JPS61253446A - 揚油等の液純度検知方法およびその検知装置 - Google Patents

揚油等の液純度検知方法およびその検知装置

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JPS61253446A
JPS61253446A JP9524485A JP9524485A JPS61253446A JP S61253446 A JPS61253446 A JP S61253446A JP 9524485 A JP9524485 A JP 9524485A JP 9524485 A JP9524485 A JP 9524485A JP S61253446 A JPS61253446 A JP S61253446A
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liquid
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Yoshio Yomoda
四方田 美雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は揚油等の液純度度合を検知する方法およびその
検知に好適する検知装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、スナックフライ食品例えばフライドポテト、フラ
イドチキン等を取り扱うレストラン、特にファーストフ
ーズショップでは、フライ数量が多くしかも揚油を長時
間加温状態にしておくため。
揚油の劣化が著しく、揚油の補充、交換を頻繁に行なう
必要がある。
しかしながら、従来その劣化度合を簡単に調べる方法は
少なく、現状ではその判断を勘に頼っているため、フラ
イ食品の味の均一化が図れず、各店舗毎に味が異なると
いう営業上好ましくない結果をもたらしていた。
また9店舗毎に揚油の使用量が異なり、適切な材料管理
を図れないという問題点があった。
本発明者は、揚油として用いられる油脂等の液純度の低
下が進むと、二重結合が減少し、長鎖酸が分解されて短
鎖状の分子構造に変化しさらに分子量の増加から粘度上
昇を引き起こし、その結果として揚油の屈折率が増加す
るという現象に着目し、揚油等の液純度の度合を光学的
方法により面倒な作業を要せずに的確かつ簡単に検知で
きることを見い出した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はこのような従来の欠点を解決するためになされ
たもので、的確かつ簡単に、適宜液体の純度を検知でき
る揚油等の液純度検知方法およびその検知装置を得るも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するための本発明の液純度検知
方法は、光ファイバの途中の少なくともクラッドを除去
して露出させたコアに被検知液を直接接触させた状態で
その光ファイバに発光素子から光を伝播させ、その光フ
ァイバの出光端でその伝播光を電気信号に変換し、予め
そのコアに標準油脂を直接接触させる際に得られる電気
信号を標準信号として実際の検知時の被検知液に基づく
電気信号とのレベル差を比較し、その比較結果を表示手
段で表示して揚油の劣化を検知するものである。
〔作 用〕
一般に、揚油等の屈折率は光ファイバのクラッドのそれ
より小さく、かつ油脂が劣化すると屈折率も大きくなる
ので、コアに油脂を接触させると接触部分においては臨
界角がクラッドを有する光ファイバよりも小さくなるう
え、液純度の程度によってそれが大きい方向へ変化する
そのため上述したような手段によれば、途中の臨界角の
小さな部分において、光フアイバ中を伝播する光がコア
中から外部へ屈折しながら放射され易くなり、臨界角の
変化によってその放射光量も変化して光ファイバの出光
端の光量が大光端よりも小さくすることが可能となると
ともに、劣化に応じて新油の時よりも光量が次第に小さ
くなる。
従って、新油時の出光端の光量を基準値として検知時の
出光端の光量を比較すれば、劣化の度合が分かる。
〔実 施 例〕
以下本発明の詳細な説明する。
第1図および第2図は本発明の揚油等の液純度検知方法
に用いる検知装置の一実施例を示すものである。
まず、制御器1から1本の光ファイバ3が導出され、途
中が湾曲されてループ状となって再び制御器1に戻され
ている。
この光ファイバ3は、従来公知の例えば多モード、ステ
ップ形のものであり、ループ状部途中に形成された直線
部分ではクラッド7が適当な長さで除去され、コア5が
露出している。すなわち。
露出したコア5の前後で光ファイバ3が湾曲している。
光ファイバ3は、後述するように揚油中に浸漬する関係
上、それ自体を耐熱性のものとするか。
または金属箔等で被覆して保護しである。金属箔で被覆
する場合には、ft出されたコア5に揚油が接触するよ
うに隙間等を設ける等の工夫の必要がある。もっとも9
石英を用いた光ファイバ3では耐熱性の心配は生じ難い
光ファイバ3の両端は、制御器1内において。
第2図に示すように9発光素子および受光素子に接続さ
れている。
すなわち、光ファイバ3の一端(大光端)には。
光ファイバ3に対して光を伝播する発光ダイオード9が
、また光ファイバ3の他端(出光端)には伝播されて来
た光を受光して電気信号に変換するcds光導電セル1
1が各々対向して配置されている。この光導電セル11
は、フォト・ダイオードやフォト・トランジスタであっ
てもよい。
発光ダイオード9には増幅器13を介して発振器15が
接続され2発振器15よりの発振信号によって発光ダイ
オード9が間欠的に発光する。
他方、光導電セル11には増幅器17を介して同期式検
波器19が接続され、光導電セル11の出力電圧が検波
器19によって発振器15の発振周期に同期して検波さ
れ、その検波電圧がメモリ回路21および比較回路23
に出力されるようになっている。
メモリ回路21は、露出したコア5に新しい揚油を付着
させた場合に、検波器19から得られる信号(標準信号
)を、検知の予想される揚油の種類に応じて記憶する記
憶エリアを有し、それらの記憶内容を選択的に比較回路
23へ出力する。
また、メモリ回路21は、記憶される標準信号から各揚
油の使用限度レベルを演算して各限界値を記憶する機能
を有し、各限界値を後述するドライブ回路29へ出力す
る。
さらに、メモリ回路21は補正回路25にも接続されて
おり、この補正回路25ではコア5に水を付着させた場
合にメモリ回路21に入力される信号レベルに基づき、
各揚油の種類に応じた標準信号相互が相対的に同じ間隔
の基準値に各々平行にスライド・アップ/ダウンされて
補正され、メモリ回路21に記憶させるようになってい
る。
なお、このような補正を必要とする理由は、各構成要素
にばらつきや経時的変化があっても正確な検知を確保す
ることにあり、水界外にも空気等環境状態によって屈折
率の変化し難く、一般にも既知のものを用いることが可
能である。
この補正や比較回路23へ出力する記憶内容の選択は、
第1図において制御器1の前面パネル1aに配置された
切換スイッチ27によってなされる。
比較回路23は、検波器19からの出力信号とメモリ回
路21よりの標準信号のレベル(電圧)とを比較し、そ
れらの差に応じた出力をドライブ回路29に出力するよ
うになっている。
このドライブ回路29には、ディスプレー装置31およ
びブザー33が接続されている。
デスプレー装置31は、第1図に示すように。
表示部として複数の発光体9例えば3個の緑色発光ダイ
オード35a〜35cと2個の赤色発光ダイオード35
d、35eとを左右方向に一列状態で制m器1の全面パ
ネル1aに配置して形成されている。もちろん9発光ダ
イオードの代わりに7セグメントLEDやアナログメー
タによって表示してもよい。
これら5個の発光ダイオード35a〜35eは。
ドライブ回路2゛9によって上記比較回路23の比較に
よる出力信号に応じて左端から点燈するようになってお
り、左端の発光ダイオード35aより右端の発光ダイオ
ード35eに行くに従って比較回路23からの出力が大
きく、揚油の劣化が進行していることを示すようになっ
ている。
しかも、ドライブ回路29は、メモリ回路21からの限
界値信号を基準としてそのレベル以上の信号が比較回路
23から入力されると、右側の2個の赤色発光ダイオー
ド35d、35eとブザー33が動作するように構成さ
れている。
従って、赤色発光ダイオード35d、35eとブザー3
3が動作する場合には、揚油が劣化して液純度が限界値
を越え、その交換の必要なことを指示していることにな
る。
さらに、制御器1の前面パネル1aにはテスト用ブツシ
ュスイッチ37が備えられ、これをオンにすると、第2
図に示すように、検波器19の出力がモニター回路39
を介して入力され、デスプレー装置31が動作し2本装
置が正常に機能するか否か確認できる。
次に、このような構成の検知装置を用いて本発明の揚油
等の液純度検知方法を説明する。
まず、光ファイバ3のコア5に水を付着させ。
常温下で光ファイバ3に光を伝播させ、その際の検波さ
れた信号レベルをメモリ回路21に入力して補正用の基
準信号とする。
次に、大豆油、ゴマ油、菜種油、パーム油棄子の新油を
順次その新油を入れた容器39に光ファイバ3を漬けた
後、引き上げてから常温下で得られる検波信号のレベル
をメモリ回路21に記憶させる。
補正用の信号や各揚油の新油の屈折率に応じた信号レベ
ルの記憶は、切換スイッチ27の切り換えによって順次
行う。
一般に新油の屈折率は以下のようになっている。
大豆油 :1.471〜1.475 (25℃)ゴマ油
 :1.471〜1.472(25℃)菜種油 :1.
470〜1.474 (25℃)バーム油:1.449
〜1゜455(50℃)ついで、揚油の劣化を調べる必
要が生じた場合には、検知する種類の揚油に合わせて切
換スイッチ27を切り換え、その揚油の入った容器39
に光ファイバ3を漬けた後に引き上げ、常温下で光ファ
イバ3を伝播する光を検波して比較回路23に出力する
なお、この動作に先立って光ファイバ3のコア5に水を
付着させ、上述したようにメモリ回路21中の基準信号
を補正するとよい。
この場合1例えば石英を用いた光ファイバ3にあっては
、コア5の屈折率が1.5でクラッド7はそれより1%
小さい1.485程度に選定されているから、各揚油の
新油の屈折率は光ファイバ3のクラッド7のそれより小
さくなって、油脂の接触する部分においては第3図Aの
如く臨界角が光ファイバ3のクラッド7におけるよりも
小さくなる。しかも、液純度の程度によってその屈折率
が大きくなり2例えば使用限界に達した大豆油の屈折率
は1.48程度に大きくなるから、第3図Bの如くクラ
ッド7を被せた状態における臨界角へ近づく。つまり、
開口数(NA)が小さくなる方向に変移する。
また、露出させたコア5前後の光ファイバ3を湾曲させ
て伝播光の入射角を変えるので(便宜上。
第3図では光ファイバ3を直線状で示す)、光ファイバ
3の途中の臨界角の小さな部分において。
光フアイバ3中で伝播する光のうちその臨界角より小さ
いものは外部へ屈折しながら漏れ、光ファイバ3の出光
端の光量は入光端よりも小さくなり。
揚油の劣化に応じて外部へ放射される光の量が小さくな
って光ファイバ3の出光端の光量も大きくなる。
比較回路23では、被検知油脂に基づく信号レベルとメ
モリ回路21からの標準値と比較され。
差に応じた信号をデスプレイ装置29へ出力する。
デスプレイ装置29では、5個の発光ダイオード35a
〜35eのうち上記出力に応じてドライブ回路27によ
って継続して点燈される。
従って、5個の発光ダイオード35a〜35eのうちの
いずれかが点燈しているかによって、揚油の劣化の度合
を一目瞭然に知ることができる。
特に、液純度の低下が進むと検知時の信号レベルと標準
信号レベルの差が大きくなるから、メモリ回路21から
の限界値信号を基準として比較回路23からそれより大
きな信号が入力されると。
赤色の発光ダイオード35d、35eの点燈やブザー3
7が駆動し、揚油の使用限界が示されることになり、揚
油の交換を行わなければならないことが分かる。
第4図は本発明の他の例を示すものである。
すなわち、光ファイバ3の途中を円形に湾曲させ、その
全周または中程のクラッド7を除去してコア5を露出さ
せ、そのコア5に揚油を付着させて検知するものである
このような光ファイバ3を用いて、被検知油脂の低屈折
率側を検知しようとすると、臨界角が小さくなる方向る
変移するので、僅かの屈折率の変化によっても漏れる光
が変わって高い精度で検知できる利点がある。
なお、湾曲する径は、それをあまり小さくするとクラッ
ド7のある部分で光ファイバ3の曲げ損失が大きくなる
から、コア5の直径の20〜50倍程度が好ましい。
さらに、第5図は本発明の別の実施例を示す図であり、
光ファイバ3にあってクラッド7のみならずコア5も例
えば断面7字型に除去してなる光ファイバ3を用い、そ
の除去部に油脂を付着させて検知するものである。
このように、コア5の一部除去すると、伝播する光がコ
ア5の外へ分散するように拡がるが、コア5に付着した
揚油によってその分散する角度が変化し、再びコア5内
に戻る光量に変化が生じるとともに、その油脂の純度変
化に伴う屈折率の変化によって光ファイバ3の出光端で
の光量も変わる。
このような本発明の揚油等の液純度検知方法では、光フ
ァイバ3の途中においてコア5に揚油を付着させて光の
漏れを生じさせ、その光フアイバ3内を伝播する光量を
標準値と比較してその差から揚油の劣化を検知するが、
揚油はクラッド7のみを除去して露出させたコア5に付
着させるのみならず、コア5も除去してその除去部に揚
油を付着させ、その揚油の劣化に伴ってコア5から外部
へ漏れる光の変化量に基づき、標準値と比較して検知す
れば本発明の目的達成が可能である。
また、上述した実施例では、光ファイバ3を容器39内
の揚油に漬けてから引き上げ、常温下で検知した。
しかし9本発明ではこれに限定されるものではなく、揚
油に漬けたまま検知してもよく、光ファイバ3のコア5
に揚油を接触させた状態で検知すればよい。そして、光
ファイバ3における揚油の接触部は、第1図および第3
図に示すように、クラッド7を除去しただけのコア部で
あってもよいし、第4図のようにクラッド7とコア5を
除去した除去部であってもよい。
もっとも、使用中もしくは使用後間もない揚油の温度は
高いううえその温度もまちまちであるから、光ファイバ
3を引き上げて常温下で検知する方が、正確さを確保し
易い観点から好ましい。
なお1本発明においては1例えば揚油の劣化というよう
な液純度の他、液中に溶けた砂糖等の含有率を測る糖度
、ジュース等における天然果汁含有率等の液純度の検知
に好適する。さらに、光ファイバを構成するコアの屈折
率によって種々の屈折率を有する液の純度の検知が可能
である。
〔発明考案の効果〕
以上説明したように本発明の揚油等の液純度検知方法は
、−々揚油を採油することなく揚油等の液の純度を的確
かつ簡単に、i!!L時または常時に検知できる。
【図面の簡単な説明】
知方法に用いる装置を示す図、第3図A、  Bは本発
明の詳細な説明する図、第4図および第5図は本発明の
他の実施例に用いる光ファイバを示す図である。 1・・・・・・・制御器 3・・・・・・・光ファイバ 5・・・・・・・コア 7・・・・・・・クラッド 9・・・・・・・発光素子(発光ダイオード)11・・
・・・・・受光素子(光導電セル)15・・・・・・・
発振器 19・・・・・・・検波器 21・・・・・・・メモリ回路 23・・・・・・・比較回路 27・・・・・・・切換スイッチ 29・・・・・・・ドライブ回路 31・・・・・・・デスプレー回路 33・・・・・・・ブザー 358〜35e・・発光ダイオード 39・・・・・・・容器 特許出願人  四 方 1)美 雄 第1図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバの途中のクラッドを除去して露出させ
    たコアに被検知液を接触させた状態で前記光ファイバに
    発光素子から光を伝播させ、 前記光ファイバの出光端でその伝播光を電気信号に変換
    し、 予め前記コアに標準液を接触させる際に得られる電気信
    号を標準信号として前記被検知液に基づく電気信号との
    レベル差を比較し、 その比較結果を表示手段で表示することを特徴とする揚
    油等の液純度検知方法。
  2. (2)前記コアに前記被検知液を付着させるとともに常
    温下で光を伝播させて検知する特許請求の範囲第1項記
    載の揚油等の液純度検知方法。
  3. (3)前記光ファイバを少なくとも部分的に湾曲させ、
    その湾曲部の途中のクラッドを除去して露出させたコア
    に前記被検知液を接触させて検知する特許請求の範囲第
    1項もしくは第2項記載の揚油等の液純度検知方法。
  4. (4)露出させた前記コアの一部を除去し、その少なく
    とも除去部に前記被検知液を接触させて検知する特許請
    求の範囲第1項〜第3項いずれか1項記載の揚油等の液
    純度検知方法。
  5. (5)途中の少なくともクラッドを除去してコアを露出
    させて被検知液の接触部を形成した光ファイバと、 この光ファイバの一端に接続され前記光ファイバに光を
    伝播する発光素子と、 前記光ファイバの他端に接続され前記光ファイバを伝播
    する光を電気信号に変換する受光素子と、この受光素子
    からの電気信号と、予め設定された標準信号とを比較し
    てその差に対応した信号を出力する比較手段と、 この比較手段からの出力を表示する表示手段と、を具備
    してなることを特徴とする揚油等の液純度検知装置。
  6. (6)前記接触部が、湾曲された前記光ファイバのその
    湾曲部の途中に形成された特許請求の範囲第5項記載の
    揚油等の液純度検知装置。
  7. (7)前記接触部が、露出させた前記コアの一部を除去
    して形成された特許請求の範囲第5項もしくは第6項記
    載の揚油等の液純度検知装置。
JP9524485A 1985-05-02 1985-05-02 揚油等の液純度検知方法およびその検知装置 Pending JPS61253446A (ja)

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Cited By (5)

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