JPS61255679A - テニス用スコア記録器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテニスのゲーム中にスコアを記録することに関
し、一層詳しくはゲームのスコアをプレーヤ自身で記録
し得るようになった小型の器具に関する。

〔従来の技術〕

米国の特許第４．１７２．５９５号には上述したような
タイプのスコア記録器が開示されており、そのスコア記
録器はテニスラケットの柄の端部に位置させられるよう
になっていて、その形状は該端部の八角形状に一致させ
られている。このようなスコア記録器は、基本的には、
２つの平行スロットが形成された基部と、それら平行ス
ロットのそれぞれに係合させられた２つのカーソルとか
ら構成される。該平行スロットにはそれに沿って指示手
段が設けられ、これら指示手段によって該カーソルの移
動が４つの所定位置において妨げられ得るようになって
おり、それら４つの位置はそれぞれ得点数０．１５．３
０および４０に対応する。

しかしながら、そのようなスコア記録システムにおいて
は、双方のプレイヤの得点が４０に達したとき、双方の
プレイヤの同得点状態にあるか、あるいはいずれかのプ
レイヤがアドバンテージ側にあるかを表示することはで
きない。このような情報もまたプレイヤにとって有益な
情報であることは言うまでもない。

〔発明の目的および構成〕

本発明の目的とするところは、かかる情報を表示し得る
テニス用スコア記録器を提供することである。

したがって、本発明においては、３つのスロットを備え
た基部が設けられ、これら３つのスロットのうち２つの
第１のスロットは同一長さとされしかも対称に配置され
てプレイヤの得点数０゜１５．３０および４０をそれぞ
れ記録するようになったスケールを構成する。また第３
のスロットはその両端部がそれぞれ前記の２つの第１の
スロットに対して近接した状態でしかも明確に区別し得
るような態様で配置されて、両プレイヤが一旦４０の得
点を挙げた際に同得点の状態であるか、あるいはアドバ
ンテージ側がどちらであるかを表示し得るようになって
いる。

また、本発明においては、上述の３つのスロットのそれ
ぞれに沿って摺動するように該スロットに配置された３
つのカーソルが設けられる。

さらに、本発明においては、一方では、前記２つの第１
のスロットのカーソルを４つの所定の位置すなわち得点
０，１５．３０および４０を表示する位置に保持するよ
うに機能し、また他方では、第３のスロットのカーソル
を３つの所定位置に保持するように機能するようになっ
た位置決め手段が設けられる。第３のスロットのカーソ
ルの３つの位置については、その中央の位置では両プレ
イヤの同得点の状態にあることを表示し、またその両端
位置ではスケール上でまさに勝利点を挙げようとしてい
るプレイヤがアドバンテージ側にあることを表示するよ
うになっている。

〔実施例〕

第１図および第２図に示した記録器には基部要素として
ディスク形式のブロック１０が設けられ、このブロック
１０には３つの細長い矩形スロット１２．１４および１
６が設けられ、これらスロットはＵ字形状に構成される
。スロット１２および１４は同一長さとされ、しかもデ
ィスク軸線Ｘ−Ｘ′に対して平行にかつその軸線に対し
て対称に配置される。スロット１２および１４はディス
クの上側半分（第１図）の側に寄せられて配置され、こ
のためスロット１６用の設置場所がその下側に残される
ことになる。スロット１６は軸線ｘ−ｘ　’に対して直
角に配置され、その長さは平行スロット１２および１４
の外側側辺間の距離にほぼ対応させられる。

ブロック１０の厚さ方向における３つの１２゜１４およ
び１６の形状については完全に同一なものとされる。第
２図に示すように、各スロットは２つの平行壁部によっ
て形成され、しかもディスク１０の前方面１０ａの側で
はフレア部分１８（これは第１図には図示の簡略化のた
めに示されていない）によって、またディスク１０の裏
側面１０ｂでは単純な矩形スロット２０によって開口さ
せられる。矩形スロット２０自体には円筒形状収容部す
なわち位置決めノツチ２２が形成され、その中心はスロ
ット１２．１４および１６の軸線上に置かれる。スロッ
ト１２および１４には４つの収容部２２が設けられ、こ
れら４つの収容部は等間隔に配置される。スロット１６
には３つの収容部２２だけが設けられ、そのうちの中央
収容部の中心はディスク１０の軸線ｘ−ｘ　’上に置か
れ、一方その他の２つの収容部はスロット１２および１
４の軸線の延長線上に配置される。

記入文字０．．１５．３０および４０ついては、スロッ
ト１２および１４間にしかも４つの位置決めノツチ２２
のレベルに配置させることが有利である。“ジュース（
ＤＥＵＣＥ）”　（すなわち得点が共に４０となったと
き）を表す文字りはスロット１６の中央位置決めノツチ
の近くの表面に書き込まれ、また１アドバンテージ（Ａ
ＤＶＡＮＴＡＧＥ）″を表す文字Ａはその他の２つの位
置決めノツチに面して書き込まれる。

３つのスロット１２．１４および１６の各々にはカーソ
ル２４が収容されるようになっており、そのカーソル２
４は弾性的に変形自在の材料から作られる。カーソル２
４はカーソル本体２６からなり、このカーソル本体２６
の両端部のそれぞれには、前方面１０ａ上に支持される
ようになった丸形ヘッド２８と、位置決めノツチ２２の
直径に対応する直径を持つ円形肩部３０とが設けられる
。

カーソル本体２６には２つの平坦な平行面が設けられ、
これら平行面は各スロッ）　１２　、１４　、１６の平
行壁部と向かい合うようになっている。円形肩部３０お
よび本体２６は中間ノツチ３２によって２つに分割され
る。フレヤ部分１８の存在のために、カーソルをスロッ
ト中に容易に導入することができる。

第１図および第２図において、カーソル２４は２つの状
態下に示されており、これらの状態は各スロットに沿う
カーソル２４の位置に応じた該カーソル２４によって取
られ得るようになっているものである。第１図および第
２図の右側部分に示すように（スロット１４）、カーソ
ル２４がブロック１０の前方面１０ａ上の記入文字の１
つの近くに置かれていない場合には、カーソル２４の肩
部３０は各スロットの平行壁部間に押し込まれた状態と
なり、本体２６の両手部分はノツチ３２のために共に押
し潰されることになる。第１図および第２図の左側部分
に示すように、カーソル２４がブロック１０上の記入文
字近くに置かれた場合には、肩部３０は位置決めノツチ
２２内に置かれることになり、同時に本体２６の両手部
分はそれらの弾性のために広がって休止位置を取ること
になる。

基部すなわちブロック１０と３つのカーソル２４とにつ
いては、ポリスチレンのようなプラスチックすなわち商
標名“Ｄｅｌｒｉｎ”という名で市販されている製品か
ら作ることが有利である。なお、ブロック１０を金属か
ら作ってはならないという理山は何等存在しない。また
、ブロックとカーソルとを異なった色にすることが好ま
しい。

このようにして得られたテニス用スコア記録器は簡単、
丈夫かつ軽量な構造でしかも安価であるというばかりで
なく、容易に利用し得るものである。上述したようなス
コア記録器の構成によれば、プレイヤ自身がスロット１
２および１４のカーソルを記入文字０，１５．３０およ
び４ｏに位置させることによって自分自身の得点と対戦
者の得点とを記録することができるばかりでなく、また
スロット１６のカーソルを記入文字りの位置に合わせる
ことによって、あるいは該カーソルをアドバンタージ側
にあるプレイヤのスロット（１２または１４）の延長線
上の記入文字Ａに合わせることによって、両プレイヤの
得点数がジュースの状態にあるか、そうでなければいず
れがのプレイヤがアドバンテージ側にあるかをも指示す
ることができる。

ブロック１０の後方面すなわち裏面１０ａに両面接着体
３４を適用してスコア記録器をテニスラケットに好まし
くはその柄の端部に接着し得るようにすることが便利で
ある。言うまでもなく、その他の任意の装着手段例えば
ねじや接着剤などを用いてもよい。

本発明によるスコア記録器を装着し得る支持体としては
、何もラケットだけに限ることはない。

例えば、第３図に示すように、ブロック１０に耳部３６
あるいはその他の同等な手段を設けてそこに鎖や紐を取
り付け、スコア記録器をあたかもペンダントのように身
に着けるようにしてもよい。

また、第４図に示すように、スコア記録器を腕輪　−４
０に装着するか、あるいはそこに一体向に取り付けて、
該スコア記録器を腕時計のように身に着けるようにして
もよい。

本発明において、ブロックの形態が成る特定の形態に限
定されることはない。したがって、ブロックの形態に対
して任意の種々の形状例えば卵形、正方形、矩形、三角
形あるいは台形を与えるようにしてもよい。特に、スコ
ア記録器をテニスラケットの柄の端部に通用されるよう
に意図されている場合には、第５図に示すように、ブロ
ック１゜の形状を該端部の形状と同様な形状（一般的に
は大角形）にすることがよい。

３つの記録スロットの配置形態については、第１図、第
２図、第３図、第４図および第５図に示した配置形態以
外のものとして、２つの得点記録用スロットが対称関係
に配置され、一方ジユース／アドバンテージ表示用スロ
ットがその両端を得点記録用スロットに接近させた状態
で明確に見分は得るように配置されている配置形態を採
用することができる。

したがって、例えば、かかる配置形態をＨ字形状として
もよし、あるいは第６図に示すように、３つのスロット
を二等辺三角形または正三角形（図示の場合）の側辺に
沿って配置させてもよい。

この場合には、ジュース／アドバンテージ表示用スロッ
ト１６は三角形の底辺に配置され、一方得点記録用スロ
ット１２および１４は２つの等しい長さの辺に沿って配
置される。また、得点記録用スロット１２および１４は
ジュース／アドバンテージ用スロット１６の中心が置か
れる軸線ｘ−ｘ　’に対して対称にされる。なお、第６
図において、ブロック１０の形態の一例として、正方形
状が与えられている点に注目されたい。

第７図には、得点記録用スロット１２および１４が軸線
ｘ−ｘ　’に対する対称円の円弧の形態に配置された場
合の例が示されている。この場合には、矩形スロット１
６は該円の中心が置かれしかも軸線ｘ−ｘ　’に対して
直角となった軸線Ｙ−Ｙ′に沿って配置される。なお、
この実施例では、ブロック１０の形態の一例として、円
形状が与えられている。

第８図を参照すると、そこには腕時計のケース枠（図示
の例では円形状とされている）をブロック１０として利
用し得る場合の実施例が示されている。得点記録用スロ
ット１２は８時から１１時までの間に、また得点記録用
スロット１４は４時から１時までの間に延び、一方ジユ
ース／アドバンテージ用スロット１６は５時から７時ま
での間に延び、しかもその中心は６時の箇所に置かれる
。

最後の第９図には、本発明によるスコア記録器の特別な
実施例が示されており、この実施例にあっては、矩形状
のブロック１０の両側辺には二対の溝付き形式留め具４
２が設けられ、これによりスコア記録器がテニスラケッ
トのストリング４４にその柄側に最も近接した位置で装
着されるようになっている。この場合スコア記録器をス
トリングに適用するために、そのストリングの可撓性が
利用されて、留め具４２を２本の隣接ストリングに留め
ることによって、スコア記録器の装着が行われることに
なる。

基部ブロックをテニスラケットの柄の端部に装着する代
わりに、その基部ブロックを該端部に直接的に組み込む
ようにしてもよい。

第２図の右側に示したカーソル位置においてカーソル２
４が簡単に抜は落ちることがないようにするために、位
置決めノツチ２２間で各スロットの平行壁部の底部に小
さな段部４６（第２図にだけ示されている）を設けるこ
とが有利である。これら段部２４は位置決めノツチの直
径よりも小さな距離だけ互いに離されるが、その深さは
位置決めノツチの深さと同じにされる。このようにする
と、肩部３０の端部がかかる段部４６内に位置されるこ
とになるので、基部ブロックに対するカーソルの係止が
それぞれのスロットのすべてに沿う全位置に対して保証
されることになる。

１セント中の勝ちゲーム数についての得点数をプレイヤ
が記録し得るようにする場合にも上述したような本発明
の原理と同一の原理を用い得ることは明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスコア記録器の第１の実施例を示
す平面図、第２図は第１図のスコア記録器の横断面図、
第３図は本発明によるスコア記録器をペンダントのよう
にして身に着けることができるように構成された実施例
を示す平面図、第４図は本発明の変形実施例として腕輪
に組み込まれたスコア記録器を示す平面図、第５図、第
６図および第７図はスコア記録器のさらに別の変形実施
例を示す平面図、第８図はスコア記録器を腕時計に組み
込んだ場合の実施例を示す平面図、第９図はスコア記録
器をテニスラケットのストリングに装着する場合の実施
例を示す平面図である。 １０・・・ブロック、 １２　、１４　、１６　、・・・スロット、２２・・・
位置決めノツチ、２４・・・カーソル、２６・・・カー
ソル本体、　　２８・・・丸形ヘッド、３０・・・肩部
、　　　　　４２・・・留め具、４４・・・ストリング
、　　　４６・・・段部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、３つのスロットを備えた基部を具備し、これら３つ
   のスロットのうち２つの第１のスロットは同一長さとさ
   れ、しかも対称に配置されてプレイヤの得点数０、１５
   、３０および４０をそれぞれ記録するようになったスケ
   ールを構成し、また第３のスロットはその両端部がそれ
   ぞれ前記２つの第１のスロットに対して近接した状態で
   しかも明確に区別し得るような態様で配置されて両プレ
   イヤが一旦４０の得点を挙げた際にジュースの状態であ
   るか、あるいはアドバンテージ側がどちらであるかを表
   示し得るようになっており、 さらに、前記３つの第１のスロットのそれぞれに沿って
   摺動するように該スロットに配置された３つのカーソル
   と、 一方では、前記２つの第１のスロットのカーソルを４つ
   の所定位置すなわち得点数０、１５、３０および４０を
   表示する位置に保持するように機能し、また他方では第
   ３のスロットのカーソルを３つの所定位置に保持するよ
   うに機能するようになった位置決め手段とを具備し、前
   記第３のスロットのカーソルの３つの位置については、
   その中央の位置では両プレイヤがジュースの状態にある
   ことを表示し、またその両端位置ではスケール上でまさ
   に勝利点を挙げようとしているプレイヤがアドバンテー
   ジ側にあることを表示するようになっていることを特徴
   とするテニス用スコア記録器。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器おいて、 前記位置決め手段が等間隔に配置された収容部として構
   成され、該収容部は前記基部の下側面に設けられ、しか
   もその中心が前記スロット上に置かれ、前記２つの第１
   のスロットには前記収容部が４つ設けられ、前記第３の
   スロットには前記収容部が３つ設けられ、 前記カーソルが弾性的に変形自在の材料から形成され、
   各カーソルは前記スロットのそれぞれの内で摺動するよ
   うになったカーソル本体からなり、このカーソル本体の
   それぞれの端部には前記基部の頂部表面上に支持される
   ようになったヘッドと、前記収容部の形状に対して相補
   的な形状を持つ肩部とが設けられ、これにより該肩部が
   前記カーソルの位置に応じて前記収容部内に位置させら
   れるか、あるいは前記スロットの両壁部間に押し込んだ
   ような状態で配置させられるようになっていることを特
   徴とするテニス用スコア記録器。 ３、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器において、前記基部が八角形状とされていることを特
   徴とするテニス用スコア記録器。 ４、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   において、前記２つの第１の得点記録用スロットが直線
   状とされ、しかも互いに対して平行に配置され、一方前
   記第３のスロットも直線とされるが、前記２つの第１の
   スロットに対して直角とされていることを特徴とするテ
   ニス用スコア記録器。 ５、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器において、前記３つのスロットが三角形の側辺に沿っ
   て配置されることを特徴とするテニス用スコア記録器。 ６、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器において、前記２つの第１のスロットが円の弧状部と
   して構成され、それら弧状部が該円の直径に対して対称
   に配置され、前記第３のスロットが直線状とされ、その
   中心が前記円に中心に置かれ、しかも前記第３のスロッ
   トが前記直径に対して直角に配置されていることを特徴
   とするテニス用スコア記録器。 ７、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器において、前記基部が時計のケース枠によって構成さ
   れ、前記３つのスロットが前記ケース枠に沿って配置さ
   れることを特徴とするテニス用スコア記録器。 ８、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記録
   器において、テニス用スコア記録器を所定の支持体に装
   着するための装着手段が設けられていることを特徴とす
   るテニス用スコア記録器。 ９、特許請求の範囲第８項に記載のテニス用スコア記録
   器において、前記装着手段が両面接着体からなることを
   特徴とするテニス用スコア記録器。 １０、特許請求の範囲第８項に記載のテニス用スコア記
   録器において、前記装着手段が曲がり留め具によって構
   成され、この曲がり留め具によってテニス用スコア記録
   器がテニスラケットのストリングに装着されるようにな
   っていることを特徴とするテニス用スコア記録器。 １１、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記
   録器において、前記基部が腕輪に装着されることを特徴
   とするテニス用スコア記録器。 １２、特許請求の範囲第１項に記載のテニス用スコア記
   録器において、前記基部がテニスラケットの柄の端部に
   装着されることを特徴とするテニス用スコア記録器。