JPS61237361A - 金属蒸気放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、外管内に発光管と共に始動手段として点灯管
を内蔵した金属蒸気放電灯に関する。

（従来の技術） 近年、水銀灯用安定器を用いて高圧水銀ラング以外の高
圧放電灯、例えばメタルノ・ライドラングを点灯させる
ことが行なわれている。このメタルハライドラングなど
は、高圧水銀ランプに比べて高い効率を持つが、始動電
圧が高いので特別な始動方法を用いる必要がある。

この始動方法の一つとして、点灯管を用いる方法がある
。これは、例えば、特開昭５６−６１７６１号公報に開
示されているように点灯管の動作時に発生するパルス電
圧を発光管に印加して始動させるものである。この方法
は、点灯管の動作が速いために始動時間が短い、という
長所がある。

しかしながら、点灯管を発光管と共に外管内に内蔵した
ものは、ラング製造時の熱で点灯管・ぐルプ内に不純ガ
スが放出されて点灯管の動作電圧が上昇するばかりでな
く、ノセルス電圧の高さや回数が著しく低下し、ラング
の始動を不確実にするという問題があった。

これに対して、特開昭５６−６１７６１号公報　　　゛
には、点灯管内に点灯管電極と電気絶縁した状態で、例
えば金属担体上にゲッターを付着させた金属ゲッター板
を点灯管内壁面に弾着する方法、あるいは点灯管内壁面
にゲッターを塗布することが開示されている。

（発咀が解決しようとする問題点） これらの方法を発明者らが実験してみた結果、金属ゲッ
ター板を点灯管内壁面に弾着する方法では固定が不十分
であること、また点灯管内壁面に塗布する場合も固着が
不十分になり易く、固着力を上げるためのバインダーを
添加するとゲッター能力が低下するなど点灯管の信頼性
が低い、という問題点があった。

従って、本発明の目的は、ゲッターを確実に保持し且つ
接点の汚染による弊害を防止し、点灯管の信頼性が高い
金属蒸気放電灯を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、外管内に発光管および点灯管を含む始動用パ
ルス発生手段を収容した金属蒸気放電灯において、点灯
管内の一方の電極と電気的に接続されて支持されたゲッ
ターを収容し、該ゲッターは金属性担体により点灯管電
極の他方からしやへいされた構成を有する。

（作　用） 本発明の金属蒸気放電灯によると、ゲッターの固定が溶
接により確実に行え、且つ金属担体によシダツタ−が他
方電極からしやへいされているので、点灯管動作中にた
とえゲッターと他方電極との自己放電が起ってゲッター
材がスフ４ツタリングしても、ゲッター材が電極接点を
汚損することがないので、ダツター材による不純ガスの
吸着が十分に行われる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例に係る４　００Ｗメタルハラ
イドランプを示している。発光管１は両端に一対の主電
極２ａ、２ｂを備え、図中下方の主電極２ｂに隣接して
補助電極３が配置されている。

この配光管１内には始動用希ガスとして、Ｎｅ＋Ａｒ（
５％）混合ガスが４０　Ｔｏｒｒおよび水銀、ヨウ化ス
カンヅウム、ヨウ化ナトリウムが封入されている。４は
外管で、図中下方にはステム５が封着されており、この
封着部分には口金６が固定されている。外管内にはＮｅ
　＋　Ｎｔ　（７０Ｔｏ　）混合ガス５００Ｔｏｒｒが
封入されている。主電極２ａはリード線７゜ステア、　
ＩＪ−ド８ａを介して口金６の一方の極に接続されてい
る。また、主電極２ｂはリード線９゜支持枠１０ｂ、ス
テムリーＦ８ｂを介し口金６の他方の極に接続されてい
る。補助電極３は約３０にΩの抵抗１１．常閉（常温で
閉１点灯後開沖バイメタルスイッチ１２を介してステム
リート８ａ１そして主電極２ａに接続されている。なお
、１３はバイメタルスイッチ１２を支える絶縁固定体を
示す。

点灯管１４は固定帯１５で支持枠１０ｂに固定され、点
灯管１４の一方のリード１６ｍは支持枠１０ｂに接続さ
れている。また、点灯管１４の他方のり−ド１６ｂは、
約２５０Ωの抵抗１７．バイメタルスイッチ１２を介し
てステムリード８ａに接続されている。なお、１０ａは
支持枠、１８は板バネで発光管の上方を支えている。１
９はツルコニウムとアルミニウムからなるゲッターであ
る０ このランプは始動時、次のように動作する。まず４００
Ｗ水銀灯安定器を介して口金６の両極に電源（約２００
Ｖ）が接続されると、両生電極２ａ。

２ｂ問および主電極２ｂ−補助電極３間に電源電圧が印
加されるが放電開始電圧が高く、放電開始しない。一方
、ステムリード８ｂ−支持枠１０ｂ一点灯管１４のグロ
ー放電−抵抗１７−バイメタルスイッチ１２−ステムリ
ード８ａという経路で電流が流れる。やがて点灯管１４
の接点は、グロー放電の熱で閉じ、前記経路に短絡電流
が流れるようになる。次いで、点灯管１４の接点が開き
、電流がしゃ断され、安定器にサージが発生して、それ
が、主電極２ｂ−補助電極３間と主電極２ａ。

２ｂに印加され、放電が開始して始動が完了する。

本発明においては、第２図に点灯管１４の拡大図を示す
ように、タングステンなどの耐熱性金属からなる接点３
１ａ　、３１ｂが溶接された・ぐイメタル３２ａ、３．
２ｂが点灯管のステムリード３３ａ。

３３ｂに接続され、さらには、ジルコニウム−アルミニ
ウム、ジルコニウムーハナソウムー鉄ナトの非蒸発性ゲ
ッター３４が金属性担体３５上に付着されている。そし
て、前記金属担体３５によって、ゲッター３４は異電位
側の電極接点３１ｂよシしゃへいされているので、ゲッ
ター３４と接点３１ｂ間の自己放電がかなり抑制され、
放電時のゲッター材料のスノ臂ツタがあってもスノ母ツ
タ物質は点灯管内壁に付着し、点灯管電極３１　ａ　、
　３１ｂを汚染しない。

この発明の効果を調べるために、３種類の点灯管１４を
用い、点灯管１４以外は第１図に示された構成に基づ＜
　４００Ｗラングを作成し、点灯６０００時間までに電
源電圧１７０ｖで始動不良になるラングの発生率を調べ
た結果を、表１に示す。

く表　１〉 表１から明かなように、本発明の構成よシなる点灯管を
用いたラングは優れた特性が得られ、特にＺｒ−Ｖ−Ｆ
ｅなるゲッター材の場合、その効果は顕著である。これ
は、この糧のゲッターは動作温度が低いので点灯管のグ
ロー放電時に十分に不純ガスを吸着するためである。こ
の種のゲッターとしては上述のもの以外に、Ｚｒ−Ｆｅ
がある。これらゲッターを用いた場合の点灯管寿命は飛
躍的に伸びる。なお、ここまで４００Ｗメタルハライド
２ングを例に説明したが、その他の金属蒸気放電灯にも
適用できる。

（発明の効果） 以上のように、本発明の金属蒸気放電灯によれば、点灯
管内には点灯管電極の一方と電気的に接続されて支持さ
れたゲッターを収容し、該ゲッターは金属性担体によシ
点灯管電極の他方からしやへいさせたことにより、ゲッ
ターを確実に保持し、かつ接点の汚染による弊害を防止
し、さらには低温動作のゲッターとの組合せにより飛躍
的に長寿命の点灯管付き金属蒸気放電灯が実現できる◇

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る金属蒸気放電灯を示す
正面図、第２図は第１図に示された金属蒸気放電灯にお
ける点灯管の構成を概略的に示す構成説明図、第３図は
従来の点灯管を示す構成説明図である。　　　　′ １・・・発光管、２ａ、２ｂ・・・主電極、３・・・補
助電極、４・・・外管、５・・・ステム、１０ａ、１０
ｂ・・・支持枠、１４・・・点灯管、３４・・・ゲッタ
ー、３５・・・金属性担体。 なお、図中同一符号は同一部分又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外管内に発光管および点灯管を含む始動用パルス
   発生手段を収容した金属蒸気放電灯において、前記点灯
   管内には点灯管電極の一方と電気的に接続されて支持さ
   れたゲツターが配置され、該ゲツターは金属性担体によ
   り前記点灯管の他方の電極からしやへいされていること
   を特徴とする金属蒸気放電灯。
2. （２）前記ゲツターがジルコニウム−バナジウム−鉄或
   いはジルコニウム−鉄を成分とすることを特徴とする特
   許請求の範囲第一項記載の金属蒸気放電灯。