JPS61235599A - 多電極型電気泳動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被分析物質が異なっても使用出来、又分析手法
が異なっても共通に使用出来る電気泳動装置に関する。

（産業上の利用分野〕 本発明は近年の電気泳動法がその応用領域の拡大に伴う
被分析物質の多様化、分析手法の多様化に対応出来る電
気泳動装置に係り特に蛋白質や核酸等を分析する際、従
来より便利なものである。

〔従来の技術〕

従来では被分析物質が異なる毎に、又分析手法の異なる
毎に専用の電気泳動装置を用いるのが普通であり、その
ため多種類の電気泳動装置を用意しておかねばならなか
った。又泳動電極は１対しかなく、電極間距離の可変の
泳動装置も開発されては来たが、極性の変更の際は電源
部の端子とリード線とを手で接続替えするなど煩雑な操
作を必要としていた。又第１次の泳動で分離したゲル部
分を取り出しこれを更に第２次の泳動を行なう様な泳動
手法も開発されて来たが、各次毎にゲル板の装填操作を
行なわねばないがゲル板は甚だ！１な取扱いを要し、泳
動作業能率の低下は避けられなかった。

〔本発明が解決する問題点及び解決手段〕本発明は上述
の欠点を完全に解消するもので、泳動ｔ８ｉを２対設け
、且つこれら２対への通電極性をプログラマブル・コン
トローラを介して自由に設定出来る様にした。又細長く
１本に構成していた電極を多数の小電極の連鎖体に改変
し、これらの小電極を個々に絶縁し、これら小電極夫々
への通電もフ゛ログラマフ゛ル・コントローラによす自
由に設定出来る様にした。

添付図面第４図を参照し従来例につき説明すると、１は
電気泳動用電源、２は電気泳動ゲルを装填する電極板を
示し、この電極板２にはその四辺の中対向辺夫々に沿っ
て細長い電ｉＢ’、Ｄ’が置かれている。泳動距離を可
変にするためこれら電極は矢印方向に若干移動出来る様
になっている場合もある。泳動の極性を替える必要のあ
る場合は電源１の端子へのリード線４の接続を逆にする
事により達成していた。

〔本発明の実施例〕

第１図に本発明に用いる泳動電極板の実施例を示す。本
図に於いて、電極Ｂ、Ｄの配置は第４図従来例と同じで
あるが、更に他の対向辺に沿って電極Ａ、Ｃが設けられ
ておりこれら電極も電極Ｂ′Ｄ′と同じく可動である。

本第１図に於いて、各電極は１０ケの小電極の連鎖体よ
り成り、各小電極は互いに絶縁され個々の電極としても
作用する。従って各電極へのケーブルａｓ　ｂｓ　Ｃ％
　ｄの各々はＩＯケの小電極夫々に通電する導線１０本
を束ねたケーブルを使用する。

第２図に於いては上記ケーブルと電気泳動用電源１との
間の接続がプログラマブル・コントローラ５を介して接
続されている状態を示す、該コントローラ５は泳動用電
源１より直流高圧電源を受入れる入力端子６、泳動電極
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、の夫々に至る１０ケの端子を１組とす
る出力端子盤４本、入力電源を出力端子に通電する極性
及び時期、時間を設定するコントロール・パネル７より
なる。

第３図についてプログラマブル・コントローラ５の配線
を示すがこれはマイクロ・コンピュータを基本的に含み
、その配線接続は図面簡略化のため電極Ａ、Ｈについて
のみ示す。Ｓ　ａ　％　Ｓ　ｂは泳動電極ＡとＢとの極
性設定スイッチであり、５Ａ−１，５Ａ−１％　Ｓａ−
＋。及びＳｓ−＋　　Ｓｍ−ｔ、、、、ｓｍ−＋。

は泳動電極Ａ、Ｂ夫々が含む１０ケの小電極に至る通電
を独立に入切するスイッチを示す。

〔効果〕

２次電気泳動を行う場合に従来では２次泳動を行うこと
を予期して予めゲルを作成しておき、然も一次電気泳動
装置に依って分析されたゲルを次に二次電気泳動装置に
装填すると云う煩雑な行程及び複数異種の泳動装置を使
用していたが上述の様な本発明による泳動装置に依れば
、この様な欠点が排除出来るばかりでなくあらゆる泳動
手法にも適用出来る。

〔適用例〕

第１図に於いて電極への第１０番小電極から電極Ｃの第
１０番小電極に至るゲルを一次泳動用ゲルとし、電極Ａ
の第１〜９小電極電極Ｃの第１〜９小電極に囲まれたゲ
ルを、二次泳動用ゲルとし予め調整しておき、先ず電極
への第１０番小電極のみから電極Ｃの第１０番小電極の
みに通電しこの２つの小電極間のみで泳動を行い、この
１次泳動が完了してから、電極Ｂの第１〜第９番小電極
を１つの電極と電極りの第１〜第９番小電極を他方の電
極として通電し、２次泳動を行う、この様にしてゲル板
は共通の泳動装置に装填したままで２次元泳動を行い得
る。

ＤＮＡ塩基配列分析の電気泳動には一般には長い泳動距
離を必要とし、長大なゲルを作成していたが、本発明装
置を使用すれば、短かいゲルの作成で足りる。この場合
には各電極のｌＯケの小電極体プログラマブル・コント
ローラに依り接続し２対の電極が相互に対向した形態に
制御しておき例えば、最初に縦方向、次に横方向に泳動
を行えば、泳動距離を長く泳動した場合とほぼ同じ結果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例に依る電気泳動装置の電極構造を
示す図、第２図は第１図の電極と電気泳動用電源との接
続態様を示す図、第３図は本発明実施例の電気接続を示
す配線図、第４図は従来型の電気泳動装置の電極構成及
び泳動用電源との接続を示す図である。 ＡＸＢ、Ｃ，Ｄ−・・電気泳動電極、ａ、ｂ。 ｃＳｄ・・・各電極へのケーブル、１・・・電気泳動用
電源、２・・・ゲル板、５・・・プログラマブル・コン
トローラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気泳動装置に於いて相対向する電極対を２組用
   意しこれら電極対が互いに交わる様に配置し、これら電
   極対への通電極性、通電時期、通電時間が任意に設定出
   来るプログラマブル・コントローラを介して上記２組の
   電極対を電気泳動用電源に接続した事を特徴とする多電
   極型電気泳動装置。
2. （２）電気泳動装置に於いて相対向する電極対を２組用
   意し、これら電極対が互いに交わる様に配置し、これら
   電極は夫々複数個の個々に電気的に絶縁された小電極よ
   り構成し、上記電極対への通電極性、上記小電極個々へ
   の通電時期、通電時間が任意に設定出来る様プログラマ
   ブル・コントローラを介して上記２組の電極対及び小電
   極を電気泳動用電源に接続した事を特徴とする多極型電
   気泳動装置。