JPS6124569Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン駆動式歩行型除雪機に関す
る。除雪作業は、外気温が低いので厳しい作業で
ある。そこで操縦者に暖を与えることが必要であ
るが、従来の除雪機にはその用意がない。

本考案は、上記の見地から工夫されたもので、
前部のオーガ１・除雪板２・投雪シユート３・ク
ローラ４を除いて、クローラの上方にカバー５を
被せて燃料タンク、消音器、エンジンの出力軸か
らの伝動系その他の付属装置をすべて覆う。カバ
ー５は上面５ａ、両側面５ｂを蝶番で開閉又はボ
ルトナツトで着脱するように構成する。６は着脱
しないカバー部５ｃの後面から突出する操作レバ
ー、７は操縦ハンドル、８は排気筒である。

本考案は、上記カバー５の後側面５ｄに窓穴９
を形成し、エンジン１０の放熱器１１をその窓穴
９から操縦者Ｍの下半身・足の方に向けて温風を
送るように配置したものである。放熱器１１・カ
バー５は除雪機本体フレーム上に適当な支柱・横
枠等を設けて取付けるものである。上記の構成に
より、従来無意味に放熱させていた放熱器の温風
を有効に利用して操縦者の暖をとることができる
もので、除雪機の改良として実用的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案を実施した除雪機の側面図であ
る。 １はオーガ、２は除雪板、４はクローラ、５は
カバー、７は操縦ハンドル、１０はエンジン、１
１は放熱器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エンジン駆動式歩行型除雪機に於て、前部のオ
   ーガ・除雪板・投雪シユート・クローラを除いて
   クローラの上方にカバーを被せ、そのカバーの後
   面の窓穴にエンジンの放熱器を操縦者に向けて配
   置した除雪機。