンチカツタ28はそれぞれ円柱及
び円筒形状から形成されている。
第1図から明らかなように、実施例における接
着固定装置は、加熱体20の下方近傍にダイカツ
タ26が設けられ、また加熱体20の外周近傍に
パンチカツタ28が加熱体20に沿つて移動する
ように設けられているので、後述するヒートシー
ル工程及び切断工程を金属缶12の同軸位置にて
行うことができ、また装置を極めてコンパクトに
形成することが可能となる。以下に第1図の装置
を用いた密封蓋接着固定作用を説明する。
リフタ10には図示していない移送装置から送
られる金属缶12が順次手動あるいは自動的に載
せられ、次に、第2図で示されるように、リフタ
10は矢印A方向に上昇して金属缶12の開口縁
部12aがシート状蓋材14を介して加熱体20
の表面に押圧される。
第2図はヒートシール工程を示し、前述したよ
うに、シート状蓋材14を介して開口縁部12a
が加熱体20に押圧された状態で、加熱体20の
高周波誘導加熱コイルには高周波電流が供給さ
れ、開口縁部12aに沿つてシート状蓋材14と
金属缶12とが局部的に加熱され、接着剤層の溶
融によりシート状蓋材14と開口縁部12aとが
確実に接着固定される。この時、一方の切刃であ
るパンチカツタ28はヒートシール部から上方に
退避しており、この結果、パンチカツタ28内に
高周波誘導加熱が生じることなく、特に刃先幅の
薄いパンチカツタ28に熱変形等が生じることは
ない。
本発明においては、シート状蓋材14の加熱が
高周波誘導加熱により行われるので、極めて短時
間に接着剤層の溶融接着を行うことができ、また
金属缶12への熱伝導を著しく少なくすることが
でき、高速度で確実な接着固定を行うことが可能
となる。
前述したヒートシール工程が完了した後、パン
チカツタ28はアツパダイプレート34とともに
第3図で示されるように下降し、ダイカツタ26
と協働してシート状蓋材14を所望の蓋形状に切
断する。この切断工程においては、高周波誘導加
熱コイルへの電流供給は断たれているので、パン
チカツタ28に誘導加熱が生じることはない。第
3図から明らかなように、蓋材14の切断工程は
第2図のヒートシール工程と同一の金属缶12位
置にて行われ、両工程中、金属缶12を移動させ
る必要はなく、本発明においては、金属缶12の
支持装置及び移送装置を簡略にできる利点を有す
る。更に、第3図から明らかなように、切断工程
中、蓋材14は開口縁部12aと加熱体20とに
より挾持固定されており、切断工程中に蓋材14
に引張力等が加わり接着部の剥離等が生じること
はない。
切断工程が完了すると、パンチカツタ28は上
方に退避し、同時にリフタ10が下降して密封蓋
の接着固定された金属缶12が手動あるいは自動
により排出され、シート状蓋材14は所定ピツチ
送られ、次の接着固定に備える。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、シート状蓋材のヒートシールが高周波誘導加
熱により短時間かつ局部的に行われ、高速確実な
接着作用が得られるとともに、ヒートシールと蓋
の切断とを金属缶12の同一位置少なくとも同軸
位置において行うことができるので、装置を簡略
化しまた処理時間を短縮することが可能となる。
第4図には本発明に好適な密封蓋接着固定装置
の第2実施例が示され、第1実施例と同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。
第2実施例において特徴的なことは、切断装置
の両切刃が移動自在なことであり、ダイカツタ2
6を固定したロアーダイプレート32もガイドポ
スト36に沿つて上下方向に移動することができ
る。第4図において、ガイドポスト36はベース
プレート42に固定されており、ロアーダイプレ
ート32はカム機構によつて移動制御されてい
る。すなわち、ベースプレート42に固定された
受板44,46にはカム軸48,50が軸支さ
れ、カム軸48,50の先端に設けられたカム5
2,54によつてロアーダイプレート32すなわ
ちダイカツタ26の上下移動が制御されている。
カム軸48,50の他端には歯車56,58が固
定され、図示していない駆動装置によつてダイカ
ツタ26の上下移動が制御されている。
第4図の第2実施例によれば、金属缶12がシ
ート状蓋材14を介して加熱体20に押圧されヒ
ートシールが行われる状態では、ダイカツタ26
が下降してヒートシール部から離れており、この
結果、ダイカツタ26に高周波誘導加熱が生じる
ことを防止し、カツタ26の熱変形を防ぐことが
できるとともに、ダイカツタ26と加熱体20と
の間隙を拡げることによつてシート状蓋材14の
セツテイングを容易にできるという利点がある。
そして、ダイカツタ26に高周波誘導加熱が生じ
ないことから、第1実施例と異なり、ダイカツタ
26内に冷却孔を設ける必要がなく、構造が簡素
化されるという利点を有する。
前述した各実施例においては、ヒートシール工
程が行われた後に切断工程が行われるが、本発明
においては、金属缶12によつてシート状蓋材1
4を加熱体20に押圧位置決めした状態でダイカ
ツタ26とパンチカツタ28により蓋材14を所
望の蓋形状に切断し、この切断工程完了後に加熱
体20の高周波誘導加熱コイルに電流を供給して
ヒートシールを行うことも可能であり、また必要
に応じて両工程を同時に行うことも可能である。
第5図には本発明に好適な接着固定装置の第3
実施例が示され、第1図の実施例と同一部材には
同一符号を付して説明を省略する。
第3実施例においては、ヒートシール工程と切
断工程とが金属缶12の異なる軸方向位置にて行
われることを特徴とし、切断装置の各切刃を加熱
体から離れた位置に設置することが可能となる。
第5図の実線位置において、金属缶12はシー
ト状蓋材14を加熱体20に押圧して所定の高周
波誘導加熱によるヒートシール工程が行われる。
そして、ヒートシール工程完了後、リフタ10は
鎖線で示される位置まで下降し、金属缶12をそ
の開口縁部12aがダイカツタ26とほぼ同一面
となる位置まで金属缶12の軸方向に移動させ、
この状態で、パンチカツタ28を下降させて所望
の切断工程を行うことができる。従つて、この実
施例によれば、ダイカツタ26を加熱体20から
離れた位置に設けることができ、ダイカツタ26
の熱変形を防止し、またシート状蓋材14の装着
を極めて容易に行うことが可能となる。また、第
3実施例においても、第2実施例と同様に、ダイ
カツタ26に冷却孔を設ける必要がなく、構造を
簡単にすることが可能である。
前述したリフタ10の切断位置への移動量を位
置決め制御するために、第5図の実施例において
は、リフタ10の近傍にエアシリンダ60,62
が設けられ、その突出子64,66を鎖線で示さ
れるようにリフタ10に向つて突出し、リフタ1
0の下降位置を正確に位置決めすることができ
る。
尚、前述した各実施例においては、単一の高周
波誘導加熱部及び切断装置が各一個づつ設けられ
ており金属缶が一個づつ処理されているが、本発
明において、複数の加熱部及び切断装置を並設す
ることにより、複数の金属缶を同時に処理して接
着固定効率を改善することが可能とする。
第6,7図には本発明に好適な接着固定装置の
第4実施例が示され、前記各実施例と同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。
第4実施例において特徴的なことは、金属缶1
2の開口縁部12aをヒートシール工程及び切断
工程の前に予備加熱することであり、このため
に、リフタ10に載せられた金属缶12が上昇す
る途中には予備加熱コイル68が設けられてい
る。予備加熱コイル68はリング形状のフエライ
ト枠70により支持されており、金属缶12の開
口縁部12aが予備加熱コイル68に対向した位
置でリフタ10がいつたん停止制御され、この状
態で、コイル68に高周波電流が供給される。従
つて、開口縁部12aは予備加熱コイル68によ
つて高周波誘導加熱されることとなり、後続する
ヒートシール工程における接着加熱を迅速確実に
行うことが可能となる。この予備加熱において
は、金属缶12のみを単体で高周波誘導加熱する
ので、短時間に所望の加熱状態が得られるという
利点を有する。すなわち、シート状蓋材14は金
属缶12と比較してその厚さが著しく薄く、短時
間に大きな熱エネルギを供給する急速加熱を行う
とシート面に焼けあるいは熱変形が生じてしま
い、このような事態を避けるために、通常のヒー
トシール工程では時間を掛けた低温加熱が行われ
ていた。
しかしながら、前述した第4実施例によれば、
金属缶12の開口縁部12aがシート状蓋材14
とは別個に単体で予備加熱されるので、この予備
加熱は短時間に大きな熱エネルギを供給する急速
加熱とすることができ、開口縁部12aの温度を
接着固定に適する温度まで迅速に上昇させ、後続
するヒートシール工程の所要時間を著しく短縮す
ることが可能となる。
以上のように、第4実施例によれば、予備加熱
を行うことによつて全体の処理時間を短縮するこ
とができる。
以上説明したように、本発明によれば、密封蓋
の接着固定を行うためにヒートシール工程と切断
工程とを金属缶の同軸位置にて行うことができ、
装置の構造及び移送工数を削減し処理時間の短縮
及び高速化を図ることが可能となり、特に大量の
金属缶密封蓋接着固定方法として極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に好適な密封蓋接着固定装置の
第1実施例を示す要部正面図、第2,3図は第1
図の作用を説明するための要部拡大断面図、第4
図は本発明に好適な接着固定装置の第2実施例を
示す要部正面図、第5図は本発明に好適な接着固
定装置の第3実施例を示す要部正面図、第6図は
本発明に好適な接着固定装置の第4実施例を示す
要部正面図、第7図は第6図の―線に沿つた
平面図である。 12…金属缶、12a…開口縁部、14…シー
ト状蓋材、20…加熱体、26…ダイカツタ、2
8…パンチカツタ、68…予備加熱コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯状原反から成りヒートシール可能な樹脂接
    着層を有するシート状蓋材を金属缶の開口縁部に
    接着固定する金属缶の密封蓋固定方法において、
    シート状蓋材を金属缶の開口縁部に押圧しかつシ
    ート状蓋材を切断するための少なくとも一方の薄
    刃状の切刃がヒートシール部から退避した状態で
    高周波誘導加熱にて樹脂接着層の接着を行うヒー
    トシール工程と、帯状原反からなるシート状蓋材
    を前記切刃の移動により所望の蓋形状に切断する
    切断工程と、を含み、前記ヒートシール工程と切
    断工程とが金属缶の同軸位置にて行われることを
    特徴とする金属缶の密封蓋接着固定方法。 2 特許請求の範囲1記載の方法において、ヒー
    トシール工程と切断固定とは金属缶が同一位置に
    固定された状態で行われることを特徴とする金属
    缶の密封蓋接着工程方法。 3 特許請求の範囲1,2のいずれかに記載の方
    法において、金属缶はヒートシール工程及び切断
    工程の前に単体でその開口縁部が高周波誘導加熱
    により予備加熱されることを特徴とする金属缶の
    密封蓋接着固定方法。
JP553580A 1980-01-21 1980-01-21 Method of bonding and fixing for sealing cap of metal can Granted JPS56102327A (en)

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