JPS61241570A

JPS61241570A - 包装用バルブおよびそれを備える容器

Info

Publication number: JPS61241570A
Application number: JP61027021A
Authority: JP
Inventors: レイモンド　ギヤノン
Original assignee: FGL Projects Ltd
Current assignee: FGL Projects Ltd
Priority date: 1985-02-12
Filing date: 1986-02-12
Publication date: 1986-10-27
Also published as: GB8503545D0; ZA86650B; JPS61259922A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、食糧のような腐りやすい物の保存に使用する
ための袋のような容器のための、費用のかからないバル
ブ、およびこのバルブを備える改良された容器に関する
。

（従来の技術）大量の食糧が、必要とする時が来るまで保存される。こ
の段階で、食糧は小片に分解され、かつ合成熱可塑性プ
ラスチック材で作られた壁を有する袋または箱のような
蒸気不浸透性容器に再包装されることが多い。

この方法によると、品物が、山積み貯蔵の状態から消費
者に届くまでの期間中に、悪くなるか、または少なくと
も元の新鮮さをほとんど失っていまうおそれがある。

腐りやすい食糧の保存は、空気を包装された物から抜き
、さらに、ある種の気体、例えば、保存規果を及ぼすこ
とで知られる二酸化炭素を封入することにより、著しく
改良されることは周知である。

このような包装作業には、費用がかかり、かつ精巧な装
置が必要であり、概ね、工場のような環境下でのみ実行
される。しかし、ホテル、病院、スーパーマーケット、
小売店のような種々の施設および家庭内でさえも、冷凍
にしないで、比較的小量の食物を保存するという要求が
高まっている。

食物が、元の新鮮さをほとんど保持し、かつ、消費する
ための準備を、１日又は２日ぐらいの短期間でできるな
ら、その利点は大である。

上述の装置で、満足のいくような作業ができる包装方法
の必要条件の一つは、パッケージ部を形成し、かつ内容
物へ通じる費用のかからないバルブである。

バルブに要求される機能は、包装される物の性質に依存
する。

品物が、プラスチック材でできた袋で包装されたワイン
または無菌水のような液体である時には、バルブは、空
気の進入を許さず、袋から制御された割合で定期的に液
体部を取り除くためのストップコック（活栓）のような
作用を要求される。食物が、真空包装またはガス射出に
よって保存される場合、パッケージまたは射出した保存
ガスから空気を、取り除いた時、バルブは、単にシール
として作用することを要求される。

従来、種々のバルブが、提案されている。しかし、それ
らは、概ね、使用するのに不都合で、あまり高すぎるか
、または十分に信頼できないかのどちらかである。

本発明は、製造に費用がかからず、かつ多様に作動しう
るあるバルブに関するものである。

従って、本発明は、２つの壁を有するチャンバと、壁の
どちらか一方に相互に関連して斜めに設けられた入口お
よび出口と、他方の壁の方向にはね返って変形しうる一
つの壁と、変形した際、バルブ内の入口と出口間の連絡
が、妨げられる他の壁に密着してはいり込んで変形しう
る壁から成る、腐りやすい物の包装用バルブを提供する
。

なお本明細書中で使われる「壁」という語は、特に断わ
りのない限り、「壁面」を含むものである。

（実施例）以下、本発明を、なんらの制限的意図なしに、添付図面
に基いて説明する。

第１図において、食糧で充たされた袋（図示せず）の壁
（１）は、バルブのチャンバ（３）へ通じる開口部（２
）を備えている。チャンバ（３）は、２ｍ＋ｍの厚さを
有するナイロンまたはポリカーボナイトシートによって
形成され、かつバルブが、袋の壁に、接着剤層（５）に
より接着され、環状フランジ（４）を有する半球形とな
っている。望ましくは、その接着には、ヒートシールが
良い。

バルブは、開口部（２）に対して傾斜位置でバルブの壁
に設けられている開口部（６）、およびばねのように作
用するＳ字形折り目（７）を備えている。

作用中、食糧が、減圧源に接続される開口位置の開口部
（６）で、従来の方法で、かつバルブと共に閉ざされる
袋に入れられ、かつ空気が、開口部（２）および（６）
を介して、パッケージから抜き取られる。

所望の減圧温度に達し、かつ減圧源を開口部（６）に接
続し続けると、開口部（２）の領域で、バッグは固い面
に支持され、かつ圧力が、ドームの上面に加えられる。

圧力は、ばねによって食い止められる。ドームの湾曲が
反対になると、ある段階に達し、かつ壁は、２つの開口
部間の連絡を防ぐよう、開口部（２）を押しあてる。こ
の逆転が起こると、ばね（７）は、開口部（２）を取り
囲んでいるバルブの壁が、反対壁（３）に対して堅固に
押しあてられることを確実にする。

第３図乃至第５図は、ストップコックとして使用できる
バルブの形状を示す。

これらの図面で、チャンバ（１）は、ナイロンまたはボ
リカーボナイトシートから作られた２つの半球形カップ
（２）および（３）によって形成され、かつばねのよう
に作用する２字形キングによって分けられている。

カップ（２）は、カップ（３）より容易に変形しやすく
、かつ約２ｍｍの壁厚を有する。一方、はとんど変形し
ないカップ（３）は、約５ｍｍの壁厚を有する。

入口部材（５）は、液体で充填されるプラスチック袋（
図示せず）に接続されている。

前記袋が充填されると、壁（２）は、ばねの抵抗が勝っ
ている間変形し、かつ壁（２）は、バルブを介して液体
が流出するのを防ぐための壁（３）と密着するべく、湾
曲の反転が起きる。

しかし、袋から液体の一部を抜き出すことが必要である
なら、このことは、出口部材（４）を時計の針と反対方
向に曲げることによって行うことができる。これは蓋片
（２）を壁（３）から離して持ち上げ、２つの開口部間
の連絡を回復させて、液体が流れるようにする。

弾性材で作られているため、元の位置に戻る部材（４）
の圧力を釈放することによってのみ、その流れを抑制す
ることができる。これによって、２つの壁の間に一時的
に形成された流路をなくす。

このバルブは、−たん壁（２）が変形して、壁（３）と
接触すると、バルブの通常位置は閉鎖位置となり、かつ
時計と反対方向の圧力が開口部材（４）に維持されると
きにのみ、液体が流れるようにするフェイルセーフのも
のである。

本発明によるバルブは、好ましくは、異なった弾力性を
有する２つの柔軟壁を備えている。

変形しうる壁は、ばねのような働きをすることが必要で
ある。２つの壁が密着すると、変形した壁の弾力性は、
バルブが一部を形成するパッケージの内部において、減
圧または高圧状態である時でも、この接触の密着性が維
持されることを確実にする。

壁の弾力性は、壁を形成している材料の性質によるので
はなく、壁の材料であるシートの厚さに依存する。ナイ
ロンまたはボリカーボナイトプラスチックのような合成
ポリアミドの場合、壁は、約３乃至１０ｍｍの厚さを有
するのがよい。

変形しうる壁の性質と同様な弾力性は、壁の片側、およ
び好ましくは変形しうる壁に、Ｓまたは２字形を呈しう
るキンクを形成することによって、広い範囲で増大しう
る。

このキングは、口壁の変形を抑制するが、ばねより十分
勝る変形力を受けると、入口と出口間の連絡を十分妨げ
るような新しい形状に変形しない壁を抑制するばねのよ
うに作用する。

この性質を有するキングの存在が、本バルブの信頼性を
大きく向上させる。しかし、バルブを形成するための材
料、すなわち、バルブを組み立てる方法が、変形された
壁と変形されない壁との間に密着しない場合、別の方法
が、バルブの閉鎖を助長するように使用される。

例えば、少なくとも壁の一つの内面が、感圧接着面とな
るように処理されるか、さもなくば、感圧接着面を与え
るように処理される。ある状況下で、２つの壁が、−緒
にヒートシールされる。

本発明のバルブは、熱成形によって作られる硬質または
半硬質のトレー、もしくは他の容器の構成材として、か
なりの割合で使用される。

この方法の作業中に、バルブを、トレーの形成と同時に
組み込むことができる。

第６図乃至第８図における熱形成方法によって作られた
容器（１）は、リップ（３）を形成する容器の一つのへ
りに伸びるフランジ（２）を備えている。

そのリップは、開口部（６）を有する変形しうる壁（５
）を有するように、バルブの一部を形成する。

バルブ（４）の内部は、フランジの溝（７）を介して、
容器の内部に通じている。

この容器は、フランジ（２）およびフランジ（３）の延
長部に、熱可塑性プラスチック材の柔軟シートをヒート
シールすることによって、都合よく閉鎖される。従って
、このシートは、バルブ（４）の第２の壁を提供する。

作業に際しては、包装された品物が、覆い（８）でシー
ルされる容器に入れられる。

この段階では、バルブは、第７図で示した開放位置にあ
る。空気が、容器から吸い出され、代わりに、保存ガス
、例えば、亜酸化窒素、二酸化窒素または二酸化炭素が
入れられる。

バルブは、蓋（８）の方向にプレス壁（５）によってシ
ールされる。湾曲の反転が起きると、開口部（６）は閉
鎖される。

容器を開放するため、バルブ（４）は、容器からクラッ
クオフ（９）で切り離され、かつナイフが、溝（７）に
挿入される。蓋とフランジ間の熱溶接を切断することに
よって、蓋片は開放される。

本バルブは、食糧品だけではなく、電子部品または医学
標本等の広範囲の品物を、大気の悪影響を受けることな
く、保存もしくは保護しうるように、包装することがで
きる。

破れ易いプラスチック袋からなる品物の真空包装用のバ
ルブは、包装された品物のバック中の空気を吸い出す際
、大気によって圧潰してはならない。

本出願人によるイギリス特許出願第８５０３５４５号′
および同第８５１３３８５号の各明細書に記載されてい
る方法によると、良い効果を得ることができる。

これらの出願の発明は、少なくとも一つの変形しうる壁
を有する、シールされないか、または部分的にシールさ
れた第１容器に品物を入れること、変形しない壁を有す
る第２容器に第１容器を入れること、保存または不活性
ガスを第１容器へ送り込む間、両方の容器の真空状態を
作ること、および所望しない物質の混入を防いでいる間
に第１容器をシールすることから成る品物包装用の方法
を提供している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、開放位置にある本発明バルブの一例の縦断面
図である。第２図は、第１図で示したと同じバルブの閉鎖位置の縦
断面図である。第３図は、ストップコック（活栓）として使用される本
発明バルブの別の形状の縦断面図で、開放位置にあるも
のを示す。第４図は、第３図で示したと同じバルブの閉鎖位置の縦
断面図を示す。第５図は、部分的開放位置での第２図および第３図で示
したと同じバルブを示す。第６＠は、本発明のバルブが一部を占める容器の斜視図
を示す。第７図および第８図は、第６図で示したバルブを、開放
位置と閉鎖位置で示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）２つの壁を有するチャンバと、壁のどちらか一方
に相互に関連して斜めに設けられた入口および出口と、
他の壁の方向にはね返って変形しうる一つの壁と、変形
した際、パルプ内の入口と出口間の連絡が、妨げられる
他の壁に密着して、はいり込んで変形しうる壁から成る
腐りやすい品物の包装用バルブ。
（２）壁が、異なる弾力性を有することを特徴とする特
許請求の範囲第（１）項に記載の包装用バルブ。
（３）壁の一部が、ばねを備えてなることを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項または第（２）項に記載の包
装用バルブ。
（４）ばねが、ＳまたはＺ字形を呈していることを特徴
とする特許請求の範囲第（３）項に記載の包装用バルブ
。
（５）一つの壁の内面が、感圧接着面であることを特徴
とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（４）項のいず
れかに記載の包装用バルブ。
（６）２つの壁を有するチャンバと、壁のどちらか一方
に相互に関連して斜めに設けられた入口および出口と、
他方の壁の方向にはね返って変形しうる一つの壁と、変
形した際、バルブ内の入口と出口間の連絡が妨げられる
他の壁に密着して、はいり込んで変形しうる壁から成る
、腐りやすい品物の包装用バルブを備える容器。
（７）壁の一部が、バルブの壁を構成する熱可塑性プラ
スチック材から袋を備えることを特徴とする特許請求の
範囲第（６）項に記載の容器。
（８）硬質または半硬質壁を有するトレー、および薄く
変形しうるシート材から作られる蓋片から成り、前記ト
レーもシートも、熱可塑性プラスチック材から作られ、
かつトレーの壁の一部および蓋片の一部は、それぞれ、
バルブの壁を構成することを特徴とする特許請求の範囲
第（６）項に記載の容器。