JPS6125729A - 超冷却嵌合法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、油空圧ポンプ、アクチュエータ及びエンジン
等の分野におけるピストン、プランジャスプール弁（以
下「ピストン等」という。）の摺動周面に薄肉筒体を嵌
合する方法に係る。

「従来の技術」 従来、ピストン等とシリンダの摺動面には、これら素材
とは異質の減摩材が被覆されるのが通常であり、薄肉筒
を圧入したり、各村の膨張係数の差異を利用して焼き嵌
めしたり又は接着剤で接着したりする方法が採られてい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 圧入方法は、ピストン等に薄肉筒を圧入する場合、薄肉
であるため薄肉筒自体に圧入力に対応する耐力がなく、
焼き嵌めでは特に薄肉筒を加温又は加熱した場合には軸
方向に相当の伸びが見られる反面、ラジアル方向への拡
がりが僅少で所望の嵌合差が得られず、また、接着剤を
使用するには、薄肉筒と接着さるべき周壁面の間に接着
剤を封入するだけの間隙を必要とし、そのため強度が低
下し、さらに接着剤の熔解温度以上の場所では接着効果
がなくなる等の欠陥があった０ 「問題点を解決するための手段」 本発明では超冷却して収縮させたピストン等に薄肉筒を
嵌入してのち、これを常温に戻すことによって、ピスト
ン等の膨張力で薄肉外筒を固着一体とする方法を採る。

１作　用」 冷却源としてはドライアイス、超低温空気発生器、小形
冷凍機等が考えられる。これらによる冷却室中に運び込
れた数個のピストン等は、冷却収縮直後に取出されてこ
れに同数個の薄肉外筒が各−個ずつ冠される。常温時に
おけるこの操作を経てピストン等は常温において膨張し
て薄肉外筒の内周壁に固着して、これらの一体化が得ら
れる（第１図） 「実施例」 第２．３図に示されるように、グラスウール■で囲まれ
た冷却室■はその一方（前面）を扉■として開閉自在と
し、床にはフリーベア■を敷く。

扉■の前面の床にもフリーベア■を敷き、これに多数の
ローラ■を有する廊下■、■が直角に配される。冷却室
■にドライアイスを置きこれにピストンロッド数個を埋
没して冷却する。実験によれば、ドライアイス８　ｋｇ
でピストンコンド３０本が冷却できた。す々わち、この
ときピストンロンドはドライアイス中に埋没して約１５
分で一４７°Ｃとなり、アルミ製の外径８０．７＋ｕ＋
が冷却により８０．５４＋ｏとなったため、鋼製の薄肉
筒の嵌入一体化が容易に行われた。

「発明の効果」 ■、冷却により一旦収縮させたのち常温で膨張させ一体
とさせるので、簡単に嵌合が得られ高度な操作を要しな
い。

■、しかして内応力に何らの格別な変化がない０■、嵌
合後の薄肉筒外表面には後仕上を要しない。

等々に効果を有することを特徴とする超冷却嵌合法であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る方法を系統線図で示し、第２．３
図は本発明に係る方法を実施する実例の平面図（一部切
断して内部を明らかにする）、側面をそれぞれ示す。 Ｐはピストン等の搬入を、Ｃは冷却室を、Ｎは常温室を
、Ｆは嵌入を、Ｚは薄肉筒搬入をそれぞれ示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却室内で嵌入さるべきピストン等を冷却してのち、直
   ちに、常温で薄肉筒を嵌入する操作を特徴とする超冷却
   嵌合法。