JPS61235618A - 暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、温水を循環して床面等に設置した放熱器で
暖房する暖房装置に関するものである。

即ち、従来一般に熱交換器内の熱媒をジスターンタンク
及び循環ポンプ及び床暖等の放熱器に往管及び復管を介
して循環させる暖房装置は既に公知である。

この暖房装置はストーブの排気熱等の熱源を有する本体
と放熱器とが同一床面上（−階）に設置されて居る為、
循環ポンプの能力を示す揚程も少なくても充分に循環さ
せられるものである。

しかし、最近本体は一階で燃焼させ、放熱器は２階又は
３階（＝設置して暖房したいという要望も多く、従って
従来の循環ポンプ能力では２階又は３階に温水を循環す
ることは無理を生じた。

即ち、従来の循環ポンプ能力は、小型遠心式で揚程３．
１ｍ、揚水量７外、。、吸上揚程Ｏｍのものを用いてい
たので、単純に循環ポンプ能力を大きいものを使用すれ
ば解決できる。

しかし、循環ポンプ能力を大きなものに変更するコスト
が大巾にアップし、又設置条件に応じて循環ポンプの種
類を多くすると工場での生産に混乱を生じる危険があり
、又本体と放熱器を同一床面で使用する時には逆に揚水
量が大きくなり、能力過剰となり温水暖房能力も変わっ
てきてしまう等の問題がある。

そこで、従来の能力の循環ポンプを用いて、循環ポンプ
の揚程以上の高さ位置に温水を早く循環させる為、エア
ー抜きを迅速にしようとする事を目的とする。

上記目的を達成する為、その構成を、熱媒を循環ポンプ
にて循環させる放熱器を本体より高い位置に設置し、且
つ循環回路を形成する往管と復管との途中箇所で循環ポ
ンプの揚程より低位置にインゼクト手段を連通して設け
、更にインゼクト手段の口径は復管内に表面張力を発生
させる大きさとしたので、循環ポンプの揚程以上の高さ
位置に温水を循環させられるエアー抜きが迅速に行える
。

次に図面に示すこの発明一実施例について説明すれば、
　１　は内部に水又は不凍液の混入した熱媒を収納した
、パイプ状の熱交換器で、ストーブのバーナや排気路系
の熱源２　の熱と熱交換させる位置に備え、該熱交換器
１　は容量１〜２ｇ程度の開放型ジスターン　６の水面
上に開口する連通管４を介して連通させている。

５は遠心式の循環ポンプで、その能力は揚程３．１ｍ、
揚水量７ケ□、わ、吸上揚程Ｏｍとし、ジスターンタン
ク　３　内の熱媒を循環させるよう連通させている。

６．６′　　は床暖房等のパネル状の放熱器で、１階と
２階又は３階とに選択切替又は同時に使用可能とし、該
放熱器６′は密閉状の循環回路Ａを形成する内径８Ｍの
往管　７　と同径の復管８　とで接続されている。

前記往管　７　と復管　８の途中箇所で、且つ循環ポン
プ５の揚程位置より若干低い位置（約２ｍ前後）には互
いに連通させるバイパスとし、インゼクト手段９を取付
けて開閉弁　１１　　等にて必要に応じて開閉する。

前記インゼクト手段９は往管　７　、復管　８内に表面
張力を発生させる為、その径対比は１ニア〜１：４の口
径１．２〜１．７１１１１のオリフィス、ノーズル、細
管、絞り等から成り、もちろん前記した開閉弁　１０　
　と一体あるいは別体としても良く、更に全体をＨ型と
して１つのユニット部品にすると循環回路　Ａとの施工
上都合が良い５１１　　は燃焼部を構成する本体、　１
２　　は放熱器６．６′　　の切替用へラダーで一方は
熱交換器１　に接続し他方は循環ポンプ５　に接続して
いる。

以上の如くこの発明は構成するものであり、次に作動に
ついて説明すれば、第１図に示した如く放熱器６′を２
階又は３階等の循環ポンプ５の揚程より高い位置に設置
した場合、まずジスターンタンク　６　内に所定量の熱
媒を補給する。

次に、循環ポンプ５を始動させると往管　７内の熱媒は
循環ポンプ　５の揚程であるＨ高さまで上昇する。

この時ジスターンタンク　６　内の熱媒が減少するので
補給を継続することはもちろんである。

この状態で、第２図矢印に示す如く熱媒の上昇は往管　
７の途中位置でエアー溜り等の抵抗にて停止するが、イ
ンセクト手段９位置より高く、従って開口している開閉
弁　１０　　によってオリフィス等のインゼクト手段９
　より一部の熱媒が復管８　の下方にインゼクト作用し
て分流される。

この為、熱媒のインゼクト作用により破線矢印の如く往
管　７及び復管８の上方や放熱器６′内の空間部の空気
を少しずつ引張り熱媒と混合して連続的に復管　８　下
方に流下させる。

この時引張られた空気はジスターンタンク　６　内で連
通管４　より放出されることはもちろんである。

特に、インゼクト作用の時復管８下方の内壁面に表面張
力を発生させ、熱媒介と空気との層　ａ。

ｂ・・・が交互に形成されて流下することが重要であり
、これにより往管　７及び復管　８の上方や放熱器６′
内の空間部内は次第に真空状態に至らされ、ついには復
管　８下方からインゼクト手段９　までの間に熱媒が充
満されてしまうと、往管７　及び復管８の下方は熱交換
器　１　、ジスターンタンク　３　、と連通されたサイ
フオンとなり、従って運動エネルギーはゼロとなるので
循環ポンプ５の揚程はＨより更にＨ′高さとなり、よっ
て循環ポンプ５　にて往管　７の上方及び放熱器６′及
び復管　８の上方に熱媒はスムースに流入され、ついに
は約１０数分後に全空間に熱媒が充満され、全体がサイ
フオンとなり循環ポンプ５　によって熱媒は循環を連続
する。

もちろん循環ポンプ５　を停止したとしてもサイフオン
作用により熱媒がジスターンタンクに逆流するような事
はない。

このように循環回路Ａに熱媒が充満したら、インゼクト
手段９　を開閉弁　１０　　で閉口すると、熱媒の分流
は停止されるので流速は早くなるので閉口した方が望ま
しい。

尚　実験では本件の循環ポンプ５の能力で放熱器６′、
高さを８ｍの位置にした時、往管　７　と復管８　に２
個のインゼクト手段９　を上記の要領で接続したが、熱
媒は約２０分後に循環させることができた。

次に、インゼクト手段９　の口径を小さくし過ぎると（
１ニア以下、ｉ、３ｍ以下）熱媒はその量が少なく、筋
状となって下方の復管８内を流下するだけで上方の空間
部から空気を引張らないので表面張力が発生せず、更に
インゼクト手段９　の口径を大きくし過ぎると　（１：
４以１，１．７ｆｉ以上）熱媒はその量が多くなり、イ
ンゼクト手段９　によるインゼクト作用せずそのまま下
方の復管８　内を流入してしまい、上方の空間部から空
気を引張らないので表面張力が発生しないものである。

以上の如くこの発明は、熱媒を循環ポンプ５　にて循環
させる放熱器６′を本体　１１　　より高い位置に設置
し、且つ循環回路Ａを形成する往管７　と復管８　との
途中箇所で循環ポンプ５の揚程より低位置にインゼクト
手段９　を連通して設け、更にインゼクト手段９の口径
は復管　８内に表面張力を発生させる大きさとしたので
、循環ポンプの揚程以」二の高さ位置に温水を循環させ
られるエアー抜きが迅速に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の全体説明図、第２図は同インゼクト
手段の拡大断面図、第３図（イ）〜し９は同インゼクト
手段の他の実施例を示す。 ５・・・循環ポンプ、６′・・・放熱器、　７・・・往
管、８・・・復管、　９・・・インゼクト手段。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱媒を循環ポンプ（５）にて循環させる放熱器（６′）
   を本体（１１）より高い位置に設置し、且つ循環回路（
   Ａ）を形成する往管（７）と復管（８）との途中箇所で
   循環ポンプ（５）の揚程より低位置にインゼクト手段（
   ９）を連通して設け、更にインゼクト手段（９）の口径
   は復管（８）内に表面張力を発生させる大きさとした暖
   房装置。