JPS61244970A - 蒸気調整弁 - Google Patents

蒸気調整弁

Info

Publication number
JPS61244970A
JPS61244970A JP8647985A JP8647985A JPS61244970A JP S61244970 A JPS61244970 A JP S61244970A JP 8647985 A JP8647985 A JP 8647985A JP 8647985 A JP8647985 A JP 8647985A JP S61244970 A JPS61244970 A JP S61244970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
steam
valve body
specific example
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8647985A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuyoshi Wada
哲義 和田
Toshihiko Odohira
尾士平 俊彦
Sadato Shigemura
重村 貞人
Masaaki Hatano
波多野 雅昭
Toshihiko Oshita
俊彦 大下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8647985A priority Critical patent/JPS61244970A/ja
Publication of JPS61244970A publication Critical patent/JPS61244970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、蒸気調整弁の改良に係り、詳しくは、蒸気
調整弁の耐摩耗性、耐焼付性の向上に関するものである
[従来技術] 蒸気調整弁は、ボイラから蒸気タービン等に供給する蒸
気流量を、弁の開閉によって調整するものである。この
弁の開閉のため、弁棒や弁体がスリーブ内を摺動し、弁
を弁座に接離させる。また、弁棒や弁体は、高速で流れ
る高温・高圧の蒸気にさらされるので、弁棒や弁体の摺
接部には摩耗。
焼付きの問題が生じる。
このため、耐摩耗性向上を目的として、従来、弁棒や弁
体の摺動部に窒化処理が施されてむ゛る。
[問題点] しかしながら、窒化処理では耐摩耗性、特に、耐焼付性
が十分でなく、蒸気温度が約300℃以上の高温の場合
には、焼付事故が多発している。
これは、従来の窒化処理では、ピンカース硬度が100
0程度であり、不足しているとともに、スリーブ材(多
くの場合窒化処理しである)とのぬれ性が大きいためと
推定され、300℃以上の高温までの温度範囲で良好な
耐摩耗性、耐焼付性を有する蒸気調整弁の開発が望まれ
ている。
[発明の目的] そこで、この発明の目的は、高温に至るまで良好な耐摩
耗性、耐焼付性を有する蒸気調整弁を提供することにあ
る。
[解決手段] この目的を達成するため、この発明は、高温蒸気の流路
を弁で開閉して蒸気の流量を調整する蒸気調整弁におい
て、前記弁の弁棒および弁体の少くとも摺動面にセラミ
ック皮膜を形成させたことを特徴とする。
[作用] この発明による蒸気調整弁は、摩耗、焼付きが最も問題
になる弁棒及び弁体の摺動部の表面にセラミックのコー
ティングを施したので、セラミックの高硬度、耐熱性、
耐摩耗性、耐焼付性により、摺動部の耐摩耗性、耐焼付
性を向上させることができる。
[実施例] 以下この考案を図示の実施例について説明する。
第1図は蒸気調整弁の一例の断面図である。弁室1内に
、蒸気人口3.蒸気流路6.蒸気出口2があり、3個の
弁体5が蒸気流路6を開閉する。弁体5は弁支え7によ
って支持され、弁支え7は弁棒4によって支持されてい
る。弁棒4は、駆動機構8によって、スリーブ9内を上
下し、弁を開閉させる。第1図に示す蒸気調整弁は、弁
体5の長さが各々異なっており、弁棒4で弁支え7を上
下させることによって、流路6の開いている個数及び開
度を変えて、蒸気流量を変えるものである。
第2図及び第3図は、第1図のそれぞれ弁棒4゜弁体5
の拡大図である。図中Aで示す部分が摺動部であり、従
来の窒化処理したものでは、この部分に摩耗、焼付が多
発している。
第4図は他の蒸気調整弁の例である。弁室l内を蒸気人
口3から蒸気出口2へ流れる蒸気を弁体5で開閉する。
弁体5はスリーブ9に摺動して上下する。第5図はこの
弁体5のみを示し、符号Aで示す摺動部に摩耗、焼付き
が生じている。
この発明は、この摺動部にセラミックのコーティングを
施すものである。TiN、TiC,SiC,Si3N4
等のセラミックはビッカース硬度2000〜3500と
いう超硬質材料であり、また、摺動する相手材であるス
リーブの窒化鋼と反応し難いため、耐焼付性が優れてい
るという特徴がある。これらのセラミックのコーティン
グを、弁棒、弁体の摺動部である図中Aで示す部分に施
すことにより、耐摩耗性、耐焼付性に優れた蒸気調整弁
を実現することができる。
これらのセラミック材料をコーティングする方法として
は、溶射法、物理的蒸着(PVD)法。
化学的蒸着(CV D)法等がある。しかし、溶射法は
付着性が低く、また、通常のCVD法は、コーティング
するときに、基材温度を1000℃程度の高温にする必
要があり、鋼材料への適用が困難であるという問題があ
る。したがって、コーティング法としては、コーティン
グ時の基材温度が500℃以下と低く、薄い皮膜を均一
にコーティングすることのできるPVD法が好ましく、
特に、金属を蒸発させて、N2やC2N2と反応させて
窒化物や炭化物をコーティングすることができる反応性
イオンブレーティングが好ましい。こ・れは、基材温度
が低いので、変形が少いこと、また、金属をコーティン
グ原料とするため、コストが低い利点のためである。
なお、PVD法の一種であるスパッタリング法。
新しいCVD法であるプラズマCVD法や光CVD法で
も可能である。
なお、基材については特に限定されるものではなく、通
常使用される鉄鋼材料であれば問題なく、さらに、鉄鋼
材料に窒化処理を施したものでも適用可能である。
以下、具体例について説明する。
[第1具体例] SACMIを基材とし、円柱部直径25f1.長さ70
0鶴の弁棒1円柱部直径2(In、長さZ。
O鶴の弁体に、反応性イオンブレーティング法により、
T i Nの厚さ5μmのコーティングを施した。コー
ティング条件としては、電子銃電力は200に一1N2
分圧は0.001 Torr 、基材の温度は500℃
、バイアス電圧はIOVであった。
[第2具体例] 第1具体例と同じ弁棒、弁体に対して、反応性高周波ス
パッタリング法により、TiCの厚さ5μmのコーティ
ングを施した。コーティング条件としては、高周波出力
は400W、C2N2分圧は0.007 Torrであ
った。
[第3具体例] 第1具体例と同じ弁棒、弁体に対して、反応性イオンブ
レーティング法により、Si3N4 の厚さ5μmのコ
ーティングを施した。コーティング条件としては、電子
銃電力は200■、N2分圧は0.0004 Torr
、基材温度は500℃、バイ′アス電圧はIOVであっ
た。
〔第4具体例コ 第1具体例と同じ弁棒、弁体に対して、反応性イオンブ
レ・−・ティング法により、SiCの厚さ5μmのコー
ティングを施した。コーティング条件としては、C28
2分圧が0.001 Torrである他は第3具体例と
同一である。
[第5具体例] 以上の具体例によって製作したコーティング皮膜の硬度
をマイクロビッカース硬度針によって測定した結果、T
iNは2400、TiCは3600% S i3 N4
は2700.SiCは3400であった。これらは従来
の窒化による値である1000よりもかなり高い硬度で
ある。
[第6具体例1 第1図に示す蒸気調整弁に、従来法である窒化処理した
弁棒、弁体を取付けたもの、並びに、第1具体例によっ
てTiNをコーティングした弁体。
弁体を取付けたものを、同時に、温度450℃の蒸気に
対して使用した結果、従来の窒化処理したものが500
時間後に表面の摩耗傷が発生しているのに対して、Ti
Nコーティングには、摩耗の形跡は全く見られなかった
。同様に、TiC,Si3N4.SiCのコーティング
について試験した結果も、T i Nと同様に良好な耐
摩耗性を有していた。
第4図に示す蒸気調整弁の第5図に示す弁体について通
用した結果、同様の耐摩耗性が見られた。
その他、オン・オフタイプの弁に対しても同様の効果が
見られた。
なお、この発明によるセラミックコーティングは、以上
の具体例に示したセラミックの他、同種のセラミックを
もってコーティングをしてもよいことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、耐摩耗性、耐
焼付性に優れた蒸気調整弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸気調整弁の一例の断面図、第2図及び第3図
は第1図のそれぞれ弁棒及び弁体の側面図、第4図は他
の蒸気調整弁の断面図、第5図は第4図の弁体の側面図
である。 図において、4は弁棒、5は弁体、9はスリーブ、Aは
摺動部である。 復代理人  弁理士 原田幸男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高温蒸気の流路を弁で開閉して蒸気の流量を調整する蒸
    気調整弁において、前記弁の弁棒および弁体の少くとも
    摺動面にセラミック皮膜を形成させたことを特徴とする
    蒸気調整弁。
JP8647985A 1985-04-24 1985-04-24 蒸気調整弁 Pending JPS61244970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8647985A JPS61244970A (ja) 1985-04-24 1985-04-24 蒸気調整弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8647985A JPS61244970A (ja) 1985-04-24 1985-04-24 蒸気調整弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61244970A true JPS61244970A (ja) 1986-10-31

Family

ID=13888105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8647985A Pending JPS61244970A (ja) 1985-04-24 1985-04-24 蒸気調整弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61244970A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6508453B2 (en) High-temperature gas control valve
US5829735A (en) Disc valve
US5100565A (en) Valve of faucet
JPH04368A (ja) 耐摩耗性被膜及びその製造法
RU2469127C2 (ru) Износостойкое изделие с защитным покрытием
WO2018220192A1 (en) Piston ring and method of manufacture
JPH0931628A (ja) 摺動部材およびその製造方法
Michler et al. Continuously deposited duplex coatings consisting of plasma nitriding and aC: H: Si deposition
JPS61244970A (ja) 蒸気調整弁
US10030773B2 (en) Piston ring
JP2711962B2 (ja) ピストンリング及びその製造方法
JPH0297659A (ja) セラミック被覆耐エロージヨン部材
JP2007529699A (ja) 被覆ピストンピン
JPH06322515A (ja) 耐摩耗性被膜
JP2001152320A (ja) 摺動部材
JP2568712B2 (ja) 低摩擦係数を有する硬質材料からなる一対の密封部材
JP3154652B2 (ja) 極低温用ガス流量制御弁
JPH05306461A (ja) 内燃機関の耐摩耗性摺動部材
JP2534566Y2 (ja) ピストンリング
JPH07216548A (ja) 燃料噴射ノズル装置の耐摩耗性摺動部材
JPH051769A (ja) 内燃機関の耐摩耗性摺動部材
JP3212636B2 (ja) 摺動材料
RU2211880C2 (ru) Износостойкое ионно-плазменное покрытие и способ получения износостойкого ионно-плазменного покрытия на поверхностях пар трения
JP3193279B2 (ja) フォーセットバルブ
JPH03249313A (ja) 内燃機関用吸排気弁