JPS6126434Y2 - - Google Patents

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JPS6126434Y2
JPS6126434Y2 JP19358481U JP19358481U JPS6126434Y2 JP S6126434 Y2 JPS6126434 Y2 JP S6126434Y2 JP 19358481 U JP19358481 U JP 19358481U JP 19358481 U JP19358481 U JP 19358481U JP S6126434 Y2 JPS6126434 Y2 JP S6126434Y2
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JP
Japan
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cylinder
hydraulic
weight
oil
casing
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JP19358481U
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JPS5899332U (ja
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧シリンダにより重錘を上昇・落下
させて杭を打込む油圧ドロツプハンマに関するも
のである。
近年騒音・振動および大気汚染等の少い防音構
造の油圧ドロツプハンマが実用化され始めてい
る。
これの一般的なものを第1図で説明すると、杭
打機本体に立設した櫓に配設したハンマガイド1
に油圧ドロツプハンマを上下摺動自在に設けてい
る。油圧ドロツプハンマは防音構造のケーシング
2内にシリンダ3がその上端部をピン4で支持さ
れて吊持され、ピストンロツド5の下端には重錘
6を備えている。
そして油圧ポンプ7からの圧油を切換弁8を介
してシリンダ3のロツド側に供給して重錘6を上
昇させ、杭の打撃時は切換弁8を切換えて重錘6
を自由落下させている。
この重錘6の自由落下時にはシリンダ3のヘツ
ド側へ大量の油を急速に供給する必要があり、こ
のため油タンク9を図の如くシリンダ3の上方に
別に設けたり、加圧タンクを用いるとともにバル
ブ10と配管11をシリンダ3に付設してシリン
ダ3のロツド側の油をシリンダ3のヘツド側へ移
動させる手段が採られている。
しかしながら大口径の配管11をシリンダ3に
付設することは構造上スペースに限界があり、こ
のためシリンダ3のヘツド側が負圧になり易く切
換弁8の切換時間の遅れや圧力損失等から重錘6
の落下速度が減じられ打撃力の減少を期たすのみ
ならず、油圧ドロツプハンマ全体のバランスが悪
く重錘6がケーシング2内を平行(杭に対して垂
直に)に落下せず杭に打撃する際垂直力のみでな
いため杭が斜めに打込まれたりする欠点がある。
またシリンダ3はケーシング2にピン4で取付け
られているので、一方向にしか自由度がなくシリ
ンダ3に曲げがかかり早期損傷の原因となつてい
るばかりでなく、重錘6がケーシング2と常に摺
動するので摩察によるエネルギ損失を期たしてい
る。12は滑車13を介してケーシング2を吊持
するワイヤロープ、14は案内金具、15はパイ
ロツトチエツク弁、16は油タンクである。
本考案は上記の点に鑑み考案されたもので、油
圧回路および構成上からくるエネルギ損失を極力
少くしコンパクトでバランスの良い経済的な油圧
ドロツプハンマを得ることを目的としており、油
圧シリンダを両ロツド型とし、シリンダ筒に外嵌
する外筒を設けてシリンダ筒と外筒の間に油の流
路を形成し、該流路中に連通・遮断のためのバル
ブを外筒と一体に設け、かつこれをケーシングに
球面軸受を介して支持したことを特徴とするもの
である。
以下本考案の一実施例を第2図乃至第4図に基
づいて説明する。
第2図は本考案に係る油圧ドロツプハンマの全
体を示すもので、第3図は第2図のシリンダの詳
細を示す断面図、第4図はシリンダに連結される
油圧系統図である。
シリンダ20はシリンダピストン21の上方に
シリンダロツド22を、下方にシリンダロツド2
3を有する両ロツド型で、シリンダピストン21
はシリンダ筒24とシリンダヘツドカバー25と
シリンダロツドカバー26で構成される円筒内を
摺動する。そしてシリンダ筒24に外嵌する外筒
27がシリンダヘツドカバー25およびシリンダ
ロツドカバー26に固定され、上記シリンダ筒2
4と外筒27とで流路28,29を形成し、この
外筒27中間部にマニホールド30が固設されて
いる。
シリンダ20のシリンダ筒24の上端部および
下端部にそれぞれポート31,32が設けられ、
油は上部シリンダ室33および下部シリンダ室3
4とは流路28,29によつてマニホールド30
と連通している。
シリンダ20はマニホールド30下部を球面軸
受35を介して密閉構造のケーシング36に内装
固定されている。37は球面軸受35をシリンダ
20に固定するためのナツトである。
シリンダロツド23の下端には重錘38が吊持
され、シリンダ20の作動によりケーシング36
内を昇降する。ケーシング36はこれに備えた案
内金具14によつて杭打機櫓のハンマガイド1に
上下摺動自在に設けられ、滑車13を介してワイ
ヤロープ12により杭打機に吊持されている。ケ
ーシング36の下端には杭を把持する把持装置3
9が設けられている。
なお40,41,42,43は重錘38が杭を
打撃したときの騒音の減少とシリンダ20への急
激な反力を吸収するための緩衝部材である。
マニホールド30には3個のパイロツトチエツ
ク弁44,45,46がコンパクトに組込まれて
おり、油圧ドロツプハンマの垂直方向のバランス
を配慮して、マニホールド30の重心がほぼシリ
ンダロツドの中心線に合う形状となつている。
そして杭打機の本体側にはシリンダ20を作動
させるための油圧回路を構成する油圧ポンプ4
7,油タンク48、リリーフバルブ49のほかに
マニホールド30内の3個のパイロツトチエツク
弁44,45,46にパイロツト圧を送るソレノ
イド弁50および重錘38が落下する際シリンダ
20のシリンダ室33へ油を補給するためのアキ
ユームレータ51が設けられている。
したがつて、重錘38の昇降はソレノイド弁5
0の切換作動(励磁または消磁)によつて行わ
れ、この指令はタイマまたはシリンダロツド22
の位置の検出等によつて行われる。まず重錘38
を上昇させる場合はソレノイド50aが励磁さ
れ、ソレノイド弁50が第4図に示す状態にあ
り、ソレノイドバルブ50からの圧油は配管52
を経てマニホールド30内のパイロツトチエツク
弁46を開放させるとともに流路53,54内の
圧力を油タンク48の圧(大気圧)とするので、
油圧ポンプ47からの圧油は配管55を経てマニ
ホールド30内に流入し、流路29を経て下部シ
リンダ室34に流入し重錘38を上昇させる。
また配管55より分岐した圧油はチエツクバル
ブ56を経てアキユームレータ51へも補給され
る。
重錘38の上昇にともない上部シリンダ室33
の油は流路28,57を通りパイロツトチエツク
弁46を経て油タンク48へ流出する。この場合
ピストン21の上部にもシリンダロツド22が設
けられていることから油量が少く速やかに油タン
ク48へ排出されエネルギ損失は少ない。
次に上昇した重錘38を落下させる場合を説明
すると、ソレノイド50bの励磁(ソレノイド5
0aは消磁する)により、ソレノイド弁50が切
換わりパイロツトチエツク弁44,45が開放さ
れパイロツトチエツク弁46は閉じるので、油圧
ポンプ47からの圧油はパイロツトチエツク弁4
4を経て上部シリンダ室33へ流入する。さらに
アキユームレータ51内の圧油もパイロツトチエ
ツク弁45を経てシリンダ室33へ流入してピス
トン21は落下を開始し、その落下に伴い下部シ
リンダ室34の油は流路29を経てパイロツトチ
エツク弁44を経由して流路28から上部シリン
ダ室33に流れて落下に伴う油の排出を容易に
し、これにより上部シリンダ室33は負圧になる
ことなく、したがつてエネルギ損失もなく、また
シリンダ20はケーシング36に球面軸受35を
介して支持されているので自由であり重錘38は
垂直に落下する。
本考案の油圧ドロツプハンマは上記の如く、重
錘昇降のシリンダを両ロツド型とするとともにシ
リンダ室の外周にシリンダ室へ油を供給・排出す
る流路を形成し上部シリンダ室へ下部シリンダ室
の油を送る切換えバルブをマニホールドに組込ん
でシリンダにバランス良く配設し、かつこれを防
音構造のケーシング内に球面軸受を介して支持し
たので、従来に比べシリンダヘツド側への油の給
排量が少くてすみ、エネルギ損失が少くまた重錘
が杭に垂直に落下するので杭が斜めに打込まれる
こともなく、さらにシリンダに曲げ応力がかかる
こともないので耐久性のよく経済的である等実用
上の効果多大である。
なお上記実施例では上部シリンダ室と下部シリ
ンダ室を連通させるバルブをパイロツトチエツク
弁を組合せたもので説明したが本考案はこれに限
るものではなく例えばロジツク弁を組合せたり、
通常の切換弁を複数用いて外筒にバランス良く付
設することは当然可能でありこれらは本考案の技
術思想を逸脱するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドロツプハンマと油圧回路を示
す図、第2図乃至第4図は本考案の一実施例を示
すもので、第2図は油圧ドロツプハンマの断面
図、第3図は第2図のワイヤロープの詳細を示す
断面図、第4図は油圧回路系統図である。 20はシリンダ、21はシリンダピストン、2
2,23はシリンダロツド、24はシリンダ筒、
25はシリンダヘツドカバー、26はシリンダロ
ツドカバー、27は外筒、28,29は流路、3
0はマニホールド、31,32はポート、33は
上部シリンダ室、34は下部シリンダ室、35は
球面軸受、36はケーシング、37はナツト、3
8は重錘、39は把持装置、40,41,42,
43は緩衝部材、44,45,46はパイロツト
チエツク弁、47は油圧ポンプ、48は油タン
ク、49はリリーフバルブ、50はソレノイド
弁、51はアキユームレータ、52,55は配
管、53,54,57は流路、56はチエツクバ
ルブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防音構造のケーシング内で重錘を油圧シリンダ
    によつて上昇・落下せしめて杭を打撃する油圧ド
    ロツプハンマにおいて、両ロツド型の油圧シリン
    ダのシリンダ筒に外嵌する外筒を設け、該シリン
    ダ筒と該外筒との間を上部シリンダ室と下部シリ
    ンダ室とにそれぞれ連通した流路を形成するとと
    もに、該両流路を連通・遮断する制御回路を内蔵
    したマニホールドに連結して一体成形し、かつ該
    マニホールドを球面軸受を介してケーシングに支
    持してなる油圧ドロツプハンマ。
JP19358481U 1981-12-26 1981-12-26 油圧ドロツプハンマ Granted JPS5899332U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19358481U JPS5899332U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 油圧ドロツプハンマ

Applications Claiming Priority (1)

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JP19358481U JPS5899332U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 油圧ドロツプハンマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5899332U JPS5899332U (ja) 1983-07-06
JPS6126434Y2 true JPS6126434Y2 (ja) 1986-08-08

Family

ID=30106934

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JP19358481U Granted JPS5899332U (ja) 1981-12-26 1981-12-26 油圧ドロツプハンマ

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JPS5899332U (ja) 1983-07-06

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