JPS61246967A - 磁気ヘツドキヤリツジ位置決め機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はフロッピーディスク駆動装置に関するもので
あり、特に、フロッピーディスク駆動装置の磁気ヘッド
キャリッジの位置を移動させてフロッピーディスク上の
トラックに磁気へ゛ラドを整合させる磁気ヘッドキャリ
ッジの位置決め機構に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は、従来のフロッピーディスク駆動装置の磁気ヘ
ッドキャリッジ位置決め機構の構成を示す平面図である
。

図において、（１）は駆動モータで通常はステッピング
モータが使用される。（２）は駆動七−タ（１）のコン
トローラー、（３）は駆動モータ（１）とコントローラ
ー（２）とを接続する制御ケーブル、（４）は駆動モー
タ（１）の回転軸に軸着された第１１−リーで、駆動モ
ータ（１）の回転軸と一体となって回転する。（５）は
固定軸（６）のまわりに回転自在に支持された第２プー
リー、（７）は第１１−リー（４）と第２７−リー（５
）との間に張られたベルト、（８）は固定軸（６）を介
して第２プーリー（５）を第１プーリー（４）と反対の
方向に引張ってベルト（７）に張力を与える引張りバネ
、（９）は情報の読み・書きを行う磁気ヘッド（１０）
を備えた磁気ヘッドキャリッジ、（１１）は磁気ヘッド
キャリッジ（９）を図中の矢印（１７）の上下方向にガ
イドする磁気ヘッドキャリッジ（９）に嵌挿された２本
の平行なガイドバーで、その両端はフロッピーディスク
駆動装置の不動部分に対して固定されている。（１２）
はベルト（７）と磁気ヘッドキャリッジ（９）とを螺止
した結合ボルト、（１３）は磁気ヘッドキャリッジ（９
）の側面に一端が固定された板バネ（１４）の先端に固
定されて上記２本のガイドバー（１１）の一方に押し付
けられた摺動子である。

従来のフロッピーディスク駆動装置の磁気ヘッドキャリ
ッジ位置決め機構は上記のように構成され、コントロー
ラー（２）からパルス入力により駆動モータ（１）が正
・逆転し、それによって第１プーリー（４）が図示の矢
印（１５〉の方向に正・逆転する。この第１プーリー（
４）の回転がベルト（７）に伝えられ、ベルト（７）が
図示の矢印（１６）の方向に移動し、ベルト（７）に結
合された磁気ヘッドキャリッジ（９）がガイドバー（１
１）に沿って図示の矢印（１７）の方向に移動する。こ
のようにして、駆動モータ（１）の出力は第１プーリー
（４）、第２プーリー（５）、ベルト（７）により磁気
ヘッドキャリッジ（９）に伝達され、ベルト（７）にセ
ットしたフロッピーディスク（図示せず）上の半径方向
（矢印〈１７）と直角方向）にある間隔をもって多数記
録されたトラックと磁気ヘッド（１０）とを整合させて
磁気記録を読み・書きする。この時、磁気ヘッドキャリ
ッジ（９）から板バネ（１４）によってガイドバー（１
１）に押し付けられた摺動子（１３）は、両者の間の摩
擦力によって＊Ｗダンパーを構成し、磁気ヘッドキャリ
ッジ（９）を読み・書きすべき所定のトラック上にすみ
やかに停止させる。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記のような従来のフロッピーディスク駆動装置の磁気
ヘッドキャリッジ位置決め機構では、磁気ヘッドキャリ
ッジ（９）の制動力として、ガイドバー（１１）と摺動
子（１３）との間の摩擦力を利用しているので、磁気ヘ
ッドキャリッジ（９）に対してベルト（７）から加えら
れる駆動力が、摺動子（１３）のガイドバー（１１）へ
の押圧力と、動摩擦係数により定まる動摩擦力まで低下
した瞬間に磁気ヘッドキャリッジ（９）が停止してしま
い、駆動モータ（１）の駆動トルクが零の状態になるま
でベルト（７）（或いは磁気ヘッドキャリッジ（９））
が移動できないので、磁気ヘッドキャリッジ（９）は正
しい位置に静止することができない。このため、読み・
書きすべき所定のトラックと磁気ヘッド（１０）の位置
との間にずれが生じるという問題点があった。

そこで、この発明は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、駆動モータの駆動トルク（ベルトの磁気ラ
ドキャリッジに対する駆動力）が小さくなっても高い精
度ですみやかに、読み・書ぎすべき所定のトラックと磁
気ヘッドの位置とを整合させるフロッピーディスク駆動
装置の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構を得ることを
目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかるフロッピーディスク駆動装置の磁気ヘ
ッドキャリッジ位置決め機構は、第１、第２のプーリー
とベルトにより構成される駆動モータの出力伝達機構に
、移動方向に作動するエアダンパーを備えたものである
。

［作用］ この発明においては、駆動モータの出力伝達機構の移動
速度に応じて定まるエアダンパーの制動力が作用するの
で、磁気ヘッドキャリッジがすみやかに停止するととも
に、移動速度の減少に応じて制動力も減少し、静止状態
においては、制動力も零となるので、駆動モータの駆動
トルク零の位置に対応する読み・書きすべき所定のトラ
ックに磁気ヘッドが正確に静止する。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例のフロッピーディスク駆動
装置の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構の構成を示す
平面図である。

図において、（１）〜（１２）は上記従来の装置と全く
同一構成部分を示すものである。

（１９）は第２プーリー（５）の端面に固着された円弧
状の支持部材に取り付けられたピストンであり、（２０
）はこのピストン（１９）を内部に収める円弧状の断面
形状を有し、円周方向の第２１−リー（５）の作動範囲
にわたってフロッピーディスク駆動装置の不動部分に固
定されているシリンダーである。前記シリンダー（２０
）の一端は閉じられており、他の一端は開放されていて
、ピストン（１９）、シリンダー（２０）によりエアダ
ンパー（２１）を構成する。

上記のように構成されたフロッピーディスク駆動装置の
磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構においては、第２プ
ーリー（５）上にエアダンパーのピストン（１９）を取
り付け、フロッピーディスク駆動装置の不動部分にはピ
ストン（１９）と嵌合する一端が閉じたシリンダー（２
０）を取り付けたので第２７−リー（５）の回転に対し
て回転速度に応じて定まる制動力が得られ、第２７−リ
ー（５）、すなわち、磁気ヘッドキャリッジ（９）をす
みやかに停止させるとともに、回転速度が零のときは制
動力が作用しないので高い精度で磁気ヘッドキャリッジ
（９）の位置を定めることができる。

なお、上記実施例ではエアダンパー（２１）を第２プー
リー（５）に取り付けたが、これを出力伝達機構の他の
部分、例えば、ベルト（７）に対して取り付けてもよく
、さらにまた、磁気ヘッドキャリッジ（９）に対して取
り付けても同様の動作を期待できる。

［発明の効果］ この発明は以上説明したとおり、磁気ヘッドキャリッジ
の位置決め機構の出力伝達機構にエアダンパーを備える
ことにより、磁気ヘッドをすみやかにフロッピーディス
クの所定のトラック上に定めることができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のフロッピーディスク駆動
装置の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構の構成を示す
平面図、第２図は従来のフロッピーディスク駆動装置の
磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構の構成を示す平面図
である。 図において、 （４）・・・第１７−リー、 （５）・・・第２７−リー、 （７）・・・ベルト、 （９）・・・磁気ヘッドキャリッジ、 （１９）・・・ピストン、 （２０）・・・シリンダー、 （２１）・・・エアダンパー、 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）コントローラを備えた駆動モータと、一対のプー
   リーとベルトとにより駆動モータの出力を伝達する出力
   伝達機構と、特定の方向にガイドされ上記出力伝達機構
   に連結された磁気ヘッドキャリッジとからなるフロッピ
   ーディスク駆動装置の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機
   構において、前記出力伝達機構は、移動方向に作動する
   エアダンパーを有することを特徴とする磁気ヘッドキャ
   リッジ位置決め機構。
2. （２）エアダンパーは、出力伝達機構のプーリーの一方
   に円周方向に作動することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構。
3. （３）エアダンパーは、出力伝達機構のプーリーの一方
   に設けられたピストンと、フロッピーディスク駆動装置
   の不動部分に上記ピストンと対応する位置に設けられた
   シリンダーとからなることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項に記載の磁気ヘッドキャリッジ位置決め機構。