JPS61237048A - 化学物質測定用装置 - Google Patents

化学物質測定用装置

Info

Publication number
JPS61237048A
JPS61237048A JP60079065A JP7906585A JPS61237048A JP S61237048 A JPS61237048 A JP S61237048A JP 60079065 A JP60079065 A JP 60079065A JP 7906585 A JP7906585 A JP 7906585A JP S61237048 A JPS61237048 A JP S61237048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
cavity
silver
filament
chemical substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60079065A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0453381B2 (ja
Inventor
Michiyasu Nakamura
中村 通安
Makoto Yano
誠 矢野
Hidehiko Iketani
池谷 秀彦
Hiroshi Tsurumi
鶴見 博
Osamu Kusudo
楠戸 修
Yoshito Hamamoto
浜本 義人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP60079065A priority Critical patent/JPS61237048A/ja
Publication of JPS61237048A publication Critical patent/JPS61237048A/ja
Publication of JPH0453381B2 publication Critical patent/JPH0453381B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/414Ion-sensitive or chemical field-effect transistors, i.e. ISFETS or CHEMFETS

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化学物質に選択的に感応する電極からなる化学
物質感応センサーと液絡式の比較電極を使用して被測定
液中の化学物質量を測定する装置に関するものである。
よシ詳しくはセンサーと比較電極を一本の細管内に収容
した超小型の化学物質測定用装置に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 近年生理学、医学の分野で血液に代表される体液中の物
質、例えば水素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
塩素等のイオン、酸素、炭酸ガス等のガス、グルコース
、ラクトース等の糖類、ホルモン、酵素、抗体等の化学
物質の濃度測定が頻繁に行われるようになった。かかる
化学物質の濃度測定には従来よシ各種の電極、例えばガ
ラス電極、coated −wir・電極などが使用さ
れている。中でもガラス電極はガラス族の組成を変えた
シ、ガラス膜の上に化学感応性膜を被覆することにょシ
種々の化学物質に選択的に感応する電極にし得るために
広く用いられている。
また最近超小型のイオンセンサとして特開昭51−13
9289号や同54−66194号などに半導体の電界
効果を、利用したイオンセンサが提案された。このイオ
ンセンナはl5FET (Jon 5ensitive
Field EfTeat Transistor )
と呼ばれている。
該l5FICTは超小型化が可能なため生体組織内に挿
入して生体内の化学物質量を測定する生体モニタリング
用センサとして注目されている。
このイオンセンサで被検液のイオン濃度を測定する場合
には、通常第1図に示す回路が用いられる。すなわちl
5FE71は液絡式比較電極4とともに容器6内の被測
定液8に浸漬され、l5FETのド  ゛レイン2には
電圧源Vdの正電位を接続しソース3には定電流回路5
を接続してソース・7オロア゛回路として作動させる。
そしてl5FETのゲー□ト絶縁膜7と被測定液8間の
界面電位の変化によるレート絶縁膜下のチャネルの電導
□度の変化をソース′電位Vtrの変化に変換しぞ取シ
出す。このソース電゛位v6はイオン濃度の対数と直線
関係に゛あるため、とのVsを測定することによシ被検
液のイオ゛ン濃度を測定することができる。   ゛ 上記l5FETあるいは従来のガラス電極やcoate
d−wtretWなどの化学物質測定用電極を使用して
被測定液の化学物質量の測定゛を行うためには被測定液
の組成にかかわらず液との間で一定の電位を有する比較
電極が是非とも必要である。このため比較電極は密閉チ
ューブの先端部に設けた゛液絡部と呼ばれる狭い空間を
介して被測定液とチューブ内に収容した一定の組成の内
部液が接触する構造となっている。チューブ内の内部液
には々−Ag(J電極などの内部電極が浸漬されている
特に生体モニタリング用のl5FETなどのオートクレ
ーブ滅菌可能な小型のイオンセンナとともに一本の細管
内に収容されて用いられる比較電極は超小型で、かつ化
学物質測定用電極とともにオートクレーブ滅菌できるも
のでなければならない。
本願出願人はl5FETなどの小型の化学物質測定用電
極ととも゛に用いる比較電極として内部溶液を高分子で
ゲル化した比較電極を特開昭58−204363号に提
案した。
かかる比較電極は一本のチューブと、該チューブの内部
に収容された2〜10Wt96のポリビニル7A/:2
−’A/ト0.1〜2帆%のチタン化合物でゲル化され
た内部液と、該内部液と浸漬した内部電極と、該−コー
プの先端□部に設けたチューブの内部と外部を゛連通す
る液絡部で構成されている。しかし、その後の□検討に
よって、上記特定の高分子ゲルを内部□溶液保持体とし
て用いた比較電極にも依然として以下に示す種々の問題
点が残されていることが判明した。
(1)  保存中もしくは高圧水蒸気滅菌中に高分子ゲ
ル中に含まれる気泡が集合して大きな気泡を生じて、チ
ューブ内を閉塞するため内部電極と外部の被測定液の間
の液絡が切断される。
(2)高分子ゲルを内部液保持体として用いると液間電
位差が大きく、そのために比較電極の電位が被検液の成
分に応じて変動する。
(3)比較電極内に高分子と架橋剤を入れてゲル化させ
るために、比較電極の製作が煩雑である。
(問題点を解決するための手段) したがって本発明の目的は、特定の化学物質に選択的に
感応する電極からなる化学物質感応センサーと液絡式比
較電極を一本のチューブ内に収容した高圧水蒸気滅菌可
能な化学物質測定用装置を提供することにある。
本発明の被測定液中の化学物質量を測定する化学物質測
定用装置は、被測定液中の化学物質量を測定する化学物
質測定用装置において、該化学物質測定用装置は、独立
した少くとも2つの空胴を有する管状体と、該管状体の
一つの空胴内に、該管状体の端部から化学物質測定領域
を突出させて収容した特定の化学物質に選択的に感応す
る電極と、該電極に一端を接続して他端が空胴に沿って
延在され、そして管状体の他端開口でコネクタに連結さ
れたリード線と、少くとも該電極のリード線接続部に充
填されて空胴を閉塞する1気絶縁樹脂からなる化学物質
感応センサーと、該管状体の他の一つの空胴の先端部に
収容された細孔容積が0、2 cc/g以上で、かつ少
くとも表面が親水性を有する多孔性の糸状体と、一端が
該糸状体と接触するように該空胴内に収容され、そして
空胴に沿って延在させて空胴の他端開口でコネクタに連
結された銀−塩化銀線と、該空胴内の少くとも先端部に
充填されて銀−塩化銀線と糸状体を接触固定するととも
に該空胴を閉塞する電気絶縁樹脂と、多孔性の糸状体に
吸引保持された内部液からなる液絡式の比較電極で構成
したことを特徴とする化学物質測定用装置である。
独立した少くとも2つの空胴を有する管状体としては耐
水性を有する材料が用いられる。通常ナイロン6、ナイ
ロン11、ナイロン12等のポリアミドやポリエステル
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル樹脂等やシリコン系
ゴム、ウレタン系ゴム、ポリイソプレン系ゴム等のゴム
性樹脂等が用いられる。
表面が親水性を有する多孔性の糸状体としては、ポリビ
ニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、
ポリヒドロキシエチルメタクリレートおよびこれら各高
分子をグルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド等で反応
させたもの、あるいはポリアセチルセルロース、ポリア
クリロニトリル等の親水性高分子よりなる糸状体、ある
いはポリプロピレン、ポリテトラフロロエチレン、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリスルホン等の疎水性の高
分子からなる多孔性の糸状体の表面を親水化処理したも
のを用いることができる。親水化処理としてはスルホン
化等の化学処理及びエタノール、界面活性剤等の処理が
あげられる。疎水性高分子からなる多孔性の糸状体の親
水化は、その細孔内に毛細管現象によって水が自然に吸
引される程度に行う必要がある。また上記多孔性の糸状
体は内部溶液を吸引保持するために細孔容積が0.2 
cc/g以上の多孔性でなければならない。細孔容積が
0.2 cc/1未満では、内部溶液の保持能力が不十
分で比較電極の内部抵抗が大きくなシすぎるので好まし
くない。
本発明でいう細孔容積とは水銀圧入法ポロシメータによ
って測定される全細孔容積(cc )を試料重量(f)
で徐した値である。糸状体はモノフィラメント、マルチ
フィラメント、ステープルファイバーを単独あるいは束
状または撚糸状で用いても中空繊維状で用いてもよい。
上記糸状体には平均径0.01〜10μの微細孔が横断
面にほぼ均一に配列しているもの、また0、01〜10
μの範囲で繊維の表面から内部またはその逆方向に段階
的または連続的に径の大きさに変化があるもの、さらに
表面に極めて薄いヌキン層をもつものでもよい。
微細孔の細孔径が10μ以上になると多孔性の糸状体の
機械的強度が低下すると共に、内部溶液中の塩素イオン
の拡散が早くなシ、被測定溶液中の塩素イオン濃度が変
化したとき比較電極の電位がドリフトしやすくなる。ま
た細孔径が0.01μ以下となると逆に内部溶液中のイ
オンの拡散が遅くなシ過ぎ比較電極の内部抵抗が大きく
なるために誘導ノイズが大きくなる。比較電極を小型化
するためには糸状体の外径は小さい程好ましい。中空繊
維としては通常外径50〜3000μ、膜厚10〜SO
Oμの大きさのものが用いられる。
上記多孔性の糸状体は通常の紡糸技術によって製造する
ことができる。例えばポリビニルアルコール系の多孔性
中空繊維は特開昭52−21420号に記載の方法によ
シ製造することができる。またポリス/I/本ンの多孔
性中空繊維は特開昭58−91822号に記載の方法に
よシ製造することができる。これらの方法によって十分
な耐熱性と機械的強度を有し、高圧蒸気滅菌時の過マン
ガン酸力す還元性物質の溶出量が許容量以下である多孔
性の中空繊維を連続的に製造することができる。
上記糸状体は管状体に設けられた空胴の先端開口内に収
容される。その際糸状体の先端が管状体の先端と略同−
となるように空胴内に収容することが好ましい。空胴内
に挿入される糸状体の長さが短いと糸状体に吸引保持し
た内部液が被検液中に拡散流出するため、内部液が拡散
流出しない程度の長さとする必要がある。この長さは糸
状体の形状によ゛シ適宜決定できる。糸状体として直径
0.3■の糸状体を用いる場合には空胴内への挿入長さ
は通、常1.5C11以上とすることが好ましい。素状
体として中空繊維を用いる場合には中空繊維の先端開口
あるいは中空部の全領域に多孔性のモノフィラメントな
どを挿入して中空部を閉塞することが好ましい。内径が
50μ以下の中空繊維を用いる場合には銀−塩化銀線の
先端と液絡口の距離を2am以上にしておけば、中空部
を閉塞しなくとも内部液の塩素イオン濃度の急激な変化
、すなわち銀−樵化銀電極電゛位の急激な変化を抑える
ことができる。
空胴内に収容される銀−塩化銀線はその先端が上記糸状
体に接触していなければならない。この銀−塩化銀線は
空胴に沿って延在させ空胴の他端開口でコネクタに連結
されている。短い銀−塩化銀線を用いる場合には、銀−
塩化銀線を糸状体に接触させ、その端部にリード線を接
続して、リード線を空胴に沿って延在させて空胴の他端
開口でコネクタに連結してもよい。
銀−塩化銀線と糸状体を接触固定す゛るとともに該空胴
の少くとも先端部を閉本する電気絶縁樹脂としてはエポ
キシ系あるいはシリコン系樹脂をそれぞれ単軸で用いて
も、また両者を併用して用いてもよい。
糸状体に吸引保持される内部液は通常のpH測定には飽
和Kcl溶液が用いられる場合が多いが、医学分野、特
に血液などの体液の測定にはこれに適した゛内部液組成
を選ばなければならない。内部液の条件としては、次の
ようなことが挙げられる。
(1)  液間電位差を生じないこと。
液間電位差は、被検液と糸状体が接触する液絡部を移動
する正負イオンの易動度が等しいほど小さくなる。この
条件を実現するには、内部液の正負イオンに易動度の等
しいものを用い、しかもその濃度を試料液よシも大きく
した方が“ よい−TF負イオンのjL動廖が竺1−1
x冒解譬シ1ては、K(J 、 NHA(J すどがあ
る。
(2)  イオンセンサが応答するイオンを含まないこ
と。
糸状体から流出した内部液によって被検液の被測定イオ
ン活量が変化すれば、当然誤差を生じることになる。
(3)  被検液と度広したシ、生体に対する為害作用
が少ないこと。
血液中の測定では、K+イオンが流出することは生体に
害となる。血液よ)も内部液が濃厚であると、浸透圧の
違いによシ血球の収縮や、蛋白の凝固が起とる。一方血
液よシも内部液が希薄であると血球が膨張するなどの問
題がある。
上記内部液は例えば胃内のpH測定では、声変化が大き
く、精度はそれなど要求されないため、液間電位による
誤差を多少許奏することにし、0.5M KCl液が用
いられる。
一方、血液中のpH測定ではに+イオンの流出を防ぐ必
要がある仁とと、血液の浸透圧と等しくするために、そ
の成分に近い、生理食塩水(0,15MNaC1液)が
用いられる。Na+とα−の易動度には違いはあるが、
血液の塩濃度はほぼ0.15 M NmClに近いため
、液間電位差は生じないことになる。
上記比較電極は使用前に先端を内部液に浸漬して糸状体
に内部液を吸引保持させた後、使用に供せられる。この
場合内部液の糸状体への吸引は、通常細孔内への毛細管
現象による自然吸引によって達成される。
次に本発明の化学物質測定用装置を図面にて説明する。
第2図は本発明の化学物質測定用装置の断面図である。
第2図では化学物質感応する電極としてl5FETを用
いた例を示している。この装置では独立した少くとも2
つの空胴を有する管状体、例えばダブルルーメンカテー
テル10を用いた例である。カテーテルの一方の空胴の
先端にl5FET 11のゲート部をカテーテルよシ突
出させて、その電極部を空胴の先端開口を閉塞する耐水
性の電気絶縁性樹脂12に埋没固定している。該l5F
ETの電極部に接続されたリード線13は空胴に沿って
延在され、該カテーテルの他端開口でコネクタ14に連
結されている。一方力チーチルの他の空胴の先端部には
多孔性の中空繊維15が収容されている。この中空繊維
の空間内には銀−塩化銀縁16の一端部が挿入されてい
る。該銀−塩化銀線は空胴に沿って延在されカテーテル
他端でコネクタ14に連結されている。仁の図において
は多孔性の中空繊維を用い、かつ中空繊維の先端開口か
ら、中空繊維の中空部に挿入された銀−塩化銀線の先端
までの長さ■を十分長くとっているため中空繊維の先端
開口は閉塞していない。またカテーテル内の空胴には電
気絶縁樹脂17が充填されてhる。
3ヶ以上の独立した空胴を有する管状体を用い、各空胴
にそれぞれ異なる化学物質に感応するl8FETの一つ
をそれぞれ収容すると一つの装置で複数の化学物質を測
定する装置を提供することができる。18はl5FET
の交流誘導障害を除去して正確な測定を行うために被測
定液とソースフォロアー回路の間を連結するガード電極
である。
l5FETを用いる場合、主として室内交流配線や、床
を洩れる交流が接地線経由でセンサ回路に入るなどの交
流誘導障害によシ、ソース電位の値が変化し正確なイオ
ン濃度の測定が困難となることがある。特にインピーダ
ンスの高い、例えば100にΩ以上の小型の液絡式比較
電極を用いたシ、ドレン電流が30μA以下の場合には
上記交流誘導障害が大きく測定は困難である。
上記ガード電極をアイソレーション回路に接続すると生
体に流れる交流を主とする外部信号がセンサ回路に流れ
ないため常に正確な測定を行うことができる。このガー
ド電極としては白金、銀などの導電性金属線が用いられ
、l5FBTとともに空、胴内に収容されている。ガー
ド電極に接続されたリード線は空胴に沿って延在され、
カテーテルの他端でコネクタに連結されている。
(発明の効果) 上記の比較電極においては多孔性の糸状体の細孔内に内
部溶液(塩素イオン含有電解質溶液)が保持され、多孔
性の糸状体が銀−塩化銀電極に密着し、かつ液絡口まで
延在するために、超小型であっても銀−塩化銀電極と被
測定液の液絡が切れることはあシ得ない。また銀−塩化
銀縁と糸状体の接触部に形成された空間に気泡が混入し
たとしても細孔内に内部液を保持する糸状体が一端で銀
−塩化銀線と密着し、他端で液絡口で被測定液に接触し
ているので、銀−塩化銀電極と被測定液の間の導通は常
に保持される。多孔性の糸状体の細孔内には毛細管現象
によって内部液が保持されているので導通の切断が極め
ておこシにくい。また仮に細孔内に複数の小さな気泡が
発生しても、各気泡は細孔壁によって移動を禁止されて
いるので銀−塩化銀電極と被測定液の間の導通をしゃ断
するほどの大きな気泡には成長しない。上記比較電極は
予め製造された多孔性の糸状体を内部溶液保持体として
用いるので、化学物質測定用のセンサーとともに管状体
内に収容される比較tgの組立てが極めて簡単である。
また多孔性糸は紡糸技術によって大量生産されるので、
均一な性能のものが簡単に得られる。さらに多孔性の糸
状体を内部液保持体として用いると、理由は不明である
が、高分子ゲルを用いた場合に比して、液間電位差が小
さくそのために比較電極としての誤差が小さくなること
4判明した。特に親水性高分子のゾルやゲルを内部液保
持体として使用すると、特にホウ酸塩を含む溶液中(例
えば9.18PH緩衝液)で5mV以上の異常電位を生
じるが、多孔性の糸状体を内部液保持体として用いると
この異常電圧は3 mV以下となる。
(実施例) 実施例1 まず多孔性のpvム中空繊維を特開昭52−21420
号の方法で製造した。
得られたポリビニルアルコール中空繊維の外径は0.3
Ill+1内径は0.05■であった。この中空繊維の
断面を電子顕微鏡で観察したところ、0.02〜2μの
微細孔が横断面に均一に配列されていた。水銀ポロシメ
ーターによって求めた細孔容積は0.23cc/lであ
った。
該中空糸を30■の長さに切断し、直径0.15mの銀
−塊化銀線と接着し、第3図のような比較電極を組み立
てた。第3図において21は上記ポリビニルアルコール
多孔性中空糸、22は銀−塩化銀線で、23は両者を接
着するエポキシ樹脂である。一方l8FETを用いた第
4図のようなpHセンサを次のようにして組立てた。リ
ード線26をポンディングしたl5FET 24とガー
ド電極25とを内径0.5m1外径0.6msのナイロ
ンチューブ28中に引き込み、絶縁樹脂27で固定した
次に内径0.3■と0.5■の2つの空胴を有するシリ
コーンゴムダブルルーメンに第3図の比較電極と第4図
の声センサを埋め込み、第5図に示した複合型組センサ
を製作した。第5図において29がシリコーンゴムダブ
ルルーメン、30はコネクターである。該複合嘩センサ
の先端部を生理食塩水中に浸漬し、毛細管現象によって
生理食塩水を中空糸内に自然吸引させた。
このようにして製作された複合型pHセンサを用いて、
次の8種類の溶液の虜を37℃で測定した。
■’0.050M  フタル酸水素カリ 00.050
M フタル酸水素カリ、0.154 M NaCJ 、
■0.025 M KH2PO4,0,025M  N
*2HPOa、■0.025 M IKEsPOa、0
.025MN5冨HPO4,0,154M  NaCJ
、■0.009 M KHzPOa、0.030M  
穐i伊04、■0.009 M KJhPOa、8,0
30MNa5HPOs、0.154 M  NmCl 
、00.010M  N5BaCh、■0.010 M
  Nad3aOt、O−154M  NaCj 。
結果を表1に示した。表1から明らかなように穐αを含
む溶液(■、■、■、■)に関しては、本発明の一電極
と市販のガラス電極は同一のpH値を表示する。NmC
lを含まない溶液(■、■、■、■)においては、本発
明の一電極は市販のガラス電極に比べ0.05pH程度
高い一値を表示する。声電極を高圧水蒸気滅菌しても比
較電極内部液の導通の切断は見られなかった。また、こ
のようにして得られた声電極を室温下10分間放置し、
比較電極中空繊維の内部空間に故意に気泡を混入させて
も、比較電極の性能・安定性に変化は認められなかった
この声電極lO本の先端部10cNを水300−と共に
封管内に納め、121℃で30分間加熱した後、内容液
を取シ出し溶出物試験、無菌試験、急性毒性試験、発熱
性物質試験、溶血性試験、皮膚内に応試験を行なったと
ころ、いずれの試験においても合格であった。
比較例1 実施例における第3図の比較電極の代シに第3図の銀−
塩化銀線22とエポキシ樹脂23′のみからなるもの(
中空糸をっけない)を作シ、これと第4図の声センサと
を実施例と同じシリコーンダブルルーメンに埋め込み、
第5図のような複合虜電極を作成した。その後比較電極
の内部にPVA中空糸の代如に、5重量%のポリビニル
アルコールと0.5重量%のチタンアセチルアセトネー
トを含°む水溶液を注入し室温下16時間放置してゲル
化させた。
このようにして得られた複合虜電極を用いて実施例1に
記述の■〜■の溶液のpu′t−測定した結果を表1に
まとめた。この結果から明らかなようにPVAグルを比
較電極の内部液とする複合虜センサは、NaCJを含む
溶液に対してはほぼ正確なμ値を与えるが、Na(Jを
含まない溶液に対しては0.10 pH以上の誤差を与
える。またホウ酸塩を含む溶液(■、■)ではNaC1
の有無にか−わらず大きな測定誤差を生じる。該複合p
H電極を空気中に10分間放置し、比較電極の内部液の
水分を故意に蒸発させたところゲルが収縮し、比較電極
内に空隙部が発生するのが確認された。この画電極を用
いて実施例1に記した溶液■のpHを測定したところ、
表示画値が6.4から6.9の間でフックいた。
比較例2 実施例1における多孔性中空糸として外径0.3■、内
径0.05■、細孔容積0.16 CC/gのポリビニ
ルアルコール系多孔性中空糸を用いて、実施例1と同じ
ようにして複合pH電極を作成した。該複合画電極を用
いて溶液■の声の測定を試みたところ表示画値が6゜6
から6.8の間でフックいた。
【図面の簡単な説明】
第1図は電極としてl5FETを用いた化学物質感応セ
ンサーと液絡式比較電極からなる化学物質測定装置によ
シ被測定液の化学物質量を測定する電気回路図である。 第2図は本発明の化学物質測定用装置の断面図である。 第3図及び第4図は本発明に用いる比較電極とセンサー
の断面図である。 第5図は第3図及び第4図の比較電極とセンサーをダブ
ルルーメンカテーテルに収容した化学物質測定装置の断
面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被測定液中の化学物質量を測定する化学物質測定用
    装置において、該化学物質測定用装置は、独立した少く
    とも2つの空胴を有する管状体と、該管状体の一つの空
    胴内に、該管状体の端部から化学物質測定領域を突出さ
    せて収容した特定の化学物質に選択的に感応する電極と
    、該電極に一端を接続して他端が空胴に沿つて延在され
    、そして管状体の他端開口でコネクタに連結されたリー
    ド線と、少くとも該電極のリード線接続部に充填されて
    空胴を閉塞する電気絶縁樹脂からなる化学物質感応セン
    サーと、該管状体の他の一つの空胴の先端部に収容され
    た細孔容積が0.2cc/g以上で、かつ少くとも表面
    が親水性を有する多孔性の糸状体と、一端が該糸状体と
    接触するように該空胴内に収容され、そして空胴に沿つ
    て延在させて空胴の他端開口でコネクタに連結された銀
    −塩化銀線と、該空胴内の少くとも先端部に充填されて
    銀−塩化銀線と糸状体を接触固定するとともに該空胴を
    閉塞する電気絶縁樹脂と、多孔性の糸状体に吸引保持さ
    れた内部液からなる液絡式の比較電極で構成したことを
    特徴とする化学物質測定用装置 2、特定の化学物質に選択的に感応する電極が、センサ
    ーゲートをもつイオン感応性電界効果トランジスタであ
    る特許請求の範囲第1項記載の装置 3、特定の化学物質に選択的に感応する電極が、異なる
    化学物質に選択的に感応する複数のセンサーゲートをも
    つイオン感応性電界効果トランジスタである特許請求の
    範囲第1項記載の装置。 4、異なる化学物質に選択的に感応する複数の電極が、
    管状体に設けられた各空胴の一つにそれぞれ収容されて
    なる特許請求の範囲第1項記載の装置。 5、多孔性の糸状体が親水性高分子よりなる糸状体であ
    る特許請求の範囲第1項記載の装置。 6、多孔性の糸状体が中空繊維であつて、該中空繊維の
    中空部に銀−塩化銀線の先端部が挿入固定されてなる特
    許請求の範囲第1項記載の装置。 7、多孔性の中空繊維が、その膜厚10〜500μであ
    つて、横断面に平均孔径0.02〜2μの微細孔が実質
    的に均一に配列されている中空繊維である特許請求の範
    囲第1項記載の装置。
JP60079065A 1985-04-12 1985-04-12 化学物質測定用装置 Granted JPS61237048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60079065A JPS61237048A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 化学物質測定用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60079065A JPS61237048A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 化学物質測定用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61237048A true JPS61237048A (ja) 1986-10-22
JPH0453381B2 JPH0453381B2 (ja) 1992-08-26

Family

ID=13679482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60079065A Granted JPS61237048A (ja) 1985-04-12 1985-04-12 化学物質測定用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61237048A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018520355A (ja) * 2015-07-13 2018-07-26 コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス(シーエスアイシー)Consejo Superior De Investigaciones Cientificas 差動測定に基づくイオンセンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018520355A (ja) * 2015-07-13 2018-07-26 コンセホ・スペリオール・デ・インベスティガシオネス・シエンティフィカス(シーエスアイシー)Consejo Superior De Investigaciones Cientificas 差動測定に基づくイオンセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0453381B2 (ja) 1992-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4568444A (en) Chemical substance measuring apparatus
US4197853A (en) PO2 /PCO2 sensor
US4197852A (en) Catheter electrode for electrochemical analysis
US3957612A (en) In vivo specific ion sensor
CA1169491A (en) Ion selective electrodes
US4791932A (en) Extracorporeal sensing module
US3498899A (en) Electrochemical electrode assembly
US5354449A (en) pH electrode
Meruva et al. Catheter-type sensor for potentiometric monitoring of oxygen, pH and carbon dioxide
US3973555A (en) Electrode cell assembly for the continuous determination of ion concentrations in living tissues
US4552625A (en) Reference electrode assembly
US3498289A (en) Method for in vivo potentiometric measurements
JPS61237048A (ja) 化学物質測定用装置
Oesch et al. Solvent polymeric membrane pH catheter electrode for intraluminal measurements in the upper gastrointestinal tract
JPS61225642A (ja) 化学物質測定装置
Mori et al. Permeability to chloride ions of the cochlear partition in normal guinea pigs
JPH0368691B2 (ja)
JPS59192951A (ja) 熱滅菌可能な比較電極
EP0095376A1 (en) Steam autoclavable reference electrode
JPH0367220B2 (ja)
JPS61144562A (ja) ガスセンサ−
JPS6213003Y2 (ja)
JPS6130208Y2 (ja)
JPH0554784B2 (ja)
JPH0417049B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees