JPS61246452A - 薄肉外装材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プレキャストコンクリート等による建築物の
薄肉外装材に関する。

［従来の技術と本発明が解決しようとする問題点］プレ
キャストコンクリート等の外装板による建築物の外壁は
既によく知られているが、従来の外装板は、板厚１２０
〜２００酊程度が通常の板厚であり、この板厚で水密性
能確保のための目地設計が行われている。換言すれば、
１次シール、ｆｉ１次シールの接着が剥離した場合の侵
入水の排出のための排水溝及び水返し立上り、室内漏水
を最終的に阻止するための２次シール等を設けるには、
その程度の板厚が最低限必要とされるのである。

ところで、外壁を薄くすること、すなわち、外装板の板
厚を薄くすることは、それ自体の低価格化、作業性向上
のみならず、建物の軽量化により躯体価格の低減化に資
すること大である。

しかしながら、膣壁を薄くすれば、上述のことから明ら
かなように、２次シール、排水溝、水返し立上り等を設
けることが回能となり、１次シールの水密性能のみに頼
ることになって、室内への漏水の危険性が増加すること
になる。

そこで、外装板の周縁部だけを厚くすることが考えられ
ているが、このようにすると、核部が豆板状になったり
、気泡が入ったりして脆くなり、また、咳部に細かな細
工を施すこともできないために、十分な水密性能を期待
できない。

従って、何れにせよ、従来の設計技術では、通常要求さ
れろ水密性能を確保することが難しい。

本発明は、斯る問題点を解決しようとするものである。

ｃ問題点を解決するための手段］ 本発明は、第１図乃至第３図に示すように、プレキャス
トコンクリート等のコンクリート乃至これに類偵する素
材による方形の薄肉板ｌの局面に、幅が該薄肉板の板厚
よりも大きな目地用成形材を、後方へ突出させて付設し
て成る。

目地用成形材２は、水硬性、ガラスファイバー入り等の
セメント系材料、金属材料、その他により、鋳型成形、
押出成形、切削加工、或いは、プレス加工して、長辺板
に構成し、また、目地用成形材２は、横目地用２１ａ、
２１ｂと縦目地用２２ａ、　２２ｂとを区別して、薄肉
板１の上下辺及び左右両辺に、薄肉板の成形においてイ
ンサート成形により付設する。

而して、上下辺の横目地用成形材２１ａ、２１ｂは、上
辺のものに水返し立上り２１１を設け、下辺のものの形
状をこれに適合させる。また、左右両側辺の縦目地用成
形材２２ａ、２２ｂは、所要に応じ外面に相い対応させ
て排水溝を形成する。

［実施例　１．］ 第４図、第５図は、第１の実例を示している。

この場合、薄肉板１は、板厚を７０〜１００　ｍとし、
目地用成形材２は、上記セメント系材料により押出成形
し、横目地用成形材２１ａ、２１ｂ及び縦目地用成形材
２２ａ　、　２２ｂの各埋設面に蟻溝２１２，２２２を
形成して、インサートにおける強力な一体化を計り、且
つ、各外面の前縁と後縁に１次シール用と２次シール用
の凹溝２１３，２１４，２２３，２２４を形成している
。

上辺の横目地用成形材２１ａの水返し立上り２１１は、
中間部分に設け、これの直前に断面台形状の排水溝２１
５を長手方向に横設している。

また、縦目地用成形材２２ａ、　２２ｂの外面中間部分
には、それぞれ断面三角状の複数の排水溝２２１・・・
を長手方向に縦設している。

如上の構成であるから、１次シール用凹溝２１３゜２１
３．２２３，２２３に１次シールバックアップゴム材（
ロ）を保持し、且つ、これの前面に１次シール材（イ）
を充填して、１次シールを行い、２次シール用凹溝２１
４．２１４，２２４．２２４に２次シールゴム材（ハ）
、（ハ）を保持して、２次シールを行うことができ、万
一１次シールを越えて浸水することがあっても、この水
は水返し立上り２１１及び２次シールで阻止され、排水
溝２１５，２２１・・・を通って下方へ流下し、外部へ
と排水される。

［実施例　２．］ 第６図、第７図は、第２の実施例を示している。

この場合は、上記第１の実施例のものにおいて、横目地
用成形材２１ａ、２１ｂ及び縦目地用成形材２２ａ。

２２ｂの肉厚を厚（し、蟻溝を無くし、２次シール用凹
１２１４．２２４を浅くし、上辺の横目地用成形材２１
ａの排水溝を無くし、左右両側辺の縦目地用成形材２２
ａ、２２ｂの排水１２２１を断面台形の各１個としてい
る。この場合も第１の実施例と実質的に同じである。

［実施例　３．］ 第８図は、第３の実施例である。

この場合は、目地用成形材２を金属材料による押出成形
２１ａ、２１ｂで形成し、同形伏のものを横目地用成形
材、縦目地用成形材として使用している。

而して、１次シール用凹１ｍ２１３も、２次シール用凹
溝２１４も、複数の排水溝２１５・・・も、一様に深く
形成して並設し、また、これにより溝間の各溝壁を水返
し立上りに兼用している。また、それぞれの埋設面に埋
込片２１６．２１７を突設して薄肉板１へ埋入させ、強
力な一体化を得ている。

この場合も、結局、第１の実施例と実質的に同じである
。

［発明の効果〕 本発明によれば、薄肉板を用いても付設の目地用成形材
により十分な水密性能を確保でき、薄肉板を用いるから
外壁重量、更には、躯体重量の軽減化が可能となり、強
度を十分に確保でき、タイル打込みプレキャストコンク
リート板及び繊維混入高強度コンクリート板に応用する
ことにより意匠的な損色が殆ど無いものとすることがで
き、目地用成形材は可成り複雑な断面を得ることが可能
となり、薄肉材にオープン・ジヨイント工法も通用でき
ることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る薄肉外装材を示す斜視図、第２
図は、同縦断側面図、第３図は、同横断平面図、第４図
は、第１の実施例の要部の拡大縦断側面図、第５図は、
同側の他の要部の拡大横断平面図、第６図は、第２の実
施例の要部の拡大縦断側面図、第７図は、同側の他の要
部の拡大横断平面図、第８図は、第３の実施例の要部の
拡大縦断側面図及び拡大横断平面図である。 ｌ・・・薄肉板　　　　　２・・・目地用成形材２１ａ
、２１ｂ・・・横目地用成形材 ２２ａ　、　２２ｂ・・・縦目地用成形材２１３．２１
４・・・凹＠　　　　２１１・・・水返し立上り２１５
・・・排水溝 （イ）・・・１次シール材 （ロ）・・・１次シールバックアップゴム材（ハ）・・
・２次シール材 特許出願人　株式会社　竹　中　工　務、１店第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 薄肉板の周面に、幅が該薄肉板の厚さよりも大きな目地
   用成形材を、後方へ突出させて付設したことを特徴とす
   る薄肉外装材。