JPS61245104A

JPS61245104A - 光拡散器

Info

Publication number: JPS61245104A
Application number: JP60086998A
Authority: JP
Inventors: Tokihiko Masuzawa; 増沢　時彦; Yoshitaka Kageyama; 義隆景山; Norizou Tomita; 富田　則三
Original assignee: Mitsubishi Rayon Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date: 1985-04-23
Filing date: 1985-04-23
Publication date: 1986-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は面光源装置として使用される光拡散器に関する
。

［従来の技術］従来、面照明装置としては大型ものは看板や各種表示装
置等として、また小型のものは各種機器類や液晶時計の
表示装置等として広く利用されている。これらの面照明
装置のうち大型の看板や表示装置は、線光源である蛍光
灯や点光源である白熱灯を光拡散板の背後に多数配設し
て照光させるものが一般的であった。しかしながら、こ
のような面照明装置において均一な明るさの面照明とす
るためには光拡散板と光源との距離をかなり大きくした
り、多数の光源を互いに密接して配設したりする必要が
ある。このため、面照明装置が大型になったり、光源の
数が増加して高価格になり、その上消費電力量も増大す
るという問題点があった。

このような問題点を解決するために１枚の導光板を用い
てその一側端より光を導き、これによって面照明を得よ
うとする提案がすでになされ、一部で実用化されている
。

この様な導光板を用いた場合、光源からの導入光が導光
板の反射面に平行な場合はほぼ均一な面照明を得ること
ができる。しかし、光源からの光は実際には放射状に広
がっているので光源の近傍では導光板から出射される光
量が多く、光源から離れた位置では導光板から出射され
る光量が少なくなり、均一な面照明を得ることが難しい
という問題があった。

［発明が解決しようとする問題点〕本発明は上述のような問題を解決したほぼ均一な面照明
を得ることができる光拡散器を提供することを目的とす
る。

［問題点を解決するための手段］本発明の要旨は光入射面と光伝送体と光出射面が備えら
れている光拡散器において、該光伝送体が鏡面を有する
複数の薄層体が間隔を置いて互いに重なり合わないよう
に配置されていることを特徴とする光拡散器である。

以下、本発明を実施例の図面に基いて説明する。

第１図は本発明の光拡散器を構成する光伝送体の斜視図
、第２図は光伝送体中の光の進行状況を示す説明図であ
る。光伝送体はポリエステル等の金属蒸着フィルム等の
鏡面を有する薄層体（１）が複数枚、間隔をおいて平行
に配置され、導光路が形成されている。光拡散器の一端
面である光入射面（２）と他の端面である光出射面（４
）とは鏡面を有する薄層体（１）の広がっている面に対
して共に傾斜しており、光出射面（３）の面積は光入射
面（２）の面積よりも十分大きいものとなっている。

光入射面（２）に沿って蛍光灯の様な長尺状の光源（４
）を配置すると、光入射面（２）から光伝送体（１）に
入射する光は薄層体（１）の間を第２図の矢印の方向へ
進行し、光出射面（３）から出射する。このとき、薄層
体面に平行な光は直進し、薄層体面に対して傾斜してい
る光は対向している鏡面を有する薄層体による反射を繰
り返して光出射面（３）に到達する。　光入射面（２）
および光出射面（３）における薄層体（１）の間隔は等
間隔になるよう構成されている。この場合、対向する鏡
面を有する薄層体が形成する個々の導光路に等量の光を
入射させれば、光出射面（３）から出射する光量もほぼ
等しくなり、より均一な面照明を得ることができる。

なお、第２図においては、１組の対向する薄層体が形成
する導光路についてのみ、光の進行状態を示したが、他
の導光路についても同様である。

上述のごとく、鏡面を有する薄層体（１）を間隔を置い
て平行に配置することによって光伝送体が構成されてい
るので、薄層体面に平行な光のみならず、薄層体面に対
して傾斜している光も全反射を繰り返して光出射面（３
）に到達する。このために光拡散器の光出射面（３）が
ほぼ均一な明るさを有し、はぼ均一な面照明を得ること
ができる。

第３図〜第５図は、本発明の光拡散器の実施例を示す概
略的な断面図である。第３図の光拡散器は光入射面（２
）が透光性の物質からなるスペーサー（５）を介して鏡
面を有する薄層体（１）が積層されてなっている。鏡面
を有する薄層体としては、１００４ｍ厚のポリエステル
のアルミ蒸着フィルムを用いたが、鏡面を有し、フィル
ム状のものであれば何れのものであっても差支えない。

また、光出射面が乳白色の光拡散板（６）によって覆わ
れており、その他の構造は第１図、第２図に示した光拡
散器と実質的に同一である。

この様な光拡散器では、積層面によって生ずる光出射の
境界線を乳白色の光拡散板（６）によって消去すること
ができるので、より均一な面照明を得ることかでＳ委。

第４図の光拡散器は蒸着フィルムが曲線状に複数枚配置
されて導光路を形成してなっている実施例の図面である
。蒸着フィルムが互いに接触しないように曲線を描いて
積層されているほかは、第３図で示した光拡散器と実質
的に同様の構成であり、均一な面照明が得られる。

第５図の光拡散器は、光出射面（３）に屈折板（７）を
組み合わせた実施例の図面である。ここでいう屈折板（
７）とは、断面形状が三角形の連続体のようなものをい
う、この屈折板（７）によっていう、この屈折板（７）
によって光出射面（３）から出射した光は反射および屈
折によって光の進行方向が上向きに変えられ、効率よく
照明をすることができる、屈折板（７）の上方にさらに
乳白色の光拡散板を組み合わせれば、より一層均−な面
照明が得られる。

以上１本発明を第１図から第５図に従って説明したが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、各
種の変更が可能である。

例えば、光入射面と光出射面は薄層体が等間隔になるよ
うに積層したが、様々な間隔になるように構成しても良
く、間隔の調整によって自由に光量分布をコントロール
することができ、均一な面照明が得られる。

また、透光性の物体をスペーサーとして、光入射面に挿
入したが、薄層体間の空間全体に透光性の物体を満たし
てもよい、これによって薄層体の形状保持ができ、加工
が容易になる。

鏡面を有する薄層体としては、フレキシビリティ−のあ
るポリエルテルのアルミ蒸着フィルムを用いたが、アル
ミ薄板のような剛直なものを用いてもよい。

薄層体の光出射面近辺の一部を乱反射面にしてもよく、
これによって、さらに均一性の高い面照明が得られる。

上記の何れの実施例においても同一の光源から同一の色
調の光をすべての薄層体間に入射させたが、異なる光源
から異なる色調の光をそれぞれの薄層体間に入射させる
ことによって変化に富んだ面照明を得ることもできる。

［発明の効果］本発明の光拡散器は鏡面を有する薄層体を複数、間隔を
置いて互いに重なり合わないように配置して構成する様
にしたものであり、薄層体の鏡面での反射を利用するこ
とによって、光入射面から入射する光を光源から離れた
光出射面まで導くことができ、斑の少ない、均一な面照
明を得ることができる。そして薄層体の枚数を多くして
、間隔を小さくするほど、より均一な面照明を得ること
ができる。

また、導光路となる薄層体間が空気層なので。

全く損失なく光を伝送することができ、効率のよい、明
るい面照明を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を構成する光伝送体の斜視図、第２図は
光伝送体中の光の進行状況を示す説明図。第３〜第５図は本発明の光拡散器の実施例を示す概略的
な断面図である。（１）・・・・・・薄層体　　　（５）・・・・・・ス
ペーサー（２）・・・・・・光入射面　　（６）・・・
・・・光拡散板（３）・・・・・・光出射面　　（７）
・・・・・・屈折板（４）・・・・・・光源ネ　ｆ　同

Claims

【特許請求の範囲】１）光入射面と光伝送体と光出射面が備えられている光
拡散器において、該光伝送体が鏡面を有する複数の薄層
体が間隔を置いて互いに重なり合わないように配置され
ていることを特徴とする光拡散器。２）前記光出射面が光拡散板によって覆われている特許
請求の範囲第１項記載の光拡散器。３）前記光出射面が前記薄層体の間の少なくとも一部に
透光性の物体が挿入されている特許請求の範囲第１項記
載の光拡散器。