JPS61236969A - 空気ばね用ダイアフラム - Google Patents
空気ばね用ダイアフラムInfo
- Publication number
- JPS61236969A JPS61236969A JP7831286A JP7831286A JPS61236969A JP S61236969 A JPS61236969 A JP S61236969A JP 7831286 A JP7831286 A JP 7831286A JP 7831286 A JP7831286 A JP 7831286A JP S61236969 A JPS61236969 A JP S61236969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- reinforcing
- reinforcing member
- cylindrical member
- air spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ゴムもしくはゴム状弾性体からなる筒体内
に、帯状の補強部材を筒体の長さ方向へ螺旋状に埋設し
てなる空気ばね用ダイアフラムの改良に関するものであ
る。
に、帯状の補強部材を筒体の長さ方向へ螺旋状に埋設し
てなる空気ばね用ダイアフラムの改良に関するものであ
る。
この種のダイアフラムは、たとえば第1図に示すような
自動車用サスペンションに広く使用されつつある。この
サスペンション1は、ショックアブソーバ2のロッド3
にアウターシェル4を固定し、またこのアウターシェル
4の端部と、ショックアブソーバ2の外筒5の中間部ま
たは端部に、筒状をなす空気ばね用ダイアフラム6の各
端部をそれぞれ固定してなる。ここで、アウターシェル
4の反対側へ向けて断面形状がほぼU字状をなすように
折り返されたダイアフラム6は、それと、外筒5と、ア
ウターシェル4との間に密閉空間を形成し、そこへ封入
した圧縮空気と協働してゞばね作用をもたらす、 そしてこのような用途に用いられる従来の空気ばね用ダ
イアフラムは、たとえば第2図に示すように全体として
ほぼ截頭円錐形状をなすゴム製の筒体iに、その軸線x
−Xに対して30°〜60°の交角をもち、内外二層を
なす帯状の各補強部材9a’、 9b 4r互いに対称
にかつ螺旋状に埋設してなる。また−張部材9a、9b
のこの埋設に際しでは、とくに筒体8のバンクを防止し
、さらに補強部材9a、9bの巻きずれによる製造精度
の低 下を防止するために、筒体8の軸線方向
において各補強部材9a、’9bの幅方向端部分を1〜
1011幅でオーバーラツプさせている。
自動車用サスペンションに広く使用されつつある。この
サスペンション1は、ショックアブソーバ2のロッド3
にアウターシェル4を固定し、またこのアウターシェル
4の端部と、ショックアブソーバ2の外筒5の中間部ま
たは端部に、筒状をなす空気ばね用ダイアフラム6の各
端部をそれぞれ固定してなる。ここで、アウターシェル
4の反対側へ向けて断面形状がほぼU字状をなすように
折り返されたダイアフラム6は、それと、外筒5と、ア
ウターシェル4との間に密閉空間を形成し、そこへ封入
した圧縮空気と協働してゞばね作用をもたらす、 そしてこのような用途に用いられる従来の空気ばね用ダ
イアフラムは、たとえば第2図に示すように全体として
ほぼ截頭円錐形状をなすゴム製の筒体iに、その軸線x
−Xに対して30°〜60°の交角をもち、内外二層を
なす帯状の各補強部材9a’、 9b 4r互いに対称
にかつ螺旋状に埋設してなる。また−張部材9a、9b
のこの埋設に際しでは、とくに筒体8のバンクを防止し
、さらに補強部材9a、9bの巻きずれによる製造精度
の低 下を防止するために、筒体8の軸線方向
において各補強部材9a、’9bの幅方向端部分を1〜
1011幅でオーバーラツプさせている。
このため、かかる従来技術によればその使用に際し、補
強部材9a 、9bの各オーバーラツプ部分の剛性が他
部分のそれよりも高くなり、筒体8の長さ方向における
この剛性変化がダイアフラムに局部的な応力集中をもた
らし、その破損の原因となることが多かった他、補強部
材9a、9bが筒体8から露出して空気洩れが生じる問
題があった。そこで、筒体8の肉厚を全体的に厚くして
ダイアフラムの剛性を全体的に高めるとともに、補強部
材9a 、9bの露出を防止することによって、筒体8
の長さ方向における剛性変化を小さくし、また空気洩れ
を防止してダイアフラムの耐久性を向上させる試みがな
されている。
強部材9a 、9bの各オーバーラツプ部分の剛性が他
部分のそれよりも高くなり、筒体8の長さ方向における
この剛性変化がダイアフラムに局部的な応力集中をもた
らし、その破損の原因となることが多かった他、補強部
材9a、9bが筒体8から露出して空気洩れが生じる問
題があった。そこで、筒体8の肉厚を全体的に厚くして
ダイアフラムの剛性を全体的に高めるとともに、補強部
材9a 、9bの露出を防止することによって、筒体8
の長さ方向における剛性変化を小さくし、また空気洩れ
を防止してダイアフラムの耐久性を向上させる試みがな
されている。
ところが、筒体8の肉厚を厚くしたダイアフラムを第1
図について述べたように使用する場合には、ダイアプラ
ムのとくに内外周面近傍部分が激しい屈曲変形を受ける
とともに、そのU字状折り返し部の内周面近傍部分の曲
率半径がとくに小さくなることから、各補強部材9a
、9bを構成する繊維相互ならびにこれらの繊維とその
周囲のゴム質との摩擦による繊維およびゴム質の損傷が
甚しく、ダイアフラムに早期の屈曲疲労が生じる一方、
乗り心地のよい空気ばねを提供できない問題があった。
図について述べたように使用する場合には、ダイアプラ
ムのとくに内外周面近傍部分が激しい屈曲変形を受ける
とともに、そのU字状折り返し部の内周面近傍部分の曲
率半径がとくに小さくなることから、各補強部材9a
、9bを構成する繊維相互ならびにこれらの繊維とその
周囲のゴム質との摩擦による繊維およびゴム質の損傷が
甚しく、ダイアフラムに早期の屈曲疲労が生じる一方、
乗り心地のよい空気ばねを提供できない問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、とくにダイアフラムの使用時に少なくとも外
側に位置する補強部材を、筒体の長さ方向にオーバーラ
ツプさせることなく筒体中に埋設することに士り、補強
部材のゴム質からの露出を防止するとともに、筒体の長
さ方向の剛性変化に起因するダイアフラムの破損を防止
し、併せ下部体の厚さの低減を可能ならしめて補強部材
繊維およびゴム質の損傷を防止し、また乗り心地の十分
な向上をもたらすダイアフラムを提供するものである。
のであり、とくにダイアフラムの使用時に少なくとも外
側に位置する補強部材を、筒体の長さ方向にオーバーラ
ツプさせることなく筒体中に埋設することに士り、補強
部材のゴム質からの露出を防止するとともに、筒体の長
さ方向の剛性変化に起因するダイアフラムの破損を防止
し、併せ下部体の厚さの低減を可能ならしめて補強部材
繊維およびゴム質の損傷を防止し、また乗り心地の十分
な向上をもたらすダイアフラムを提供するものである。
以下にこの発明を図面に基づいて説明する。
第3図はこの発明の実施例を示す部分断面図であり、こ
の例では第2図について述べたように、たとえばゴム製
の筒体8内に内外二層の補強部材9a 、9bを螺旋状
に埋設ゆでいる。ここでは外側に位置する補強部材9b
よりも外#部分を断面として示しているが、内側に位置
する図示しない補強部材9aは軸線X−Xに対して補強
部材9bと対称に延在している。
の例では第2図について述べたように、たとえばゴム製
の筒体8内に内外二層の補強部材9a 、9bを螺旋状
に埋設ゆでいる。ここでは外側に位置する補強部材9b
よりも外#部分を断面として示しているが、内側に位置
する図示しない補強部材9aは軸線X−Xに対して補強
部材9bと対称に延在している。
たとえばナイロン繊維をすだれ状に織り、さらにゴムそ
の他の弾性体をコ、−ティングしてなる帯状の補強部材
9a、9bのうち、この例ではとくに外側に配置する補
強部材9bを筒体8の長さ方向にオーバーラツプさせず
に、むしろ好ましくは第4図に拡大断面図で明示するよ
うに0.2〜5mm程度離間させて螺旋状に位置させ、
この補強部材9bをその内側の補強部材9aおよびその
外側の外面、ゴム層8aにそれぞれ加硫接着させる。
の他の弾性体をコ、−ティングしてなる帯状の補強部材
9a、9bのうち、この例ではとくに外側に配置する補
強部材9bを筒体8の長さ方向にオーバーラツプさせず
に、むしろ好ましくは第4図に拡大断面図で明示するよ
うに0.2〜5mm程度離間させて螺旋状に位置させ、
この補強部材9bをその内側の補強部材9aおよびその
外側の外面、ゴム層8aにそれぞれ加硫接着させる。
かかるダイアフラム6の使用に際しては、第3図の左端
部側を内側へ折り込んで外筒5に固定し、図の右端部を
アウターシェル4に固定することにより、ダイアフラム
6の使用時には外側に製置した補強部材9bが外側に位
置することになる。
部側を内側へ折り込んで外筒5に固定し、図の右端部を
アウターシェル4に固定することにより、ダイアフラム
6の使用時には外側に製置した補強部材9bが外側に位
置することになる。
一方、ダイアフラム6の使用時に図の左端部をそのまま
外筒に固定し、右端部側を外側へ折り返してアウターシ
ェル4に固定する場合には、内側に配置した補強部材9
aが外側に位置することになるので、この場合には補強
部材9aを上述した補強部、材9bと同様に位置させて
加硫接着を行う。
外筒に固定し、右端部側を外側へ折り返してアウターシ
ェル4に固定する場合には、内側に配置した補強部材9
aが外側に位置することになるので、この場合には補強
部材9aを上述した補強部、材9bと同様に位置させて
加硫接着を行う。
なお図示はしないが、内側の補強部材9aをも同様に位
置させてもよいことはもちろんである。
置させてもよいことはもちろんである。
補強部材9bをこの、ようにして埋設してなるダイアフ
ラムによれば、とくに補強部材9bの幅方向への第3−
バーラップがないことにより、その長さ方向の剛性が比
較的均一になるので応力集中が緩和されてダイアフラム
の耐久性が向上する。一方において、筒体8の肉厚を薄
くしてもi張部材9a、9bの露出による空気洩れのお
それがなくなり、またこの肉厚の減少は、ダイアフラム
全体の剛性の低下をもたらすとともに、その変形に際す
る内外周面の変形量の差を小さくするので、車両のすぐ
れた乗り心地が担保され、補強部材9bおよびゴム質の
摩擦による損傷が有効に防止される。
ラムによれば、とくに補強部材9bの幅方向への第3−
バーラップがないことにより、その長さ方向の剛性が比
較的均一になるので応力集中が緩和されてダイアフラム
の耐久性が向上する。一方において、筒体8の肉厚を薄
くしてもi張部材9a、9bの露出による空気洩れのお
それがなくなり、またこの肉厚の減少は、ダイアフラム
全体の剛性の低下をもたらすとともに、その変形に際す
る内外周面の変形量の差を小さくするので、車両のすぐ
れた乗り心地が担保され、補強部材9bおよびゴム質の
摩擦による損傷が有効に防止される。
ちなみに、この発明に係るダイアフラムと従来のものと
をベンチ耐久試験にて比較した結果は、以下の通りであ
る。
をベンチ耐久試験にて比較した結果は、以下の通りであ
る。
条件:圧力8.5kg / d QaQe、 温度7
5℃周波数3.5出、 ストローク上50m5結果 表 この表から明らかなように、この発明のダイアフラムに
よれば、少なくとも従来品の3倍の耐久性が得られるこ
とになる。
5℃周波数3.5出、 ストローク上50m5結果 表 この表から明らかなように、この発明のダイアフラムに
よれば、少なくとも従来品の3倍の耐久性が得られるこ
とになる。
以上この発明を図示例について説明したが、補強部材を
ナイロン繊維以外の繊維で構成することも可能である。
ナイロン繊維以外の繊維で構成することも可能である。
従って、この発明によれば、とくに補強部材のオーバー
ラツプをなくすことにより、耐久性にすぐれ、しかも十
分な乗り心地をもたらすダイアフラムを得ることができ
る他、使用原料を低減してコストの低廉化をもたらすこ
とができる。
ラツプをなくすことにより、耐久性にすぐれ、しかも十
分な乗り心地をもたらすダイアフラムを得ることができ
る他、使用原料を低減してコストの低廉化をもたらすこ
とができる。
第1図はダイアフラムの適用状態を示す部分断面図、
第2図は従来例を示す側面図、
第3図はこの発明の実施例を示す部分断面図、第4図は
第3図の拡大断面図である。 8・・・筒体 9a 、9b・・・補強部材
第1図 第2図 第8図 第4図
第3図の拡大断面図である。 8・・・筒体 9a 、9b・・・補強部材
第1図 第2図 第8図 第4図
Claims (1)
- 1、ゴムもしくはゴム状弾性体からなる筒体内に、帯状
の補強部材を筒体の長さ方向へ螺旋状に埋設してなるダ
イアフラムにおいて、このダイアフラムの使用時に、少
なくとも外側に位置する補強部材を、筒体の長さ方向に
オーバーラップさせずに埋設してなることを特徴とする
空気ばね用ダイアフラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7831286A JPS61236969A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 空気ばね用ダイアフラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7831286A JPS61236969A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 空気ばね用ダイアフラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236969A true JPS61236969A (ja) | 1986-10-22 |
JPH0121384B2 JPH0121384B2 (ja) | 1989-04-20 |
Family
ID=13658419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7831286A Granted JPS61236969A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 空気ばね用ダイアフラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236969A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102422165B (zh) | 2009-04-29 | 2013-05-29 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 表征车辆动态的基于激光二极管的多光束激光点成像系统 |
-
1986
- 1986-04-07 JP JP7831286A patent/JPS61236969A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0121384B2 (ja) | 1989-04-20 |
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