JPS61246647A - 既設導管用漏洩検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既設導管において輸送流体が漏洩しているか
否かを、導管内の圧力変動検出に基づいて検査する装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来、第３図に示すように、既設導管（Ｐ）の切断端部
夫々を閉じる蓋体（３１）　、　（３２）、蓋体（３１
）に接続した加圧ガス供給装置（３３）と導管内圧力変
動検出装置（３４）から成る漏洩検査装置を用いていた
。つまり、既設導管（Ｐ）の流体輸送を停止し、既設導
管（Ｐ）を二個所で切断し、既設導管（Ｐ）内の流体を
排出し、既設導管（Ｐ）の両端を蓋（３１）　、　（３
２）で閉じて、内部に加圧ガス供給装置（３３）から不
活性ガス等を供給し、既設導管（Ｐ）からの漏洩による
内圧低下を生じるか否かを導管内圧力変動検出装置（３
４）により調べるように構成していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、漏洩検査のために長時間にわたって流体供給を
停止しなければならず、二個所での導管切断、流体排出
、導管復旧等に多くの作業時間、労力、経費を必要とし
、殊に埋設導管の場合、掘削、堀削土妙の処理、埋戻し
のために、一層多（の作業時間、労力、経費を必要とす
る欠点があった。

本発明の目的は、導管内の圧力変動に基づく漏洩検査を
、流体供給を継続したまま行え、しかも、検査に伴う導
管の処置を容易迅速にかつ経費少なくできるようにする
点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は気密状に形成した基体に、その両端
側で開口した輸送流体通路を形成し、前記基体の外周面
に、その全周にわたる気密バッグの複数個を付設し、そ
れらバッグに接続した圧力調節用チューブを前記基体か
ら延設し、前記バッグを前記チューブによる内部加圧で
導管内面の全周に気密状に圧接されるように形成し、前
記バッグの間で前記基体の外部空間に接続した圧力測定
用チューブを前記基体から延設したことにあり、その作
用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、圧力調節用及び圧力測定用チューブを既設導管
外に延出した状態で、基体を既設導管内の被検査個所に
新設又は既設の分岐接続個所から入れ、圧力調節用チュ
ーブを利用してバッグ内に加圧流体を供給して、バッグ
を導管内面に圧接できる。その時、既設導管内の流体が
、基体に形成した輸送流体通過路により基体の上流側か
ら下流側に流れて、流体輸送を継続できる。

バッグの導管内面への圧接に伴って、バッグ間で基体の
外部空間に高圧の輸送流体が封入された状態となり、圧
力測定用チューブに接続した圧力変動測定装置によって
、封入流体の圧力を生じるか否かを調べると、上記バッ
グ間で基体の外部空間に臨む既設導管部分での漏洩の有
無が判明する。

そして、バッグの膨張収縮操作と基体の管内移動操作を
繰り返して、既設導管の検査必要個所全てに対する漏洩
検査を行い、最後に基体を、それを入れた分岐接続個所
から引出して回収する。

〔発明の効果〕

その結果、既設導管による流体輸送を継続したままで漏
洩検査を行わせることができ、殊に都市ガスや水道等の
ように流体供給中断による悪影響が大きい場合に有効な
漏洩検査装置を提供できるようになった。

また、漏洩検査に際して、既設導管を１個所だけ穿孔す
るか、あるいは、分岐管を１本だけ切断するだけでよく
、また、導管内流体排出作業が不要になり、漏洩検査に
伴う工事を先述の従来方式に比して作業時間、労力、経
費のいずれにおいても有利に行えるようになり、殊に埋
設された既設導管において掘削工事の簡略化により工事
に要する時間、労力及び経費を大巾に少なくできるよう
になった。

〔実施例〕

次に、第１図及び第２図により実施例を示す。

一対の筒状体（１）　、　（２）を銅製コイルスプリン
グ（３）で連結して、両端側で開口した輸送流体通過路
（４）を形成し、筒状体（１）　、　（２）夫々にその
全周にわたる気密バッグ（５）　、　（６）を気密状に
接着し、コイルスプリング（３）をその全周にわたる可
焼性高分子材製被覆（７）で覆い、被覆（７）の両端を
筒状体（１）　、　（２）に気密状に接着し、もって、
気密状の基体（Ａ）を形成してある。

既設導管（Ｐ）に内接して基体（Ａ）を支持する環状の
コイルスプリング（８ａ）　、　（８ｂ）を、支持棒（
９）と支持リング（１０）により筒状体（１）　、　（
２）夫々に取付け、基体（Ａ）を既設導管（Ａ）内で円
滑に移動できるように構成してある。

バッグ（５）　、　（６）に分岐チューブ（ｌｌａ）　
（ｌｌｂ）（ｌｌｂ）により接続した圧力調節用チュー
ブ（１１）を基体（Ａ）から延設し、そのチューブ（１
１）に加圧空気供給用ポンプ（１２）と加圧空気排出用
パルプ（１３）をカプラー（１４ａ）　、　（１４ｂ）
により取外し自在に接続して、バッグ（５）　、　（６
）の膨張及び収縮を既設導管（Ｐ）外から行えるように
構成し、バッグ（５）　、　（６）をその内部加圧で既
設導管（Ｐ）の内面全周に気密状に圧接されるように形
成してある。

バッグ（５）　、　（６）の間で基体（Ａ）の外部空間
に接続した圧力測定用チューブ（１５）を基体（Ａ）か
ら延設し、そのチューブ（１５）に加圧解除用パルプ（
１６）と圧力変動測定装置（１７）をカプラー（１８ａ
）　。

（１８ｂ）で取外し自在に接続し、バッグ（５）　、　
（６）を既設導管（Ｐ）に内接させた状態で、バッグ（
５）。

（６）間において既設導管（Ｐ）の漏洩を圧力低下によ
り検出できるように構成してある。

圧力測定用チューブ（１５）の入口側に防塵網（１９）
を設け、圧力調節用チューブ（１１）の大部分を、圧力
測定用チューブ（１５）の中を通し、既設導管（Ｐ）に
対する基体（Ａ）の挿脱口（２０）を閉じるフランジ（
２１）に、シールリング（２２）で気密維持した状態で
圧力測定用チューブ（１５）を通してある。

尚、上記挿脱口（２０）を形成するに、−ａに、既設導
管（Ｐ）に二つ割ケース（２３）を気密状に取付け、ケ
ース（２３）の開口からの穿孔具で既設導管（Ｐ）に孔
（２４）を形成し、ケース（２３）の開口又はケース（
２３）に接続した筒によって挿脱口（２０）が形成され
、既設導管（Ｐ）の流体輸送は継続される。

また、既設導管（Ｐ）内で基体（Ａ）を移動させるに、
一般に、押引用索具や自走構成によって管内移動できる
ように構成したテレビカメラやファイバースコープに連
結して基体（Ａ）を移動させる。

〔別実施例〕

次に別の実施例を示す。

基体（Ａ）の具体構成は適当に変更でき、例えば遊転輪
や駆動輪やソリ等を、既設導管内（Ｐ）内での移動のた
めに設けたり、また、その移動のための押し引き用索具
を付設する等が可能である。

輸送流体通過路（４）は、既設導管（Ｐ）の４０％以上
の流体輸送能力を有するように形成することが望ましい
が、寸法、形状、その他において適宜変更自在である。

バッグ（５）　、　（６）は形状、設置数、その他にお
いて自由に変更でき、また、チューブ（１１）　、　（
１５）は、基体（＾）近くで接続分離自在なカプラーを
付設したり、基体（Ａ）の押し引き操作具に兼用構成し
たり、その他適当に構成変更できる。

チューブ（１１）　、　（１５）に接続するバッグ用加
圧減圧手段や圧力測定手段はいかなるものでもよく、現
場で適当なものを接続してもよく、専用のものを備えさ
せてもよい。

既設導管（Ｐ）の種類は不問であり、また、既設導管（
Ｐ）に本来備えられている分岐管を切断して、分岐管か
ら既設導管（Ｐ）内に基体（Ａ）を入れる等、基体（Ａ
）を既設導管（Ｐ）に対して出し入れする手段は状況に
応じて適当に変えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例を示す一部省略概略図、第２
図は第１図の■−■線矢視図である。 第３図は従来例の概略図である。 （４）・・・・・・輸送流体用通過路、（５）　、　（
６）・・・・・・バッグ、（１１）・・・・・・圧力調
節用チューブ、（１５）・・・・・・圧力測定用チュー
ブ、（Ａ）・・・・・・基体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　気密状に形成した基体（Ａ）に、その両端側で開口し
   た輸送流体通路（４）を形成し、前記基体（Ａ）の外周
   面に、その全周にわたる気密バッグ（５），（６）の複
   数個を付設し、それらバッグ（５），（６）に接続した
   圧力調節用チューブ（１１）を前記基体（Ａ）から延設
   し、前記バッグ（５），（６）を前記チューブ（１１）
   による内部加圧で導管内面の全周に気密状に圧接される
   ように形成し、前記バッグ（５），（６）の間で前記基
   体（Ａ）の外部空間に接続した圧力測定用チューブ（１
   ５）を前記基体（Ａ）から延設してある既設導管用漏洩
   検査装置。