JPS61236904A - 多段アクチユエ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は負圧源からの負圧を受けて複数段にストローク
出来るようにしたダイヤフラム式の多段アクチュエータ
に関し、さらに詳しくは、自動車エンジンの絞り弁の開
度を複数段に設定しうるようにした装置に関する。

（従来の技術） 自動車搭載のエンジンでは、アイドル時の負荷の変動に
対応して絞り弁の開度を変更させている。

例えば、減速運啄時には絞り弁を全閉とし、通常のフィ
トリング時には少し開き、クーラを作動させた時には通
常のアイドリング時よりも絞り弁の開度を大きくしてい
る。

このような絞り弁の制御装置どして、ダイヤフラム式の
７クチユエータが使用されているが、従来のアクチュエ
ータでは多段の位置設定に対処させる九め、ダイヤフラ
ムに負圧を導入する複数のニップルに対向して複数の弁
を設けなければならない構造となっていた。ｌ公昭５７
一４０９４９号公報参照） （発明が解決しようとする問題点） 前記のように、従来の多段アクチュエータでは複数の弁
をアクチュエータ内に設置しなければならないため、そ
のスペースが必要となって小形化が困難であり、かつ構
造が複雑、高コストとなっていた。

そこで本発明の目的は、上記欠点を改善し、多段アクチ
ュエータの小形化かつ低コスト化を達成せんとするにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明の特徴とするところは、上部ケーシングと、下部
ケーシングと、前記上部ケージジグと下部ケーシングと
に挟持されたダイヤフラムと、該ダイヤフラムに固着さ
れたロッドとからなり、前記上部ケーシングと前記ダイ
ヤフラムとの間の負圧作動室内に負圧を作用させて前記
ロッドを変位させるようにしたアクチュエータにおいて
、前記上部ケーシングを貫通して設けられた複数の負圧
導入通路と、該負圧導入通路の開口端に対向して設けら
れた弾性材からなる閉鎖体と、前記ダイヤフラムに固着
され、前記閉鎖体をダイヤフラム側に保持する保持体と
、前記保持体に設けられ、前記負圧導入通路の開口端が
挿通されることにより該開口端が閉鎖される複数の通口
とからなり、前記負圧導入通路の開口端と前記閉鎖体と
の間の間隔がそれぞれの開口端毎に異なっているところ
にある。

（実施例） 以下、図によって説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す多段アクチュエータの
平面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。

本発明の多段アクチュエータは金属板をプレス成型した
上部ケーシング１と、同じく金属板をプレス成型した下
部ケーシング２と、これら上部ケーシング１と下部ケー
シング２とに挟持されたダイヤフラム３と、該ダイヤ７
：７ム３に固着されたロッド４とからなっている。ダイ
ヤフラム３は皿板５により挟まれており、ロッド４は皿
板５に固定されている。皿板５と上部ケーシング１との
闇にはス、プリング６が設けられており、ダイヤフラム
３を下部ケーシング２側へ押圧する方向へ付勢している
。上部ケーシング１とダイヤフラム３との間の負圧作動
室７内には例えばエンノンの吸気管負圧が導入さ、れ、
この吸気管負圧によりロッドをスプリング６に抗して変
位させるようにしている。

以上までは従来のアクチュエータと同一であるが、本発
明では次の点を特徴としている。

即ち、上部ケーシング１を貫通して複数（この実施例で
は３本）のニップル８１．８２．８．が設けられ、負圧
導入通路が構成されている。ニップル８１．８□の開口
ｆｉ９に対向して弾性材からなるアンブレラパルプ１０
が設けられ、ニップル８３．８２の開口端９をとじる閉
鎖体を構成している。ニップル８．は負圧作動室７内に
開口している。アンブレラパルプ１０は保持体１１に取
り付けられている。保持体１１はダイヤフラム３の皿板
５に固着され、円板部１２と足部１３とを有し、この足
部１３が皿板５と固着している。アンブレラパルプ１０
は保持体１１の円板部１２のダイヤフラム３＠に取り付
けられている。

保持体１１の円板部１２には複数の通口１４が設けられ
ており、・ニップル８１．８□の開口端９が通口１４に
挿通されることにより該開口端９がアンブレラパルプ・
１０により閉鎖されるようになっている。ニップル８１
．８□の開口ｊ１９とアンブレラパルプ１０との間の間
隔は、図のＨ＋％Ｈ２に示すようにそれぞれの開口端毎
に異なっている。

上部ケーシング１にはニップルの固定部材１５が設けら
れており、ニップルがねじ止めされている。固定部材１
５と上部ケーシング１との間にはシール１６が設けられ
、上部ケーシング１とニップルとの開から外気が侵入す
ることを防止する。

今、負圧がニップル８．により負圧作動室７に導入され
ると、ダイヤフラム３が図の上方に作動し、ニップル８
Ｉの開口４９が通口１４を挿通してアンブレラバルブ１
０により閉鎖される。この閉鎖により、ダイヤフラム３
の上方への変位が止まり、ダイヤフラム３に固着された
ロッド４はＨｌだけストロークして止まる。

ニップル８□に上り負圧が導入されるときも同様に、ロ
ッド４はＨ２だけストロークして止まる。

又、ニップル８コは負圧作動室７に開口しているだけで
あるから、該ニップル８．から負圧が導入されると、ダ
イヤフラム３はロッド４を図のＨ３までストロークさせ
、固定部材１５あるいは上部ケーシング１に当接して止
まる。

以上のようにロッド４は３つのストロークを選定できる
ものである。　　　　゛ 以上は、本発明の一実施例であり、本発明は上記実施例
に限定されるものではない。

例えば、ニップルの数は３本に限定されず、複数であれ
ばよい。又、保持体の構造も図示の実施例に限定される
ものではない。

（発明の効果） 以上に説明した本発明による効果は以下のとおりである
。

１個の７ンブレラバルプだけで複数のニップルの開口端
を閉鎖できるので、構造が簡単でかつ占有容積の小さい
小型の７クチユエータが得られる。

又、アンブレラパルプは軽量でありかつ低コストである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す多段アクチュエータの
平面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 １：上部ケーシング　２：下部ケーシング　３ニゲイヤ
７ラム　４：ロッド　５：皿板　６：スプリング　７：
負圧作動室　８０．８２．８．：ニツプル　９：Ｒ口ｔ
ｍ　　１０：アンプレラバルフ１１：保持体　１４：通
口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部ケーシングと、下部ケーシングと、前記上部ケーシ
   ングと下部ケーシングとに挟持されたダイヤフラムと、
   該ダイヤフラムに固着されたロッドとからなり、前記上
   部ケーシングと前記ダイヤフラムとの間の負圧作動室内
   に負圧を作用させて前記ロッドを変位させるようにした
   アクチュエータにおいて、前記上部ケーシングを貫通し
   て設けられた複数の負圧導入通路と、該負圧導入通路の
   開口端に対向して設けられた弾性材からなる閉鎖体と、
   前記ダイヤフラムに固着され、前記閉鎖体をダイヤフラ
   ム側に保持する保持体と、前記保持体に設けられ、前記
   負圧導入通路の開口端が挿通されることにより該開口端
   が閉鎖される複数の通口とからなり、前記負圧導入通路
   の開口端と前記閉鎖体との間の間隔がそれぞれの開口端
   毎に異なっていることを特徴とする多段アクチュエータ
   。