JPS61254223A - 耐食性部材 - Google Patents

耐食性部材

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JPS61254223A
JPS61254223A JP60094120A JP9412085A JPS61254223A JP S61254223 A JPS61254223 A JP S61254223A JP 60094120 A JP60094120 A JP 60094120A JP 9412085 A JP9412085 A JP 9412085A JP S61254223 A JPS61254223 A JP S61254223A
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JP
Japan
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corrosion
resistant member
liquid film
resistant material
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP60094120A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohisa Miyaji
宮地 源久
Tadashi Yasuda
匡 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐食性部材に関する。詳しくは、硫黄酸化物や
塩化水素を水蒸気と共に含む高温のガスを露点以下に冷
却する処理装置の部材として用いるに好適な耐食性部材
に関するものである。
[従来の技術] 産業廃棄物又は生活廃棄物を燃焼する際に生ずる高温の
廃ガス或いはボイラ排ガスなどは、硫黄酸化物及び/又
は塩化水素等の腐食性成分と共に水蒸気を含有するので
、該ガスを冷却する場合、該ガスが露点に達する130
℃程度以下の帯域での腐食が激しく、このような装置部
材として種々の耐酸施工が施されたものが用いられてき
た。
部材表面に耐食性を付与する耐酸施工等の方法としては
、例えば鉄やコンクリートなどの母材表面にゴム層をラ
イニングするゴムライニングや、抗火石と称されるガラ
ス賀火山岩を所定形状に切り出したものを部材内面に貼
装する抗火石ライニング、或いは該抗火石ライニングの
上に更にゴムライニングや樹脂ライニングを施すものな
どが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、ゴムライニングや樹脂ライニングは耐衝
撃性は優れているものの、耐熱性の点でやや劣っており
長時間使用するとゴムや樹脂の劣化が起こり、補修や張
り替えが必要となる。
なお、耐熱性、耐薬品性の高いもの例えばフッ素ゴムや
シリコンゴム、フッ素樹脂、シリコン樹脂などを用いれ
ば、このような補修や張り替えの頻度は極めて少なくて
足りるのであるが、これらの価格は極めて高く、施工コ
ストを大幅に増大させる。
また、抗火石ライニングは目地切れによる劣化が度々生
じると共に、施工費用も高いという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、部材のガス接触面を耐食材にて構成すると共
に、該耐食材の全面に液膜を形成させる液膜形成手段を
設けるようにしたものである。
[作用] 本発明の耐食性部材においては、耐食材の表面に液膜が
形成されるので、耐食材の温度の上昇が抑制される。そ
のため、耐食材として耐熱度の低い安価なものを用いて
も、優れた防食機能を長期間にわたって発揮させること
ができる。また、従って、本発明の耐食性部材は、産業
廃棄物や生活廃棄物の燃焼ガス等の腐食性成分含有率の
高いガスを処理するための装置部材として用いるに好適
である。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の耐食部材をボイラ排ガスの脱硫装置の
一部として用いた場合の説明図、第2図は第1図のダク
ト部分の拡大断面図である。
lは廃ガスの導管であって、熱交換器2に接続されてい
る。3はダクト、4は吸収塔であり、ダクト3により熱
交換器2で冷却されたガスが吸収塔4へ導入される。
熱交換器2は高温の腐食成分を含む廃ガスを冷却するた
めのもので、例えばガラス、ハステロイ等で作られた多
管式熱交換器が用いられる。
ダクト3は、第2図に示すように、熱交換器2の下部に
接続される鉛直部5と、この鉛直部5の下部に接続され
るよう一体的に設けられている水平部6より構成されて
いる。鉛直部5の上端には、その内周に沿って堰7が設
けられている。しかして、ダクト3の内面には、ゴムや
樹脂ライニング等の耐食材8がライニングされ、更に冷
却水を噴霧するためのスプレーノズル9.10.11、
及び1zが設けられている。
吸収塔4は廃ガス中の腐食性成分例えば硫黄酸化物や塩
化水素を除去するためのもので、吸収剤を塔の上方より
散布し、充填層内で気液接触を行わせる等周知の形式の
ものが用いられる。吸収剤としては、例えば水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、アンモニア等を1
〜30重量%含有するスラリー或いは水溶液等を用いる
ことができる。なお、吸収剤として、水酸化マグネシウ
ムを用いれば、塩化水素と硫黄酸化物の双方を同時に吸
収処理することができる。
吸収塔4には、吸収剤を導入するため−の導管l3、吸
収塔4の底部から吸収剤を抜き出して再び上部に戻すた
めの循環用導管14が設けられおり、導管13は導管1
4の途中に接続されている。この導管14の途中には、
循環用のポンプ15が設けられている。
吸収塔4の底部には吸収剤の一部を吸収塔4内から抜き
出すための導管16が接続されている。
導管14の途中からは導管17が分岐しており、ノズル
9へ接続されている。また導管17の途中からは導管1
8及び19が分岐しており、導管18はスプレーノズル
10〜12に接続されており、導管19は堰7の部分へ
液を送給可能に接続されている。
吸収塔4の頂部は導管20により熱交換器2の被加熱ガ
ス導入側に接続され、熱交換器2の被加熱ガス出口側に
は導管21が接続され、熱交換器2で加熱されたガスを
煙突(図示せず)に導くよう構成されている。
このように構成された本発明の耐食性部材を採用した脱
硫装置の作動について次に説明する。
まず導管13より吸収剤を導管14に導入し、吸収筒4
の北部から噴霧させる。吸収剤は吸収塔4の底部から導
管14、ポンプ15を経て上部に戻されて循環する。ま
た、その一部は導管16より格外へ排出される。導管1
4内の吸収剤の一部は導管17及び18を経てスプレー
ノズル9〜12へ供給されダクト3内へ噴霧され、廃ガ
スと接触すると共に耐食材8の表面に液膜22を形成す
る。また、導管14から配管17に分岐された吸収剤の
一部は、導管19よりダクト3と堰7との間の部分に供
給され、堰7の上縁を溢流して耐食材8の内面を伝って
流れ落ち、該耐食材8の表面に液llI22を形成する
導管1から熱交換器2に供給されたボイラ排ガスは、該
熱交換器2内で100〜150℃に冷却され、ダクト3
内に入る。このガスは、ダクト3内でスプレーノズル9
〜12より噴霧された吸収剤及びダクト3内面(耐食材
8表面)を伝って流れる液膜と接触して更に冷却される
と共に除塵処理も受ける。次いでガスは、吸収塔4内に
導入され、該吸収塔4内で吸収剤と接触し、硫黄酸化物
或いは塩化水素などを除去される0次いで、吸収塔4か
ら導管20を経て熱交換器2に導入され1例えば60〜
80℃程度に昇温された後、導管21により煙突(図示
せず)へ導かれ、大気へ放出される。
このように、ダクト3の内面には液膜22が形成される
ので、ダクト3のライニング材として用いられている耐
食材8の温度上昇が該液膜の沸点よりも低い温度に抑え
られ、その温度上昇が防止される。従って、耐食材8と
して耐熱性の低い安価な材質のものを用いることができ
る。(例えば、耐熱温度が150℃以下のものを用いる
ことができる。) このようなゴムや樹脂としては、天然ゴム、SBR,ク
ロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、ブチル
ゴム、エチレンプロピレンゴム等を用いることができる
、また樹脂としては、フレーク及び/又は繊維を含有す
る不飽和ポリエステル樹脂を用いることができる。この
フレークとしてはガラス、マイカ、ホウ化アルミニウム
、炭化珪素等からなり、長さが0.5〜5mm好ましく
は2〜4mmの不定形鱗状のものを好適に用いることが
できる。また繊維としては種々のタイプのガラス[I、
ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等の
有機合成繊維、炭素繊維、ホウ素繊維等の特殊amなど
を好適に用いることができる。
上記実施例においては、ダクト3の内面に液膜を形成さ
せる手段として、堰7及びスプレーノズル9〜12が用
いられているが、ダクト3の形状や設置姿、勢等に応じ
、堰とスプレーノズルの一方だけを設置するようにして
もよい。
また、上記実施例は脱硫装置等の廃ガス処理装置に本発
明の耐食性部材を用いた例であるが、本発明の耐食性部
材は廃ガス処理装置以外の各種装置の構成部材として用
いることができることは明らかである。
[効果] 以上の通り、本発明の耐食性部材!±、該部材のガス接
触面を耐食材にて構成し、且つ該耐食材の全面に液面を
成形させる液膜形成手段を設けたものであり、この液膜
により耐食材の温度上昇を抑制することができるので、
耐食材として耐熱性の低い安価でメンテナンスの容易な
材質ものを用いることができる。従って、本発明の耐食
性部材は腐食性ガス処理装置の構成部材として極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐食性部材を用いた脱硫装置の説明図
、第2図は第1図のダクト部分の拡大断面図である。 2・・・熱交換器、    3・・・ダクト、4・・・
吸収塔、    7・・・堰、8・・・耐食材、   
 9〜12・・・ノズル。 代理人 弁理士  重 野  剛 第1図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)腐食性成分を含むガスと接触する部材において、
    該部材のガス接触面を耐食材にて構成し、且つ該耐食材
    の全面に液膜を形成させる液膜形成手段を設けたことを
    特徴とする耐食性部材。
  2. (2)前記耐食材は樹脂ライニング及び/又はゴムライ
    ニングである特許請求の範囲第1項に記載の耐食性部材
  3. (3)樹脂及び/又はゴムの耐熱性が150℃以下であ
    る特許請求の範囲第2項に記載の耐食性部材。
  4. (4)樹脂はフレーク及び/又は繊維を含む不飽和ポリ
    エステル樹脂である特許請求の範囲第2項に記載の耐食
    性部材。
  5. (5)耐食性部材はダクトである特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれか1項に記載の耐食性部材。
  6. (6)ダクトは、熱交換器及び該熱交換器から排出され
    るガスがダクトを介して導入される吸収塔よりなるガス
    処理装置のダクトである特許請求の範囲第5項に記載の
    耐食性部材。
  7. (7)吸収塔の吸収剤は水酸化マグネシウムである特許
    請求の範囲第6項に記載の耐食性部材。
  8. (8)液膜形成手段は、部材表面に水を溢流させて供給
    する堰である特許請求の範囲第1項ないし第7項のいず
    れか1項に記載の耐食性部材。
  9. (9)液膜形成手段はスプレーノズルである特許請求の
    範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の耐食性
    部材。
  10. (10)ガスは硫黄酸化物及び/又は塩化水素を、水蒸
    気と共に含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第9項のいずれか1項に記載の耐食性部材。
JP60094120A 1985-05-01 1985-05-01 耐食性部材 Pending JPS61254223A (ja)

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Cited By (5)

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