JPS61233655A - バラニマイシン及びその誘導体、並びにそれらの製造法 - Google Patents
バラニマイシン及びその誘導体、並びにそれらの製造法Info
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- JPS61233655A JPS61233655A JP6138585A JP6138585A JPS61233655A JP S61233655 A JPS61233655 A JP S61233655A JP 6138585 A JP6138585 A JP 6138585A JP 6138585 A JP6138585 A JP 6138585A JP S61233655 A JPS61233655 A JP S61233655A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は新規抗生物質バラニマイシン(Valanim
ycil及びその誘導体、並びにそれらの 製造法に関
する。
ycil及びその誘導体、並びにそれらの 製造法に関
する。
発明の開示
本発明は式(1)
〔式中、Yは−C二CH2又は−CH−C112NHR
CO□HCo2H (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基である)で表
される基である〕で表されるバラニマイシン及びその誘
導体〔以下、化合物(1)という。〕に関する。式(I
)のRの定義中、低級アルキル基は炭素数1−6の直鎮
状もしくは分枝状アルキル基、例えばメチル、エチノベ
n−プロピノペn−ブチル等を包含する。
CO□HCo2H (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基である)で表
される基である〕で表されるバラニマイシン及びその誘
導体〔以下、化合物(1)という。〕に関する。式(I
)のRの定義中、低級アルキル基は炭素数1−6の直鎮
状もしくは分枝状アルキル基、例えばメチル、エチノベ
n−プロピノペn−ブチル等を包含する。
式(I)においてYが−C=CH2である場合Co2H
の化合物を本発明者らはバラニマイシンと命名した。バ
ラニマイシンは次の理化学的性質を示す。
ラニマイシンは次の理化学的性質を示す。
(1)外 観 無色油状物質
(2) ’ HNMR(400MH2,020)
第1図(3) 13C−NMR(D20)
第2図、) (4)IR(KBr) 第
3図(5)[JV 末端吸収 (6)溶解性 水、メタノール、エタノール、酢酸
エチルに可溶;クロロホル ム、n−ヘキサンに不溶 (7)呈色反応 過マンガン酸カリ試験、モリブデン
・硫酸反応、ニンヒドリン 反応、B、C0G、反応、ライドン・ スミス反応に陽性;2,4−ジニ トロフェニルヒドラジン試験に 陰性 (8)安定性 減圧下で不安定、又常温常圧下でも
不安定な傾向があり、塩、 例えばリン酸ナトリウムの共存 下で安定である。
第1図(3) 13C−NMR(D20)
第2図、) (4)IR(KBr) 第
3図(5)[JV 末端吸収 (6)溶解性 水、メタノール、エタノール、酢酸
エチルに可溶;クロロホル ム、n−ヘキサンに不溶 (7)呈色反応 過マンガン酸カリ試験、モリブデン
・硫酸反応、ニンヒドリン 反応、B、C0G、反応、ライドン・ スミス反応に陽性;2,4−ジニ トロフェニルヒドラジン試験に 陰性 (8)安定性 減圧下で不安定、又常温常圧下でも
不安定な傾向があり、塩、 例えばリン酸ナトリウムの共存 下で安定である。
(9) 反応性 アミンと容易に反応して付加体
をつくる。
をつくる。
次に式(I>中、Yが−CHCH2NHRO2H
である化合物〔以下、化合物(I−1)という〕の理化
学的性質を示す。アンモニア付加体(R−Hの場合)の
場合は以下の通りである。
学的性質を示す。アンモニア付加体(R−Hの場合)の
場合は以下の通りである。
(1)外 観 白色粉末
(2) ’H−NMR(400MHz、 D20)
第4図(3) ”C−NMR(D20)
第5図(4)IR(KBr) 第6図(5
)元素分析値(C1dl+5N303として)(%)C
HN 実測値 44.29 7.93 22.3
3計算値 44.43 7.99 22.
21(6)分子量 190 (M+II)” (3
1MS法)(乃 融 点 150.5℃(分解)22
0(5400) (酸性)、223(4950) (
中性)、220−(sh、) (アルカリ性) σ■ 溶解性 水、メタノールに可溶;アセトン、酢
酸エチノペジメチルスルホキシ ト、クロロホルム、n−へキサン に不溶 aI)呈色反応 ニンヒドリン反応、トレンス反応、ト
リフェニルテトラゾリウムクロ ライド反応、モリブデン・硫酸反 応、ライドン・スミス反応に陽性 ;2,4−ジニトロフェニルヒドラ ジン試験に陰性 化合物(Ii)中、Rがメチル、エチル、n−プロピル
、n−ブチルである化合物の赤外吸収スペクトル(KB
r)をそれぞれ第7−10図に示す。又、U■ λma
xnm (ε)を第1表に示す。
第4図(3) ”C−NMR(D20)
第5図(4)IR(KBr) 第6図(5
)元素分析値(C1dl+5N303として)(%)C
HN 実測値 44.29 7.93 22.3
3計算値 44.43 7.99 22.
21(6)分子量 190 (M+II)” (3
1MS法)(乃 融 点 150.5℃(分解)22
0(5400) (酸性)、223(4950) (
中性)、220−(sh、) (アルカリ性) σ■ 溶解性 水、メタノールに可溶;アセトン、酢
酸エチノペジメチルスルホキシ ト、クロロホルム、n−へキサン に不溶 aI)呈色反応 ニンヒドリン反応、トレンス反応、ト
リフェニルテトラゾリウムクロ ライド反応、モリブデン・硫酸反 応、ライドン・スミス反応に陽性 ;2,4−ジニトロフェニルヒドラ ジン試験に陰性 化合物(Ii)中、Rがメチル、エチル、n−プロピル
、n−ブチルである化合物の赤外吸収スペクトル(KB
r)をそれぞれ第7−10図に示す。又、U■ λma
xnm (ε)を第1表に示す。
第 1 表
化合物(I)は抗菌活性及び抗腫瘍活性を有する。
ブイヨン培地(pH7)を用い寒天希釈法によるバラニ
マイシンの各種微生物に対する最小発育阻止濃度(M
I C) (J1g/ml )は第2表に示す通りで
ある。
マイシンの各種微生物に対する最小発育阻止濃度(M
I C) (J1g/ml )は第2表に示す通りで
ある。
第 2 表
被検菌 MIC(■/m1)
スタフィロコッカス・アウレウス209P 10
/ノ アウレウスSm1th 10ミクロ
コツカス・フラバスPDへ1610〃 ルテウス
lPO33331Gミクロコツカス・ルテウスPCI1
00I 5バチルス・アントラシス
10〃 ・ズブチリスNRRL B−
55810〃 ・ズブチリスPCI219
10〃 ・セリウスATCC10702> 10ク
リネバクテリウム・ボビス1810 10エシ
エリヒア・コリNIIIJ 2.
5〃 ・ コ リ K12
1.2 5〃 ・ コ リ
ML1629 2.5
シゲラ・ディセンテリエJS11910
2.5〃 ・フレクスネリ4bJS11811
2.5〃 ・ゾネイ JS11746
2.5サルモネラ・ティフィT−632,5 〃 ・エンテリテイディス1B91 2.5
プロテウス・バルガリス0X19 5〃
・ミラビリスIFM 0M−92,5〃 ・レッ
トゲリ GN311 2.5〃 ・
レットゲリ GN466 5被検菌
MIC(μg/ml)セラチア・マルセッセンス
10シユードモナス・エルギノーザA
3 10クレブシエラ・ニューモニエPC160
210ミコバクテリウム・スメグマチスATCC607
>10エシエリヒア・コリ BIE1121
0.078〃 ・ コ リ 8B1
186 0.312〃
・ コ リ BEMll
1.25次にバラニマイシンによるイン
ビトロでのマウス白血病細胞の成長阻害を第3表に、バ
ラニマイシンのアミン付加体によるインビトロでのL1
210細胞の成長阻害を第4表に示す。
/ノ アウレウスSm1th 10ミクロ
コツカス・フラバスPDへ1610〃 ルテウス
lPO33331Gミクロコツカス・ルテウスPCI1
00I 5バチルス・アントラシス
10〃 ・ズブチリスNRRL B−
55810〃 ・ズブチリスPCI219
10〃 ・セリウスATCC10702> 10ク
リネバクテリウム・ボビス1810 10エシ
エリヒア・コリNIIIJ 2.
5〃 ・ コ リ K12
1.2 5〃 ・ コ リ
ML1629 2.5
シゲラ・ディセンテリエJS11910
2.5〃 ・フレクスネリ4bJS11811
2.5〃 ・ゾネイ JS11746
2.5サルモネラ・ティフィT−632,5 〃 ・エンテリテイディス1B91 2.5
プロテウス・バルガリス0X19 5〃
・ミラビリスIFM 0M−92,5〃 ・レッ
トゲリ GN311 2.5〃 ・
レットゲリ GN466 5被検菌
MIC(μg/ml)セラチア・マルセッセンス
10シユードモナス・エルギノーザA
3 10クレブシエラ・ニューモニエPC160
210ミコバクテリウム・スメグマチスATCC607
>10エシエリヒア・コリ BIE1121
0.078〃 ・ コ リ 8B1
186 0.312〃
・ コ リ BEMll
1.25次にバラニマイシンによるイン
ビトロでのマウス白血病細胞の成長阻害を第3表に、バ
ラニマイシンのアミン付加体によるインビトロでのL1
210細胞の成長阻害を第4表に示す。
第 3 表
*1 細胞増殖を50%阻害する濃度
*2 アドリアマイシ感受性
*3 アドリアマイシン抵抗性
第 4 表
エールリッヒ腹水癌細胞又はL1210細胞をtJ[し
たddy雄性マウスでのバラニマイシンの抗腫瘍活性(
対照群を100%とした場合の延命効果)を第5表に示
す。
たddy雄性マウスでのバラニマイシンの抗腫瘍活性(
対照群を100%とした場合の延命効果)を第5表に示
す。
第 5 表
次に化合物(I)の製造法について説明する。
バラニマイシンはストレプトマイセス属にII、、バラ
ニマイシン生産能を有する微生物を培地に培養し、培養
物中にバラニマイシンを蓄積させ、培養物からバラニマ
イシンを採取することにより製造することができる。バ
ラニマイシン生産性微生物としてはストレプトマイセス
属に属し・、バラニマイシン生産能を有する微生物であ
ればい、ずれの微生物でもよいが、具体的にはMG45
6−hFlo(微工研菌寄第8146号)(寄託日:昭
和60年3月15日)が用いられる。この生産菌は昭和
56年9月、新潟県佐渡郡羽茂町の土壌より分離された
。MG456−hFlo株の菌学的性状は次の通りであ
る。
ニマイシン生産能を有する微生物を培地に培養し、培養
物中にバラニマイシンを蓄積させ、培養物からバラニマ
イシンを採取することにより製造することができる。バ
ラニマイシン生産性微生物としてはストレプトマイセス
属に属し・、バラニマイシン生産能を有する微生物であ
ればい、ずれの微生物でもよいが、具体的にはMG45
6−hFlo(微工研菌寄第8146号)(寄託日:昭
和60年3月15日)が用いられる。この生産菌は昭和
56年9月、新潟県佐渡郡羽茂町の土壌より分離された
。MG456−hFlo株の菌学的性状は次の通りであ
る。
1、形 態
MG456−hFl 0株は、顕微鏡下で分枝した基中
菌糸よりまっすぐ〜かぎ状の気菌糸を形成し、輪生枝は
みとめられない。成熟した胞子鎖は10個以上の胞子の
連鎖をみとめ、胞子の大きさは、0.4〜0.6 X
O,8〜1.2ミクロン位である。胞子の表面は平滑で
ある。
菌糸よりまっすぐ〜かぎ状の気菌糸を形成し、輪生枝は
みとめられない。成熟した胞子鎖は10個以上の胞子の
連鎖をみとめ、胞子の大きさは、0.4〜0.6 X
O,8〜1.2ミクロン位である。胞子の表面は平滑で
ある。
2、各種培地における生育状態
色の記載について〔〕内に示す標準は、コンテイナー・
コーポレーション・オブ・アメリ力ノカラー・ハーモニ
イ・マニュアル(Contai−ner Corpo
ration of 八mericaの Co1a
r harmonymanual )を用いた。
コーポレーション・オブ・アメリ力ノカラー・ハーモニ
イ・マニュアル(Contai−ner Corpo
ration of 八mericaの Co1a
r harmonymanual )を用いた。
(1) シュークロース・硝酸塩寒天培地(27℃培
養) うす黄の生育上に、明るいオリーブ灰 (1y2ig、 01ive Gray)の気菌糸を着
生し、溶解性色素はみとめられない。
養) うす黄の生育上に、明るいオリーブ灰 (1y2ig、 01ive Gray)の気菌糸を着
生し、溶解性色素はみとめられない。
(2)グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄茶[:3ga、 Melon Yellow’]
の生育上に、茶白〜明るい茶灰(2ig、 5late
Tan :]の気菌糸を着生し、溶解性色素はみとめ
られない。
) うす黄茶[:3ga、 Melon Yellow’]
の生育上に、茶白〜明るい茶灰(2ig、 5late
Tan :]の気菌糸を着生し、溶解性色素はみとめ
られない。
(3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(rsp−培
地5.27℃培養) 黄茶C31c、 Amber〕の生育上に、明るい茶灰
C2ig、 5late Tan )の気菌糸を着生し
、黄色味の溶解性色素を産生ずる。
地5.27℃培養) 黄茶C31c、 Amber〕の生育上に、明るい茶灰
C2ig、 5late Tan )の気菌糸を着生し
、黄色味の溶解性色素を産生ずる。
(4)スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4゜2
7℃培養) うす黄(2jl!e、 Mustard)の生育上に、
オリーブ灰[:l ih、 0live Gray)の
気菌糸を着生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる
程度である。
7℃培養) うす黄(2jl!e、 Mustard)の生育上に、
オリーブ灰[:l ih、 0live Gray)の
気菌糸を着生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる
程度である。
(5)チロシン寒天培地(IsP−培地7,27℃培養
)うす苗条[?2c、 Gold 〕の生育上に灰味茶
[3ig、 Beige Brown:]の気菌糸を着
生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる程度である
。
)うす苗条[?2c、 Gold 〕の生育上に灰味茶
[3ig、 Beige Brown:]の気菌糸を着
生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる程度である
。
(6)栄養寒天培地(27℃培養)
苗条〔3βc、 八mber:]の生育上に、わずかに
白色の気菌糸を着生し、茶色味の溶解性色素を産生ずる
。
白色の気菌糸を着生し、茶色味の溶解性色素を産生ずる
。
(7)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) 苗条[:5Ac、 Copper )の生育上に、条内
〜オリーブ灰(l +AIi、 Lt []1ive
Drab 〕の気菌糸を着生し、黄金色の溶解性色素を
産生ずる。
℃培養) 苗条[:5Ac、 Copper )の生育上に、条内
〜オリーブ灰(l +AIi、 Lt []1ive
Drab 〕の気菌糸を着生し、黄金色の溶解性色素を
産生ずる。
(8)オートミール寒天培地(ISP−培地3,27℃
培養) うす黄[2pe、 Mustard Gold :]の
生育上に、灰味茶[3ig、 Beige Brown
)の気菌糸を着生し、溶解性色素は黄色味を呈する。
培養) うす黄[2pe、 Mustard Gold :]の
生育上に、灰味茶[3ig、 Beige Brown
)の気菌糸を着生し、溶解性色素は黄色味を呈する。
(9)グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養)苗条
[5ne、 Ti1e Red ]の生育上に、条内[
:3ha、 Pearllの気菌糸を着生し、黄色味の
溶解性色素を産生ずる。
[5ne、 Ti1e Red ]の生育上に、条内[
:3ha、 Pearllの気菌糸を着生し、黄色味の
溶解性色素を産生ずる。
αQ スターチ寒天培地(27℃培養)うす黄〔2ea
、 Lt 1llheat :]の生育上に、オリーブ
灰[:lih、 01ive Gray 〕の気菌糸を
着生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる程度であ
る。
、 Lt 1llheat :]の生育上に、オリーブ
灰[:lih、 01ive Gray 〕の気菌糸を
着生し、溶解性色素はわずかに黄色味をおびる程度であ
る。
01)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)うす黄[,
3I2e、 Cinnamon )の生育上に、明るい
オリーブ灰[:1 %ge、 Lt 01ive Gr
ay 〕の気菌糸を着生し、うすピンクの溶解性色素を
産生ずる。
3I2e、 Cinnamon )の生育上に、明るい
オリーブ灰[:1 %ge、 Lt 01ive Gr
ay 〕の気菌糸を着生し、うすピンクの溶解性色素を
産生ずる。
面 セルロース(P紙片添加合成液、27℃培養)P紙
片上にうす黄の生育をし、明るいオリーブ灰の気菌糸を
着生する。溶解性色素はみとめられない。
片上にうす黄の生育をし、明るいオリーブ灰の気菌糸を
着生する。溶解性色素はみとめられない。
03)ゼラチン穿刺培養
単純ゼラチン培地(20℃培養)では、生育はうす黄、
気菌糸は着生せず、溶解性色素は茶色を呈する。
気菌糸は着生せず、溶解性色素は茶色を呈する。
グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(27℃培養)で
は、生育はうす黄、わずかに白色の気菌糸を着生し、溶
解性色素は茶色を呈する。
は、生育はうす黄、わずかに白色の気菌糸を着生し、溶
解性色素は茶色を呈する。
04)脱脂牛乳(37℃培養)
生育はうず苗条、気菌糸を着生せず、溶解性色素は茶色
を呈する。
を呈する。
3、生理的性質
(1)生育温度範囲
グルコース・アスパラギン寒天を用い、20℃、24℃
、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で試験の結
果、50℃を除いて、そのC)ずれの温度でも生育した
が、最適温度は27℃〜37℃付近と思われる。
、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で試験の結
果、50℃を除いて、そのC)ずれの温度でも生育した
が、最適温度は27℃〜37℃付近と思われる。
(2)ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン、20℃培
養;グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培養) 単純ゼラチン培地では10日目頃から、グルコース・ペ
プトン・ゼラチン培地では15日目頃から液化が始まっ
た。その作用はともに中等度〜弱い方である。
養;グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培養) 単純ゼラチン培地では10日目頃から、グルコース・ペ
プトン・ゼラチン培地では15日目頃から液化が始まっ
た。その作用はともに中等度〜弱い方である。
(3)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
及びスターチ寒天培地、27℃培養)。
及びスターチ寒天培地、27℃培養)。
いずれの培地でも培養後5日目頃から氷解性がみとめら
れ、その作用は中等度〜強い方である。
れ、その作用は中等度〜強い方である。
(4)脱脂牛乳の凝固、ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 培養後5日目頃より凝固がはじまり、直ちに完了後ペプ
トン化が始まる。ペプトン化It培養後15日目頃に完
了する。その作用はともに中等度〜強い方である。
培養) 培養後5日目頃より凝固がはじまり、直ちに完了後ペプ
トン化が始まる。ペプトン化It培養後15日目頃に完
了する。その作用はともに中等度〜強い方である。
(5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、l5P−培地1;ペプトン・イースト・鉄寒天
、l5P−培地6;チロシン寒天、l5P−培地7;2
7℃培養)いずれの培地においても、メラニン様色素の
生成は観察されない。
ブロス、l5P−培地1;ペプトン・イースト・鉄寒天
、l5P−培地6;チロシン寒天、l5P−培地7;2
7℃培養)いずれの培地においても、メラニン様色素の
生成は観察されない。
(6)炭素源の利用(プリドハム・ゴ) IJ−ブ寒天
培地、l5P−培地9,27℃培養)L−アラビノース
、D−グルコース、D−フラクトース、D−マンニトー
ルを利用して生育し、D−キシロース、シュクロース、
イノシトール、L−ラムノース、ラフィノースを利用し
ない。
培地、l5P−培地9,27℃培養)L−アラビノース
、D−グルコース、D−フラクトース、D−マンニトー
ルを利用して生育し、D−キシロース、シュクロース、
イノシトール、L−ラムノース、ラフィノースを利用し
ない。
(7)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天・27℃
培養) 培養後7日目頃から発育周辺のリンゴ酸石灰を溶解し、
その作用は、中等度〜強い方である。
培養) 培養後7日目頃から発育周辺のリンゴ酸石灰を溶解し、
その作用は、中等度〜強い方である。
(8)硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリ含有ゝプト
ン水、l5P−培地8.27℃培養)陰性である。
ン水、l5P−培地8.27℃培養)陰性である。
以上の性状を要約するとMG456−hFl 0株は、
胞子能を持たず、気菌糸はまっすぐ〜かぎ状で、輪生波
はみとめられない。胞子の表面は平滑である。種々の培
地でうす黄〜苗条の生育」−に、白〜灰味茶あるいはオ
リーブ灰の気菌糸を着生し、培地によっては比較的強い
黄色味の溶解性色素を産生ずる。メラニン様色素の生成
は陰性、淡白分解力は、中等度、スターチの氷解性は中
等度〜強い方である。
胞子能を持たず、気菌糸はまっすぐ〜かぎ状で、輪生波
はみとめられない。胞子の表面は平滑である。種々の培
地でうす黄〜苗条の生育」−に、白〜灰味茶あるいはオ
リーブ灰の気菌糸を着生し、培地によっては比較的強い
黄色味の溶解性色素を産生ずる。メラニン様色素の生成
は陰性、淡白分解力は、中等度、スターチの氷解性は中
等度〜強い方である。
なお、全菌体中に含まれる2、6−ジアミノピメリン酸
はLL−型であった。これらの性状より、MG456−
hFl0株はストレプトミセス(Streptomyc
es )属に属する放線菌と考えられる。
はLL−型であった。これらの性状より、MG456−
hFl0株はストレプトミセス(Streptomyc
es )属に属する放線菌と考えられる。
さらに、ストレプトミセス属の既知菌種でMG456−
hFl0株に近縁の種を検索して、ストレプトミセス・
ビリディファシェンス(Strepto−myces
viridifaciens、 文献1) Inte
rnationalJournal of Syste
matic BaCteriO10g!/ 22巻。
hFl0株に近縁の種を検索して、ストレプトミセス・
ビリディファシェンス(Strepto−myces
viridifaciens、 文献1) Inte
rnationalJournal of Syste
matic BaCteriO10g!/ 22巻。
368頁、 1972年; 文献2) United
5tates Patent2.712,517.、
1955年〕があげられた。
5tates Patent2.712,517.、
1955年〕があげられた。
次に示す表は、ストレプトミセス・ビリディファシェン
ス(当研究所保管〉とMG456−hFl0株との比較
試験の成績である。
ス(当研究所保管〉とMG456−hFl0株との比較
試験の成績である。
表から明らかなように、MG456−hF10株とスト
レプトミセス・ビリディファシェンスIMCS−067
9(ISP 5239)株とは、炭素源すなわち、D−
1シロース、シュクロース、D−マンニトールの利用性
に相違点がみられる。
レプトミセス・ビリディファシェンスIMCS−067
9(ISP 5239)株とは、炭素源すなわち、D−
1シロース、シュクロース、D−マンニトールの利用性
に相違点がみられる。
ストレプトミセス・ビリディファシェンスは、1954
年に、ストレプトミセス・アラレオファシェンス(St
reptomyces aureofaciens )
とは異なる、テトラサイクリン生産菌として記載された
ものである。その名前からも想像されるが、ビリディフ
ァシェンスは、特定な培地で黄味縁の溶解性色素を生産
し、アラレオファシェンスにはそれがみられないことか
ら、区別されたものである。
年に、ストレプトミセス・アラレオファシェンス(St
reptomyces aureofaciens )
とは異なる、テトラサイクリン生産菌として記載された
ものである。その名前からも想像されるが、ビリディフ
ァシェンスは、特定な培地で黄味縁の溶解性色素を生産
し、アラレオファシェンスにはそれがみられないことか
ら、区別されたものである。
しかし、それから30年後の現在、比較に用いられたビ
リディファシェンスには、その色素産生の気配はみられ
なかった。又、その当時の記載には、糖の利用の成績は
認められず、この表にみられる三つの糖の利用性の違い
は、確かなものと言えよう。しかし、その他の点では、
両者はよく一致している。
リディファシェンスには、その色素産生の気配はみられ
なかった。又、その当時の記載には、糖の利用の成績は
認められず、この表にみられる三つの糖の利用性の違い
は、確かなものと言えよう。しかし、その他の点では、
両者はよく一致している。
これらのことから、MG456−hF10株をストレプ
トミセス・ビリディファシェンス(Strep−tom
yces viridifaciens)類縁の菌種と
同定した。
トミセス・ビリディファシェンス(Strep−tom
yces viridifaciens)類縁の菌種と
同定した。
本発明によるバラニマイシン生産菌の培養には、放線菌
の培養に用いられる各種の培地が用いられる。
の培養に用いられる各種の培地が用いられる。
たとえば炭素源としてはグルコース、デキストリン、シ
ュクロース、マルトース等が、また窒素源としてはペプ
トン、肉エキス、酵母エキス、コーンステイープリカー
、大豆粕、硫酸アンモニウム等が用いられる。また食塩
、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機塩を併用
することもあり、必要により消泡剤を添加することもあ
る。
ュクロース、マルトース等が、また窒素源としてはペプ
トン、肉エキス、酵母エキス、コーンステイープリカー
、大豆粕、硫酸アンモニウム等が用いられる。また食塩
、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機塩を併用
することもあり、必要により消泡剤を添加することもあ
る。
また、バラニマイシンの生産性を高める物質、例えばバ
リン、アラニン等を添加して培養してもよい。
リン、アラニン等を添加して培養してもよい。
培養方法としては振盪培養法、深部通気攪拌培養等の液
体培養を使用する方法が適当である。培養温度は10〜
35℃の範囲で選択され、培養日数は1〜5日が適当で
ある。バラニマイシンは主として培養液内に蓄積される
。
体培養を使用する方法が適当である。培養温度は10〜
35℃の範囲で選択され、培養日数は1〜5日が適当で
ある。バラニマイシンは主として培養液内に蓄積される
。
培養液中からのバラニマイシンの単離精製は一般の抗生
物質の場合に常用される手段によればよいが、−例を以
下に示す。
物質の場合に常用される手段によればよいが、−例を以
下に示す。
培養終了後、培養液を濾過し、炉液をpH3にし、酢酸
ブチルで抽出し、ついで10mMリン酸バッファー(p
H7,0)に転溶する。酢酸ブチルを留去後、ダウエ
ックスlX8(CA’−型)に通塔し、lQmMリン酸
バッフy−(pH7,0)で洗浄後、同バッファー中、
O−1,0M NaCj!で濃度勾配溶出を行う。活
性画分を集め、pH3に調整したのち酢酸エチルで抽出
し、濃縮後、50%メタノール/10mMリン酸バッフ
ァー(p H7,0)を加え、同溶媒で平衡化したセフ
ァデックスLH−20のカラムにチャージ゛し、同溶媒
で溶出する。活性画分を集め、メタノ−・ルを留去した
後pH3に調整して酢酸エチルで抽出する。
ブチルで抽出し、ついで10mMリン酸バッファー(p
H7,0)に転溶する。酢酸ブチルを留去後、ダウエ
ックスlX8(CA’−型)に通塔し、lQmMリン酸
バッフy−(pH7,0)で洗浄後、同バッファー中、
O−1,0M NaCj!で濃度勾配溶出を行う。活
性画分を集め、pH3に調整したのち酢酸エチルで抽出
し、濃縮後、50%メタノール/10mMリン酸バッフ
ァー(p H7,0)を加え、同溶媒で平衡化したセフ
ァデックスLH−20のカラムにチャージ゛し、同溶媒
で溶出する。活性画分を集め、メタノ−・ルを留去した
後pH3に調整して酢酸エチルで抽出する。
酢酸エチル層を濃縮すると無色油状のバラニマイシンが
得られる。上記精製工程中、活性画分の検出はエシェリ
ヒア・コリBE1121株を被検菌とするバイオアッセ
イによる。
得られる。上記精製工程中、活性画分の検出はエシェリ
ヒア・コリBE1121株を被検菌とするバイオアッセ
イによる。
バラニマイシンのアンモニアもしくは低級アルキルアミ
ン付加体である化合物(I−1)の製造をアンモニア付
加体(R=H)の場合について説明する。バラニマイシ
ンを2N NH,OHに溶解した溶液、又は前記セフ
ァデックスLH−20の溶出画分く活性成分:バラニマ
イシン)に濃アンモニア水を加えてNH,OH濃度を2
規定にした溶液を室温で攪拌し、ついで未反応のアンモ
ニアを蒸発させる。ついでダウエックス50WX8(H
+)に通塔し、水で洗浄し、2N NH,OHで溶出
する。溶出液を濃縮し、凍結乾燥すると白色粉末として
アンモニア付加体が得られる。低級アルキルアミン付加
体も同様に製造できる。
ン付加体である化合物(I−1)の製造をアンモニア付
加体(R=H)の場合について説明する。バラニマイシ
ンを2N NH,OHに溶解した溶液、又は前記セフ
ァデックスLH−20の溶出画分く活性成分:バラニマ
イシン)に濃アンモニア水を加えてNH,OH濃度を2
規定にした溶液を室温で攪拌し、ついで未反応のアンモ
ニアを蒸発させる。ついでダウエックス50WX8(H
+)に通塔し、水で洗浄し、2N NH,OHで溶出
する。溶出液を濃縮し、凍結乾燥すると白色粉末として
アンモニア付加体が得られる。低級アルキルアミン付加
体も同様に製造できる。
次に本発明の実施例を示す。実施例において得られた各
目的化合物の理化学的性質は前述の通りである。
目的化合物の理化学的性質は前述の通りである。
実施例1.
500mlの三角フラスコ中の下記組成の培地100m
lに、十分生育したMc456−hpl。
lに、十分生育したMc456−hpl。
株の胞子−白金耳を植菌し、27℃、180rpmで4
0−45時間振盪培養する。培養力価は220−50J
i/mlである。
0−45時間振盪培養する。培養力価は220−50J
i/mlである。
培地組成:マルトース2.0 g / dβ、ペプトン
0、5 g / dβ、肉エキス0.5 g / dβ
、酵母エキス0.3g/dA’5NaCj! 0.3
g/d1、MgSO4・7H200、Ig/dβ、微量
金属塩、pH7,0(NaOH) 上記培養の数10本分をあわせ、濾過して得た炉液51
をpH3にし、酢酸ブチル2.51を加えて30分間攪
拌する。酢酸ブチル層を1βの10mMリン酸バッファ
ー(pH7,0)に転溶し、酢酸ブチルをエバポレータ
ーで留去した後、100m1のダウエックス1x3((
1−型、100−200メツシ=)に通塔する。10m
MjJン酸バッファー(pH7,0)で十分洗浄した後
、同バッファー中、0−1.OM NaCJ!(各5
00m1)で濃度勾配溶出を行う。活性画分を集め、p
Hを3に調整した後、Z容量の酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を乾固しない程度に濃縮する。濃縮物に5
0% MeOH/10mMリン酸バッファー (pi4
7.0) 5m]を加え、同溶媒で平衡化したセファデ
ックスLH−20(2,7cmφX100cm)のカラ
ムにチャージし、同溶媒で溶出し、5mlずつ分画する
。活性画分を集め、メタノールを留去した後p)13に
調整して、Z容量の酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル
層を濃縮すると無色油状のバラニマイシン約4On+g
が得られる。
0、5 g / dβ、肉エキス0.5 g / dβ
、酵母エキス0.3g/dA’5NaCj! 0.3
g/d1、MgSO4・7H200、Ig/dβ、微量
金属塩、pH7,0(NaOH) 上記培養の数10本分をあわせ、濾過して得た炉液51
をpH3にし、酢酸ブチル2.51を加えて30分間攪
拌する。酢酸ブチル層を1βの10mMリン酸バッファ
ー(pH7,0)に転溶し、酢酸ブチルをエバポレータ
ーで留去した後、100m1のダウエックス1x3((
1−型、100−200メツシ=)に通塔する。10m
MjJン酸バッファー(pH7,0)で十分洗浄した後
、同バッファー中、0−1.OM NaCJ!(各5
00m1)で濃度勾配溶出を行う。活性画分を集め、p
Hを3に調整した後、Z容量の酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を乾固しない程度に濃縮する。濃縮物に5
0% MeOH/10mMリン酸バッファー (pi4
7.0) 5m]を加え、同溶媒で平衡化したセファデ
ックスLH−20(2,7cmφX100cm)のカラ
ムにチャージし、同溶媒で溶出し、5mlずつ分画する
。活性画分を集め、メタノールを留去した後p)13に
調整して、Z容量の酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル
層を濃縮すると無色油状のバラニマイシン約4On+g
が得られる。
実施例2゜
500m1の三角フラスコ中の下記組成の培地10 Q
mlに、十分生育したMG456−hFloの胞子−白
金耳を植菌し、27℃、18Drpmで24時間振盪培
養する。
mlに、十分生育したMG456−hFloの胞子−白
金耳を植菌し、27℃、18Drpmで24時間振盪培
養する。
培地組成;マルトース 2.0g/dCペプトン0.0
5.g/dA、肉エキス0.05g/dA、酵母エキス
0.03g/dj!、NaCn O,3g/dJl!
、MgSO4・7H200,1g / dβ、微量金属
塩、pH7,0(NaOH) ついでバリンおよびアラニン各0.05g/dC又はバ
リン0.05g/4j!を添加し、その後さらに27℃
、20−24時間振盪培養する。培養力価は100−1
50μg/mlである。
5.g/dA、肉エキス0.05g/dA、酵母エキス
0.03g/dj!、NaCn O,3g/dJl!
、MgSO4・7H200,1g / dβ、微量金属
塩、pH7,0(NaOH) ついでバリンおよびアラニン各0.05g/dC又はバ
リン0.05g/4j!を添加し、その後さらに27℃
、20−24時間振盪培養する。培養力価は100−1
50μg/mlである。
実施例3゜
バラニマイシン15mgをl Qmlの2N N84
0Hに溶解し、室温で1時間攪拌する。ついでロータリ
ーエバポレーク−で未反応アンモニアを除去した後、液
量を10m1に調整して5mlのダウエックス50WX
8(H”、100−200メツシ5)のカラムに通塔す
る。カラムを十分水洗した後、3Qmlの2N NH
4OHで溶出する。溶出液を濃縮し、凍結乾燥すること
により、白色粉末としてバラニマイシンのアンモニア付
加体13 mgカ得られる。
0Hに溶解し、室温で1時間攪拌する。ついでロータリ
ーエバポレーク−で未反応アンモニアを除去した後、液
量を10m1に調整して5mlのダウエックス50WX
8(H”、100−200メツシ5)のカラムに通塔す
る。カラムを十分水洗した後、3Qmlの2N NH
4OHで溶出する。溶出液を濃縮し、凍結乾燥すること
により、白色粉末としてバラニマイシンのアンモニア付
加体13 mgカ得られる。
なお、低級アルキルアミン付加体も上記と略同様の方法
で得ることができる。
で得ることができる。
発明の効果
バラニマイシン及びその誘導体である化合物(I)は抗
菌活性及び抗腫瘍活性を有する。
菌活性及び抗腫瘍活性を有する。
第1−3図はそれぞれバラニマイシンの’H−NMR,
13C−NMR及びIRスペクトルを示す。 第4−6図はそれぞれバラニマイシンのアンモニア付加
体の’H−NMR,13C−NMR及びIRスペクトル
を示す。第7−10図はそれぞれバラニマイシンのメチ
ルアミン付加体、エチルアミン付加体、η−プロピルア
ミン付加体及びn−ブチルアミン付加体のIRスペクト
ルを示す。 ・靭 〜 ンー啼 Zご 符開昭6l−233655(9) 〜−JL 特開昭61−233 G 55 (10)二 ミニ 七−λ 特開昭Gl−233655(14) (自発的)手続補正書 昭和61年5月7′日 昭和60年 特許 願第61385号 2、発明の名称 バラニマイシン及びその誘導体、並び
にそれらの製造法 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区上犬崎3−14−23氏 名
銘称)財団法人 微生物化学研究会代表者 会長 市
川 篤 二 4・ 代 理 人 電話 。3−353−552□8
、補正の内容 (1) 明細書第9頁10行、「微工研菌寄第814
6号」を「微工研条寄第1003号」に補正する。
13C−NMR及びIRスペクトルを示す。 第4−6図はそれぞれバラニマイシンのアンモニア付加
体の’H−NMR,13C−NMR及びIRスペクトル
を示す。第7−10図はそれぞれバラニマイシンのメチ
ルアミン付加体、エチルアミン付加体、η−プロピルア
ミン付加体及びn−ブチルアミン付加体のIRスペクト
ルを示す。 ・靭 〜 ンー啼 Zご 符開昭6l−233655(9) 〜−JL 特開昭61−233 G 55 (10)二 ミニ 七−λ 特開昭Gl−233655(14) (自発的)手続補正書 昭和61年5月7′日 昭和60年 特許 願第61385号 2、発明の名称 バラニマイシン及びその誘導体、並び
にそれらの製造法 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区上犬崎3−14−23氏 名
銘称)財団法人 微生物化学研究会代表者 会長 市
川 篤 二 4・ 代 理 人 電話 。3−353−552□8
、補正の内容 (1) 明細書第9頁10行、「微工研菌寄第814
6号」を「微工研条寄第1003号」に補正する。
Claims (2)
- (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Yは▲数式、化学式、表等があります▼又は▲
数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基である)で表
される基である〕で表されるバラニマイシン及びその誘
導体。 - (2)ストレプトマイセス属に属し、バラニマイシン生
産能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にバラニ
マイシンを蓄積させ、培養物からバラニマイシンを採取
することを特徴とするバラニマイシンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138585A JPS61233655A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | バラニマイシン及びその誘導体、並びにそれらの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138585A JPS61233655A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | バラニマイシン及びその誘導体、並びにそれらの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61233655A true JPS61233655A (ja) | 1986-10-17 |
Family
ID=13169648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6138585A Pending JPS61233655A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | バラニマイシン及びその誘導体、並びにそれらの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61233655A (ja) |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP6138585A patent/JPS61233655A/ja active Pending
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