JPS61263089A

JPS61263089A - 高周波加熱装置

Info

Publication number: JPS61263089A
Application number: JP10443485A
Authority: JP
Inventors: 孝道朱雀
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-05-16
Filing date: 1985-05-16
Publication date: 1986-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は装置本体の前面に配設された開閉扉の下側に
操作部が配設された縦形の高周波加熱装置の改良に関す
る。

〔発明の技術的背景とその開題点〕

一般に、例えば電子レンジ等の高周波加熱装置として装
置本体の前面に配設された開閉扉の下方に操作部を配設
した縦形の構成のものでは装置本体の内部に配設された
加熱室の下方、すなわち加熱室の底板と装置本体の底板
との闇の空間に機械室が形成され、この機械！内にマグ
ネトロン（高周波発振器）、高圧トランスおよび冷却フ
ァン等の各電気部品が装着されている。そして、マグネ
トロンの動作時には冷却ファンが駆動され、この冷却フ
ァンの駆動にともない装置本体の外部から機械室内に外
気が吸入されるとともに、この外気が機械室内のマグネ
トロンおよび高圧トランス等の電気部品に吹付けられ、
この冷却風によって電気部品が冷却されるようになって
いる。

ところで、冷却ファンのファン径は機械室の高さに応じ
て制限されるので、ファン径が大きい大形の冷却ファン
を使用することができず、冷却効果の向上を図るうえで
問題があった。また、マグネトロンの動作時にはマグネ
トロンは高温度に発熱するので、この高温状態の７グネ
トロンを冷却した冷却風は高温度に加熱される。そのた
め、マグネトロンを冷却した高温状態の冷Ｗｆｆｉが高
圧トランス側に流れた場合には高圧トランスの冷却効果
が楊端に悪くなるので、高圧トランスの耐久性が損われ
るおそれがあった。

（発明の目的〕この発明は機械室内の高周波発振器および高圧トランス
の冷却効果の向上を図ることができ、高周波発振器およ
び高圧トランスの耐久性の向上を図ることができる高周
波加熱装置を提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

この発明は加熱室の下方に配設された機械室内における
冷却風の流通方向に対し高周波発振器の冷却風出口側を
冷却風入口側よりも上側に傾け、高周波発振器を冷却し
た冷却風を上方向に向けてガイドする状態で高周波発振
器を設置するとともに、高圧トランスの取付は脚部を機
械室の取付は面に対して傾斜させて高圧トランスの取付
は脚部と機械室の取付は面との間に隙間を形成させ、機
械室の取付は面における高圧トランスの取付は脚部と機
械室の取付は面との間の隙間と対応する部位に冷却風の
通風口を設けたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は例えばオープンレンジ等の高周波加熱装置の外
観を示すもので、１は装置本体である。この装置本体１
の前面には開閉扉２が配設されているとともに、この開
閉扉２の下方に操作パネル３が配設されている。

また、装置本体１の内部には第２図に示すように加熱室
４が配設されている。この加熱室４の内部には上部に上
ヒータ５．下部に下ヒータ６がそれぞれ配設されている
。さらに、この加熱室４の下方、すなわち加熱室４の底
板４ａと装置本体１の底板１ａとの間の空間には機械室
７が形成されている。この機械室７の内部には第３図お
よび第４図に示すようにマグネトロン（高周波発振器）
８、高圧トランス９．高圧コンデンサ１０および一対の
冷却ファン１１．１２等の各電気部品が装着されている
。この場合、マグネト０ン８は機械室７の前侵方向略中
央部位で、かつ第３図および第４図中で機械室７の左側
部近傍部位に配設されている。また、高圧トランス９は
第３図および第４図中で機械室７の右側部近傍部位に配
設されている。さらに、高圧トランス９の後方には冷却
ファン１１．マグネトロン８の後方には冷却ファン１２
がそれぞれ対向配置されている。また、冷却ファン１１
はファン取付は板１３に取付けられたファンモータ１４
によって駆動されるようになっているとともに、冷却フ
ァン１２はファンモータ１４の駆動力がベルト１５を介
して伝達されて駆動されるようになっている。さらに、
装置本体１の底板１ａにおける冷却ファン１１’、　１
２の下方に位置する部分にはパンチング孔１６・・・が
形成されているとともに、装置本体１の底板１ａおよび
後板１ｂにおける冷却ファン１１．１２の後方に位置す
る部分には機械室７の内側に斜め上方に、かつ前方に向
けて切り起こされたルーパー１７・・・が形成されてい
る。また、装置本体１の底板１ａにおけるマグネトロン
８．高圧トランス９の前方に位置する部分には機械室７
の内側に斜め上方に、かつ後方に向けて切り起こされた
第１．第２のルーパー１８ａ・・・、１８ｂ・・・がそ
れぞれ形成されている。そして、冷却ファン１１．１２
の駆動にともないパンチング孔１６・・・およびルーパ
ー１７・・・を介して装置本体１の外部の外気が機械室
７の内部に吸入され、この外気が冷却ファン１１．１２
によってマグネトロン８および高圧トランス９にそれぞ
れ吹付けられるようになっており、マグネトロン８を冷
却した冷却風は主にマグネトロン８の前方の第１のルー
パー（第１の排気口）１８ａ・・・から外部に排出され
るとともに、高圧トランス９を冷却した冷却風は主に高
圧トランス９の前方の第２のルーパー（第２の排気口）
１８ｂ・・・から外部に排出されるようになっている。

この場合、マグネトロン８は第３図に示すように機械室
７内における冷却風の流通方向に対し高圧トランス９の
取付は位置よりも前方位置または高圧トランス９の取付
は位置と略同−線上位置に設置されている。

さらに、マグネトロン８の前方の第１のルーパー１８８
・・・の数は高圧トランス８の前方の第２のルーパー１
８ｂ・・・の数よりも少なくなるように形成されており
、第１のルーパー１８８・・・の総開口面積が第２のル
ーパー１８ｂ・・・のｔｍ開口面積よりも小さくなるよ
うに設定されている。

一方、マグネトロン８は第３図および第４図に示すよう
に加熱室４の左側板４ｂに取付けられた導波管１９の下
端部に取付けられている。そして、マグネトロン８から
出力された高周波は導波管１９を介して導かれ加熱室４
の左側板４ｂに形成された高周波導入用の励振口から加
熱室４内に導入されるようになっている。さらに、加熱
室４の左側板４ｂには導波管１９よりも前側位置にパン
チング孔２０・・・が形成されている。そして、マグネ
トロン８を冷却した冷却風の一部は加熱室４の左側板４
ｂに沿って上方向に流れ、パンチング孔２０・・・を介
して加熱室４の内部に導入されて加熱室４内の換気用に
使用されるようになっている。

この場合、マグネトロン８は第５図に示すように機械室
７内における冷却風の流通方向に対しこのマグネトロン
８の冷ｆｆｌ風出口側を冷却風入口側よりも上側に傾け
た状態で導波管１９に設置されており、マグネトロン８
を冷却した冷却風を上方向に向けてガイドするようにな
っている。

また、高圧トランス９は第２図に示すようにその下端部
の取付は脚部９ａの後端部側が機械室７（装置本体１）
の底板１ａの取付は面の上方に持上げられた傾斜状態で
設置されており、高圧トランス９の取付は脚部９ａと機
械ｖ７の底板１ａの取付は面との間に隙間Ｓが形成され
ている。そして、機械室７の取付は面における高圧トラ
ンス９の取付は脚部９ａと機械室７の底板１ａの取付は
面との間の隙間Ｓと対応する部位には機械室７の内側に
斜め上方に、かつ模方に向けて切り起こされたルーパー
（通風口）２１・・・が形成されている。

そこで、上記構晟のものにあってはマグネトロン８の動
作時にはファンモータ１４が駆動され、このファンモー
タ１４によって冷却ファン１１が回転駆動されるととも
に、このファンモータ１４の駆動力がベルト１５を介し
て冷却ファン１２に伝達されて冷却ファン１２が同時に
回転駆動されるようになっている。この場合、ベルト１
５を掛渡している冷却ファン１１側のプーリの径と冷却
ファン１２側のプーリの径とを適宜の組合わせに設定す
ることにより冷却ファン１１．１２の風量の比率を適宜
調整することができる。そして、冷却ファン１１．１２
の駆動にともないパンチング孔１６・・・およびルーパ
ー１７・・・を介して装置本体１の外部の外気が機械室
７の内部に吸入され、この外気が冷却ファン１１．１２
によってマグネトロン８．高圧トランス９および高圧コ
ンデンサ１０等の各電気部品にそれぞれ吹付けられてこ
れらの各電気部品が冷却されるようになっている。

また、高圧トランス９を冷却した冷却風は主に高圧トラ
ンス９の前方の第２のルーパー１８ｂ・・・から外部に
排出されるようになっている。さらに、マグネトロン８
を冷却した冷却風は主にマグネトロン８の前方の第１の
ルーパー１８８・・・から外部に排出されるとともに、
この冷却風の一部は加熱室４の左側板４ｂに沿って上方
向に流れ、パンチング孔２０・・・を介して加熱室４の
内部に導入されて加熱室４内の換気用に使用されるよう
になっている。そのため、加熱調理中に加熱室４内に発
生する蒸気によって開閉１ｊＩ２の覗き窓２ａの内面が
曇ることを防止することができ、加熱室４内の調理食品
の調理状態を確実に確認することができる。

また、装置本体１の底板１ａにおける冷部ファン１１．
１２の下方に位置する部分にパンチング孔１６・・・を
形成したので、冷却ファン１１．１２の駆動時に冷却フ
ァン１１．１２の下方から機械室７内に流入する冷却風
の通風抵抗が増大することを防止することができる。ざ
らに、装置本体１の底板１ａおよび後板１ｂにおける冷
却ファン１１．１２の後・方に位置する部分に機械室７
の内側に斜め上方に、かつ前方に向けて切り起こされた
ルーパー１７・・・を形成するとともに、装置本体１の
底板１ａにおけるマグネトロン８．高圧トランス９の前
方に位置する部分に機械室７の内側に斜め上方に、かつ
後方に向けて切り起こされた第１、第２のルーパー１８
ａ・・・、１８ｂ・・・をそれぞれ形成したので、機械
室７内の冷却風の流れをこれらのルーパー１７・・・、
第１．第２のルーパー１８ａ・・・、１８ｂ・・・によ
ってガイドさせることができる。そのため、機械室７内
の冷却風の流れを円滑化して機械室７内の冷却風の通風
抵抗を小さくすることができるので、冷却風の風量を増
大させることができ、マグネトロン８．高圧トランス９
および高圧コンデンサ１０等の各電気部品の冷却効果を
高めることができる。

さらに、機械室７内における冷却風の流通方向に対し高
圧トランス９の取付は位置よりも前方位置または高圧ト
ランス９の取付は位置と略同−線上位置にマグネトロン
８を設置したので、マグネトロン８の動作時にマグネト
ロン８を冷却した高温状態の冷却風が高圧トランス９ｍ
ｌに流れることを確実に防止することができる。そのた
め、マグネトロン８冷却後の高温状態の冷却風が高圧ト
ランス９に吹付けられて高圧トランス９の冷却効果が低
下することを防止することができ、高圧トランスの耐久
性の向上を図ることができる二また、マグネトロン８の
前方の第１のルーパー１８８・・・の数は高圧トランス
８の前方の第２のルーパー１８ｂ・・・の数よりも少な
くなるように形成されており、第１のルーパー１８ａ・
・・の総開口面積が第２のルーパー１８ｂ・・・の総開
口面積よりも小さくなるように設定されているので、マ
グネトロン８を冷却した冷却風のうち加熱室４の左側板
４ｂに沿って上方向に流れ、パンチング孔２０・・・を
介して加熱室４の内部に導入される冷却風の風量を増量
させることができる。そのため、加熱室４の左側板４ｂ
に沿って上方向に流れ、パンチング孔２０・・・を介し
て加熱室４の内部に導入される冷却風の流れを円滑化す
ることができる。

ざらに、機械ｖ７内における冷却風の流通方向に対しマ
グネトロン８の冷却風出口側を冷却風入口側よりも上側
に傾けた状態でマグネトロン８を導波管１９に設置し、
マグネトロン８を冷却した冷却風を上方向に向けてガイ
ドさせるようにしたので、マグネトロン８を冷却したの
ち゛加熱室４の左側板４ｂに沿って上方向に流れる冷却
風の流れを一層円滑化させることができ、マグネトロン
８の冷却効果を高めることができる。

また、高圧トランス９の下端部の取付は脚部９ａの後端
部側を機械室７の底板１ａの取付は面の上方に持上げら
れた傾斜状態で設置し、高圧トランス９の取付は脚部９
ａと機械室７の底板１ａの取付は面との間に隙ｒＩＲ５
を形成させるとともに、機械室７の取付は面における高
圧トランス９の取付は脚部９ａと機械室７の底板１ａの
取付は面との間の隙間Ｓと対応する部位に機械室７の内
側に斜め上方に、かつ後方に向けて切り起こされたルー
パー２１・・・を形成したので、冷却ファン１１から送
り出された冷却風の一部を高圧トランス９の取付は脚部
９ａと機械室７の底板１ａの取付は面との間の隙間Ｓ内
に流入させて高圧トランス９を冷却したのち、高圧トラ
ンス９を冷却した高温状態の冷却風をルーパー２１・・
・から外部側に排出させることができる。そのため、高
圧トランス９の冷却効果を一層＾めることができる。

なお、′この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは勿論である。

（発明の効果）この発明によれば加熱室の下方に配設された機械室内に
おける冷却風の流通方向に対し高周波発振器の冷却風出
口側を冷却風入口側よりも上側に傾け、高周波発振器を
冷却した冷却風を上方向に向けてガイドする状態で高周
波発揚器を設置するとともに、高圧トランスの取付は脚
部を機械室の取付は面に対してｖＡ斜させて高圧ト・ラ
ンスの取付けｍ部と機械室の取付は面との間に隙間を形
成させ、機械室の取付は面における高圧トランスの取付
は脚部と機械室の取付は面との間の隙間と対応する部位
に冷却風の通風口を設けたので、機械室内の＾周波発振
器おＪ、び高圧トランスの冷却効果の向上を図ることが
でき、＾周波発振器および高圧トランスの耐久性の向上
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は電子
レンジの外観を示す正面図、第２図は第１図のＵ−ＩＩ
線断面図、第３図は第１図の■−■線断面図、第４図は
導波管の取付は状態を示す縦断面図、第５図はマグネト
ロンの取付は状態を示す正面図である。１・・・装置本体、４・・・加熱室、７・・・機械室、
８・・・マグネトロン（高周波発憑器）、９・・・高圧
トランス、９ａ・・・取付は脚部、１１．１２・・・冷
却ファン、２１・・・ルーバー（通風口）、Ｓ・・・隙
間。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

装置本体の内部に配設された加熱室の下方に機械室が形
成され、この機械室内に高周波発振器、高圧トランスお
よび冷却ファン等の各電気部品が装着されるとともに、
前記冷却ファンから送風される冷却風によつて前記高周
波発振器および高圧トランスがそれぞれ冷却される高周
波加熱装置において、前記機械室内における冷却風の流
通方向に対し前記高周波発振器の冷却風出口側を冷却風
入口側よりも上側に傾け、前記高周波発振器を冷却した
冷却風を上方向に向けてガイドする状態で前記高周波発
振器を設置するとともに、前記高圧トランスの取付け脚
部を前記機械室の取付け面に対して傾斜させて前記高圧
トランスの取付け脚部と前記機械室の取付け面との間に
隙間を形成させ、前記機械室の取付け面における前記高
圧トランスの取付け脚部と前記機械室の取付け面との間
の隙間と対応する部位に冷却風の通風口を設けたことを
特徴とする高周波加熱装置。