JPS61234771A

JPS61234771A - タバコフイルタの製造装置

Info

Publication number: JPS61234771A
Application number: JP7539785A
Authority: JP
Inventors: 広瀬　一郎
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1985-04-11
Filing date: 1985-04-11
Publication date: 1986-10-20
Also published as: JPH0242468B2; GB2173388B; GB2173388A; GB8604556D0; DE3606206A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「発明の技術分野」この発明は、紙巻タバコのフィルタを製造する装置に係
わり、特にフィルタ内に粒状物質からなる添加材を添加
してなるタバコフィルタの製造装置に関する。

「発明の技術背景とその問題点」従来から、タバコフィルタ内にはこのフィルタの吸着性
や吸収性を向上するため、種々の粒状物質からなる添加
材が添加されている。このような添加材は通常フィルタ
材内の一定箇所に、このフィルタ材によって包み込まれ
るようにして添加されるか、又は、フィルタ材を２個の
フィルタ半休に分割し、これらフィルタ半体間で挟まれ
るようにして充填されている。

ところで、上述した２種類のタバコフィルタにおいて、
前者のものには、フィルタ材に添加された添加材がタバ
コの輸送中又は喫煙中に移動してタバコフィルタの吸い
口にまで露出する場合があり、このため喫煙者の口内に
添加材が入ってしまう虞れがある。また、前者の場合に
はフィルタ材の一箇所に纏めて添加材が充填されている
ことから、フィルタ材中を通過するタバコの煙に対する
添加材の接触面積を大きく確保できず、このため添加材
の吸着性及び吸収性が損われる欠点がある。

一方、後者の場合には、添加材が２個のフィルタ半休に
よって挟まれる構造上、この添加材の移動を阻止するに
は効果があるものの、このタバコフィルタの製造にはそ
の製造工程が複雑となり、コスト高を招く欠点がある。

また、後者の場合にも、前者のものと同様に、フィルタ
材を通過するタバコの煙に対する添加材の接触面積を大
きく確保できないので、添加材の吸着性及び吸収性が損
われる欠点がある。

「発明の目的」この発明は、上述した事情に基づきなされたもので、そ
の目的とするところは、タバコフィルりの製造が容易で
あるとともに、添加材の吸着性及び吸収性を向上するこ
とのできるタバコフィルタの製造装置を提供することに
ある。

「発明の概要」この発明は、搬送路に沿って連続的に搬送される帯状の
フィルタ材の上方にマスク部材を配設し、このマスク部
材によってフィルタ材の一部上面を外部に露出した第１
の領域と、外部に対して覆われた第２の領域にフィルタ
材の搬送方向に沿って交互に区画し、この状態において
、添加材供給器により、フィルタ材の上面に向は粒状の
添加材を振掛けて供給することを特徴とするものである
。

「発明の実施例」以下この発明゛の実施例を第１図乃至第９図を参照して
説明する。

第２図にはタバコフィルタの製造装置全体が示されてお
り、先ずタバコフィルタの製造装置全体を簡単に説明す
る。第２図中１は帯状をなしたフィルタ材２を搬送する
第１の搬送機構である。フィルタ材２は、例えば繊維状
のセルロースアセテートから形成されるが、これに限ら
ず紙や毛糸類及び繊維状のあら麻などから形成してもよ
い。第１の搬送機構１の上方には、フィルタ材２上にこ
のフィルタ材２の搬送方向に沿い所定の間隔を存して添
加材を供給する添加材分配供給装置３が配設されている
。この添加材分配供給装置３の上記搬送方向前方には帯
状のフィルタ材２を成形する第１及び第２の成形部材４
，５が配置されている。

これら第１及び第２の成形部材４，５はいずれも漏斗形
状をなした管部材であって、帯状のフィルタ材２はこれ
ら第１及び第２の成形部材４，５内を通過する過程にお
いて丸棒形状に成形される。

第１及び第２成形部材４，５の搬送方向前方には第２の
搬送機構６が配設されている。この第２の搬送機構６は
丸棒形状に成形されたフィルタ材２を前方の切断装置７
に向けて搬送する。この第２の搬送装置６は例えば大径
の駆動ローラ８と小径の従動ローラ９との間に無端状の
搬送ベルト１０を架渡して構成されている。尚、第２図
中１１は搬送ベルト１０に所定の張力を与えるテンショ
ンローラである。

第２の搬送機構６と添加材分配供給装置３との間には、
フィルタ材用の巻紙１２が巻回されてなる巻紙ローラ１
３が配置されている。この巻紙ローラ１３から繰出され
た巻紙１２はローラ１４・・を介して第２の成形部材５
内に導かれ、これにより第１の成形部材４によって成形
された丸棒形状のフィルタ材２の外周面に巻付けられる
。また、第２の成形部材５に至る巻紙１２の搬送経路の
途中には、糊付は器１５が配置されている。この糊付は
器１５は巻紙１２の片面に糊付けし、これにより巻紙１
２はフィルタ材２の外周面に確実に巻かれて糊付けされ
る。このようにして巻紙１２で巻かれた丸棒形状にフィ
ルタ材２は、上述したように第２の搬送機構６によりヒ
ータ１６及びクーラ１７を経て切断−装置７に送られ、
この切断装置７によって所定寸法に切断されることにな
る。

尚、フィルタ座２の搬送方向でみて添加材分配装置３以
降の各機構及び装置は、従来と同様なものであって、こ
の発明を実施するにあたっては種々に変形可能である。

次に、第１図及び第３図乃至第５図を参照してこの発明
に係わる第１の搬送機構１並びに添加材分配供給装置３
について説明する。

先ず、第１の搬送機構１は、大径の駆動ローラ２０と、
小径の従動ローラ２１，２２と、これらローラ２０，２
１及び２２間に架渡され、フィルタ材２を搬送する搬送
ベルト２３から構成されている。ここで、搬送ベルト２
３は図示しないけれども多孔質のベルトでおり、この搬
送ベルト２３は自由に空気を透過させることができる。

尚、第１図中、２４．２４は搬送ベルト２３の走行を案
内する案内ローうである。又、上述した駆動ローラ２０
、従動ローラ２１．２２及び案内ローラ２４．２４は、
第３図に示されているフレーム２５に対して回転可能に
支持されており、更に駆動ローラ２０は第２の搬送機構
６と同期した駆動源（図示しない）によって第１図中矢
印へ方向に回転駆動される。

第１の搬送機構１の上方に配設されている添加材分配供
給装置３は、マスクリング２６を備えている。このマス
クリング２６は第３図に示されるように、−側面が開口
した中空の偏平筒によって構成されている。マスクリン
グ２６の閉塞面中央には回転軸２７が連結されており、
この回転軸２７は第２の搬送機構６と同期した駆動源（
図示しない）に連結されている。

マスクリング２６の外周面には、第１図及び第３図に示
されるように、周方向等間隔を存して多数のスリット２
８・・・が開設されている。これらスリット２８・・・
はマスクリング２６の軸線方向に延びる細長形状をなし
ている。また、マスクリング２６の開口側内周縁には径
方向内側に突出するリム２６ａが形成されている。

ここで、第１図に示されるように、マスクリング２６は
その外周面が第１の搬送機構１よって搬送されるフィル
タ材２を介して搬送ベルト２３と接触されている。これ
により、フィルタ材２の一部上面はマスクリング２６に
より、外部に対し上記スリット２８を介して露出した第
１の領域と、外部に対して覆われた第２の領域に搬送方
向に沿い交互に区画されることになる。尚、フィルタ材
２を介してマスクリング２６が転接することにより、第
１の搬送機構１の搬送ベルト２３には所定の張力が与え
られることになるが、しかしながら、第１図においては
作図の都合上、マスクリング２６の外周面と、フィルタ
材２及び搬送ベルト２３は相互に離間した状態で図示さ
れている。

マスクリング２６は第１図中矢印Ｂ方向に回転されるが
、その周速は搬送ベルト２３の走行速度と同一の速度と
なるように設定されており、これにより円滑なフィルタ
材２の搬送を確保できるとともに、このフィルタ材２の
上面に連続して第１の領域及び第２の領域を規定するこ
とができる。

また、マスクリング２６の回転速度は、スリット２８・
・・と切断装置７とが同期するように設定されている。

マスクリング２６内には添加材供給器２９が配置されて
いる。この添加材供給器２９は、第３図乃至第５図に詳
図されているように、金属製の供給ローラ３０を備え、
この供給ローラ３０はマスクリング２６の内周面近傍に
配置されている。供給ローラ３０のローラ軸３１は、サ
ポートアーム３２の自由端即ち下端に軸受３３．３３を
介して回転自在に支持されている。サポートアーム３２
の上端はマスクリング２６の外周を跨ぐように上方に延
び、そしてフレーム２５に固定されている。

ローラ軸３１の先端にはスプロケット３４が取付けられ
ており、このスプロケット３４と駆動軸３５の先端に取
付けられたスプロケット３６との間には無端状のチェー
ン３７が架渡されている。

駆動軸３５はマスクリング２６の回転軸２７と平行に延
び、マスクリングと同一の駆動源により同期して回転駆
動されるようになっている。

供給ローラ３０の上方には添加材の供給ホッパ３８が配
置されている。この供給ホッパ３８は上下端が開口した
箱形形状をなし、その下端の開口は供給ローラ３０によ
り閉塞されている。供給ホッパ３Ｂ内には、粒状の活性
炭、シリカゲル又はイオン交換樹脂などの添加材Ｘが蓄
えられている。

供給ホッパ３８における供給ローラ３０の回転回出側の
端面３８ａにはホッパ開口３９が開設されてあり、この
ホッパ開口３９の開度は調整プレート４０によって調整
可能となっている。この調整プレート４０は供給ホッパ
３８の端面３８ａに調整ボルト４１・・・及びワッシャ
ー４２・・・によって取付けられている。調整プレート
４０のボルト挿通孔４３・・・は上下方向に延びるスロ
ットによって形成されており、これにより調整プレート
４０の上下方向位置即ちホッパ開口３９の開度を調整可
能となっている。

また、マスクリング２６内には、回転軸２７の直下に位
置してマスクリング２６の内周面に接するスクレーパ４
４が配置されているとともに、このスクレーパ４４より
も添加材供給器２９側に位置して空気ノズル４５が配置
されている。この空気ノズル４５はマスクリング２６の
内周面に向けて圧縮空気を噴出可能となっている。尚、
これらスクレーパ４４及び空気ノズル４５はマスクリン
グ２６の開口端側から図示しない支持手段でもって支持
されている。

更に、第１の搬送機構１の搬送ベルト２３によって囲ま
れた領域には、搬送ベルト２３に対面する側がこの搬送
ベルト２３に沿って開口されてなる空気吸引部材４６が
配置されており、この空気吸引部材４６は吸引パイプ４
７を介して図示しない真空ポンプに接続されている。

次に、上述した添加材分配供給装置３の作用を説明する
。

第１の搬送機構１によりフィルタ材２が搬送され、そし
てフィルタ材２がマスクリング２６の位置にまで至ると
、このフィルタ材２の上面はその搬送方向に沿って第１
の領域即ちマスクリング２６のスリット２８・・・を介
して外部に露出した領域と、マスクリング２６の外周面
によって覆われた第２の領域とに交互に区画されること
になる。このような状態で、添加材供給器２９の供給ロ
ーラ３０が回転駆動されているとすると、この供給ロー
ラ３０の回転に伴い、供給ホッパ３８のホッパ開口３９
から添加材Ｘが第５図に示されるように外部に送出され
る。このようにして送出された添加材Ｘは自由落下によ
ってマスクリング２６の内周面に振掛けられ、これによ
りフィルタ材２の第１の領域のみに添加材Ｘが付着され
ることになる。

即ち、マスクリング２６のスリット２８・・・を介して
外部に露出したフィルタ材２の領域のみに添加材Ｘが付
着されることになる。また、フィルタ材２の第１の領域
に添加材Ｘを付着させるに当り、空気ノズル４５から噴
射される圧縮空気により、添加材Ｘをマスクリング２６
のスリット２８・・・内に効果的に導くことができると
ともに、マスクリング２６の内周面に滞留している添加
材Ｘをスクレーパ４４によりマスクリング２６のスリッ
ト２８・・・内に確実に導くことができる。従って、マ
スクリング２６からフィルタ材２が送り出されてきたと
きには、このフィルタ材２の上面には第６図及び第７図
に示されるように、搬送方向に等間隔を存し且つ均一な
厚みでもって添加材Ｘの付着領域Ｙ・・・が形成される
ことになる。フィルタ材２の上面に付着された添加材Ｘ
は、空気吸引部材４６により搬送ベルト２３を介して空
気が吸引されることで、フィルタ材２の上面に確実に保
持され、添加材Ｘがフィルタ材２の上面で移動すること
はない。

この後、添加材Ｘが付着されたフィルタ材２は前述した
ようにして丸棒の形状に成形されるとともに、その外周
面に巻紙１２が巻き付けられ、そして一定の寸法に切断
される。

上述したようにフィルタ材２の上面に、搬送方向等間隔
に添加材Ｘの付着領域Ｙ・・・が形成されていると、こ
の後、この帯状のフィルタ材２をその中心に寄せ集める
ようにして丸棒の形状に成形するにあたっては、第８図
及び第９図に示されるように、丸棒形状をなしたフィル
タ材２内に添加材Ｘを一様に分布させることができる。

従って、フィルタ材２内を通過するタバコの煙に対する
添加材Ｘの接触面積を大きく確保することができるので
、添加材Ｘの吸着性及び吸収性を大幅に向上することが
できる。

また、フィルタ材２を丸棒形状に成形する際、添加材Ｘ
はフィルタ材２のしわ間に挟まれて保持されるので、タ
バコの輸送中及び及び喫煙中に添加材Ｘが不用意に移動
することもない。しかも、丸棒形状のフィルタ材２を切
断する際には、第９図に示されるように、添加材Ｘを含
む領域２ａと添加材Ｘを含まない領域２ｂとに明確に区
画することができるので、喫煙中添加材が口内に入るの
を確実に防止することができる。

更に、上述した一実施例によれば、添加材供給器２９に
おける供給ローラ３０がマスクリング２６の回転に同期
して回転駆動されることから、マスクリング２６の回転
速度を速めれば、これに応じて添加材供給器２９から送
出される添加材Ｘの量も多くなる。従って、マスクリン
グ２６の回転速度に拘らず、フィルタ材２の上面に形成
される添加材付着領域Ｙの厚みをほぼ一定とすることが
できる。この結果、タバコフィルタの製造速度を高速化
して多量生産に好適するとともに、製造されるタバコフ
ィルタの品質を均一にすることができる。

この発明は上述した一実施例に限られるものではなく、
第１０図及び第１１図にはこの発明の変形例が夫々示さ
れている。先ず、第１０図にはマスクリング２６の一部
が示されている。この第１０図のマスクリング２６の場
合には、スリット２８・・・を規定する隔壁２８ａ・・
・が断面３角形に形成され、これによりマスクリング２
６の内周面に添加材Ｘが滞留しないようになっている。

このようにすれば、スクレーパ４４を省略することがで
きる。

又、第１１図を参照すれば、添加材分配供給装置３には
更に第３の搬送機構４８が備えられている。この第３の
搬送機構４８は第１の搬送機構１とは別に帯状のフィル
タ材２Ｃを搬送するものであり、このフィルタ材２Ｃは
第１１図に示されるように、添加材Ｘが付着されたフィ
ルタ材２の上面に重ね合わされる。このようにすれば、
次工程に於いて、フィルタ材２に付着された添加材Ｘの
移動を確実に防止することができる。

更に、図示しないけれども、マスクリング２６の代わり
に、搬送ベルト２３と同期して走行されるスリット２８
・・・を有したマスクベルトを使用することもできるし
、供給ローラ３０を用いた添加材供給器２９の代わりに
、振動板の撮動により供給ホッパ３８から添加材Ｘを供
給するようにした添加材供給器を使用してもよいなど、
色々と変形可能である。

「発明の効果」上述したようにこの発明によれば、タバコフィルタ内の
所定の領域に一様に添加材を分布させることができるの
で、この添加材の吸着性及び吸収性を高めることができ
るとともに、タバコフィルタ内での添加材の不用意な移
動を確実に防止することができる。従って、喫煙中に添
加材が口内に入るような虞れも皆無となる。

また、この発明のタバコフィルタは実質的に１本のフィ
ルタ材からなるので、その製造が容易であり、しかも連
続的な製造に好適する等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第９図はこの発明の一実施例を示し、第１図
は添加材分配供給装置の断面図、第２図はタバコフィル
タ製造装置全体の概略図、第３図は第１図中■−■線に
沿う断面図、第４図は添加材供給器を一部破断して示す
側面図、第５図は第４図中ｖ−ｖ線に沿う断面図、第６
図は添加材が付着されたフィルタ材の上面図、第７図は
添加材が付着されたフィ、ルタ材の断面図、第８図は製
造されたタバコフィルタの横断面図、第９図は製造され
たタバコフィルタの縦断面図、第１０図及び第１１図は
この発明の変形例を示し、第１０図はマスクリングの一
部断面図、第１１図は添加材分配供給装置の断面図でお
る。１・・・第１の搬送機構（搬送機構）、２・・・フィル
タ材、３・・・添加材分配供給装置、２６・・・マスク
リング、２８・・・スリット、２９・・・添加材供給器
。第３図追／Ｎ

Claims

【特許請求の範囲】

所定の搬送路に沿い連続的に帯状をなしたタバコ用フィ
ルタ材を搬送する搬送機構と、搬送されるフィルタ材の
上方に配設され、フィルタ材の搬送方向にフィルタ材の
一部上面を外部に露出した第１の領域と、外部に対して
覆われた第２の領域に交互に区画するマスク部材と、マ
スク部材によって覆われたフィルタ材の上面に向け、粒
状の添加材を振掛けて供給する添加材供給器とを具備し
たことを特徴とするタバコフィルタの製造装置。